削っておかしくなった咬合の調整と歯列矯正、どちらを先に行うか
相談者：
木 木さん (34歳：女性)
投稿日時：2016-03-29 15:57:42
20年前に一度、抜歯を伴うブラケット矯正を経験しています。
歯軋りが酷く、徐々に顎が右側にずれてきて、中心から歯3分の1本分くらいずれています。
しかし、この状態で落ち着いていたようでここ最近は顎の痛みは出ていませんでした。
しかし、後戻りや歯軋りの圧で歯並びがガタガタに戻りつつあり、そのせいでか、舌の置き場に困る状態です。
いずれは再矯正したいなとは思っていたのですが、相談した歯医者がヤブ医者だったため、とりあえず奥歯の縁を削りましょうと言って噛み合わせで大事な上の奥歯2本の内側の縁を削られました。
見事に噛み合わせがおかしくなり、また他の当たっている箇所を削られ。
左顎にまで痛みが出てきて、噛み合わせが悪いです。
削られた歯を再度詰め物などで対応するのが先か、かねてから予定していた再矯正が先かどちらでしょうか。
噛み合わせが悪くなり、すごく落ち込みましたが、どうせ矯正をするのなら歯並びが綺麗になるまで我慢してから調整する方が良いでしょうか。
それとも、現時点でとりあえず噛み合わせの調整をした方が良いでしょうか。
歯軋りが酷く、徐々に顎が右側にずれてきて、中心から歯3分の1本分くらいずれています。
しかし、この状態で落ち着いていたようでここ最近は顎の痛みは出ていませんでした。
しかし、後戻りや歯軋りの圧で歯並びがガタガタに戻りつつあり、そのせいでか、舌の置き場に困る状態です。
いずれは再矯正したいなとは思っていたのですが、相談した歯医者がヤブ医者だったため、とりあえず奥歯の縁を削りましょうと言って噛み合わせで大事な上の奥歯2本の内側の縁を削られました。
見事に噛み合わせがおかしくなり、また他の当たっている箇所を削られ。
左顎にまで痛みが出てきて、噛み合わせが悪いです。
削られた歯を再度詰め物などで対応するのが先か、かねてから予定していた再矯正が先かどちらでしょうか。
噛み合わせが悪くなり、すごく落ち込みましたが、どうせ矯正をするのなら歯並びが綺麗になるまで我慢してから調整する方が良いでしょうか。
それとも、現時点でとりあえず噛み合わせの調整をした方が良いでしょうか。
[過去のご相談]
回答1
船橋歯科医院(岡山市北区)の船橋です。
回答日時：2016-03-29 16:10:09
こんにちは。
大変ややこしい状態になっているようですが、再矯正をご検討されているのであれば再度咬合を作り変えることが可能ですからかみ合わせ治療が得意な矯正歯科を受診されてはいかがでしょう？
顎が痛む場合は矯正治療前に身体の歪みを修正するためのスプリント療法を先行して行う場合も多々あります。
ご自身で治療の順位を決めるのではなく矯正歯科で顎の位置や筋肉の位置をしっかり検査してもらい順序だてて治療してもらってはいかがでしょう？
大変ややこしい状態になっているようですが、再矯正をご検討されているのであれば再度咬合を作り変えることが可能ですからかみ合わせ治療が得意な矯正歯科を受診されてはいかがでしょう？
顎が痛む場合は矯正治療前に身体の歪みを修正するためのスプリント療法を先行して行う場合も多々あります。
ご自身で治療の順位を決めるのではなく矯正歯科で顎の位置や筋肉の位置をしっかり検査してもらい順序だてて治療してもらってはいかがでしょう？
相談者からの返信相談者：
木 木さん
返信日時：2016-04-01 15:02:57
回答2
回答3
東京医科歯科大学顎関節治療部(文京区湯島)の西山です。
回答日時：2016-04-01 18:50:48
＞顎が痛む場合は矯正治療前に身体の歪みを修正するためのスプリント療法を先行して行う場合も多々あります
”多々ある”考え方ではないと思います．
スプリントや咬合治療によって体の歪みを修正すると豪語する歯科医師の方は時々いますが，ごくごく少数派であり，明確な根拠のある方針ではありません．
咬合を意図的に変化させる治療は”不可逆的”であり，後戻りすることができないというリスクをはらんでいます．
この治療によって得られる利益が不確定であることから，リスクと利益のバランスが非常に悪いですので，推奨される方針ではないと考えます．
ちなみに，今一番困っているのは何でしょうか．
咬み合わせ，舌の置き場，顎の痛み・・・
顎の痛みが顎関節症によるものであれば，咬み合わせ治療を行わないでも軽減あるいは改善させることは可能です．
また，痛みがあるために咬みあわせの感覚に異常が出て，咬み合わせが合わないと感じている場合もあります．
”多々ある”考え方ではないと思います．
スプリントや咬合治療によって体の歪みを修正すると豪語する歯科医師の方は時々いますが，ごくごく少数派であり，明確な根拠のある方針ではありません．
