レジンコアの耐久性に不安、ゴールドに交換したほうがいいか?

相談者: しろうとさん (33歳:男性)
投稿日時:2012-07-05 21:08:23
参考:過去のご相談
虫歯ではないのに歯髄炎になった原因がしりたいです!



こんばんは、度々投稿させて頂いていつも感謝しております。


現在、右下6番が根管治療中です。

レジンは「しなる」性質がある、歯質が多く残っているとの事でレジンコアが入っています。

因みに歯質が多く残っているのでファイバーコアの必要性はないらしいのです。



根管治療は基本的にやり直しが利かないと聞きます。

なので被せ物はゴールドか白金加金にしたいと考えています。

しかし外部を良いものにしても、内部のレジンコアの材質や耐久性に不安が残り心配です。


個人的には適度な柔らかさのゴールドコアが良いのかなと感じています。

既にレジンコアが入っていますが、ゴールドコアに替えた方が良いでしょうか?


不十分な情報とは思いますが回答の程宜しくお願いします。


回答 回答1
  • 回答者
回答日時:2012-07-05 21:39:12
ご相談ありがとうございます。


>既にレジンコアが入っていますが、ゴールドコアに替えた方が良いでしょうか?

回答

きちんと入っていれば、そしてそれが最適と診断されたのであれば、あえてやり直さない方が良いように気がします。

なぜならば、又削ることは欠点が増えることになるからです。
レジンの色は各種ありますが、もし歯の色にとても似ていると、削り取るときに境目が分かりにくくて、取り残しか歯の方を削り過ぎか、のどちらかに陥りやすいことも避けたいからです。

もしそのリスクが高くなく、しかも適切でないとしたならば、替えても良いと思います。



根管治療は基本的にやり直しが利かないと聞きます。

そんなこともありません。
しかし、一生歯を残したければ、何度もやり直すことは避けたい治療です。



>なので被せ物はゴールドか白金加金にしたいと考えています。

悪くない選択肢です。
せめて20年か30年持つようにする目標も持てます。



>しかし外部を良いものにしても、内部のレジンコアの材質や耐久性に不安が残り心配です。

内部と根の部分が被せものへの力を支える基礎となります。
いわばビルを建てるとき地面に打ち込む基礎と同じです。

レジンの場合、材質的な問題と同時に歯との接着の問題があり、長期的には漏洩をするリスクが高いとされています。
強度的な耐久性はもし健康な歯がたくさん残っていて、レジンがサイコロのような形であればそれほど小さくはありません。



>個人的には適度な柔らかさのゴールドコアが良いのかなと感じています。

専門的には柔らかすぎで頼りないと考えられています。
材質的に身体への影響として考えると、他の材料よりもアレルギーを起こすことや発がん性はとても低くて、かなり安全な材料と言えます。


一般的に説明しましたから、あとはご自身に合うお話をご担当の先生から伺うと良いと思います。

回答 回答2
  • 回答者
回答日時:2012-07-06 13:20:59
基本的にさがら先生と同意見です。

実際に拝見していないので何とも言えませんが、適切に作られたレジンコアであれば問題となる事は少なく、メタルコアにやり替えるリスクの方が高いような気がいます。

当院でもレジンコアの上にゴールドクラウンを被せているケースはあります。

回答 回答3
  • 回答者
回答日時:2012-07-06 15:56:05
ほかの先生方に賛成です。

僕の考えですが、理想のコアというものはないように思ってます。

全てのコアに利欠点が存在します。


ただし、歯が多く残っている場合の方が、少ない場合よりも有利だと考えます。

そこで、多くの歯質が残っている状態のレジンコア、今回の場合の治療は、特にやり直す必要はないように思います。

回答 回答4
  • 回答者
藤森歯科クリニック(兵庫県西宮市)の藤森です。
回答日時:2012-07-06 16:53:56
>下6番

防湿された条件できちんと作られたレジンコアなら、やり直す必要はないかもしれません。

回答 回答5
  • 回答者
回答日時:2012-07-06 20:32:29
今現在根管治療中ですので、将来のコアの材質についての質問と理解します。


私の経験からも、今は完璧な理想のコア材料は無い意見に賛成です。
金属は全て酸化しますので、時間が経てば必ず酸化膜が出来ます。
その酸化膜が歯牙と合着または接着しているセメントの間で悪さをします。

この酸化膜を少なくする為には、完全な防湿が必要なのです。
完全な防湿の為には、被せ物の精度が重要なポイントに成ります。

被せ物の回りと支台歯との適合です。
お茶の缶とフタの関係の様に、空気も通しにくい様な精度が要求されます。


しかし、その様な状態であっても、口腔内の条件は過酷です。
湿度は常に100%で有り、細菌は数多く存在します。
温度も0度から60度近く迄変化して、何十キロ以上のの負担がかかります。
金属と歯牙の熱膨張率は異なります。

また、セメントの熱膨張率も異なります。
レジンコアの場合も湿度に対して弱い所が有ります。


象牙質には僅かな水分や細菌が存在します。
長期的に見てそれらの影響が全く出ないとは言い切れません。


結論としては、貴方が治療を受ける歯科医師の最も得意な方法を選択する事がベストと思います。
材料だけの選択で、実際に治療を行う歯科医師のあまり得意でない方法を選択する事に疑問を感じます。



根管治療は基本的にやり直しが利かないと聞きます。との事ですが、根管治療はやり直すケースも多々あります。
その際にはあまりにも頑固なコア材はマイナスの要因と成ります。

相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: しろうとさん
返信日時:2012-07-10 21:11:16
こんばんは

さがら先生、櫻井先生、橋本先生、藤森先生、志築先生
貴重かつ専門的な回答本当に、ありがとうございました。

材料が良ければ、万事うまくいくわけではないことが分かりました


適材適所で状態によってはレジンコアでよいみたいなので、もう一度担当の先生に相談して進めて行こうと思います。



タイトル レジンコアの耐久性に不安、ゴールドに交換したほうがいいか?
質問者 しろうとさん
地域 非公開
年齢 33歳
性別 男性
職業 非公開
カテゴリ レジンコア(プラスチックの土台)
ゴールドコア(金の土台)
お勧めの土台(コア)
回答者




  • 上記書き込みの内容は、回答当時のものです。
  • 歯科医療は日々発展しますので、回答者の考え方が変わることもあります。
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