歯石取りの時に毎回違う部分が痛みます

相談者: 空と海さん (38歳:女性)
投稿日時:2015-02-17 23:17:37
こんにちは。

以前、神経を抜くほどの虫歯ができ、それに懲りて現在3ヶ月に一度のペースで定期検診に通っています。
もともと歯科恐怖症なので苦痛ではあるのですが、また大きな虫歯ができるよりはと思い通っています。


毎回、歯石を超音波で除去してもらっているのですが、沁みると言うか痛みを感じる場所があります。
痛みがある場所は行く度に違いますし、痛みが全くない時もあります。

虫歯にもなってないし、超音波に敏感になっているのかな?とのことですが行く度に、今日はどこが痛むのかと身構えて怖いです。


虫歯でないのに痛むとは、どのような状態なんでしょうか?
麻酔してもらえば痛みはなくなりますか?
歯石除去くらいで麻酔はおかしいですか?
[過去のご相談]


回答 回答1
  • 回答者
回答日時:2015-02-18 01:04:16
こんにちは。

3ヵ月ごとに、歯石があちこちに溜まっているとしたらそれは予防にはあまりなっていないと思いますよ。

実際に歯石があるならセルフケアの方法についての指導不足ですし、歯石がないとしたら痛みが出るほど超音波を使って歯を傷つけるのはやり過ぎです。


予防と称して、3ヶ月毎に保険で治療行為(歯周病であるという形にして検査や歯石取り等行うこと)を行う医院が少なくなくいわゆる「グレーゾーン」と言われているのですが、予防メインテナンスは本来保険では行えません。

参考(外部サイト 経産省HP)→ http://www.meti.go.jp/press/2014/01/20150113005/20150113005.html

厳密に言えば定期健診も行うことや目的が異なるのですが、これも保険では行ってはいけないルール(保険医療養担当規則)になっています。



何よりも予防効果を期待しておられると思いますので、予防にしっかりと力を入れている医院を探してみて、今後の予防の方針について相談してみてはいかがでしょうか?

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回答 回答2
  • 回答者
回答日時:2015-02-18 08:49:11
ご相談ありがとうございます。

虫歯でないのに痛むとは、どのような状態なんでしょうか?

健康な歯に痛みがでたのであれば、とても危険な、歯に削るダメージを与えていると思われます。


麻酔してもらえば痛みはなくなりますか?


はい、無くなります。
でも削られて嬉しいのでしょうか。


歯石除去くらいで麻酔はおかしいですか?


いいえ、歯石取りの時に必要ならば歯科医院では麻酔をします。



ところで、渡辺先生も説明していますが、予防をはき違えているように思えます。

>また大きな虫歯ができる

虫歯の予防をしたいというお気持ちですね。
それならなぜ歯石取りに通っているのでしょうか。

歯石を取ってもむし歯予防には、全然効果がないことは定説だからです。


>毎回、痛みがある場所は行く度に違いますし、


つまり健康な歯を全部傷だらけにしてもらいに、三ヶ月に一回、一年に4回、10年20年と削り続けていれば歯を残すことは難しくなります。

それどころか歯石で痛い思いをするほど歯の根元を削ったら、神経を取るほど痛くなることさえあります。
神経を失うと抜歯へと急速に悪化することもあります。

まぁ、早く抜歯すればもう虫歯にならず、完全なむし歯予防になるというお考えかもしれません。
総入れ歯のおばあさんももう虫歯の心配は全くしていませんからね。

でも一生歯を残して虫歯から完全に解放される予防方法は、今までとはまったく別にあることも知っておかれると良いと思います。


渡辺先生も説明してますが、保険の法律で予防は禁止されています。
文明国のなかでも日本は珍しい考えでして、保険で病気予防できないのではなくて、してはいけないと禁止されています。
誰が得をする仕組みなのでしょうか。

でも病気になって治療するよりも、ならないように予防するほうが大切ですよね。
日本では予防を自由診療で通院するしか効果はないことも知って頂きたいことです。

お一人で歯みがきをしていても効果はありません。
本当の予防医療に通院しましょう。


いっぽう、日本の保険では歯石を取ることは認められていますし、その時に歯みがき指導やら研磨やらをすることも認められています。

そして、ガリガリ、ツルツル、スベスベ、にすることで病気の治療と認められて、お国から報酬が振り込まれ、窓口で自己負担金を徴収する法律になっています。

したがって、無理矢理保険にするために、健康な歯に歯石がついていなくても、全部の歯をガリガリ歯石取り?をすることで、保険治療だったとしてほしいことをご自身で選択しておられるのかもしれません。

そんな危険でむし歯予防に全くならないことがご希望なのでしょうか。
そんな危険を犯してまで保険治療にしたいのでしょうか。


歯科医院はそんな違法なことをすると、法律で罰せられると知っています。
歯科医院では歯石がつかないように予防する方法を知っています。
歯科医院では本当に予防すれば、歯石取りで歯を削る危険を回避できることを知っています。
歯科医院では、本当の予防をすれば一生虫歯にならず、削らないことも可能なことを知っているからです。

歯科医院はいろいろ専門的な本当のことを知っています。
本当に必要で効果的、かつ、リスクを避ける方法を相談しましょう。

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相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: 空と海さん
返信日時:2015-02-18 09:49:43
先生方

お返事ありがとうございます。
正直かなり驚いています。

私はかなり歯並びが悪いので歯石がたまりやすく、それが虫歯になる原因なので定期的に歯石を取りに来るよう言われて通っていました。

沁みるような神経を触ったような痛みがあってもそれが最善なんだと信じていました。
実際、痛みを訴えても「虫歯じゃないので大丈夫です」と言われていました。


歯石を取ることが虫歯予防だと説明されていたので信じていたんですが違うんですね。
毎回、行く度に「では歯石をとります」といった感じで、それが歯医者さん定期検診だと思い込んでいました。

虫歯にならないよう自分でケアもしているつもりですが不十分だと思います。
どのような検診をしてくれる歯医者さんがいいのでしょうか?


