左1番、前歯の抜歯即時インプラントについて

相談者: くまにゃんさん (61歳:女性)
投稿日時:2018-04-07 15:37:19
お忙しい所、恐れ入ります。

歯根嚢胞を持つ、上の左1番の前歯インプラント手術について、お伺いします。

抜歯即時埋入と同時に、GBR歯肉移植が必要とのこと。
審美性を考慮したこの三つの手術は、かなり難易度が高いですか?

そして、一連の手術は2時間半程とのことですが、妥当な時間ですか?

それから、前歯の審美面は、元通りに近い見映えになるのは可能ですか?

お忙しいとは存じますが、以上三点、宜しくご回答の程、お願い申し上げます。


回答 回答1
  • 回答者
回答日時:2018-04-07 15:49:12
そうですね…

抜歯即時埋入と同時に、GBR歯肉移植が必要とのこと。審美性を考慮したこの三つの手術は、かなり難易度が高いですか?

それなりに難易度は高いと思います。


>そして、一連の手術は2時間半程とのことですが、妥当な時間ですか?

妥当だと思います。


>それから、前歯の審美面は、元通りに近い見映えになるのは可能ですか?

まるっきり同じになるかどうかは何とも言えませんが、担当の先生の技術次第ではかなり近い状態にはなるように思います。

1人の専門家がこの回答を支持しています  
相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: くまにゃんさん
返信日時:2018-04-08 06:54:29
櫻井先生、お忙しい中を、早々のご回答、ありがとうございました。

難易度も高く、技術次第で近い状態になるとのこと。
元よりも悪くなるのが覚悟しなければならないのですね。
それを思うと、二の足を踏みます。

手術に不安感や恐怖心があるので、静脈内鎮静法で、お願いしたいと考えてるのですが、この方法のデメリット等はありますか?
半分眠った状態で手術を受けて、口を開けた状態にできるのか?という疑問があります。

それから、術後の審美性について、もう少し詳しく知りたいのですが、口をイーとして歯と歯茎を見せる時の審美性とは別に、口を閉じている時の、鼻と唇の間の見映えが気になります。

前歯の骨や歯肉に厚みが無くなり、鼻と唇の間隔が広がるかと思うのですが、その辺りは、如何なものでしょうか?
大幅に変わってしまう場合もございますか?

個人差もあるかと思いますが、一般的に言える範囲で、ご意見があれば、お伺いしたいです。

お忙しいとは存じますが、どうか、ご回答の程、宜しくお願い申し上げます。
回答 回答2
  • 回答者
回答日時:2018-04-11 00:05:21
かなり本格的な審美部位への抜歯即時埋入インプラント手術を予定しておられる、と言うことですね。

正直に申し上げて、かなり腕に覚えのあるDRでなければ自信持って受けられない仕事ですから、担当医の先生はそれなりの方なのではないですか?

ご心配なら、その先生が手掛けられた似たような手術、症例の写真も見せていただければ良いのではないでしょうか?

それだけの腕に覚えのある方なら、症例写真を取ることは普通に為されているかと思いますから。

鎮静法に関しては、手術時間が長いことから患者さんの負担を考えてのことだろう、と思います。
前歯の手術なので、それ程の大口を開ける必要もないと思いますから、大丈夫なのではないでしょうか?

術後の審美性に関しても、それだけの腕のあるDRなら、外見上のことも考えて手術してくだされる筈ですから、書かれていることは杞憂になると思います。

現在、世界的な抜歯即時植立インプラント治療でも、施術するDRの腕次第である、と言うことが明言されていて、できるのだったら即時修復、手術した時に仮にですが歯を装着すること、が最も審美的にも顎の再建的にも良い結果が出る、と言われています。

ただし何度も書いてすみませんが、行うDRの腕、経験値次第である、と言うことが最重要ポイントです。

そこをちゃんとすれば、従来の手術、治し方でした場合2年以上とか掛かったモノが、4ヶ月とかでセラミックの歯装着まで行ける、そう言う時代が来ている、と言うことも知って置いて損はないかも知れません。

任せるDRを厳選して下さい、と言うことになりますね。

1人の専門家がこの回答を支持しています  
相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: くまにゃんさん
返信日時:2018-04-11 23:41:39
松元先生、お忙しい中を、ご丁寧なご回答をありがとうございます。

症例写真、見せて頂く様にお願いしてみます。

それから、前歯は、余り口を開けずに済むのですね。
鎮静を掛けての手術の方が、気分的にも楽ですので、鎮静をお願いしたいと考えております。

審美的に、どれだけうまく仕上がるかは、ドクターの腕と経験次第とのこと、インプラントの技術は日進月歩なのですね。よく分かりました。
アドバイス、貴重なご意見をありがとうございます。

GBRについて、お伺いしたいのですが、自家骨や人工的に作られた骨など、色々な充填物が選択肢としてあるみたいですが、自家骨が一番定着しやすく、免疫反応も起こりにくく、いい様に思うのですが、短所はありますか?

