右上6.7番、根管治療後に咬合痛があり横から揺らすと痛い
相談者:
inchanさん (48歳:女性)
投稿日時:2019-08-03 14:56:23
7月に、右上7の抜髄、右上6の抜髄のやり直しをしました。
歯内療法専門ではありません。
マイクロスコープやラバーダムは使っておりませんが、丁寧に治療していただき、根充後レントゲンでは異常は見当たりません。
しかし、右上7の冷温水痛は治りましたが、咬合痛や横から押したり揺らすと痛いです。
口を動かしたり、口をゆすぐ時の圧力、歯磨きでも鈍い痛みもあります。
むしろ前より痛みが強くなった感じもします。
右上67共にです。
仮に神経治療が成功しているなら、他にどのような原因があるのでしょうか。
以前から指摘されていた食いしばりは、歯の治療で削られ当たりにくくなっていますし、痛くて接触していません。
抜髄後は何か月も痛みや違和感が残るものなのでしょうか。
長年の食いしばりで歯根膜などが痛んでしまうと、回復不可能なのでしょうか。
非定型歯痛だと咬合痛などはないと聞いております。
もう2本共抜歯しかないのでしょうか。
宜しくお願い致します。
歯内療法専門ではありません。
マイクロスコープやラバーダムは使っておりませんが、丁寧に治療していただき、根充後レントゲンでは異常は見当たりません。
しかし、右上7の冷温水痛は治りましたが、咬合痛や横から押したり揺らすと痛いです。
口を動かしたり、口をゆすぐ時の圧力、歯磨きでも鈍い痛みもあります。
むしろ前より痛みが強くなった感じもします。
右上67共にです。
仮に神経治療が成功しているなら、他にどのような原因があるのでしょうか。
以前から指摘されていた食いしばりは、歯の治療で削られ当たりにくくなっていますし、痛くて接触していません。
抜髄後は何か月も痛みや違和感が残るものなのでしょうか。
長年の食いしばりで歯根膜などが痛んでしまうと、回復不可能なのでしょうか。
非定型歯痛だと咬合痛などはないと聞いております。
もう2本共抜歯しかないのでしょうか。
宜しくお願い致します。
回答1
藤森歯科クリニック(兵庫県西宮市)の藤森です。
回答日時:2019-08-03 17:47:56
回答2
国際ビル歯科(千代田区丸ノ内)のさがらです。
回答日時:2019-08-06 08:38:00
ご相談ありがとうございます。
>仮に神経治療が成功しているなら、
確実なのでしょうか。
>他にどのような原因があるのでしょうか。
一般的には、歯周病、咬合異常(非機能的力)、非歯原性歯痛、です。
歯の病気は身体全体とは違い、原因が少ないのでふつう他にはありません。
>以前から指摘されていた食いしばりは、歯の治療で削られ当たりにくくなっていますし、痛くて接触していません。
そうなのでしょうか。
なぜならば、「食いしばり」は意識しても起こすことができますが、無意識で行われることが多く、ご自身で「していません」というだけではしていない証明にはならないからです。
そのため、噛み合わせ(咬合)の検査がたくさんあります。
また睡眠時の障害から起こることもあり、睡眠医学の検査も必要と言われています。
>抜髄後は何か月も痛みや違和感が残るものなのでしょうか。
もし成功しているならば、ふつう残りません。
なぜならば、抜髄治療とは痛みを治す治療だからです。
>長年の食いしばりで歯根膜などが痛んでしまうと、回復不可能なのでしょうか。
そうとも言えません。
しかし、きちんと咬めていないと、歯根膜が回復不可能になります。
これを歯根膜の廃用性萎縮と言います。
したがって、
>削られ当たりにくくなっていますし、痛くて接触していません
当たらない状態が一番良くありません。
つまり、抜髄中も仮歯で上下の歯が当たっている状態が理想的です。
>非定型歯痛だと咬合痛などはないと聞いております。
