根管治療中に抗生物質を出す習慣が歯科にないのは何故?

相談者: ◯ANNA◯さん (34歳:女性)
投稿日時:2019-02-28 14:37:21
先程の質問のあとに続けようかとも思ったのですがもうひとつスレッドを立てさせて頂きました。


つい先日から抜髄処置を開始し次が初めての取り替えです。
結果的に初めての取り替えまで17日ほどあきますがそれは、あまり問題ないだろうとここでご回答頂きました。

(2週間近くたっていますが、強く噛み締めてしまった次の瞬間だけ時々若干薬の臭いだけ(苦い味はしない)漏れてくるのは半ば仕方ないのでしょうか。奥歯なので鼻に近いからかな)


若干話がずれましたが実は私は今風邪を引いてフロモックスをもらいました。
フロモックスは元々歯科でも処方されることがある抗生物質で殺菌ですから、唾液の菌等が減っていい風に働くことはあっても悪い風に働くことはないからとのこと。

若干詰め替えまでに時間の空いてしまう私としては安心する言葉ではありましたがここで疑問です。


そこでお聞きしたいのは私がフロモックスを頂いたのは風邪の結果でしたが、何故歯科でフロモックス(じゃなくても抗菌)を、抜髄後、根充までの間でも、内服薬として出す週間がないのでしょう?

単純に考えれば抜髄してしまった根の方の直接の殺菌までは効果が薄いとしても、それだってゼロではないかもしれませんし少なくとも口内の菌を減らせれば、次の詰め替えまでにどうしても外から入ってくる菌は減らせて治療回数を減らせそうな気がするのですが。


回答 回答1
  • 回答者
船橋歯科医院(岡山市北区)の船橋です。
回答日時:2019-02-28 14:51:12
こんにちは。

風邪抗生剤では治らないので最近は抗生剤を出さないようにという方向になっているのですが、まだ診療報酬に反映されていないので投薬されたのでしょうか。

https://www.mhlw.go.jp/file/05-Shingikai-10601000-Daijinkanboukouseikagakuka-Kouseikagakuka/0000156500.pdf



効果が薄いとわかっていて投薬する歯科医はいないでしょう。

抜髄であればきちんと根管治療を終えることが最も大切です。


歯科治療の成功は地道で精密な作業の積み重ねですから、お薬で治せることは少ないので患者さんは通院中大変でしょうが、頑張って治療を受けてください。

1人の専門家がこの回答を支持しています  
回答 回答2
  • 回答者
回答日時:2019-02-28 20:24:56
まずフロモックスを含め殆どの抗菌剤歯髄炎に対する適応がないと思います。
つまり保険診療内でフロモックスを出してもレセプトの返戻をされるか、減点されるだけで歯科医院側の持ち出しになると思います。

また細菌に効くためのには局所における抗菌剤の濃度がある一定以上必要だと思います。
そのためにはかなり大量の抗菌剤を服用しないと根管内の濃度は上がらないと思います。
となると生体に異常が出るかもしれないと思います。


同じようなことは歯周病にも当てはまると思います。
歯周病が抗菌剤だけでは治らないと思います。

回答 回答3
  • 回答者
回答日時:2019-02-28 20:30:42
>単純に考えれば抜髄してしまった根の方の直接の殺菌までは効果が薄いとしても、それだってゼロではないかもしれませんし少なくとも口内の菌を減らせれば、次の詰め替えまでにどうしても外から入ってくる菌は減らせて治療回数を減らせそうな気がするのですが。

そういったエビデンスはないかと




タイトル 根管治療中に抗生物質を出す習慣が歯科にないのは何故?
質問者 ◯ANNA◯さん
地域 非公開
年齢 34歳
性別 女性
職業 非公開
カテゴリ 根管治療の治療法
抗生剤(抗生物質)・化膿止め
回答者




  • 上記書き込みの内容は、回答当時のものです。
  • 歯科医療は日々発展しますので、回答者の考え方が変わることもあります。
  • 保険改正により、保険制度や保険点数が変わっていることもありますのでご注意ください。

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