[写真あり] 子供が前歯を脱臼、抜髄時に歯の内側は削りますか?
相談者:
あきあつさん (52歳:男性)
投稿日時:2019-05-09 21:50:41
回答1
東京国際歯科六本木(港区六本木)の宮下です。
回答日時:2019-05-09 23:37:59
あきあつ さん
お子さんの事で、ご心配でしょう。
状況がわかりにくいのでお答えが変わることがあります。
外傷を受けて、歯が脱臼した場合は、その力の程度により、処置が異なります。
その時期(お子さんの年齢)により、歯髄や根尖部の状態が異なりますので、治療が異なります。
大変お手数ですが、いつ、どのような状況で(どっちから歯に力がかかったか)歯は折れて抜髄になったのか、そうではなく、神経が反応しなくて抜髄になったのか、歯の内側とは?裏側のことなのか?神経がある部分のことなのか?
ぶつけた後、何日後に治療を受けたのか?
専門的な内容になりますので、大変わかりにくい事とは思いますが、お分かりになる範囲でお答え頂ければ助かります。
本当は、治療している先生がお答えになるものですけどね。
お子さんの事で、ご心配でしょう。
状況がわかりにくいのでお答えが変わることがあります。
外傷を受けて、歯が脱臼した場合は、その力の程度により、処置が異なります。
その時期(お子さんの年齢)により、歯髄や根尖部の状態が異なりますので、治療が異なります。
大変お手数ですが、いつ、どのような状況で(どっちから歯に力がかかったか)歯は折れて抜髄になったのか、そうではなく、神経が反応しなくて抜髄になったのか、歯の内側とは?裏側のことなのか?神経がある部分のことなのか?
ぶつけた後、何日後に治療を受けたのか?
専門的な内容になりますので、大変わかりにくい事とは思いますが、お分かりになる範囲でお答え頂ければ助かります。
本当は、治療している先生がお答えになるものですけどね。
相談者からの返信
相談者:
あきあつさん
返信日時:2019-05-10 03:50:44
宮下裕志 先生
おはようございます。
ご回答ありがとうございます。
・いつ、どのような状況で(どっちから歯に力がかかったか)
野球をしていてボールが口元に当たりました。
唇も歯に面した内側が切れ5針ほど縫いました。
歯に対して直角に当たり、前歯が奥に押されました。
・歯は折れて抜髄になったのか
パキッ、っとは折れてません。
「いずれダメになる」との事で抜髄しました。
なぜ神経を抜いたか、と言われると詳しく聞いて無いです。
・そうではなく、神経が反応しなくて抜髄になったのか
すみません、聞いて無いです。
・歯の内側とは?裏側のことなのか?神経がある部分のことなのか?
歯の内部の事です。
神経を抜く際にホジクリますよね内側を、そのついでに、みたいなイメージです。
・ぶつけた後、何日後に治療を受けたのか?
当日でした。
ボールが顔に当たり歯が目視で分かるくらい先端が奥へ倒れて最大で5ミリ程押されてました。
こんな感じです。
お返事が遅くなりすみません。
おはようございます。
ご回答ありがとうございます。
・いつ、どのような状況で(どっちから歯に力がかかったか)
野球をしていてボールが口元に当たりました。
唇も歯に面した内側が切れ5針ほど縫いました。
歯に対して直角に当たり、前歯が奥に押されました。
・歯は折れて抜髄になったのか
パキッ、っとは折れてません。
「いずれダメになる」との事で抜髄しました。
なぜ神経を抜いたか、と言われると詳しく聞いて無いです。
・そうではなく、神経が反応しなくて抜髄になったのか
すみません、聞いて無いです。
・歯の内側とは?裏側のことなのか?神経がある部分のことなのか?
歯の内部の事です。
神経を抜く際にホジクリますよね内側を、そのついでに、みたいなイメージです。
・ぶつけた後、何日後に治療を受けたのか?
