ジルコニアインレーが調整中に割れた、こんなに簡単に割れるものなのか?
相談者:
シェットランドシープドッグさん (35歳:女性)
投稿日時:2018-03-26 08:18:24
いつもお世話になっております。
別の投稿でも回答を受け付け中です。
本当にどうしたらいいかわからず、たくさんの先生方の意見を聞きたいので、引き続き回答よろしくお願いします。
今回はジルコニアインレーについてです。
右下5、6、7の長年ブリッジを外し、6番をインプラントにする治療中です。(定着待ち)
インレータイプのブリッジだったため、7番をジルコニアのみのインレーにする予定です。
二次カリエスの点から自費にしようと思い、その中でも削る厚みが少なくて済むとのことから10万近く払いジルコニアを選びました。
型取りをし、セットの日、先に衛生士さんがはめて咬合紙を使って適合など見てくれていました。
うん、綺麗にはまるね。とか、いい感じです。とかはじめは言ってたのですが、咬合紙を使って、キリキリしてーと言われ歯をこすり合わせた時に口の中でパキッと言い、ジルコニアインレーが割れてしまいました。
よく見せてもらってないのですが、真っ二つに割れていました。
ジルコニアのみのインレーで厚みは2、3ミリのものです。
もちろん、そんな力いっぱい噛んだわけではなく、軽い力でキリキリしただけなのですが、割れるものなのですか?
調整のために衛生士さんが、すぐそばで削っていましたが、簡単に削れるものなのですか?
私なりに調べて、ジルコニアはとても固い素材で厚みが薄く作ることができ、めったに割れることもないし、逆に天然歯を痛める時がある、簡単に削れないと読んだものですから、歯医者さんには失礼なんですが、後々本当にジルコニアなのか?と疑問に思ってきてしまいました。
他の投稿を見ていただければわかると思うのですが、周辺の噛み合わせが少し複雑になってまして、欠損6番の上の6番が2mmほど挺出しています。
キリキリした時に下顎が多少なり前後に動き、食べ物をすりつぶすと思うのですが、7番に接触した時に挺出しているために1点に力が集中して割れたのでしょうか?
咬合紙でキリキリする力で割れてるようでは、本当に食べ物を噛む力に耐えれると思えません。
先生は、、私の噛み合わせが1つではなく何個もあるので、型取りした噛み合わせと違うとこで噛んだのだろうとの事でした。
6番がスカスカ状態ですし、挺出した歯と右下7番が早期接触するしで本来の噛み合わせがわからなくなってるのは確かです。
だとしても、咬合紙でカチッと噛んでと言われた噛み合わせ1ヶ所だけでないと思うんです。
微妙に前後に動かしたりすりつぶしたりして食べるので、私としてはそう言われても困るし、どうしていいかわからない。。と戸惑っています。
作り直す予定ではいるのですが、今後、この挺出した歯や周囲の歯をどうしていけば、自分の歯やインプラントを長く持たせる最善の策なのかよく考えて治療の参考にしたいです。
他の投稿と共に、先生方のアドバイスお待ちしています。
よろしくお願いします(>_<)
別の投稿でも回答を受け付け中です。
本当にどうしたらいいかわからず、たくさんの先生方の意見を聞きたいので、引き続き回答よろしくお願いします。
今回はジルコニアインレーについてです。
右下5、6、7の長年ブリッジを外し、6番をインプラントにする治療中です。(定着待ち)
インレータイプのブリッジだったため、7番をジルコニアのみのインレーにする予定です。
二次カリエスの点から自費にしようと思い、その中でも削る厚みが少なくて済むとのことから10万近く払いジルコニアを選びました。
型取りをし、セットの日、先に衛生士さんがはめて咬合紙を使って適合など見てくれていました。
うん、綺麗にはまるね。とか、いい感じです。とかはじめは言ってたのですが、咬合紙を使って、キリキリしてーと言われ歯をこすり合わせた時に口の中でパキッと言い、ジルコニアインレーが割れてしまいました。
よく見せてもらってないのですが、真っ二つに割れていました。
ジルコニアのみのインレーで厚みは2、3ミリのものです。
もちろん、そんな力いっぱい噛んだわけではなく、軽い力でキリキリしただけなのですが、割れるものなのですか?
調整のために衛生士さんが、すぐそばで削っていましたが、簡単に削れるものなのですか?
私なりに調べて、ジルコニアはとても固い素材で厚みが薄く作ることができ、めったに割れることもないし、逆に天然歯を痛める時がある、簡単に削れないと読んだものですから、歯医者さんには失礼なんですが、後々本当にジルコニアなのか?と疑問に思ってきてしまいました。
他の投稿を見ていただければわかると思うのですが、周辺の噛み合わせが少し複雑になってまして、欠損6番の上の6番が2mmほど挺出しています。
キリキリした時に下顎が多少なり前後に動き、食べ物をすりつぶすと思うのですが、7番に接触した時に挺出しているために1点に力が集中して割れたのでしょうか?