ないという話はよく知りません。
>もう2本共抜歯しかないのでしょうか。
そういう選択肢も巷ではよく聞く話です。
もし、それを選択する場合は、実行する前に、抜歯後にもっと悲惨になった例が多いこともよく説明を受けてから決めましょう。
>仮に神経治療が成功しているなら、
確実なのでしょうか。
>他にどのような原因があるのでしょうか。
一般的には、歯周病、咬合異常(非機能的力)、非歯原性歯痛、です。
歯の病気は身体全体とは違い、原因が少ないのでふつう他にはありません。
>以前から指摘されていた食いしばりは、歯の治療で削られ当たりにくくなっていますし、痛くて接触していません。
そうなのでしょうか。
なぜならば、「食いしばり」は意識しても起こすことができますが、無意識で行われることが多く、ご自身で「していません」というだけではしていない証明にはならないからです。
そのため、噛み合わせ(咬合)の検査がたくさんあります。
また睡眠時の障害から起こることもあり、睡眠医学の検査も必要と言われています。
>抜髄後は何か月も痛みや違和感が残るものなのでしょうか。
もし成功しているならば、ふつう残りません。
なぜならば、抜髄治療とは痛みを治す治療だからです。
>長年の食いしばりで歯根膜などが痛んでしまうと、回復不可能なのでしょうか。
そうとも言えません。
しかし、きちんと咬めていないと、歯根膜が回復不可能になります。
これを歯根膜の廃用性萎縮と言います。
したがって、
>削られ当たりにくくなっていますし、痛くて接触していません
当たらない状態が一番良くありません。
つまり、抜髄中も仮歯で上下の歯が当たっている状態が理想的です。
>非定型歯痛だと咬合痛などはないと聞いております。
ないという話はよく知りません。
>もう2本共抜歯しかないのでしょうか。
そういう選択肢も巷ではよく聞く話です。
もし、それを選択する場合は、実行する前に、抜歯後にもっと悲惨になった例が多いこともよく説明を受けてから決めましょう。
相談者からの返信
相談者:
inchanさん
返信日時:2019-08-09 14:07:38
藤森先生、さがら先生、ご回答ありがとうございます。
「歯根膜の廃用性萎縮」というのはどおいうことなのでしょうか?
現在、痛くて半年以上もかんでいない歯の歯根膜に異常が出ているということでしょうか。
素人ながらネットで調べてみたのですが、よくわからなかったです。
確かにかみ合わせ(きちんとかめていない)の問題は当てはまります。
たてつづけに2本の抜髄で削られ、高さも変わりました。
また、右が痛くてかめないので左だけでかんでいますし、顎関節症もあるようで左のあごに音がします。
今までかみ合わせの治療は本格的にしたことがないので、専門施設を探して治療したいと思います。
しかし、探してもなかなか良い所が見つからないですね。
「歯根膜の廃用性萎縮」というのはどおいうことなのでしょうか?
現在、痛くて半年以上もかんでいない歯の歯根膜に異常が出ているということでしょうか。
素人ながらネットで調べてみたのですが、よくわからなかったです。
確かにかみ合わせ(きちんとかめていない)の問題は当てはまります。
たてつづけに2本の抜髄で削られ、高さも変わりました。
また、右が痛くてかめないので左だけでかんでいますし、顎関節症もあるようで左のあごに音がします。
今までかみ合わせの治療は本格的にしたことがないので、専門施設を探して治療したいと思います。
しかし、探してもなかなか良い所が見つからないですね。
回答3
国際ビル歯科(千代田区丸ノ内)のさがらです。
回答日時:2019-08-10 08:40:59
ご返信ありがとうございます。
とても良いご質問です。
大事なことなので、少々説明が長くなります。
>「歯根膜の廃用性萎縮」というのはどおいうことなのでしょうか?
