[写真あり] 歯間ブラシとデンタルフロスの清掃範囲について

相談者: 青山さん (30歳:女性)
投稿日時:2016-10-13 19:01:04
歯ブラシ歯間ブラシ歯垢除去率は85%
歯ブラシ+デンタルフロスの歯垢除去率は79%
という統計をよく見ます。

歯の凹んだ部分を磨ける分、歯間ブラシの方が有利だとは思うのですが、実際に歯間ブラシを使うと赤い部分しか届きません。

歯ブラシも入らない青い部分はデンタルフロスでしか磨けないような気がするのですが、歯ブラシ+歯間ブラシだけで問題は起きないのでしょうか。

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回答 回答1
  • 回答者
回答日時:2016-10-14 09:49:54
青山 さん、おはようございます


歯ブラシ歯間ブラシ歯垢除去率は85%
>歯ブラシ+デンタルフロスの歯垢除去率は79%
>という統計をよく見ます。

磨き残しはそれぞれ5%、21%あるわけです。

でも、同じところが磨き残されているわけではないですよね。
それぞれの状況に応じて必ず磨かなければいけないところがあります。
大切なことは磨かなければいけないところが磨けているかです。

100%磨かなければいけないわけではなく、ちゃんと目的が達成されているかが大切です。


専門的な話ですが、歯と歯が接しているところに歯垢はつきません。
接しているところの周り、特に、歯茎よりのところによくつきます。
歯と歯の境目の虫歯も、接しているところからではなく、接しているところよりわずかに歯茎よりのところから始まります。


歯周病や虫歯の状況や、歯茎の形、歯の形などによってどちらが良いかも変わってきます。
統計的な除去効率だけで、一概には言えないと思います。




ところで以前質問された義歯の疑似体験ですが、すでに締め切られていますのでこちらに付け加えます。

直接噛むことはできませんが、義歯を入れた感覚を疑似体験をすることができます。

いればの床の部分とクラスプと呼ばれる針がねの部分だけで、歯の部分を無しにした入れ歯(入れ歯と言えるかどうかわかりませんが)を作って、実際にはめてみることができます。

私自身も、患者さんの気持ちを知るために、いろいろなタイプの歯のない入れ歯を作って、実際にはめて食事をしてみたことがあります。




タイトル [写真あり] 歯間ブラシとデンタルフロスの清掃範囲について
質問者 青山さん
地域 非公開
年齢 30歳
性別 女性
職業 非公開
カテゴリ 歯磨きに関する疑問
その他(写真あり)
回答者




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