[写真あり] 平成30年4月の診療報酬改定でのブリッジ・麻酔の量

相談者: ドルハさん (54歳:女性)
投稿日時:2018-09-12 18:35:01
知りたい内容をインターネットで探したのですが、的確な情報を見つけることができませんでしたので、質問させていただきました。
ご回答をよろしくお願いいたします。

1.
平成30年4月の診療報酬改定で、

小臼歯大臼歯にもレジン前装金属ポンティックができ、
 金属裏装ポンティックは保険が削除となる。」

とありました。

今年改定ということは、2年前に保険でできた前面が白い小臼歯・大臼歯のポンティックは「金属裏装ポンティック」だったということでしょうか?

現在の保険治療では「金属裏装ポンティック」はあり得ないということでしょうか?

どちらも前面は白くなるようで違いがわからず、インターネット上で検索したのですが、言葉の説明はあるものの見た目の差がわからりませんでした。

画像として探すと、歯の半分が銀色で半分が白いものや、薄く白いものを前面に貼っているようなものや、いろいろ出てきて、それがどちらなのかよくわかりませんでした。

2枚の写真を添付しましたので、どちらかわかれば教えてください。


また、「レジン前装金属ポンティック」と「金属裏装ポンティック」の違いが明確にわかるような小臼歯(大臼歯)の写真が載っているサイトがあれば教えてください。

また、どちらも小臼歯(大臼歯)の場合は、咬合面は銀色になるのでしょうか?


2.
平成30年4月の診療報酬改定で、「高強度硬質レジンブリッジ」が条件を満たせば、保険適用されるとありました。

7番の歯がすべてあり、左下4(5)6番のブリッジなら可能と解釈したのですが、2−1.インレーブリッジでも可能なのでしょうか?

2−2.通常のブリッジ(保険3割で1万~1万5千円と聞いている)に対しておおよそいくらぐらいになるのでしょうか?

2−3.「医科の保険医療機関または医科歯科併設の医療機関の医師との連携のうえで、診療情報提供(診療情報提供料の様式に準じるもの)に基づく場合に限る。」とありましたが、小病院ではできず、紹介状を持って大病院でのみ実施可能ということでしょうか?

2−4.条件が合えば、通常のブリッジよりもお勧めなものなのでしょうか?
懸念事項や注意点、先生方の個人的見解をお聞かせください。


3.
以前、ある医院で口の中で液が溢れるぐらいの量を一気に注射され、その後、吐き気で気分が悪くなったことがあったので、
麻酔に不安を持っているため、一般的な目安量を知っておきたいのです。

webサイトで「オーラ注歯科用カートリッジ1.8mL」の「用法・用量」には

浸潤麻酔又は伝達麻酔には、0.3〜1.8mLを使用する、 口腔外科領域の麻酔には3〜5mLを使用する 」

と書いてありました。

左下4(5)6番のブリッジ、4と6の被せを外し、インレーブリッジとする場合で、成人女性で標準の麻酔使用量の目安を教えてください。

4と6番の歯にそれぞれに1.8mLで合わせて3.6mLぐらいも必要なものなのでしょうか?
抜歯では1.8mL(1本)で十分でしたが、ブリッジ治療ではそれ以上に必要なものでしょうか?

以上、よろしくお願いいたします。


画像1画像1 画像2画像2


回答 回答1
  • 回答者
回答日時:2018-09-14 12:08:54
なかなか回答がつきませんね。
とりあえず麻酔について

参考
https://www2.ha-channel-88.com/soudann/soudann-00021398.html

1人の専門家がこの回答を支持しています  
回答 回答2
  • 回答者
回答日時:2018-09-14 13:18:09
2-1 不可だと思います。

2-2 多分二万円前後かと思います。不確かですご。

2-3 歯科金属アレルギーがある患者さんではD6Fというケースにも適応できるという文面だと思います。
ですから医科から歯科への診療情報提供書があれば良いのでどんな小さな歯科医院でも可能だと思います。

2-4 普通はお勧めではないと思います。
歯科用金属アレルギーがあって保険診療を希望されればこの選択肢しかないと思います。

1人の専門家がこの回答を支持しています  
相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: ドルハさん
返信日時:2018-09-14 18:49:58
柴田先生