当日でした。
ボールが顔に当たり歯が目視で分かるくらい先端が奥へ倒れて最大で5ミリ程押されてました。
こんな感じです。
お返事が遅くなりすみません。
回答2
船橋歯科医院(岡山市北区)の船橋です。
回答日時:2019-05-10 10:30:07
こんにちは。
抜髄することが決まれば、治療ステップとしては歯の裏側に穴を開け歯髄が入っている歯髄腔を外開きに開きます。
歯髄が入っている穴は先っぽで曲がっている事が多いので、治療の際入り口から除去拡大用ツールを入れるために、少し外開きにしておくほうが綺麗に清掃出来たり完全なシーリング処置の為に有利になるからです。
ただ、歯髄にあまりダメージが来ておらず感染も上の方だけならば、歯髄はツルリと引き出せるので歯質除去は少なくて済むかもしれません。
後は根尖の状態がどうなのか?或いは分岐がどうなのか?曲がりがどうなのか?等で拡大しなければいけない量が色々変わりますから、一概には言えませんが、一部でも上の方の歯髄を取り残すと歯の色が変わってきますから、上の方はしっかり穴を開ける事が多いと思います。
穴は根管治療後にしっかりと樹脂やその他の強度のある人工物で埋めますから、大きな穴が開けられたからといって気にされなくても良いでしょう。
肝心要の部位の治療をきちんとやっておくことの方が大切ですから、そのためには上の方は犠牲になるのは仕方がないと理解しておいてください。
外傷を防ぐ為にスポーツマウスガードが有効ですから、将来的にそういうものの利用もお考えになるとよいのではないでしょうか?
お大事にしてください。
抜髄することが決まれば、治療ステップとしては歯の裏側に穴を開け歯髄が入っている歯髄腔を外開きに開きます。
歯髄が入っている穴は先っぽで曲がっている事が多いので、治療の際入り口から除去拡大用ツールを入れるために、少し外開きにしておくほうが綺麗に清掃出来たり完全なシーリング処置の為に有利になるからです。
ただ、歯髄にあまりダメージが来ておらず感染も上の方だけならば、歯髄はツルリと引き出せるので歯質除去は少なくて済むかもしれません。
後は根尖の状態がどうなのか?或いは分岐がどうなのか?曲がりがどうなのか?等で拡大しなければいけない量が色々変わりますから、一概には言えませんが、一部でも上の方の歯髄を取り残すと歯の色が変わってきますから、上の方はしっかり穴を開ける事が多いと思います。
穴は根管治療後にしっかりと樹脂やその他の強度のある人工物で埋めますから、大きな穴が開けられたからといって気にされなくても良いでしょう。
肝心要の部位の治療をきちんとやっておくことの方が大切ですから、そのためには上の方は犠牲になるのは仕方がないと理解しておいてください。
外傷を防ぐ為にスポーツマウスガードが有効ですから、将来的にそういうものの利用もお考えになるとよいのではないでしょうか?
お大事にしてください。
回答3
相談者からの返信
相談者:
あきあつさん
返信日時:2019-05-10 15:06:30
相談者からの返信
相談者:
あきあつさん
返信日時:2019-05-10 15:12:26
回答4
船橋歯科医院(岡山市北区)の船橋です。
回答日時:2019-05-10 16:23:59
顕微鏡での治療は患者さんの協力が必要ですから(とにかく動いては駄目)、お子さんの場合危ないので使われないことは多いのではないかと思います。
使用するといっても拡大鏡程度ではないでしょうか。
小児の場合危なくないようにラバーダムを使うことは多いと思いますが、使わない場合もあると思います。
一般歯科では使わない率は高いのではないかと思いますが、特に大きな問題にはつながらないように思います。
もちろんあれこれやっておくことの方が安心感はあるでしょう。
抜髄した後は緊密な根管充填が可能ならば(根尖がちゃんとできていたのでしょうか?)、歯髄腔の壁をスムーズにするための加工を細い器具で行うでしょう。
その後強い薬液で殺菌消毒有機物除去を行うでしょうから、無菌または無菌に近くなり根管充填可能な状態になるでしょう。
根尖の条件が悪ければ粉剤のようなものしか先に詰められない場合もありますから、お子さんが受傷されると治療は難しくなりますが、多くのケースで治癒力は高いので問題なく経過できるように思います。
