歯科医師の職業倫理とは。不適切口腔ケアにつき法廷で話し合い中

相談者: 先着さん (32歳:女性)
投稿日時:2018-07-05 14:10:17
親が入所していた老健協力歯科医療機関と法定で話し合いをしています。

施設介護中だった場合、入所施設介護職員に対して口腔ケアについて指導する責任があると患者側は理解しています。

日常の口腔ケアを実施しているのは、施設である。
不適切口腔ケアの責任は、老健にあり、歯科医療機関には責任が無いと主張しています。

入所中の再三再四、歯科医療機関に対して老健に是正指導を依頼してました。
担当歯科医からは、人手不足で仕方がないと施設に忖度し全く施設を指導しませんでした。

口腔衛生管理体制加算が算定した月から入所者に対して希望してないのに口腔清掃をしており診療費用を請求しています。

1,歯科医師には、療養指導義務がありますが施設入所中だった場合入所施設には指導しないのでしょうか?

2,歯間ブラシを使わないと歯間の汚れが除去できません。
施設から人手不足を理由に導入を拒否されたとしても歯科医として適切に指導しない理由がわかりません。
患者の利益を優先すべきですが、施設に対し大変考慮しています。


回答 回答1
  • 回答者
船橋歯科医院(岡山市北区)の船橋です。
回答日時:2018-07-05 21:56:18
こんにちは。
法定でどういう決着になるかをお待ちになってください。

少し前までは老人施設や長期療養施設では歯が残っていると臭いので抜歯して下さいという依頼が医師や看護師からあったものです。
時代が変わって歯科の往診料が改定と共に変わり介護士が歯磨きをしても良いという通達が出、歯科衛生士が医科に雇用される時代になって来て現場で出来る事も年々変わって来ています。
保険点数の改変も進みましたが、雇用や現場の人手不足は酷いままなので様々な意味で理想と現実にギャップがあります。

歯科医の倫理観や医療や介護関係者の倫理観だけが頼りというのでは、現場は疲弊して絵に描いた餅で終わります。
患者さんやご家族は制度の変化に従って負担金が変わる訳ですから納得いかない事があるでしょう。

法がどのような判断を下すのかはわかりませんが、様々な面で上手く機能していない事があるのだろうと思います。

1人の専門家がこの回答を支持しています  
相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: 先着さん
返信日時:2018-07-06 01:57:16
船橋先生

貴重な御意見ありがとうございます

自分で口腔清掃ができない患者は歯を失っても仕方がないと言うことでしょうか?

人手不足を理由にしていたら患者の最善はありません。
回答 回答2
  • 回答者
船橋歯科医院(岡山市北区)の船橋です。
回答日時:2018-07-06 09:58:35
患者の最善ばかりを求める事が出来ないので、ご家族で介護士さんの負担を減らせるように補っていただく事になるのですが、保険点数がついて負担金の一部を支払われると権利が生じますから、そこが新たな問題になりますね。

支払うものは支払っているのだからちゃんと受けられる最善の医療あるいは介護サービスを行ってほしいとお考えになられるのは当然でしょうから、その点について施設側や歯科医とよく話し合ってみて下さい。

ご要望にそえないという場合もあるでしょうから、その場合は別の施設を探される必要があるのかもしれません。




タイトル 歯科医師の職業倫理とは。不適切口腔ケアにつき法廷で話し合い中
質問者 先着さん
地域 非公開
年齢 32歳
性別 女性
職業 非公開
カテゴリ 歯磨き(プラークコントロール) その他
その他(歯科医師関連)
歯科/裁判・訴訟・示談・慰謝料
回答者




  • 上記書き込みの内容は、回答当時のものです。
  • 歯科医療は日々発展しますので、回答者の考え方が変わることもあります。
  • 保険改正により、保険制度や保険点数が変わっていることもありますのでご注意ください。

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