ドッグベストセメントなら抜髄しないで済むと言われたが安全性はどうでしょうか?

相談者: 堀田さん (35歳:男性)
投稿日時:2012-09-26 09:32:42
右下七番の金属の詰め物の下で、大きな神経に近いむし歯を発見したました。

今まで通ってる歯医者では痛みはないけど神経とるかどうかは
五分五分であけてみないとわからないといわれました。

別の歯医者にいったところ、神経に近いのでドックベストなら痛みがなければ確実に神経は残せるといわれてうれしかったのですが、ドックベストの安全性とか大丈夫なのでしょうか?


ここ掲示板の先生はあまりつかっていないようなので不安です。

普通ドックベストは経過をみながら最終的につめるらしいのですが、ここの歯医者は普通に一週間後には詰め物はできるといっています。
[過去のご相談]


回答 回答1
  • 回答者
藤森歯科クリニック(兵庫県西宮市)の藤森です。
回答日時:2012-09-26 09:42:33
>確実に神経は残せる

・・かどうかは判りませんが、ドックベストも一つの方法だと思います。
行なっている医療機関の数も少なくはないはずです。

只、前にも申し上げましたが、保険適応の歯科材料ではありません。



>ここの歯医者は普通に一週間後には詰め物はできる

そういった使用法をされる先生もいらっしゃるようですね。

回答 回答2
  • 回答者
回答日時:2012-09-26 09:50:26
堀田 さん、おはようございます。



>ドックベストなら痛みがなかれば確実に神経は残せる

確実ではないです。



>ドックベストの安全性とか大丈夫なのでしょうか?

安全性は高いと思います。


>ここ掲示板の先生はあまりつかっていないようなので不安です。

この掲示板では、同様の作用があるMTAセメントを使用されている先生の方が多いようですから。



>普通ドックベストは経過をみながら最終的につめるらしいのですがここの歯医者は普通に一週間後には詰め物はできるといっています。

個人的にはもう少し経過を見た方が良いように思います。
私の場合は、半年以上経過を観察します。

一週間ですむような状況なら、私の場合おそらく、特殊な治療方法を行わずそのまま充填します。

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回答 回答3
  • 回答者
回答日時:2012-09-26 10:02:07
ドックベストは海外で承認されているセメントで臨床報告もされていますから安全性は高いと思います。

半年位で歯が硬くなっていきます。
直ぐに詰め物をしても大丈夫なこともあります。

適応もありますが、担当医が大丈夫と言うもであれば大丈夫ではないでしょうか?

回答 回答4
  • 回答者
回答日時:2012-09-26 10:07:28
個人的にはドックベストセメントは信用しておりません。
(かなりひどい失敗例を見ているので)


>一種間ですむような状況なら、私の場合おそらく、特殊な治療方法を行わずそのまま充填します。

小牧先生と同じです。
歯髄保護をきちんと行う事で抜髄を回避する事は可能です。

ただし、

 1 歯髄に細菌感染が無い事
 2 ラバーダムマイクロスコープの使用

などが条件になります。


他サイトになりますが、治療動画1と2をご覧ください。

参考
http://microdentist.net/vs/closeup/sakurai.html

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回答 回答5
  • 回答者
回答日時:2012-09-26 11:14:04
>個人的にはドックベストセメントは信用しておりません。
>(かなりひどい失敗例を見ているので)

同じくです (^^;)

ドックスベストがどうこうというよりも、説明が十分にされていないし、治療自体が雑だっただけな気もしますが。
(その先生の精一杯だったんだろうなと思っています)

「ドックベストを使えば大丈夫」ってのは、どうなんでしょうね。

「使わなくても大丈夫そうだけど、薬効(?!)に期待して使ってみよう」なスタンスであれば、まだ受け入れられるんですが。

1人の専門家がこの回答を支持しています  
回答 回答6
  • 回答者
船橋歯科医院(岡山市北区)の船橋です。
回答日時:2012-09-26 12:08:23
ドックベストセメントは日本で認可されていないセメントですが、安全性に問題はないようです。

