虫歯治療後の残菌の対処法

相談者: denta1239さん (70歳:男性)
投稿日時:2014-03-29 13:02:13
こんにちは


治療の際の一般的な防菌対策に関する質問です。

治療の際、一度、虫歯を削って綺麗にし、セメントで土台をし、カブセをした場合のことです。
菌の侵入は、歯とセメントの間、そしてセメントとカブセの間の2通りが考えられます。


<質問1>歯とセメントの間に菌残

歯とセメント間に侵入した菌は、下の歯に侵襲して、知らない間に、歯を完全に虫歯にしてしまうと思います。
たとえ治療の際、菌が入っても、滅菌で対処できるのでしょうか。

知らないで、放置すると、この場合は、痛みもあるでしょうから、病院に行くと、根管治療後のカブセにつながるでしょうか。



<質問2>歯とセメントの間に菌残

上記の治療が、根管治療後のカブセの場合などは、根管から歯の根元に侵襲してしまう場合、どのような対処法があるのでしょうか。

この場合には、歯痛もないことから、どんどん、体に、菌の毒素が、広がってゆくことになりませんか。
治療後、このようなことも考慮して、前もって、抗生剤投与などの処置をするか、そのほかどのような対処法をされているのでしょうか。



<質問3>セメントとカブセの間に菌残

セメントとカブセ間に侵入した菌は、行きどころがないと思いますが、逆に外からは殺菌治療ができないと思いますが、このような場合、どのような対処法があるのでしょうか。


よろしくお願いいたします。


回答 回答1
  • 回答者
回答日時:2014-03-29 20:27:07
<質問1>
>たとえ治療の際、菌が入っても、滅菌で対処できるのでしょうか。

セットする前に何らかの方法で綺麗にしてもらえれば臨床上、問題にならない事が多いです。
(細菌は一定以上の数がいなければ悪さできません)



>知らないで、放置すると、この場合は、痛みもあるでしょうから、病院に行くと、根管治療後のカブセにつながるでしょうか。

そうですね。
なので、歯医者さんで定期的にチェックしていただく、または「ちょっとでも異変を感じたら診ていただく」と言う事で最悪の事態は回避できるように思います。




<質問2>
>根管から歯の根元に侵襲してしまう場合、どのような対処法があるのでしょうか。

適切な根管治療を行うこと以外に方法はありません。
しかし、根管はとても複雑な形をしているので100%の対処法はありません。




>この場合には、歯痛もないことから、どんどん、体に、菌の毒素が、広がってゆくことになりませんか。

一般的にはバリアの役目をする「歯根膜」が細菌たちを囲い込んで簡単には体内に侵入できないような「バリケード」を作ります。
当然、それを超えて細菌が繁殖してしまうと体内に広がってしまう可能性があります。



>前もって、抗生剤投与などの処置をするか、そのほかどのような対処法をされているのでしょうか。

炎症が急性期の場合には「抗生剤の投与」の他、根管上部を開放して膿を逃がすような対処を行う事もあります。



<質問3>
>このような場合、どのような対処法があるのでしょうか。

一般的にはセメントが破壊され、カブセが脱落します。

相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: denta1239さん
返信日時:2014-03-31 01:02:06
こんにちは

先生の貴重なお話、繰り返し読んでいます。
本当に、丁寧な説明、有難うございました。



タイトル 虫歯治療後の残菌の対処法
質問者 denta1239さん
地域 非公開
年齢 70歳
性別 男性
職業 非公開
カテゴリ 虫歯治療
その他(その他)
二次カリエス(2次的な虫歯)
回答者




  • 上記書き込みの内容は、回答当時のものです。
  • 歯科医療は日々発展しますので、回答者の考え方が変わることもあります。
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