すいません。根底から覆った感じで動揺しています。
回答 回答3
  • 回答者
回答日時:2015-02-18 19:59:34
プラーク(細菌の塊)が、糖質の摂取等で酸を作って酸性に傾く時間が長くなると歯が溶けてむし歯になりますし、プラークが唾液歯肉から染み出てくる浸出液に長時間浸されてアルカリ性の時間が長くなると歯石になりますが、歯周病の原因はというと歯石ではなくて生きている状態のプラークということになります。

つまり、歯石はプラークが結果的にそうなるというだけなので、それをとること自体はむし歯予防にはならないですし、歯周病予防にも直接的にはなりません。


風邪に例えれば鼻水の様なものです。

風邪になりたくないからと言って定期的に鼻水を取り除くことは予防にはなりませんが、風邪にならない為の体質改善や環境改善が予防に繋がると思いますよ。

そういうことを教えてくれる医院は、実際には少ないと思います。
さがら先生のご説明にある様に、少なくとも保険医療に限定すればそこまで考える必要がありません。


それと予防に関しては歯科医師が直接指導やチェックを行うことは少ないですから、よくトレーニングされた衛生士が大抵は必要だと思います。

ですので、「どの様な検診」というよりも、「力を入れている医院探し」の方が重要だと思います。



必ずとは言えませんが、良い予防(処置や指導)を受けようと思えば確率論的には

@自費の予防メニューがあって
A衛生士が沢山いて、出来れば担当制

のがもしかしたら目安になるかも・・と思います。



衛生士の人数については、7万軒弱の歯科医院数に対して働いている衛生士が10万人ほどしかいませんので、一人でもいれば衛生士を重要視している方の歯科医院と言えるかも知れません。
(現在需給バランスが崩れているので、今後は衛生士の代わりに若い歯科医師を活用する傾向が出てくるかも知れません)

出来れば二人以上いて、しかもわざわざ患者担当制にしている様な医院であれば予防にも結構力を入れているのかも・・・という印象が、個人的にはします。

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相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: 空と海さん
返信日時:2015-02-22 22:21:59
ありがとうございます。


一応、毎回同じ歯科衛生士さんがしてくれます。
毎回歯石を取るだけで終わります。

最初は痛みはなかったんですが、回数を重ねるごとに痛みがでてきた感じです。
これは、やはりやりすぎの結果でしょうか。
回答 回答4
  • 回答者
回答日時:2015-02-23 08:31:29
ご返信ありがとうございます。

>これは、やはりやりすぎの結果でしょうか。


歯石を取る目的はもしかすると達成されているとしたら、やり過ぎではないかもしれません。

しかし、歯石を取り残さないように徹底的に取れば、歯の根の表面を削らずにすむ訳がありません。
つまり、痛みが残るということは、健康な歯の根を削るという、害がでている可能性が考えられます。

削ってしまった傷は一生残ります。
傷を毎回深くして、増やすことがご希望にかなうことがどうかです。



>毎回歯石を取るだけで終わります。


それでは予防にはまったくなりません。
もし目標と計画が無く、経過と将来の説明が無ければ、ただガリガリという作業行為だけかもしれません。
まるで、はたから見ると年度末になるたびにくりかえす道路工事に似ているのかもしれません。

本来の予防は、歯石がつかないように、原因の検査や対策や実施後の検証という、治療計画の説明をするからです。
削らないほうが、一生歯を残せるはずです。


>最初は痛みはなかったんですが、回数を重ねるごとに痛みがでてきた感じです。


歯の根は神経に近い急所のため、毎回削るといずれ症状がでてきても不思議ではありません。

もし本来の予防を受ければ、回数を重ねるごとに快適になり、ふだんは忘れてしまえるはずです。
健康なら痛くないはずです。

最初にしっかりと、そして毎回経過と快適になる見通しを説明してもらえる予防医療を受けましょう。

相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: 空と海さん
返信日時:2015-02-25 09:44:18
返信が遅くなりました。

歯石さえ定期的に除去すれば虫歯にはならいと思っていました。

歯並びが悪く歯石がたまりやすいので、毎回歯磨きの後にフロスを使っています。
定期検診では衛生士さんに

「キレイに磨けていますよ。
歯石もそんなにたまっていませんが、自分では取りきれない所を除去しますね」

といって超音波の機械で除去。
で、場所によって痛みがある、でも我慢してくださいね!と言われて、それが当たり前なんだと思っていました。

根本的に見直さないとダメですね。



タイトル 歯石取りの時に毎回違う部分が痛みます
質問者 空と海さん
地域 非公開
年齢 38歳
性別 女性
職業 非公開
カテゴリ 虫歯予防
予防関連
スケーリング(歯石取り)
回答者




  • 上記書き込みの内容は、回答当時のものです。
  • 歯科医療は日々発展しますので、回答者の考え方が変わることもあります。
  • 保険改正により、保険制度や保険点数が変わっていることもありますのでご注意ください。

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