お忙しいとは存じますが、どうか、宜しくご回答のほど、お願い申し上げます。
回答 回答3
  • 回答者
回答日時:2018-04-12 00:49:20
自家骨だけでは、吸収してしまって、審美的結果が長続きしない、と判明しています。

ボリュームを維持するのが審美的結果に結び付きますので、それに適している人工的な安定している材料を用いる、と言うのが現在考えられている方法です。

相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: くまにゃんさん
返信日時:2018-04-12 00:57:34
松元先生、お忙しい中を、早々のご回答をありがとうございました。

そうなんですね!
私の知りたかった事です。

自家骨と人工の骨を併用するのが、審美的には、一番いいのですね。
人工骨にも、海藻など様々な由来がありますが、なに由来が優れているのでしょうか?

お忙しいとは存じますが、どうか、松元先生のご見解をお教え頂けたら有り難いです。
どうか、宜しくお願い申し上げます。
回答 回答4
  • 回答者
回答日時:2018-04-15 17:15:54
こんにちは。

左上1番の歯根嚢胞とのことですが、個人的には保存したほうがいいと思います、世間では歯根嚢胞があれば抜歯すると診断する歯科医がたくさんいますが、そのほとんどは保存できると考えています。

したがって保存方法を考えてくれるDrを探されるのが、一番いいと思います。

歯根嚢胞 http://yamadashika.jugem.jp/?search=%BB%F5%BA%AC%C7%B9%CB%A6&x=58&y=11

回答 回答5
  • 回答者
回答日時:2018-04-15 22:35:39
自家骨は採取場所が必要となり、口腔内から採取する場合傷が二箇所になると思います。

歯根嚢胞という診断名は、患者さんに説明するためのものだと思います。
歯根嚢胞は摘出後病理検査をして分かるものだと思います。

根尖部に大きな透過像があっても、歯根端切除術で対応出来る場合もあると思います。

相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: くまにゃんさん
返信日時:2018-04-16 01:12:54
山田先生、ご丁寧なご回答をありがとうございました。

25年前に、外科的に歯根嚢胞を摘出して、歯根をかなり切除されていまして、二度目の歯根切除をしたら、根が殆ど無くなり、歯がぐらつくと言われております。
その上、その歯は、差し歯なのですが、土台が太く、根管治療をする際に、土台を外すと歯が割れてしまう恐れもあるらしいのです。

外科的に嚢胞を取り除き、根管治療が無事にできれば、抜歯せずに済むので、私としては、それが一番の望みなので、それをして頂ける先生を探しております。
上記二点を考えれば、やはり、保存は不可能でしょうか?

お忙しいとは存じますが、どうか、先生のご意見を宜しくお願い申し上げます。
相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: くまにゃんさん
返信日時:2018-04-16 01:22:32
柴田先生、ご丁寧なご回答をありがとうございました。

自家骨は、インプラントを埋め込む為の穴を、ドリルで削った際に、出て来る骨の粉だと仰ってました。
それを使用するのは、一般的でしょうか?
感染源とならないか、少し不安です。

25年前に、外科的に歯根嚢胞を摘出して、歯根をかなり切除されていまして、二度目の歯根切除をしたら、根が殆ど無くなり、歯がぐらつくと言われております。ですので、複数の先生に、これ以上の歯根端切除はできない、と言われました。

お一人だけ、少しの切除で済みそうなので、ギリギリいけるかもしれない、歯がグラグラしても、三連結でブリッジをすれば、持つのではないか、というご意見も頂き、迷う所です。

その歯は、差し歯なのですが、土台が太く、根管治療をする際に、土台を外すと歯が割れてしまう恐れもあるらしいのです。

外科的に嚢胞を取り除き、根を切除して、根管治療が無事にできれば、抜歯せずに済むので、私としては、それが一番の望みなのですが。
やはり、不可能でしょうか?