麻酔についてのサイト読みました。

個人的には

「1カートリッジ1.8mlには22.5マイクログラム含まれているので健常者では4本まで,循環器系疾患のある患者は2本までといわれています.(オーラ注カートリッジは45マイクログラム含まれているのでその半分まで)」

という箇所を見るとやはりオーラ注1本ぐらいにしてほしいと思ってしますが、実際には「これだと,少なくて使いにくいですね.」というのが先生方の本音のようですね。。。

「高強度硬質レジンブリッジ」については、私がやや期待し過ぎていたようです。

お忙しい中、ご回答ありがとうございました。

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レジン前装金属ポンティック」と「金属裏装ポンティック」の違いも、どなたかわかる方がおられましたら教えてください。

「金属裏装ポンティック」は削除されたので、今後は、「前面が白いポンティック希望」と言えば、「レジン前装金属ポンティック」になるのですよね。

結局、「レジン前装金属ポンティック」は、見た目、材質、強度など、「金属裏装ポンティック」よりも良いものなのでしょうか?
回答 回答3
  • 回答者
回答日時:2018-09-15 15:00:54
ドルハさん、こんにちは

レジン裏装ポンティック硬質レジンを用います。
金属裏装ポンティックは既製の人工歯や、レジンを用います。

白い部分の材料の違いです。

見た目的にはさほど変わりません。
個人的感覚として、レジンよりは硬質レジンのほうがやや白い部分が大きくなるかも知れません。

人工歯を用いるのが一番白い部分が大きくなるように思いますが、現在ではこの方法で作る技工士はほとんどいません。

1人の専門家がこの回答を支持しています  
相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: ドルハさん
返信日時:2018-09-16 18:59:39
小牧先生

ご回答ありがとうございます。

レジン裏装ポンティック」と書かれているのは「レジン前装金属ポンティック」と同じでしょうか?

もしそうなら、「現在は人工歯を用いることはほとんどない」ということなので、

『平成30年4月の診療報酬改定で、
 「小臼歯大臼歯にもレジン前装金属ポンティックができ、
  金属裏装ポンティックは保険が削除となる。」』

という内容は、患者の立場から見れば、

「前面の白いポンティックを希望したら、白い部分の材質が、去年までは『レジン』を使用したものだったが、今年からは『硬質レジン』を使用したものになる。

『硬質レジン』は『硬質』というぐらいだから、レジンよりも硬く、割れにくい良質の材料が保険で使用できるようになった。
見た目はほとんど変わらない。」

という解釈でよいのでしょうか?
もし、間違っていたらご指摘ください。

お忙しい中、ご回答ありがとうございました。
回答 回答4
  • 回答者
船橋歯科医院(岡山市北区)の船橋です。
回答日時:2018-09-17 14:02:26
こんにちは。

ブリッジは欠損がある部位にかかる力も構造体で負担しなければいけませんから構造体が頑丈であることが最も重要です。
そうしなければ前後の歯まで駄目にしてしまいます。

そこで金銀パラジウム合金一体構造というものが臼歯にはよく使用されています。
頑丈だけがとりえというものです。

元々保険治療は審美的なものを要求できないことになっていますから金属の一体構造ブリッジが基本です(頑丈なので20年でも30年でももちます)。

ただ、昨今、金属の金額が非常に高騰してきておりその割りに歯科の保険治療費は高騰させることができませんから金属をできるだけ使用しないような保険治療が増えてきています。

また審美的な要求を満たさないまでも少しは要望に応えようということで歯科医が判断して構造体の強度が保てるようならば(不具合が多いと度々再治療が必要なので保険治療費としては上がり政府は困りますからね)金属の一部を減らして人工歯を埋め込んでもよいということになっていました。

レジン歯である必要があったのは硬質レジンは固まっているものだと接着に適さないからです。

(作り方としてはポンティック部分に人工歯埋め込み用の穴を開けた形で金属のブリッジを鋳造した後工場製造品である人工歯を必要な大きさに削って樹脂で穴に貼り付けるという作り方です。