お子さんの外傷は親子共にストレスが大きいでしょうが、歯科医のできる事は限られますから外傷にならない予防は大切ですね。
生え変わりで出っ歯だと外傷に合いやすいですから、気をつけてあげなければいけないでしょうが、たいてい外傷で来られるお子さんは出っ歯でもマウスガードしてない時に受傷されます。
運不運はありますよね。。
お大事になさって下さい。
使用するといっても拡大鏡程度ではないでしょうか。
小児の場合危なくないようにラバーダムを使うことは多いと思いますが、使わない場合もあると思います。
一般歯科では使わない率は高いのではないかと思いますが、特に大きな問題にはつながらないように思います。
もちろんあれこれやっておくことの方が安心感はあるでしょう。
抜髄した後は緊密な根管充填が可能ならば(根尖がちゃんとできていたのでしょうか?)、歯髄腔の壁をスムーズにするための加工を細い器具で行うでしょう。
その後強い薬液で殺菌消毒有機物除去を行うでしょうから、無菌または無菌に近くなり根管充填可能な状態になるでしょう。
根尖の条件が悪ければ粉剤のようなものしか先に詰められない場合もありますから、お子さんが受傷されると治療は難しくなりますが、多くのケースで治癒力は高いので問題なく経過できるように思います。
お子さんの外傷は親子共にストレスが大きいでしょうが、歯科医のできる事は限られますから外傷にならない予防は大切ですね。
生え変わりで出っ歯だと外傷に合いやすいですから、気をつけてあげなければいけないでしょうが、たいてい外傷で来られるお子さんは出っ歯でもマウスガードしてない時に受傷されます。
運不運はありますよね。。
お大事になさって下さい。
回答5
東京国際歯科六本木(港区六本木)の宮下です。
回答日時:2019-05-10 23:36:28
こんばんは
ご回答ありがとうございます。
永久歯の場合の外傷歯のガイドラインを添付します。
英語で、申し訳ありません。
>>ぶつけた後、何日後に治療を受けたのか?
>当日でした。
>ボールが顔に当たり歯が目視で分かるくらい先端が奥へ倒れて最大で5ミリ程押されてました。
この表現から、外傷歯の分類では、永久歯のLateral Luxation になると思います。
この場合、(良い結果になる場合でも)歯の変色はあることがありますが、一時的なことがありますので、それで「神経が死んだ」とは言えない状態です。
Fabourable outcome の青色のところをご覧ください。
少なくとも、3か月は経過を観察する必要があります。
神経が反応するかどうかの検査がエラーとなることが多いケースだからです。
Follow-up (緑の部分)をご覧になって頂きますと、お分かりになると思いますが、他の外傷の場合よりも、頻繁に歯科医院へ通って頂く必要があります。
レントゲンを撮っても、根の先に黒い影が見えることもあるでしょうが、それでも「歯の神経が死んだ」」とは言えません。
(歯が動いていますからね、そう映ります)
一時的に刺激に反応がなくなることもあります。
(神経線維の断裂が起きていますので)
しかし、こういう場合でも、若い患者さんの場合は、特に元通りに戻ってくることがあります。
ですから、最低でも、
2 Weeks, C++
4 Weeks S+, C++
6-8 Weeks C++
6 Months C++
1 Year C++
Yearly for 5 years C++
C: 臨床診査 R:レントゲン診査 (緑の枠)のように経過を観察していく中で、本当に「神経が死んだ」ことを確認していくのです。
外傷を受けた歯の治療は出来るのですが、診断が難しいのです。
抜髄になったようですけど、その治療方法に関しては、年齢が(書かれておりませんが)12歳くらいまででしたら、根管が非常に太いだろうと想像できますから、歯の中を削る必要は全くないでしょうね。
まあ、それよりも、神経を取る必要性は、ないですね。
根管治療が必要とされるのは、根が完成した後、とされています。
赤のラインの場合に、根管治療を行います。
全く、知られていないかもしれませんが、これが国際外傷学会のガイドライン(世界の基準)です。
ご回答ありがとうございます。
永久歯の場合の外傷歯のガイドラインを添付します。
英語で、申し訳ありません。
>>ぶつけた後、何日後に治療を受けたのか?