「廃用性萎縮」とは、人間の体は使わないと、縮んで、働きを失っていくという意味です。
たとえば、寝たきりの人は手足がだんだんやせ細っていくことが見た目でもわかりますね。
身体の中身は見えませんが、それ以上に働きもどんどん失われていきます。
それと全く同じ現象ですが、歯根膜の場合、被害はきわめて甚大です。
なぜならば、歯根膜や神経(正しくは歯髄)などを含めた歯の構造は人体の中で、最も重要であり、最も複雑に、かつ繊細で、しかも強大に作られています。
体のどの部分も、こんな精巧に作られた組織は他にありません。
ちなみに人体には新陳代謝があり、壊れた細胞は新しい細胞に入れ替わって生きていけます。
お顔の肌は約4週間、骨は約3ヶ月で新しく入れ替わります。
ところが歯根膜だけはとても異常です。
たった1日で壊れた細胞が新陳代謝で全く新しく、強く、敏感に、強力になります。
なぜでしょうか、食べられないと生きられないからです。
顔が崩れて、骨が折れても、食べられればいずれ回復するし、それより何よりも、まず今日、生きることの方が一番大事だからです。
人間も動物の一種で口から食べて生きていけます。
野生の動物は歯を失うと、すぐに死にます。
動物の進化は、アメーバみたいな単細胞から、食べることによって発達してきました。
極端にいうと歯の後に、脳が進化し発達しました。
脳が発達した動物がよく食べ、栄えて、進化したからです。
動物の中で人間は高等動物である、と生物学者は言っています。
その証拠は85個あると言っています。
その一つは歯の進化があったからと生物学・人類学・考古学では言われています。
そのため、下等動物とは違い、話ができ、文化を高めることができる、人間らしい生活ができるようになりました。
その最も中枢になる体の臓器が、歯です。
したがって、歯の機能を失うということは、高等動物の機能も失うことを意味します。
歯を失うと、脳の働きも失われることがすでに多くの研究で世界的に証明されています。
話がよくできない、文化的でない、人間らしくない、って人は、認知症などの人もそうですよね。
すごいんです、歯って。
そういうわけで廃用性萎縮、って怖くないですか。
我々はそれを予防したいと考えています。
虫歯にしないことも大事です。
でもその先に、食べられることがあり、これが本当の予防です。
>現在、痛くて半年以上もかんでいない歯の歯根膜に異常が出ているということでしょうか。
その通りです。
レントゲンの検査でも、簡単にそれがわかります。
正常な歯根膜と廃用性萎縮の歯根膜とは、数字でもはっきり違いがあることが、解剖学で証明されているからです。
>確かにかみ合わせ(きちんとかめていない)の問題は当てはまります。
咬合検査、咀嚼機能検査があり、昨年から保険でも採用されたくらい、生きるために重要な検査です。
>たてつづけに2本の抜髄で削られ、高さも変わりました。
大事なことに気がつきましたね。
>右が痛くてかめないので左だけでかんでいますし、
人間の体はだいたい左右同じにできています。
人間らしく生きるためには、自然に両側で噛んで暮らすこと、が必須となります。
慣れますよ、と言われて、10年15年と片側で噛んで暮らした人をよく見れば、顔も首も体も歪んていることもあると、気がつきます。
>顎関節症もあるようで左のあごに音がします。
歯の健康を失うと体に影響が出ることに気がつきましたね。
>探してもなかなか良い所が見つからないですね。
ヒントは、こうやってお話ししました。
スタッフを含めて、そんな気持ちで仕事をしているところ、歯科医師がそういう大事な考えを話してくれるところ、保険の標準治療となった咬合検査・咀嚼機能検査を含め、日本補綴歯科学会のガイドラインに沿った、たくさんの検査をしてもらえるところが理想的です。
とても良いご質問です。
大事なことなので、少々説明が長くなります。
>「歯根膜の廃用性萎縮」というのはどおいうことなのでしょうか?
「廃用性萎縮」とは、人間の体は使わないと、縮んで、働きを失っていくという意味です。
たとえば、寝たきりの人は手足がだんだんやせ細っていくことが見た目でもわかりますね。
身体の中身は見えませんが、それ以上に働きもどんどん失われていきます。
それと全く同じ現象ですが、歯根膜の場合、被害はきわめて甚大です。
なぜならば、歯根膜や神経(正しくは歯髄)などを含めた歯の構造は人体の中で、最も重要であり、最も複雑に、かつ繊細で、しかも強大に作られています。
体のどの部分も、こんな精巧に作られた組織は他にありません。
ちなみに人体には新陳代謝があり、壊れた細胞は新しい細胞に入れ替わって生きていけます。
お顔の肌は約4週間、骨は約3ヶ月で新しく入れ替わります。
ところが歯根膜だけはとても異常です。
