こまめな歯石取りは良いことだと思っていました

相談者: うんにゃさん (55歳:男性)
投稿日時:2016-09-22 21:03:42
最近、半埋没の親知らずとの隙間に虫歯が出来て下7番の治療を受けました。
今回、歯医者に行ったのは約16年振りになります。
16年位前に行った時は、神経の無い銀歯の二次齲歯の治療で、この時も約14年振りでした。
歯医者無精、お恥ずかしい限りです。

悪い歯は何本かありましたが、いずれも10代の頃に虫歯にしてしまった歯です。
20代以降は1本も新たな虫歯を作らずに過ごしていましたが、遂に、親知らずとの僅かな隙間に虫歯を作ってしまいました(ショックでした)。

そんなわけで、歯石取りも16年振りに数回に分けて受けました。
硬い歯石がかなり溜まっていたそうです。
銀歯と歯茎の境目にも、以前は白っぽい物が取り囲むように付着していたように思いますが、歯石取りによって僅かな隙間のように見えるほどまで後退しました。

私の場合、定期的な歯石取りなどしなくても、35年以上新たな虫歯を作らずに済んでいました。
歯周病の症状も特にありませんでした。
治療に先駆けて、歯磨き指導と歯周ポケット測定をされましたが、1箇所4mmで他は2〜3mmだったと思います。

ただ、「これからはちゃんと歯石取りも受けなければいけないな」と思い、どれ位の頻度で受ければ良いものかと、このサイトを見ておりました。

すると、歯や歯茎にダメージを与えるだけなので、ただ単に定期的に歯石取りをすることは意味が無く、避けた方が良いという回答もあり、驚きました。


そこで質問ですが、

(1)こまめな歯石取りは絶対にやった方が良いと思っていましたが、むしろ、やり過ぎない方が良いのでしょうか(歯医者無精の私が言うのも変ですが…)。
2〜3か月に一度位の頻度で歯石取りを受ける意味は、あまり無いのでしょうか。

(2)歯石によって歯がガードされ守られているというようなこともあり得るのでしょうか。

よく分からなくなってしまいました。
よろしくお願い致します。


回答 回答1
  • 回答者
回答日時:2016-09-22 21:35:47
うんにゃ さんこんにちは

>やり過ぎない方が良いのでしょうか

やり過ぎというのは、歯科医師衛生士が歯まで削ってしまうような、いわゆるオーバーインストルメントが問題であって、頻度ではありません。
メインテナンスの内容や施述する先生や、衛生士の練度が重要かと思います。

歯石によって歯がガードされ守られているというようなこともあり得るのでしょうか。

ということはありません。

回答 回答2
  • 回答者
回答日時:2016-09-22 22:21:02
>2〜3か月に一度位の頻度で歯石取りを受ける意味は、あまり無いのでしょうか。

大事なことは、歯石が沈着しないような指導を受け、それが自分流になっていないかどうかのチェックと軌道修正とを、定期的に受け続けることかと思います。


>歯石によって歯がガードされ守られているというようなこともあり得るのでしょうか。

あり得ません!