>当日でした。
>ボールが顔に当たり歯が目視で分かるくらい先端が奥へ倒れて最大で5ミリ程押されてました。
この表現から、外傷歯の分類では、永久歯のLateral Luxation になると思います。
この場合、(良い結果になる場合でも)歯の変色はあることがありますが、一時的なことがありますので、それで「神経が死んだ」とは言えない状態です。
Fabourable outcome の青色のところをご覧ください。
少なくとも、3か月は経過を観察する必要があります。
神経が反応するかどうかの検査がエラーとなることが多いケースだからです。
Follow-up (緑の部分)をご覧になって頂きますと、お分かりになると思いますが、他の外傷の場合よりも、頻繁に歯科医院へ通って頂く必要があります。
レントゲンを撮っても、根の先に黒い影が見えることもあるでしょうが、それでも「歯の神経が死んだ」」とは言えません。
(歯が動いていますからね、そう映ります)
一時的に刺激に反応がなくなることもあります。
(神経線維の断裂が起きていますので)
しかし、こういう場合でも、若い患者さんの場合は、特に元通りに戻ってくることがあります。
ですから、最低でも、
2 Weeks, C++
4 Weeks S+, C++
6-8 Weeks C++
6 Months C++
1 Year C++
Yearly for 5 years C++
C: 臨床診査 R:レントゲン診査 (緑の枠)のように経過を観察していく中で、本当に「神経が死んだ」ことを確認していくのです。
外傷を受けた歯の治療は出来るのですが、診断が難しいのです。
抜髄になったようですけど、その治療方法に関しては、年齢が(書かれておりませんが)12歳くらいまででしたら、根管が非常に太いだろうと想像できますから、歯の中を削る必要は全くないでしょうね。
まあ、それよりも、神経を取る必要性は、ないですね。
根管治療が必要とされるのは、根が完成した後、とされています。
赤のラインの場合に、根管治療を行います。
全く、知られていないかもしれませんが、これが国際外傷学会のガイドライン(世界の基準)です。
回答6
相談者からの返信
相談者:
あきあつさん
返信日時:2019-05-11 07:01:13
Dr.ふなちゃん(船橋)先生
おはようございます。
お返事が遅くなりすみません。
回答ありがとうございます。
抜髄後に使用する消毒液も先生の考え方で、クレゾールや、薬品の名前を聞いて驚く物まで、様々で少々怖くなりました。
宮下先生のアドバイスを見ると、今回受診をした所は、時短の為に、経過観察を省略?したかのようです。
これも親の無知のせいです。
この度はありがとうございました。
おはようございます。
お返事が遅くなりすみません。
回答ありがとうございます。
抜髄後に使用する消毒液も先生の考え方で、クレゾールや、薬品の名前を聞いて驚く物まで、様々で少々怖くなりました。
宮下先生のアドバイスを見ると、今回受診をした所は、時短の為に、経過観察を省略?したかのようです。
これも親の無知のせいです。
この度はありがとうございました。
相談者からの返信
相談者:
あきあつさん
返信日時:2019-05-11 07:06:11
宮下裕志先生
おはようございます。
夜遅くにありがとうございました。
ご丁寧に説明下さり感謝致します。
この様な手順があり親として無知で恥ずかしい限りです。
今後、残りの長い生活の中で出来る限り、再度ダメージを受けないよう心掛けます。
この度はありがとうございました。
おはようございます。
夜遅くにありがとうございました。
ご丁寧に説明下さり感謝致します。
この様な手順があり親として無知で恥ずかしい限りです。
今後、残りの長い生活の中で出来る限り、再度ダメージを受けないよう心掛けます。
この度はありがとうございました。
タイトル | [写真あり] 子供が前歯を脱臼、抜髄時に歯の内側は削りますか? |
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質問者 | あきあつさん |
地域 | 東京23区 |
年齢 | 52歳 |
性別 | 男性 |
職業 | 会社員(管理職) |
カテゴリ |
根管治療の治療法 小児歯科治療 その他(写真あり) 歯をぶつけた、歯が欠けた・抜けた 歯をぶつけた(歯の打撲・外傷) |
回答者 |
|
- 上記書き込みの内容は、回答当時のものです。
- 歯科医療は日々発展しますので、回答者の考え方が変わることもあります。
- 保険改正により、保険制度や保険点数が変わっていることもありますのでご注意ください。