たった1日で壊れた細胞が新陳代謝で全く新しく、強く、敏感に、強力になります。
なぜでしょうか、食べられないと生きられないからです。
顔が崩れて、骨が折れても、食べられればいずれ回復するし、それより何よりも、まず今日、生きることの方が一番大事だからです。
人間も動物の一種で口から食べて生きていけます。
野生の動物は歯を失うと、すぐに死にます。
動物の進化は、アメーバみたいな単細胞から、食べることによって発達してきました。
極端にいうと歯の後に、脳が進化し発達しました。
脳が発達した動物がよく食べ、栄えて、進化したからです。
動物の中で人間は高等動物である、と生物学者は言っています。
その証拠は85個あると言っています。
その一つは歯の進化があったからと生物学・人類学・考古学では言われています。
そのため、下等動物とは違い、話ができ、文化を高めることができる、人間らしい生活ができるようになりました。
その最も中枢になる体の臓器が、歯です。
したがって、歯の機能を失うということは、高等動物の機能も失うことを意味します。
歯を失うと、脳の働きも失われることがすでに多くの研究で世界的に証明されています。
話がよくできない、文化的でない、人間らしくない、って人は、認知症などの人もそうですよね。
すごいんです、歯って。
そういうわけで廃用性萎縮、って怖くないですか。
我々はそれを予防したいと考えています。
虫歯にしないことも大事です。
でもその先に、食べられることがあり、これが本当の予防です。
>現在、痛くて半年以上もかんでいない歯の歯根膜に異常が出ているということでしょうか。
その通りです。
レントゲンの検査でも、簡単にそれがわかります。
正常な歯根膜と廃用性萎縮の歯根膜とは、数字でもはっきり違いがあることが、解剖学で証明されているからです。
>確かにかみ合わせ(きちんとかめていない)の問題は当てはまります。
咬合検査、咀嚼機能検査があり、昨年から保険でも採用されたくらい、生きるために重要な検査です。
>たてつづけに2本の抜髄で削られ、高さも変わりました。
大事なことに気がつきましたね。
>右が痛くてかめないので左だけでかんでいますし、
人間の体はだいたい左右同じにできています。
人間らしく生きるためには、自然に両側で噛んで暮らすこと、が必須となります。
慣れますよ、と言われて、10年15年と片側で噛んで暮らした人をよく見れば、顔も首も体も歪んていることもあると、気がつきます。
>顎関節症もあるようで左のあごに音がします。
歯の健康を失うと体に影響が出ることに気がつきましたね。
>探してもなかなか良い所が見つからないですね。
ヒントは、こうやってお話ししました。
スタッフを含めて、そんな気持ちで仕事をしているところ、歯科医師がそういう大事な考えを話してくれるところ、保険の標準治療となった咬合検査・咀嚼機能検査を含め、日本補綴歯科学会のガイドラインに沿った、たくさんの検査をしてもらえるところが理想的です。
相談者からの返信
相談者:
inchanさん
返信日時:2019-08-11 23:05:35
さがら先生、ご回答ありがとうございます。
「歯根膜の廃用性委縮」の意味、丁寧に教えて頂きよくわかりました。
人間の歯や歯根膜の重要性は、1年近く痛くて噛めないと身をもって味わっております。
1日で歯根膜が再生されているとは驚きですね。
もし歯根膜が原因なら、すでに治癒しているのでしょうか。
>レントゲンの検査でも、簡単にそれがわかります。
>正常な歯根膜と廃用性萎縮の歯根膜とは、数字でもはっきり違いがあることが、解剖学で証明されているからです。
それが一番知りたいところなんですが、今まで歯科医院や口腔外科や歯学部附属病院など、レントゲンやCTで一度も異常を指摘されません。
診断力がなくて見落とされているのでしょうか。
また、上顎洞に肥厚があるそうなのですが、いまだに原因不明です。
咬合検査・咀嚼機能検査をしているか確認して探してみたいと思います。
「歯根膜の廃用性委縮」の意味、丁寧に教えて頂きよくわかりました。
人間の歯や歯根膜の重要性は、1年近く痛くて噛めないと身をもって味わっております。
1日で歯根膜が再生されているとは驚きですね。
もし歯根膜が原因なら、すでに治癒しているのでしょうか。
>レントゲンの検査でも、簡単にそれがわかります。
>正常な歯根膜と廃用性萎縮の歯根膜とは、数字でもはっきり違いがあることが、解剖学で証明されているからです。
それが一番知りたいところなんですが、今まで歯科医院や口腔外科や歯学部附属病院など、レントゲンやCTで一度も異常を指摘されません。
診断力がなくて見落とされているのでしょうか。
また、上顎洞に肥厚があるそうなのですが、いまだに原因不明です。