咬合紙でキリキリする力で割れてるようでは、本当に食べ物を噛む力に耐えれると思えません。
先生は、、私の噛み合わせが1つではなく何個もあるので、型取りした噛み合わせと違うとこで噛んだのだろうとの事でした。
6番がスカスカ状態ですし、挺出した歯と右下7番が早期接触するしで本来の噛み合わせがわからなくなってるのは確かです。
だとしても、咬合紙でカチッと噛んでと言われた噛み合わせ1ヶ所だけでないと思うんです。
微妙に前後に動かしたりすりつぶしたりして食べるので、私としてはそう言われても困るし、どうしていいかわからない。。と戸惑っています。
作り直す予定ではいるのですが、今後、この挺出した歯や周囲の歯をどうしていけば、自分の歯やインプラントを長く持たせる最善の策なのかよく考えて治療の参考にしたいです。
他の投稿と共に、先生方のアドバイスお待ちしています。
よろしくお願いします(>_<)
回答1
K DENTAL CLINIC(神戸市中央区)の金田です。
回答日時:2018-03-26 08:55:13
シェットランドシープドッグさん
おはようございます。
右下7のジルコニアインレーが調整中に割れてしまったのですね。
フルジルコニアですと硬いため割れにくいとは思います。
ただし、硬すぎるがゆえに応力が1点に集中すると折れてしまうことがあります。
純粋に厚みだけの問題で破折は防止できません。
例えば歯を削るときに角がないように丸みのある形成にし、応力が中中しないように工夫をしなければなりません。
また、咬合調整中に破折しないように先にセメントで合着してから咬合調整を行うなどの工夫もあります。
今回の破折はジルコニアの物性だけの問題ではないような気がします。
おはようございます。
右下7のジルコニアインレーが調整中に割れてしまったのですね。
フルジルコニアですと硬いため割れにくいとは思います。
ただし、硬すぎるがゆえに応力が1点に集中すると折れてしまうことがあります。
純粋に厚みだけの問題で破折は防止できません。
例えば歯を削るときに角がないように丸みのある形成にし、応力が中中しないように工夫をしなければなりません。
また、咬合調整中に破折しないように先にセメントで合着してから咬合調整を行うなどの工夫もあります。
今回の破折はジルコニアの物性だけの問題ではないような気がします。
回答2
国際ビル歯科(千代田区丸ノ内)のさがらです。
回答日時:2018-03-26 09:23:29
ご相談ありがとうございます。
>もちろん、そんな力いっぱい噛んだわけではなく、軽い力でキリキリしただけなのですが、割れるものなのですか?
材料を活かすも殺すも技術次第です。
適切でなければ壊れます。
また「キリキリ」という咬合方法は、咬合検査により必要な場合だけで構いません。
そういう人はとても少ないことが分かっています。
またそうやって削ってしまうと、非機能咬頭という部分の歯の形が変わりよく噛めなくなる恐れもあります。
なにかする根拠は検査結果により、またその記録を保管して比較していくことが科学的です。
>簡単に削れるものなのですか?
簡単ではありませんが、削れます。
>本当にジルコニアなのか?と疑問に思ってきてしまいました。
聞いてみればわかります。
また法律上技工指示書を残さなければなりません。
>めったに割れることもないし、逆に天然歯を痛める時がある、
そのとおりです。
割れなくして、歯や身体が壊れてしまったら、良いのでしょうか。
>キリキリした時に下顎が多少なり前後に動き、食べ物をすりつぶすと思うのですが、
お一人ずつで違いがあります。
すりつぶす時には前後左右に動き、8パターンに分類されます。
咬合検査でわかります。
>7番に接触した時に挺出しているために1点に力が集中して割れたのでしょうか?
そうかもしれません。
>咬合紙でキリキリする力で割れてるようでは、本当に食べ物を噛む力に耐えれると思えません。
咬合紙では、歯の噛む力を検査することはできません。
それには咬合力検査があります。
>私の噛み合わせが1つではなく何個もあるので、型取りした噛み合わせと違うとこで噛んだのだろうとの事でした。
ご担当の先生はよく理解されていると思います。
そういう場合もあり、どの場所を選ぶかを決める咬合検査もあるくらいです。
そうでない場合と比べて、ふつう難しい治療となります。
>本来の噛み合わせがわからなくなってるのは確かです。
分からないまま作業をしても、先のことは分かりませんし、うまく行ってもそれで良かったのか、これからも良いのかどうかは全く分かりません。
治療前の検査結果データと比較評価することしか確認や予測する方法はありません。
>咬合紙でカチッと噛んでと言われた噛み合わせ1ヶ所だけでないと思うんです。
ありえます。
カチッと意識して咬んだ位置と、咀嚼で無意識に噛んでいる位置と、同じ人は健康な人でも半分くらいだからです。
>微妙に前後に動かしたりすりつぶしたりして食べるので、私としてはそう言われても困るし、どうしていいかわからない。。と戸惑っています。
そのとおりです。
咀嚼する時は無意識で噛みます。
咬合紙を咬む時は、意識して咬みます。
これは全く違う行為です。
これが一致しているかどうか、まず検査をしてからでないとカチカチで評価して良いかどうかは分からないからです。
>今後、この挺出した歯や周囲の歯をどうしていけば、自分の歯やインプラントを長く持たせる最善の策なのかよく考えて治療の参考にしたいです。
良いお考えです。
物を入れるだけではなく、そういう思いは大切です。
そのために我々から言えることは、歯科医療の本質です。
まず一生歯を残したい、と基本的に考えます。
さらに歯科治療は機能回復が原則です。
機能とは、咀嚼・嚥下・会話であり、国連のWHOでも提唱されています。
その上であれば、美しくしたいのは構わないと思います。
闇雲に、あれこれ、とりあえず、いきなり、やってみるのでは、ふつううまくいきません。
どのような選択にもリスクがあるからです。
まずは検査でご自身の現状をよく知り、その上で目的やゴールを設定し、それに合う治療だけを選択する段取りが良いのではないかと考えています。
>もちろん、そんな力いっぱい噛んだわけではなく、軽い力でキリキリしただけなのですが、割れるものなのですか?
