歯医者でのフッ素塗布後の放置時間

相談者: たかたかさんさん (40歳:男性)
投稿日時:2022-05-09 14:48:45
歯医者フッ素塗装した後の放置時間でお伺いさせてください。


ネットでみるとフッ素を塗った後は、「30分程度」は飲食を控えてくださいというのを見かけます。

私はこれまで30分したら、飲食をしていたのですが、できれば1時間、2時間など飲食を控えたほうがよいのでしょうか?

或いは、30分以上したら、それ以降数時間置いてもあまり効果は変わらないものでしょうか?


ご知見を教えて頂けますと幸いです。
宜しくお願い致します。


回答 回答1
  • 回答者
歯科医師の松山です。
回答日時:2022-05-09 16:59:10
歯をよく磨いた状態であれば、フッ素と歯のカルシウムの反応は一瞬で終了します。

ですから、本当は30分も必要としないでしょう。
それ以上の時間が、経過しても深くまで浸透しません、

回答 回答2
  • 回答者
回答日時:2022-05-13 21:56:10
松山先生の意見とは反対派です。

厚生労働省による情報提供」より引用

「塗布後の保健指導
塗布終了後に唾液を吐き出させ、うがいや飲食は30分間しないように指導します。」

https://www.e-healthnet.mhlw.go.jp/information/teeth/h-02-008.html


「平成11年11月1日に医療環境問題検討委員会フッ化物検討部会が日本歯科医学会会長へ答申した内容の全文」より引用

溶液中に遊離状態にあるフッ素イオンは0.1-1ppmの濃度域でも、歯質アパタイトの溶解反応を抑え、再石灰化反応を促す作用を発揮する。再石灰化反応によって沈殿してくるフルオロアパタイトは、元の歯質アパタイトより化学的に安定(溶解性が低い)であり、その後の酸の侵襲に対しても抵抗性を持つようになる。エナメル質萌出後の成熟として知られる歯質耐酸性の向上も、同様の再石灰化反応によって獲得される。口腔内環境において問題となるのは、フッ素イオンが再石灰化反応にともなって容易に溶液相から結晶相(フルオロアパタイト)へと移行し、有効なフッ素イオン濃度を持続的に維持するのが困難なことである。そのため、齲蝕予防と再石灰化の促進に向けたフッ化物の応用においては、口腔内の歯面局所への低濃度フッ素イオンの持続的な供給がキーワードとなっている。


https://www.pref.nagasaki.jp/bunrui/hukushi-hoken/kenkodukuri/ha/332722.html#jump4

若干フッ素塗布とは離れますがフッ素入り歯磨剤について日本歯科医師会のHPより引用です。
「b.フッ化物配合歯磨剤の効果的な利用法
 ブラッシングやブラッシング後の習慣に関する研究から、フッ化物配合歯磨剤の効果的な利用法として、(1)ブラッシングの回数を1日2回以上使用すると有意に歯垢中のフッ化物濃度の上昇がみられること、(2)継続的に使用すること、(3)ブラッシングの実施時間は就寝時が効果的であること、(4)使用する歯磨剤の量を0.5g以上とすること、(5)ブラッシング後の洗口回数を少なくすること、(6)ブラッシングの直後の飲食を避けること、などが挙げられています。」

https://www.jda.or.jp/park/prevent/index05_12.html

ですから30分間は洗口等をされないことをお勧めします。

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回答 回答3
  • 回答者
船橋歯科医院(岡山市北区)の船橋です。
回答日時:2022-05-14 21:14:19
こんにちは。

とりあえず30分は飲食やうがいを控えていただくように指導することになっています。

フッ素に関しては色々研究され尽くしていて、まとまっていたので貼っておきます。参考にしてみてください。

https://www.fihs.org/hoken3_1.html

1人の専門家がこの回答を支持しています  



タイトル 歯医者でのフッ素塗布後の放置時間
質問者 たかたかさんさん
地域 非公開
年齢 40歳
性別 男性
職業 非公開
カテゴリ フッ素
回答者




  • 上記書き込みの内容は、回答当時のものです。
  • 歯科医療は日々発展しますので、回答者の考え方が変わることもあります。
  • 保険改正により、保険制度や保険点数が変わっていることもありますのでご注意ください。

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