大臼歯の歯根端切除術ついて

相談者: mituさん (20歳:男性)
投稿日時:2019-07-17 16:15:36
大臼歯歯根端切除術をした方がいいと勧められました。
そこで幾つかご質問させていただきます。


@調べてみると、小臼歯までが適用範囲という情報がありました。
大臼歯の歯根端切除術をしても問題(危険性)はないのでしょうか。


Aまた、危険性に関しても不安があります。
インプラント治療みたいに神経を損傷するなどの後遺症が残ってしまうケースはありますか。


B骨に穴を開け、再生されるまで半年〜1年とありますが、大きな手術と捉えた方がいいのでしょうか。


C歯根端切除術をする前後にある歯も治さなくてはいけない虫歯があります。
歯根端切除術をした後、どれくらいの期間を開けてから、前後の歯を治すのがベストだと思われますか。
完全に骨が再生(1年)されるのを待ってからの治療なのか。


回答の程、よろしくお願いいたします。


回答 回答1
  • 回答者
回答日時:2019-07-17 17:20:37
大臼歯歯根端切除術をした方がいいと勧められました。

基本的なことになりますが、疑問に思うことや、不安に感じることは、何でも担当医に直接お尋ねしてみましょう。

コミュニケーションをとる努力を勧めます。


>調べてみると、小臼歯までが適用範囲という情報がありました。

曖昧な情報ですね。

上下や左右に依っても難易度が異なりますが、大臼歯も適応となる場合も結構あるかと思います。


>大臼歯の歯根端切除術をしても問題(危険性)はないのでしょうか

どの歯のどの根がどういう状態なのか、また、その周囲がどういった状態なのか、よく説明していただいてください。


>危険性に関しても不安があります。

説明を受けてもなお不安が払拭できないようでしたら、素直に抜歯していただくのも一法かもしれません。


インプラント治療みたいに神経を損傷するなどの後遺症が残ってしまうケースはありますか

事前の精査が不足していたり、施術が上手くいかなければ、あるかもしれません。


>骨に穴を開け、再生されるまで半年〜1年とありますが、大きな手術と捉えた方がいいのでしょうか

そうでしょうね。


>歯根端切除術をする前後にある歯も治さなくてはいけない虫歯があります。

治すこと自体よりも、どうして治さなくてはならない状態になってしまったのか、生活習慣の見直しと徹底した見直しが必須のように思います。


>歯根端切除術をした後、どれくらいの期間を開けてから、前後の歯を治すのがベストだと思われますか。

どういう状態に対し、どのような施術を想定しているのかに依ります。

1人の専門家がこの回答を支持しています  
回答 回答2
  • 回答者
回答日時:2019-07-17 18:27:26
そうですね…

まずは担当の先生が根管治療の専門医なのかどうかによっても判断は異なると思います。

専門医の先生であれば「まずはしっかりと根管治療をしましょう」と言う事になると思います。
専門医の先生がしっかりと根管治療をしたうえで、直りが悪い場合には外科(歯根端切除)に進むことになると思います。


>@調べてみると、小臼歯までが適用範囲という情報がありました。
大臼歯歯根端切除術をしても問題(危険性)はないのでしょうか

危険性と言うより「(歯内療法専門医であっても)非常に難易度が高くなる」と言う事です。


>Aまた、危険性に関しても不安があります。
インプラント治療みたいに神経を損傷するなどの後遺症が残ってしまうケースはありますか

上顎洞との交通のリスクはあるかもしれませんが、神経損傷などのリスクはほとんどないと思います。


>B骨に穴を開け、再生されるまで半年〜1年とありますが、大きな手術と捉えた方がいいのでしょうか

そうでもないように思います。

ただ、奥歯の場合、術野の確保が難しい(頬が邪魔)ので「しっかりとした手術を行うのが大変」だという事です。

前歯部の歯根端切除術でも病変が大きければ骨の再生に1年以上かかることもあります。
(その間は経過観察です)


>C歯根端切除術をする前後にある歯も治さなくてはいけない虫歯があります。
>歯根端切除術をした後、どれくらいの期間を開けてから、前後の歯を治すのがベストだと思われますか。
>完全に骨が再生(1年)されるのを待ってからの治療なのか。

個人的には粘膜の治癒がしっかりできていて(おおよそ1か月程度)、痛みなどの症状が無ければ前後の歯の治療は行っても良いと考えます。

もちろん、ケースバイケースですので、担当の先生としっかり相談されることをお勧めいたします。


個人的には外科をする前に歯内療法専門医に相談された方が良いような気がします。

1人の専門家がこの回答を支持しています  
回答 回答3
  • 回答者
回答日時:2019-07-17 21:10:33
@ 大臼歯も適応範囲だと思います。
というか一応何回も経験しております。


A 下顎の場合オトガイ孔という神経の出入口があると思います。
下顎の6番の根尖が近い人はオトガイ神経の損傷を起こす可能性があり、場合によっては麻痺が残ることはあり得ると思います。

あと病変が下顎神経に近接していれば同様に麻痺が残る可能性があると思います。

上顎大臼歯の頬側根の場合は櫻井先生の回答のように近くに危険な神経はないので麻痺の可能性は低いと思います。

しかし上顎大臼歯の口蓋根は根尖近くに大きな神経があることがあり、麻痺の可能性はあると思います。


B どうなんでしょうね?


C 歯根端切除術後経過が不良で抜歯になる可能性が高ければ前後の歯の虫歯治療を本格的にはやらないことも私ならあります。

それは抜歯後に保険ブリッジが入れられなくなる可能性があるからです。
抜歯後に自費のブリッジなりインプラントなり義歯が選択肢ならいつ治療してもいいかと思います。

腫れと痛みがなければ麻酔も可能でしょうから虫歯治療はできると思います。




タイトル 大臼歯の歯根端切除術ついて
質問者 mituさん
地域 非公開
年齢 20歳
性別 男性
職業 非公開
カテゴリ 虫歯治療
歯根端切除術
回答者




  • 上記書き込みの内容は、回答当時のものです。
  • 歯科医療は日々発展しますので、回答者の考え方が変わることもあります。
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