十数回も通院していたのに虫歯の見逃しがあった

相談者: スライムさん (28歳:男性)
投稿日時:2016-06-06 16:01:00
こんにちは。

以前ご相談させていただき、櫻井先生にご回答いただきました。

[インレーで済むはずだったのに神経を取らなくてはいけないかも]

前回「削ってみないと虫歯の深刻度はわからないものなのか、複数本の虫歯や根の病気があった場合、治療の優先度は一般的にあるのか」という質問をさせていただきました。

この件は運よく痛みが出なかったため、右上4番は神経を抜かず、インレーで処理しました。


治療を10数回にわたって治療し、ようやく最後に歯のクリーニングを行ったところ、クリーニング途中に歯が痛み、右上7番が虫歯であることがわかりました。

手鏡で確認させてもらったところ、6番との隙間に素人目にもわかる虫歯がありました。


一週間感覚で十数回にわたって治療しているにもかかわらず、このような虫歯を見逃すことなんてありえないと思うのですが、担当医は「見逃してたかなー、どうします?削ります?」と見逃したことを当たり前かのように話していました。

謝罪もされておらず、ざーっとけずってさっさとまたどこかに行ってしまいました。
(さきに断っておくと歯の6分の1程度削られたので、決して小さい虫歯ではないです。)


このような見逃しはあり得ないと思うのですが、歯科医に見逃した理由と責任を追及することは難しいのですか?(質問@)

いつもいつも治療する歯だけ治療したらさっさとどこかほかに行ってしまうような感じなので、見逃すのもわからなくはないですが、治療を受けてるみからするとたまったものではありません。

前回の相談の場合、把握したうえで治療の優先度から、仕方なくというのであればまだわかるのですが、今回に限っては、もう擁護できないと思います。


また、このような状態で全く信頼がおけないのですが、インプラントを入れているため、定期健診をする必要があるかと思います。

この場合はもう我慢して通い続けなければならないのでしょうか。(質問A)


あげく、以前お願いしていたホームページ用に写真をとりたいといわれ、言葉もありませんでした。

患者の声というものを載せるそうなので、コメントの依頼はなかったのにもかかわらず、現在掲載されている方はみんな治療を絶賛しているのですが、たぶん写真をとったら適当に言ってもいないことを掲載されると思います。

私もこの患者のコメントと日本歯科100選?というのに掲載されているのをみて、わざわざほかの歯医者から乗り換えたので詐欺にあったような気持ちになっております。悔しいですし、そういう情報を信頼できないとするならば、もう何を信じていいかわかりません。

ただでさえ不信感があったからいっぱい調べてよさそうなところを時間かけて通った結果がこれなので、歯科医業界自体に不信感を持っている状態になってしまいました。


次回治療の予約はしてこなかったのですが、今後どうすればいいか先の質問と合わせてご回答いただければ幸いです。


回答 回答1
  • 回答者
回答日時:2016-06-06 16:26:46
>このような見逃しはあり得ないと思うのですが、歯科医に見逃した理由と責任を追及することは難しいのですか?(質問@)

実際に拝見しないと何とも言えません。

例えば、汚れをため込んでしまっていたような場合、汚れを取ったら虫歯が発見されたという事はよくある事です。

タンスをどかしてみたら壁に穴が開いていたのが発見されたように…
(逆に言えばタンスをどかさないと穴は発見されなかったわけで)


>いつもいつも治療する歯だけ治療したらさっさとどこかほかに行ってしまうような感じなので、見逃すのもわからなくはないですが、治療を受けてるみからするとたまったものではありません。

担当の先生に伝えてみられてはいかがでしょう?


>この場合はもう我慢して通い続けなければならないのでしょうか。(質問A)

これも担当の先生との相談になると思います。
転院してもインプラント保証してくれる歯科医院もあるようです。
(すくないですが)

ただ、我慢し続けるのは苦痛でしょうから、保証のことは諦めて、インプラントのメーカー名、システム名、サイズを聞いて、転院するのも仕方がないような気もします。


>日本歯科100選?

