保険治療のインレーからジルコニアクラウンへの際の抜髄

相談者: コナンのははさん (55歳:女性)
投稿日時:2022-07-16 16:56:50
右下顎5番6番についてです。
2本とも神経はあり、半年前インレー下での再虫歯(最初の治療は何十年も前)で治療し直し、保険治療(レジン⁈)で蓋をしました。
治療後に自由診療メインの歯医者に変え、その右下顎5番6番に食べカスが詰まることを相談して、ジルコニアクラウンに変えることになりました。

仮歯を発注中で治療は8月初旬です。


ジルコニアクラウンにやり直すことで、神経を抜く可能性は高いのでしょうか?

今、痛みがあるわけではなく、食べカスが詰まるという不都合さだけでやり直し、抜髄の可能性が高まるのなら、治療はキャンセルした方がいいのかと悩んでいます。


削ってみて抜髄を避けるため、クラウンではなく違う詰物にする選択肢はあるのでしょうか?
使わなくても仮歯代を支払うのは、抜髄を回避できるのなら支払います。


アドバイスをお願いします。


回答 回答1
  • 回答者
船橋歯科医院(岡山市北区)の船橋です。
回答日時:2022-07-17 12:25:12
こんにちは。


インレーレジン充填治療にしてもらった程度であればかなりご自身の歯質が残せている状態だと想像します。

それを自由診療メインの歯科医にてジルコニアクラウンにすることになったのであれば、歯冠部の歯質を心棒状に削り取ります。

残っていた歯冠部の歯質は大きくなくなり、ジルコニア冠にすっぽり置き換えることになりますね。


審美的な冠にするには歯茎の直上から歯冠はフックラとカーブを描いて豊隆していますが、それをすべて削り取りテーパー(上すぼみ)をつけて円柱に削り落とし対向との隙間は最低でも0.5(これはメーカーが描いている数字ですから実際はより削ります)〜1mm削り落とします。

それを良しと納得しておくことは大切です。


抜髄に至ると更に神経の穴に通じる道を歯の真ん中に大きく開けますから残せる歯質は非常に少なくなります。

ただ、その分人工物で補強はしてくれるでしょう。


>ジルコニアクラウンにやり直すことで、神経を抜く可能性は高いのでしょうか?

条件や治療の丁寧さによって残せる可能性はあると思います。


>、食べカスが詰まるという不都合さだけでやり直し

保険レジン修復ではなくレジンインレーやメタルアンレー等という選択もあるのか?はお尋ねになってもよいのかもしれませんね。

ただ、いきなりクラウン一択の提案だったのでしたら何か条件が悪すぎたのでしょうか?

回答 回答2
  • 回答者
回答日時:2022-07-17 12:31:56
こんにちは。

ジルコニアクラウンにやり直すことで、神経を抜く可能性は高いのでしょうか?

可能性はあります。


>削ってみて抜髄を避けるため、クラウンではなく違う詰物にする選択肢はあるのでしょうか?

部分被覆冠にして切削量を減らせばリスクは下がります、問題は可能かどうかでしょう。


>使わなくても仮歯代を支払うのは、抜髄を回避できるのなら支払います。

すでに形成が終わっているのかもしれません、よく相談してください。

相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: コナンのははさん
返信日時:2022-07-17 16:30:31
船橋先生
ありがとうございます。


いきなりクラウン一択の選択というより、私が被せるより仕方ないですよね、と言ったところ他の選択肢は提示されず、抜髄の可能性もあるという説明もなく、では仮歯の型を取りましょう、となってしまった感じです。

時間がたって冷静に考えたら、神経があるのに歯間に食べカスが詰まるからとやり直して抜髄の可能性が出てくるのは本意ではないと思ったのです。


オールセラミックインレー」と「審美レジン充填」という治療もできると書かれているので、抜髄せずに歯間に食べカスが詰まらないようにして欲しいとお願いしてみようと思います。

抜髄せず、多く削ってクラウンになるのは仕方ないのかなぁと思っていますが、やはり悪くない部分を削るのは極力避けた方が良いのでしょうか?



山田先生
ありがとうございます。

部分被覆冠というものもあるのですね。
次回、よく相談して抜髄しないで行える治療の選択肢を聞いてみようと思います。
回答 回答3
  • 回答者
船橋歯科医院(岡山市北区)の船橋です。
回答日時:2022-07-17 18:13:09
>やはり悪くない部分を削るのは極力避けた方が良いのでしょうか?

悪くない部分も大きく削って冠にすると歯の形を大きく変えられるというメリットはありますね。

何がよいのか?について、おかかりになった歯科医にご相談してみてください。


アンレーなどの複雑な形態にするには難しい素材もありますから、できることを無理なくしてもらう事になると思います。

相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: コナンのははさん
返信日時:2022-07-17 22:02:36
船橋先生
お忙しい中、本当にありがとうございます。


抜髄にならないよう、出来ることを無理なくして歯間に食べカスが詰まらないようにしてもらうようお願いしてみます。

世の中の歯科医の先生が船橋先生のように知識のない患者にキチンとメリットデメリットを説明し、選択肢を示してくださるといいのにと思います。



タイトル 保険治療のインレーからジルコニアクラウンへの際の抜髄
質問者 コナンのははさん
地域 非公開
年齢 55歳
性別 女性
職業 非公開
カテゴリ 保険のインレー(銀・金属)
ジルコニアクラウン
根管治療後の詰め物・被せ物
回答者




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  • 歯科医療は日々発展しますので、回答者の考え方が変わることもあります。
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