う蝕検知液でエナメル質が着色した場合に考えられることは?
相談者:
たいたんさん (31歳:男性)
投稿日時:2021-05-06 17:09:58
いつも拝見させて頂いております。
先日、上前歯2番の1番側の歯間のレジンを詰め直しました。
その際、う蝕検知液を使用して頂いたのですが、偶然、1番の側面が少し赤く染まりました。
歯科の先生は
「うーん…治療しますか?」
と訪ねられ、自分は安易には削りたくなかったので、フロスを頑張りますとその時はお断り致しました。
先生も
「そうですね、穴が大きく出来たりしたら治療しましょう」
とおっしゃって下さいました。
しかし、後から疑問に思うことが出てきました。
エナメル質はう蝕検知液で染まるのか?また、染まった場合は初期の虫歯ではなく、ある程度進行しているものか?と言うことです。
素人考えでは、初期の脱灰した状態でも染まるのでは…と思ってしまうのですが、果たして先生の言うように治療しても良かったものなのでしょうか?
ご回答お願い致します。
先日、上前歯2番の1番側の歯間のレジンを詰め直しました。
その際、う蝕検知液を使用して頂いたのですが、偶然、1番の側面が少し赤く染まりました。
歯科の先生は
「うーん…治療しますか?」
と訪ねられ、自分は安易には削りたくなかったので、フロスを頑張りますとその時はお断り致しました。
先生も
「そうですね、穴が大きく出来たりしたら治療しましょう」
とおっしゃって下さいました。
しかし、後から疑問に思うことが出てきました。
エナメル質はう蝕検知液で染まるのか?また、染まった場合は初期の虫歯ではなく、ある程度進行しているものか?と言うことです。
素人考えでは、初期の脱灰した状態でも染まるのでは…と思ってしまうのですが、果たして先生の言うように治療しても良かったものなのでしょうか?
ご回答お願い致します。
回答1
船橋歯科医院(岡山市北区)の船橋です。
回答日時:2021-05-07 10:28:14
こんにちは。
隣接面虫歯を治療するには切削器具がう窩に必要な角度で到達する必要がありますが、通常は到達させる為に健全な歯質を大きく犠牲にしてしまう必要が生じます。
ですから、一番健全歯質を温存しつつ治療可能なタイミングは、隣の歯の隣接面虫歯を治療すると同時に治療してしまうタイミングになります。
または、矯正治療で歯を動かして歯間に隙間が大きく空いたタイミングだけになります。
歯科医が治しておきますか?と尋ねたのは、まさにその数少ないタイミングが今だったからでしょう。
既に隣の歯を詰め終わったならば、隣接面虫歯を治療するには健全な歯質を大きく失わす必要がありますから、虫歯の進行がもう少し進んだ後でも同じ事になるのではないか?と思います。
フロスで頑張ると言われた訳ですからしっかり頑張っていただき、時々虫歯の進行度合いを確認していただきながら治療介入のタイミングを見計らっていただく必要が生じると想像します。
〉エナメル質はう蝕検知液で染まるのか?
う蝕検知液は食紅みたいなもので粒子が細かい色粉を溶いたものです。
それを歯科で使う圧をかけた水銃で洗い流しても(隣の歯は虫歯を取り除く為に穴が開いていたはずですから水銃を当てる角度としては最適だったはず)色素を洗い流せなかったという事は、今後どうなると想像できますか?
日常のうがいでは洗い流せないですよね。
歯磨きの際、歯ブラシの毛先は当たらないですよね。
歯間ブラシの毛先も当たらないですよね。デンタルピックも入り込まないですよね。
入るのはフロスだけになりますよね。
う蝕検知液の色素が滞留したと同じ事が毎食毎食の糖分の滞留であったり酸性物の滞留として起こっている事をしっかりイメージされてフロスは欠かさず行うのが良いと思います。
他の隣接面でもきっと同じ事が生じているはずですから、酸や糖分や細菌の影響により溶けて行きにくい人工物に置換されるまではしっかりフロスが必要ですね。
頑張ってください。
隣接面虫歯を治療するには切削器具がう窩に必要な角度で到達する必要がありますが、通常は到達させる為に健全な歯質を大きく犠牲にしてしまう必要が生じます。
ですから、一番健全歯質を温存しつつ治療可能なタイミングは、隣の歯の隣接面虫歯を治療すると同時に治療してしまうタイミングになります。
または、矯正治療で歯を動かして歯間に隙間が大きく空いたタイミングだけになります。
歯科医が治しておきますか?と尋ねたのは、まさにその数少ないタイミングが今だったからでしょう。
既に隣の歯を詰め終わったならば、隣接面虫歯を治療するには健全な歯質を大きく失わす必要がありますから、虫歯の進行がもう少し進んだ後でも同じ事になるのではないか?と思います。
フロスで頑張ると言われた訳ですからしっかり頑張っていただき、時々虫歯の進行度合いを確認していただきながら治療介入のタイミングを見計らっていただく必要が生じると想像します。
〉エナメル質はう蝕検知液で染まるのか?
う蝕検知液は食紅みたいなもので粒子が細かい色粉を溶いたものです。
それを歯科で使う圧をかけた水銃で洗い流しても(隣の歯は虫歯を取り除く為に穴が開いていたはずですから水銃を当てる角度としては最適だったはず)色素を洗い流せなかったという事は、今後どうなると想像できますか?
日常のうがいでは洗い流せないですよね。
歯磨きの際、歯ブラシの毛先は当たらないですよね。
歯間ブラシの毛先も当たらないですよね。デンタルピックも入り込まないですよね。
入るのはフロスだけになりますよね。
う蝕検知液の色素が滞留したと同じ事が毎食毎食の糖分の滞留であったり酸性物の滞留として起こっている事をしっかりイメージされてフロスは欠かさず行うのが良いと思います。
他の隣接面でもきっと同じ事が生じているはずですから、酸や糖分や細菌の影響により溶けて行きにくい人工物に置換されるまではしっかりフロスが必要ですね。
頑張ってください。
相談者からの返信
タイトル | う蝕検知液でエナメル質が着色した場合に考えられることは? |
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質問者 | たいたんさん |
地域 | 非公開 |
年齢 | 31歳 |
性別 | 男性 |
職業 | 非公開 |
カテゴリ |
材料・機材関連 その他(その他) 薬剤その他 |
回答者 |
|
- 上記書き込みの内容は、回答当時のものです。
- 歯科医療は日々発展しますので、回答者の考え方が変わることもあります。
- 保険改正により、保険制度や保険点数が変わっていることもありますのでご注意ください。