材料を活かすも殺すも技術次第です。
適切でなければ壊れます。
また「キリキリ」という咬合方法は、咬合検査により必要な場合だけで構いません。
そういう人はとても少ないことが分かっています。
またそうやって削ってしまうと、非機能咬頭という部分の歯の形が変わりよく噛めなくなる恐れもあります。
なにかする根拠は検査結果により、またその記録を保管して比較していくことが科学的です。
>簡単に削れるものなのですか?
簡単ではありませんが、削れます。
>本当にジルコニアなのか?と疑問に思ってきてしまいました。
聞いてみればわかります。
また法律上技工指示書を残さなければなりません。
>めったに割れることもないし、逆に天然歯を痛める時がある、
そのとおりです。
割れなくして、歯や身体が壊れてしまったら、良いのでしょうか。
>キリキリした時に下顎が多少なり前後に動き、食べ物をすりつぶすと思うのですが、
お一人ずつで違いがあります。
すりつぶす時には前後左右に動き、8パターンに分類されます。
咬合検査でわかります。
>7番に接触した時に挺出しているために1点に力が集中して割れたのでしょうか?
そうかもしれません。
>咬合紙でキリキリする力で割れてるようでは、本当に食べ物を噛む力に耐えれると思えません。
咬合紙では、歯の噛む力を検査することはできません。
それには咬合力検査があります。
>私の噛み合わせが1つではなく何個もあるので、型取りした噛み合わせと違うとこで噛んだのだろうとの事でした。
ご担当の先生はよく理解されていると思います。
そういう場合もあり、どの場所を選ぶかを決める咬合検査もあるくらいです。
そうでない場合と比べて、ふつう難しい治療となります。
>本来の噛み合わせがわからなくなってるのは確かです。
分からないまま作業をしても、先のことは分かりませんし、うまく行ってもそれで良かったのか、これからも良いのかどうかは全く分かりません。
治療前の検査結果データと比較評価することしか確認や予測する方法はありません。
>咬合紙でカチッと噛んでと言われた噛み合わせ1ヶ所だけでないと思うんです。
ありえます。
カチッと意識して咬んだ位置と、咀嚼で無意識に噛んでいる位置と、同じ人は健康な人でも半分くらいだからです。
>微妙に前後に動かしたりすりつぶしたりして食べるので、私としてはそう言われても困るし、どうしていいかわからない。。と戸惑っています。
そのとおりです。
咀嚼する時は無意識で噛みます。
咬合紙を咬む時は、意識して咬みます。
これは全く違う行為です。
これが一致しているかどうか、まず検査をしてからでないとカチカチで評価して良いかどうかは分からないからです。
>今後、この挺出した歯や周囲の歯をどうしていけば、自分の歯やインプラントを長く持たせる最善の策なのかよく考えて治療の参考にしたいです。
良いお考えです。
物を入れるだけではなく、そういう思いは大切です。
そのために我々から言えることは、歯科医療の本質です。
まず一生歯を残したい、と基本的に考えます。
さらに歯科治療は機能回復が原則です。
機能とは、咀嚼・嚥下・会話であり、国連のWHOでも提唱されています。
その上であれば、美しくしたいのは構わないと思います。
闇雲に、あれこれ、とりあえず、いきなり、やってみるのでは、ふつううまくいきません。
どのような選択にもリスクがあるからです。
まずは検査でご自身の現状をよく知り、その上で目的やゴールを設定し、それに合う治療だけを選択する段取りが良いのではないかと考えています。
タイトル | ジルコニアインレーが調整中に割れた、こんなに簡単に割れるものなのか? |
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質問者 | シェットランドシープドッグさん |
地域 | 非公開 |
年齢 | 35歳 |
性別 | 女性 |
職業 | 非公開 |
カテゴリ |
噛み合わせに関するトラブル ジルコニアクラウン |
回答者 |
- 上記書き込みの内容は、回答当時のものです。
- 歯科医療は日々発展しますので、回答者の考え方が変わることもあります。
- 保険改正により、保険制度や保険点数が変わっていることもありますのでご注意ください。