お忙しいとは存じますが、どうか、先生のご意見を宜しくお願い申し上げます。
回答 回答6
  • 回答者
回答日時:2018-04-16 10:54:32
どの移植材が一番良いのかは、今でも結論は出ていません。

次々と新しいモノが開発され、今までのモノよりも改良されている、と宣伝されるので、専門家間でも何が良いのか、に関しては結論は出ないのです。

何を読んでおられるのか分かりませんが、珊瑚使ったモノとかは、確か現在では消えてしまった、もしくはまったく主流ではない、と思います。

ネット内の情報に関しては、時間経過、それが書かれているのが何時なのか、を常に気にされて下さい。

書かれてる内容に日付がないモノに関しては、古い情報?と疑って罹った方が良いと思います。

以上のような状態ですので、施術するDRの好み、患者さんの好み、豚とか牛が元になってるモノは嫌だとか、人工物は嫌だとか、で選ぶしかないのが現状です。

ここを読まれる患者さん、専門家向けに書かせていただきますが、最新最善を追究し過ぎると、何も身動きが取れなくなります。

それは上にも書きましたように、研究とか開発とかが常に進み、それに合わせて製品はいつの時代でも出て来るからです。

それを、一番良いモノとかで追い掛けすぎると、いつまでも治療始めることができなくなって、状況は更に悪くなるからです。

そのことを大きなことと考えて下さい。

歯科の病気は、基本自然治癒力がありません。

治さないといけない、と診断下って、そこでベストと探し始めることの時間的浪費は、時に取り返しのつかない事態を招きかねないんです。

どこかで踏み切る勇気、決断力、その時これで良い、と諦観して進むこと、が何よりも大切です。

賭けに近いかも知れませんが、それは止むを得ないことなんです。

患者さん自身主体的になって、決断される。

そして、治すことに集中する。

青い鳥、を探し続けても見つからず、家に帰ったらそこにいた、と言う童話を思い出して下さい。

足元、今を一所懸命にするしかないんです。

そこを分かって下さい。

失礼致しました。

回答 回答7
  • 回答者
回答日時:2018-04-16 13:26:54
根管治療をやり直せば治せると思います。

根切の後始末 http://yamadashika.jugem.jp/?eid=3416
根切の後始末 http://yamadashika.jugem.jp/?eid=3516

相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: くまにゃんさん
返信日時:2018-04-17 02:35:16
松元先生、大変、貴重なご意見を頂きまして、ありがとうございました。

日々、進歩し続ける医療現場。
新しくなり続ける製品。
それらは止まることがなく、常に進化するので、ベストを追い求めると、キリのない話になってしまい、時間が刻々と過ぎ、どこかで決断をしないと、自然治癒しない歯は、どんどん悪化してしまうのですね。

先生の仰られる事が、今の私の心に響きました。
ハッと目覚めさせられた気分です。
本当にありがとうございました。
相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: くまにゃんさん
返信日時:2018-04-17 02:51:24
山田先生、早々のご回答をありがとうございました。

ご回答の所に、根切の後始末と題して、折角、記載して頂いておりますページを見ることができませんでした。
URLに、?マークが含まれているからかと思われます。

根管治療をやりなおせば、治るとのこと。

25年前の歯根端切除で、根が殆どなく、差し歯の土台も太いですが、挑戦してみる価値はありますか?
お伺い申し上げます。

お忙しいとは存じますが、どうか、ご回答の程、宜しくお願い申し上げます。
回答 回答8
  • 回答者
回答日時:2018-04-17 13:22:40
>記載して頂いておりますページを見ることができませんでした。

私のパソコンでは見ることができます、もう一度試してください。

>25年前の歯根端切除で、根が殆どなく、差し歯の土台も太いですが、挑戦してみる価値はありますか?

土台の太さは基本的に関係ありません、その気になれば外せます、再チャレンジですが価値はあると思います、要はだれがどのように評価してどう引き受けるかだと思います。

通常は嫌がると思います、インプラントの方がが手っ取り早いでしょう。

相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: くまにゃんさん
返信日時:2018-04-17 18:56:00
山田先生、ご丁寧なご回答をありがとうございました。

画像、見ることができました。
この様に、うまくいくのなら、嬉しいです。
インプラントを考える前に、根管治療で良くなる可能性にかけてみたいと思いました。

ただ、根管治療前の土台を外す段階で割れてしまうと、抜歯となってしまいますので、そのリスクを思うと怖いです。
土台の太さは関係ないとのことですが、時間と手間を掛ければ、如何に太くとも、外せるという事ですね。

それだけの手間を掛けて、誠実にやって下さる先生がいらっしゃるかどうか、なのですね。
探してみます。

色々と相談に乗って頂きまして、ありがとうございました。



タイトル 左1番、前歯の抜歯即時インプラントについて
質問者 くまにゃんさん
地域 非公開
年齢 61歳
性別 女性
職業 非公開
カテゴリ 抜歯:1番(中切歯)
インプラント治療法
インプラント関連
回答者




  • 上記書き込みの内容は、回答当時のものです。
  • 歯科医療は日々発展しますので、回答者の考え方が変わることもあります。
  • 保険改正により、保険制度や保険点数が変わっていることもありますのでご注意ください。

歯磨きをしても虫歯になる原因 デンタルフロスは効果無し? 歯ブラシとデンタルフロスどっちが先? 歯科衛生士が就職前に絶対に知っておきたい