この際レジン歯ならば樹脂と接着しますが硬化後の硬質レジンでは接着に適しません。

硬質レジン人工歯は作製の段階で表面は硬質レジン、裏面はレジンになっていますがこれは製造過程で接着させているので一体物として存在するので)

現在は、積層用硬質レジン(技工所で作業できるもの)のよいものが多くできてきているので時代に則さなくなって保険収蔵から外れたと考えられたほうがよいでしょう。

実際見た目的にはどのくらい白い部分を造ってくれるのか?は歯や咬みあわせの条件によって変わってくるのでネット上の画像でいいな〜と思われてもそれが即そのままの形で見た目もそのようになるとは限りません。

最も大切なことは人工物の白い部分を大きくしたいならば前後の歯を大きく削っておく必要があるということです。

よいことにつながるのか?悪い結果につながるのか?の判断は歯科医がお口の中をトータルに診断して削り方を変えたり咬みあわせの調整を行い歯科医の指示により技工士が必要な形態に製作しますから歯科医に白いところが多いほうがよいならば保険治療なので叶わないかもしれませんが一応伝えておかれるとよいのではないでしょうか?

構造体としての強度は白いものが増えれば増えただけ金属一体型よりも劣ってきます。

自費治療では硬質レジンより生体親和性が高く審美性にも優れ強度も高いセラミックを用いることになります。
メタルボンドというものがそれになります。

最近は金属をまったく使用しないジルコニアモノ構造ブリッジやジルコニアとセラミックの構造体のブリッジが自費治療として人気が高い治療になっていますが、金属よりも前後の歯は大きめに削られる必要があります。

高強度硬質レジンブリッジは、保険治療なのに金属アレルギーがあって金属が使えないという場合にやむなく使われる程度のものだとお考えになっておくとよいのではないでしょうか?

一体構造物ではないですから欠損修復機能を補うものとしてはあまり使いたくない(比較的短期間でのトラブルが予想されるので)という気持ちを多くの歯科医が持つと思います。

1人の専門家がこの回答を支持しています  
相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: ドルハさん
返信日時:2018-09-20 18:24:49
Dr.ふなちゃん 様

詳しいご説明ありがとうございます。
漠然としていたものがクリアになった気がします。

レジン裏装ポンティック」は、技工所で金属部分を作り、レジンを後で貼りつける。

「レジン前装金属ポンティック」は、金属+接着面はレジン+前面は硬質レジンの3層構造で、すべて技工所で製造され、一体物として出来上がってくる。

強度的には、すべて金属のものが一番強いが、新しく保険で採用される「レジン前装金属ポンティック」の方が、「硬質」レジンが使われているし、後で貼る作業がないので、以前の「レジン裏装ポンティック」よりは強度面は上がっている、という解釈でよろしいでしょうか?

もしそうなら、3月ぐらいにも一度ブリッジを作ろうかと思ったけど思い止まったので、その時に作るよりも、改正後の今作る方が良いものが保険が作れたと思っていいのでしょうか?

インレーブリッジを希望なので、本当はすべて金属の方が強度的には良いのかもしれませんが、やはり前面は少しだけでも白い方がいいなと思っていたので、もし強度があがっているものが保険で作れるようになったならうれしいことです。

もし解釈が間違っている場合はご指摘ください。
お忙しい中、ご回答ありがとうございました。
相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: ドルハさん
返信日時:2018-09-25 11:59:03
特にご指摘もなさそうなので、
これで解決済とさせていただきます。

ご回答いただきました先生方、お忙しいところ時間を割いてご回答いただき、本当にありがとうございました。



タイトル [写真あり] 平成30年4月の診療報酬改定でのブリッジ・麻酔の量
質問者 ドルハさん
地域 非公開
年齢 54歳
性別 女性
職業 非公開
カテゴリ ブリッジその他
麻酔その他
その他(写真あり)
その他(その他)
回答者




  • 上記書き込みの内容は、回答当時のものです。
  • 歯科医療は日々発展しますので、回答者の考え方が変わることもあります。
  • 保険改正により、保険制度や保険点数が変わっていることもありますのでご注意ください。

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