咬合を意図的に変化させる治療は”不可逆的”であり，後戻りすることができないというリスクをはらんでいます．
この治療によって得られる利益が不確定であることから，リスクと利益のバランスが非常に悪いですので，推奨される方針ではないと考えます．
ちなみに，今一番困っているのは何でしょうか．
咬み合わせ，舌の置き場，顎の痛み・・・
顎の痛みが顎関節症によるものであれば，咬み合わせ治療を行わないでも軽減あるいは改善させることは可能です．
また，痛みがあるために咬みあわせの感覚に異常が出て，咬み合わせが合わないと感じている場合もあります．
相談者からの返信相談者：
木 木さん
返信日時：2016-04-05 21:17:40
相談者からの返信相談者：
木 木さん
返信日時：2016-04-05 21:26:35
回答4東京医科歯科大学顎関節治療部(文京区湯島)の西山です。
回答日時：2016-04-05 21:36:16
歯を削った → 咬み合わせが変わった → 顎関節症になった
という時系列があったとして
咬みあわせを戻す → 顎関節症が改善する
ということになるとは限りません．
前述したように，咬合に関与せずとも顎関節症症状を軽減させることは可能です．
ある程度痛みがコントロールできたところで，咬み合わせなどの治療を検討したほうがよいと思います．
まずは，今の状態に対してきちんと整理しなおし，考え方の習性も必要かもしれません．
そのためには，きちんと考えてくれる担当医を探す必要がありそうですね．
という時系列があったとして
咬みあわせを戻す → 顎関節症が改善する
ということになるとは限りません．
前述したように，咬合に関与せずとも顎関節症症状を軽減させることは可能です．
ある程度痛みがコントロールできたところで，咬み合わせなどの治療を検討したほうがよいと思います．
まずは，今の状態に対してきちんと整理しなおし，考え方の習性も必要かもしれません．
そのためには，きちんと考えてくれる担当医を探す必要がありそうですね．
相談者からの返信相談者：
木 木さん
返信日時：2016-04-10 18:50:17
西山先生、回答ありがとうございました。
顎の痛みは日によって変わります。
気になる時もあれば全く大丈夫な時も。
噛めない程ではありません。
気になる症状が多くて何から手を付けたら良いのか分かりかねるので、長期的にきちんとみてくれる先生を探したいとは思っています。
ただ、一般歯科に行くよりは総合的に色々診れる歯科の方が良いのかと思い、探しているところです。
しかし、コンビニよりも多い歯科。。
何を基準に選んだら良いのでしょうか。。
何度かヤブ医者で辛い経験をしているので、歯科選びは失敗したくないです。。
顎の痛みは日によって変わります。
気になる時もあれば全く大丈夫な時も。
噛めない程ではありません。
気になる症状が多くて何から手を付けたら良いのか分かりかねるので、長期的にきちんとみてくれる先生を探したいとは思っています。
ただ、一般歯科に行くよりは総合的に色々診れる歯科の方が良いのかと思い、探しているところです。
しかし、コンビニよりも多い歯科。。
何を基準に選んだら良いのでしょうか。。
何度かヤブ医者で辛い経験をしているので、歯科選びは失敗したくないです。。
回答5 相談者からの返信 回答6 相談者からの返信 回答7東京医科歯科大学顎関節治療部(文京区湯島)の西山です。
回答日時：2016-04-12 08:41:15
紹介状は必須ではありません。
ただ、歯学部単独の附属病院以外だと、紹介状がない場合に3000〜5000円ほど加算されると思います。
ですが受診は可能です。
＞顎の歪みは矯正をしたら、改善されるのでしょうか。
何をもって歪みとしているかによります。
骨格的な非対称であれば、歯を整えるだけでは難しいかもしれません。
その場合は手術を含めた矯正治療になるかもしれません。
ただ、歯学部単独の附属病院以外だと、紹介状がない場合に3000〜5000円ほど加算されると思います。
ですが受診は可能です。
＞顎の歪みは矯正をしたら、改善されるのでしょうか。
何をもって歪みとしているかによります。
骨格的な非対称であれば、歯を整えるだけでは難しいかもしれません。
その場合は手術を含めた矯正治療になるかもしれません。
| タイトル | 削っておかしくなった咬合の調整と歯列矯正、どちらを先に行うか |
|---|---|
| 質問者 | 木 木さん |
| 地域 | 非公開 |
| 年齢 | 34歳 |
| 性別 | 女性 |
| 職業 | 非公開 |
| カテゴリ |
歯列矯正の治療法 噛み合わせ(咬合)治療 噛み合わせに関するトラブル |
| 回答者 |
- 上記書き込みの内容は、回答当時のものです。
- 歯科医療は日々発展しますので、回答者の考え方が変わることもあります。
- 保険改正により、保険制度や保険点数が変わっていることもありますのでご注意ください。