「広告のかたまり本」ですよね…。
残念ながらあてにはなりません。

当院にも似たような雑誌から「広告掲載依頼」がしょっちゅう来ます。

画像1画像1 画像2画像2

2人の専門家がこの回答を支持しています  
相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: スライムさん
返信日時:2016-06-06 17:04:45
櫻井先生

早速のご回答ありがとうございます。


>例えば、汚れをため込んでしまっていたような場合、汚れを取ったら虫歯が発見されたという事はよくある事です。

つまり十数回程度治療しているにもかかわらず、治療中の歯以外は虫歯を見逃し続けるということはどこの歯科医でも往々にありうるということなのでしょうか。

被せもののなかが虫歯であればそれは見てわからないのでこちらも納得できますが、ごみをどかせばわかる程度ならどかしてほしいと思います。


今回の歯科医に限らず、今までいろいろな歯科医に見ていただきましたが、意図的に虫歯を放置されている気さえします。
もちろんそんなことはないとは思いますが、コンビニより多く、消費者がサービスを完全に理解できないという性質上、簡単に治っては商売にならないのではと邪推してしまいます・・・。


〉ただ、我慢し続けるのは苦痛でしょうから、保証のことは諦めて、インプラントのメーカー名、システム名、サイズを聞いて、転院するのも仕方がないような気もします。
〉「広告のかたまり本」ですよね…。
残念ながらあてにはなりません。

上記の通りであるとするならば、いったい何を目安に転院先を探せばよいのでしょうか。

虫歯は見逃しがあるのが当たり前、消費者に提供される情報はあてにならないのであれば、なすすべがありません。

そもそも転院して解決しなかったので、転院をご提案いただけるのであれば、転院先の選び方、あるいは目安も含めてご回答いただければ幸いです。

町の歯科医ではなく大学病院とかのほうがいいのでしょうか。
相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: スライムさん
返信日時:2016-06-06 17:21:56
追記です。

今回虫歯の見逃しが発覚しましたが、前回、治療の終わりに口内の写真を撮りました。
治療全体が終わったからだと思います。
それでも見逃すものなのでしょうか。
相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: スライムさん
返信日時:2016-06-06 17:29:48
櫻井先生

すみません、歯科医の選び方というのはカテゴリーがあるのですね。
そちら探してみます。

しかし、もしご回答いただければそれはそれで、幸いです。

時間もかかって、なんだかつかれてしまいました。
相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: スライムさん
返信日時:2016-06-06 17:29:53
櫻井先生

すみません、歯科医の選び方というのはカテゴリーがあるのですね。
そちら探してみます。

しかし、もしご回答いただければそれはそれで、幸いです。

時間もかかって、なんだかつかれてしまいました。
回答 回答2
  • 回答者
回答日時:2016-06-06 19:14:03
スライム さんこんにちは

>どこの歯科医でも往々にありうるということなのでしょうか。

どこでもあるとは言いませんが、1人の患者さんを20分や30分(15分の所もあります)で1日に何十人もみなくては採算が合わないような保険制度では、じっくり腰を据えてといった治療がなかなか難しいのが現状かと思います。そのような状況では見逃しといったことも起こってもおかしくないかと思います。


>それでも見逃すものなのでしょうか。

実際はわかりませんが、虫歯はないという思い込みで見てしまえば見つからないですよね。


>転院先の選び方、あるいは目安も含めてご回答いただければ幸いです。

んー、難しいですよね。
我々でも実際の症例や治療を見ないとわからない場合がほとんどですからね。

スライムさんの求められている内容がどのレベルを求められているのかわかりませんが、自由診療のみでの治療ではないとご納得がいかないのかもしれませんね。

相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: スライムさん
返信日時:2016-06-06 22:16:58
水川先生