1人の専門家がこの回答を支持しています  
回答 回答3
  • 回答者
回答日時:2016-09-23 08:33:13
ご相談ありがとうございます。

>(1)こまめな歯石取りは絶対にやった方が良いと思っていましたが、

それはお好み次第です。


>むしろ、やり過ぎない方が良いのでしょうか(歯医者無精の私が言うのも変ですが…)。

どのような治療でも、デメリットやリスクがあります。
それが大きければ、やり過ぎないほうが良いといえます。

歯石取りは、必ず歯の根を傷つけます。
誰がしても同じです。
上手だと浅くて済、下手だとひどくなり、重要な生命線である歯肉も切られるだけです。

毎回傷は増え、毎回傷は深くなります。
それが良いかどうかを検討しましょう。


>2〜3か月に一度位の頻度で歯石取りを受ける意味は、あまり無いのでしょうか。

もし、お好みであれば嬉しくなるのでしょう。
もし、一生歯を残したいのであれば後悔することもあるでしょう。


>(2) 歯石によって歯がガードされ守られているというようなこともあり得るのでしょうか。

ありません。
基礎知識を身につけましょう。

しかし、今まで歯石をためていてもなぜ歯周病がひどくなっていないのか、その訳を知りましょう。
病気の原因になっていなかった訳ですから、もしかすると、歯石を取らなくても良いのではないのか、きちんと説明してもらいましょう。

歯石だけを気にしているようですが、気がつきにくい場所をむし歯にしてしまった訳を知りましょう。

回答 回答4
  • 回答者
藤森歯科クリニック(兵庫県西宮市)の藤森です。
回答日時:2016-09-23 10:56:17
(1)歯石が付かないような歯面清掃を身につけることが大事だと思います。
それでも歯石が付いた場合に、歯石が清掃を妨げることのないように除去することは意味がないわけではないと思います。

因みに、2〜3ヶ月間隔との根拠は何なのでしょうかね?
3ヶ月後だと保険で初診となりますけど。


(2)下顎前歯で動揺のあるケースなど、たしかに歯石によって連結固定されているかのように見えることもありますね。
只、それによるデメリットはあります。

相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: うんにゃさん
返信日時:2016-09-23 11:12:17
先生方
ご回答いただき、ありがとうございました。

まず、歯石が歯を取り囲んで守ってくれていることなどあり得ないことは、よく分かりました。


水川先生
ご回答いただき、ありがとうございました。

オーバーインストルメントにならないような歯医者さんに通いたいと思います。(それを事前に知るのは難しいとは思いますが…)



小林先生
ご回答いただき、ありがとうございました。

歯石が沈着しないように指導を受けて、日々のメンテに励みたいと思います。



さがら先生
ご回答いただき、ありがとうございました。

歯石取りをあまりやらなくて済むように、日々の丁寧なメンテに励みたいと思います。

確かに今まで歯石をためていても歯周病はひどくなっていないのですが、16年溜めていた歯石を、今後もそのまま取らなくて良かったのかというと・・・・私には分かりません。

これから歳を重ねると歯茎も下がっていくでしょうから、縁下に広がらないでしょうか?

歯医者さんからは、長年の歯石は硬いので取りにくいけど、定期的に歯石を取れば硬くなる前に簡単に取れるので、そうした方が良いとは聞いています。

「気がつきにくい場所をむし歯にしてしまった訳を知りましょう」は、後悔するばかりです。

歯磨きは丁寧にしていましたので、歯医者無精でも35年新たな虫歯を作らずに済んだとは思いますが、今回ばかりは歯医者無精が招いた結果だと思っています。

頭だけ出た親知らずとの間の虫歯は、このサイトでも、定期健診していたのに見つからず、抜髄になってしまったという相談も何件かありました。

それでも、定期的に健診さえ受けていれば、抜髄には至らずに済んだかもしれないと思います。それ以前に、親知らずのリスクを説明され知っていれば、何とかしてその箇所の歯磨きをしたかもしれませんし、もっと早くに親知らずを抜歯していたかもしれません。
そうすれば虫歯にならずに済んでいたと思います。



藤森先生
ご回答いただき、ありがとうございました。

まず、歯石が付かないような歯面清掃を身につけたいと思います。



タイトル こまめな歯石取りは良いことだと思っていました
質問者 うんにゃさん
地域 非公開
年齢 55歳
性別 男性
職業 非公開
カテゴリ スケーリング(歯石取り)
回答者




  • 上記書き込みの内容は、回答当時のものです。
  • 歯科医療は日々発展しますので、回答者の考え方が変わることもあります。
  • 保険改正により、保険制度や保険点数が変わっていることもありますのでご注意ください。

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