咬合検査・咀嚼機能検査をしているか確認して探してみたいと思います。
回答4
顕微鏡歯科シバタ(名古屋市守山区大森)の柴田です。
回答日時:2019-08-12 10:25:09
CTを撮影していれば根管の見落としは少なくなると思います。
6番では50%以上四根管だと思います。
レントゲンで綺麗に三根管治療が完了していても、四根管目の見落としはかなりの確率で発生すると思います。
また六番に比べて頻度は低いものの、7番でも四根管はありえると思います。
6番では50%以上四根管だと思います。
レントゲンで綺麗に三根管治療が完了していても、四根管目の見落としはかなりの確率で発生すると思います。
また六番に比べて頻度は低いものの、7番でも四根管はありえると思います。
回答5
国際ビル歯科(千代田区丸ノ内)のさがらです。
回答日時:2019-08-13 10:02:36
ご質問ありがとうございます。
>もし歯根膜が原因なら、すでに治癒しているのでしょうか。
整理すれば、抜髄治療、咬合、非歯原性歯痛、の鑑別診断ができれば原因を突き止められるはずです。
>歯根膜
>それが一番知りたいところなんですが、
>今まで歯科医院や口腔外科や歯学部附属病院など、レントゲンやCTで一度も異常を指摘されません。
歯根膜なら咬合検査とふつうの小さいレントゲンが適しています。
抜髄治療に関しては、ふつうの小さいレントゲンは必須で、その後にCTも役立ちます。
>診断力がなくて見落とされているのでしょうか。
目的設定や治療計画が大事です。
それにより見落としのない診断が出る場合と、初めから偏った結論となる場合とに、分かれるからです。
前者は、学会のガイドラインの、総合的な診察から検査と診断のプロセスに従う方法、
後者は、思い込みなど(認知バイアス)によって、初めから偏った診断になるであろうと疑われる方法です。
>上顎洞に肥厚があるそうなのですが、いまだに原因不明です。
上顎洞と歯科との関連についての問題は二つあります。
1。非歯原性歯痛の原因の一つが上顎洞です。
つまり上顎洞の治療をすれば、歯が治る可能性があるということです。
2。歯の細菌感染が上顎洞にまで広がっている状況です。
つまり、歯を治せば、上顎洞が治る可能性があるということです。
>もし歯根膜が原因なら、すでに治癒しているのでしょうか。
整理すれば、抜髄治療、咬合、非歯原性歯痛、の鑑別診断ができれば原因を突き止められるはずです。
>歯根膜
>それが一番知りたいところなんですが、
>今まで歯科医院や口腔外科や歯学部附属病院など、レントゲンやCTで一度も異常を指摘されません。
歯根膜なら咬合検査とふつうの小さいレントゲンが適しています。
抜髄治療に関しては、ふつうの小さいレントゲンは必須で、その後にCTも役立ちます。
>診断力がなくて見落とされているのでしょうか。
目的設定や治療計画が大事です。
それにより見落としのない診断が出る場合と、初めから偏った結論となる場合とに、分かれるからです。
前者は、学会のガイドラインの、総合的な診察から検査と診断のプロセスに従う方法、
後者は、思い込みなど(認知バイアス)によって、初めから偏った診断になるであろうと疑われる方法です。
>上顎洞に肥厚があるそうなのですが、いまだに原因不明です。
上顎洞と歯科との関連についての問題は二つあります。
1。非歯原性歯痛の原因の一つが上顎洞です。
つまり上顎洞の治療をすれば、歯が治る可能性があるということです。
2。歯の細菌感染が上顎洞にまで広がっている状況です。
つまり、歯を治せば、上顎洞が治る可能性があるということです。
相談者からの返信
相談者:
inchanさん
返信日時:2019-08-18 22:49:15
柴田先生、さがら先生、ご回答ありがとうございました。
的確な診断ができる医師がいれば、こんなに長引くことはないんでしょうね。
歯学部附属病院の画像診断医?でも、はっきりとした異常は見つけられませんでしたから。
的確な診断ができる医師がいれば、こんなに長引くことはないんでしょうね。
歯学部附属病院の画像診断医?でも、はっきりとした異常は見つけられませんでしたから。
タイトル | 右上6.7番、根管治療後に咬合痛があり横から揺らすと痛い |
---|---|
質問者 | inchanさん |
地域 | 非公開 |
年齢 | 48歳 |
性別 | 女性 |
職業 | 非公開 |
カテゴリ |
神経の無い(神経を取った)歯の痛み 歯科治療後の歯の痛み 根管治療後の痛み 根管治療に関するトラブル |
回答者 |
|
- 上記書き込みの内容は、回答当時のものです。
- 歯科医療は日々発展しますので、回答者の考え方が変わることもあります。
- 保険改正により、保険制度や保険点数が変わっていることもありますのでご注意ください。