ご回答ありがとうございます。

先の質問と合わせて、そもそも自分で把握していない虫歯は指摘してもらうのが難しいのだと理解しました。

もう最後の歯になると思うので、とりあえずこのまま治療を続けようと思います。



〉1日に何十人もみなくては採算が合わないような保険制度では、じっくり腰を据えてといった治療がなかなか難しいのが現状かと思います。
〉そのような状況では見逃しといったことも起こってもおかしくないかと思います。

もちろん30分一回でですべての歯の不具合をみてくれとは思いませんが、30分×16回行けば8時間ですし、治療終わりです、と口内写真まで取ったのに見つからないのはいかがなものかと思ったまでです。



自由診療のみでの治療ではないとご納得がいかないのかもしれませんね。

決して多くを望んでいるつもりはありません、虫歯があればそれを早めに治療してほしいというだけなのですが・・・。

現状の保険制度だと難しいんでしょうかね。

書いているうちに落ち着いてきました。
ありがとうございます。
回答 回答3
  • 回答者
回答日時:2016-06-07 10:49:28
>現状の保険制度だと難しいんでしょうかね。

そうですね…。


健康保険制度と言うものは昭和36年に国の政策として作られた制度です。

歯科においては「虫歯の洪水時代」と呼ばれ、国民のほとんどに虫歯があった時代です。
「一人でも多くの患者を、1本でも多くの虫歯を治す」と言う事が急務であり、1日に10人しか治療できない歯科医より1日50人診れる歯科医が求められました。

残念ながら、それから数十年たった今でもシステムの根本は変わっていません。

スライムさんのかかられた歯医者さんは1回30分と言う事ですので「まだまだ良心的」のような気がします。
(水川先生の書かれているように1回15分診療と言う所も多いように思います)


どのような治療内容で30分アポイントなのかわかりませんが、個人的には「30分では1本の歯を見ているだけでいっぱいいっぱい」のような気がします。
それがたとえ16回で8時間だとしても、「毎回いっぱいいっぱい」だとしたらそんな余裕はないように思います。

僕も以前「1日50人ペース」で診療した時期が2か月ほどありましたが、その時は「治療対象の歯」以外は見れませんでしたし、それどころか「患者さんの顔」すら覚えられませんでしたよ。

そんな僕が出した結論が「保険医療機関を辞退する事」です。



>決して多くを望んでいるつもりはありません、虫歯があればそれを早めに治療してほしいというだけなのですが・・・。

「ごもっとも」だと思います。

ただ、それは「国の国策(保険システム)」からすれば「ちょっと的外れな要望」と言う事になってしまうでしょう。
国策はあくまでも「安く早く」であり、「患者の要望に応える」「治療のクオリティを上げる」ではありませんからね。

もし、「小さな虫歯を早期発見、予防し、治療が必要であれば小さく治す」が国策だとすれば「予防」や「小さな虫歯の治療」に高得点が与えられるはずですが、「予防」はそもそも保険給付外ですし、「大きな虫歯の治療」の方が高得点ですからね。


なので

>コンビニより多く、消費者がサービスを完全に理解できないという性質上、簡単に治っては商売にならないのではと邪推してしまいます・・・。

これは「歯科医師個人の考え」ではなく「国の考え」だとご理解いただいた方がよろしいかと思います。

事実、多くの保険医が「より良い医療」と「患者さんの要望」に向けて努力したいのに「国策がそうさせてくれない」と言う事との板挟みになっているのが現状のような気がします。

保険を辞めてしまえば「国策」からは解放されます。
事実、先日も知り合いの歯科医から「保険医を辞退したい」と言う相談を受けました。
ただ、多くの国民からすれば「自費=高額、ぼったくり」「普通の経済状況からは自費治療なんて受けられない」と言うイメージのようですから現実問題として「保険を辞めると食っていけない」と言う恐怖もあるようです。