ただ、使用法に問題がある場合があり、これは、実際に診療を受けてみなければわかりません。

櫻井先生や吉岡先生も危惧されていますが、雑な治療に使われるというイメージが固定されることのほうが、問題です。


例えば、虫歯の治療にマイクロスコープを使用していても感染象牙質を完全に除去するにはスケールが荒すぎて歯科医師の勘に任される治療しかできません。

(過剰に染色をすることがないとしている浸透性を調整した齲蝕検知液(ブルー)で目の粗くなったコラーゲン繊維の部位を数十分かけて慎重に取ろうとしても、結局は象牙質に侵入している細菌を直接染色してみている治療法ではないため)

この治療法は、人間業では無理なことをしようとせずに、持続的な消毒殺菌とミネラルチャージをすることにより、自然治癒力を高めて第2象牙質を積極的に作ろうという治療法ですから、通法の外科的な齲蝕除去法とは、最初から虫歯へのアプローチ法がまったく異なるのです。

また、齲蝕検知液を利用した虫歯の治療法でもしも麻酔を行った場合、象牙細管内に侵入した細菌が歯髄方向へ進行してしまい、歯髄症状を誘発するというアメリカの研究文献にのっとって行われている治療法です。

この治療法がマイクロ下での徹底的な除去療法と比較して劣っていると決めつけることはできないと思います。

カリエス=癌を蛍光染色して手術でとるか、免疫療法でなくすか・・みたいな感じでしょうか?



ドックベストセメントは、

すでに日本でも多くの歯科医院が使用しており、何の問題もなく、歯髄を温存することに成功している症例が多数あります。

歯科医院できちんと説明を受けたうえで、納得のいく治療を受けてください。(未認可製品ですから自己責任です)

回答 回答7
  • 回答者
回答日時:2012-09-26 13:42:08
一時期の3Mix-mpを思いだしますね^^;

どんな材料を使用しても神経が残る時は残ると思いますが、
歯科の傾向として、ここ何十年も似たようなコンセプトの材料が出ては消えてく繰り返しです。

(大体うたい文句は同じです、「痛くない」「削らない」「抜かない」)

本物なら残りますし、成績が悪ければ自然と淘汰されていきます。


今の歯科業界をみても何一つ定着していない時点でドックベストセメントも同じような経過をたどるかもしれません。
はたまた奇跡的に未来永劫残るかもしれません。

現時点では絶対良い材料と言えないのですから、堀田 さんが先生を信用していればその処置で歯髄の保存をしてもらえばいいですし、ちょっと・・・と思われれば他の先生の意見を聞きに行かれればいいと思いますよ^^


結局の所薬剤の効果で飛躍的に歯髄が保存できるケースと言うのはあまり多くはないような気がします。
歯医者の残そうとするアプローチ、処置の方が大きな因子かもしれません)

また、新たな保険が効かない薬が出ればそれを口実に保険外適応で儲けようとする歯医者がいることも事実です。

先日受けたセミナーの先生もおっしゃられていましたが、
「新しい材料、新たなテクノロジーが必ずしも最良とは限らない」とおっしゃられていましたが、ホントその通りだと思います。

 
私なら、私が慣れている材料を使用させて頂く、ただそれだけのことになってしまいますが^^;
 
焦らず先生と話し合ってみてくださいね。

おだいじに

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回答 回答8
  • 回答者
藤森歯科クリニック(兵庫県西宮市)の藤森です。
回答日時:2012-09-26 14:13:51
おそらく、同じ薬・材料を使用しても、医療機関によって治療成績に差はあることと思われます。



因みに、ドックベストセメントは、井野先生がよくご存知の先生もお使いのようです。

「臨床的な感覚は非常に良い!」とおっしゃってましたので、是非、お聞きになってくださいね。
大学病院では3Mix−MP法は・・・ね!」とも。

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回答 回答9
  • 回答者
回答日時:2012-09-26 14:39:17
神経を残すための絶対的な要件として材料があるわけではありません。

優れた診断力
優れた知識
優れた歯科材料

がそろわなければ治療を成功に導くことはむずかしいです。

ドッグなんちゃら ってのがイイか悪いかは分かりませんが、その先生を信頼できそうならその先生の得意な治療を行っていただくのがベストな選択肢だと思います。

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タイトル ドッグベストセメントなら抜髄しないで済むと言われたが安全性はどうでしょうか?
質問者 堀田さん
地域 兵庫
年齢 35歳
性別 男性
職業 自営業・フリーランス
カテゴリ その他(その他)
回答者




  • 上記書き込みの内容は、回答当時のものです。
  • 歯科医療は日々発展しますので、回答者の考え方が変わることもあります。
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