長くなりましたので「まとめ」です。

>虫歯は見逃しがあるのが当たり前、消費者に提供される情報はあてにならないのであれば、なすすべがありません。

「見逃しがあるのが当たりまえ」ではなく「現状のシステムでは見逃しがあったとしても仕方がない」くらいだと思います。


「消費者に提供される情報はあてにならない」これは残念ながら医療法(第6条の5)で広告規制されているので「こちらが提供したい情報が提供できない」→「広告まがいの情報が出回ってしまう」と言うのが実態です。

なので、当サイトでも良く出てくる言葉ですが「患者力を上げる努力」が必要となるでしょう。


>そもそも転院して解決しなかったので、転院をご提案いただけるのであれば、転院先の選び方、あるいは目安も含めてご回答いただければ幸いです。

参考にされてみてはいかがでしょうか。

* 良い歯科医を見抜く12のポイント

1人の専門家がこの回答を支持しています  
相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: スライムさん
返信日時:2016-06-07 16:52:45
櫻井先生

ご回答ありがとうございます。
健康保険制度からの視点で考えたことはなかったので得心がいきました。

なるほど、国の政策と患者側の要望がミスマッチしていたのですね。
歯科医健康保険)はその板挟みになっている状態であると。

確かに虫歯になって丁寧にやってくれたとしても次の治療が2か月後とかであれば、私たち患者側としてはもっとやってくれとなりますね。


〉事実、多くの保険医が「より良い医療」と「患者さんの要望」に向けて努力したいのに「国策がそうさせてくれない」と言う事との板挟みになっているのが現状のような気がします。

目が覚めるような思いです。

私が感じていた「転院しても結局は大きく変わらない=どの歯科医も一緒」という思いも、そもそもの圀の方針の中で、各歯科医が個人では限界があるということだと、経験上も正しかったのだと裏付けていただけた気持ちです。

多くの歯科医は努力はしているが、結局患者側からすると満足のいかないサービスになってしまうということですね。
(経験から性悪説で歯科医に不信感を持っていました。)

(ものすごく根気強く探せばボランティア精神に近いようなある種自己犠牲を伴うような健康保険歯科医もいるかもしれませんが、それに期待するのはあまりよろしくないと思いますし。)

そこで満足のいくサービスをうけるための自由診療なのですね。


私の今までの行為は意図はしていなかったけれど、「牛丼屋にいって肉の質が悪い」と言っているようなものだったのかと思いました。

もちろん自分のからだのなかなので、疑問や要望を伝えるのは悪ではないですが、「そういうもの」と考えればやや的外れであったかもしれないと思います。

(とはいえ、肉がまずい(虫歯がある)と言っているのにそれを無視してアンケート(HPの写真)を依頼してくるのはいまだにどうかとは思いますが笑)

多くの患者は私の考え同様全部治してもらってあたりまえと思いますが、国の政策で対応には限界がありますなんて話、なかなかできないですものね。

今回のケースも上記の背景がわかっていれば、もっと違う感情になっていたかもしれません。

あるいは治療前に知っていれば、櫻井先生にまずはご相談に行けたかもしれません。

無知はいけませんね。。。先生のおかげで患者力が上がったように思います。

私が幼少期から今まで抱いていた歯科医業界への疑念の原因がわかり、その原因が歯科医業界そのもののせいではないということがわかりました。

櫻井先生のご回答のおかげです。

お忙しい中とても丁寧にご回答いただき本当に感謝です。



タイトル 十数回も通院していたのに虫歯の見逃しがあった
質問者 スライムさん
地域 非公開
年齢 28歳
性別 男性
職業 非公開
カテゴリ 虫歯治療
歯医者への不満・グチ
その他(保険と保険外)
回答者




  • 上記書き込みの内容は、回答当時のものです。
  • 歯科医療は日々発展しますので、回答者の考え方が変わることもあります。
  • 保険改正により、保険制度や保険点数が変わっていることもありますのでご注意ください。

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