奥歯のクラウンの素材で迷っている

相談者: たつみFさん (54歳:男性)
投稿日時:2022-07-25 18:44:19
こんにちは。

下7番の銀歯が欠けてしまい、クラウンのやり直しが必要になりました。
保険適用の銀歯か、保険適用外のゴールド又はフルジルコニアにするか迷っています。


この歯は10年位前に神経を抜いた歯であり。
銀歯は5年位で寿命だと言われて、虫歯が再発し易い様です。

何度もクラウンをやり直すと抜歯の可能性が高いことから長持ちするのなら保険適用外でもしかたないかなと思っています。


私は食いしばりの癖があるので、フルジルコニアよりもゴールドの方が丈夫なのかなと考えております。

現在はゴールドを入れる人は見た目の問題から少ないのでしょうか。
[過去のご相談]


回答 回答1
  • 回答者
回答日時:2022-07-26 00:33:02
クラウンなどの補錣物の持ちに影響する因子は歯科医の腕と患者さんの自己管理が大きなウェイトを占めると思います。

歯ぎしり対策、ブラッシング、食生活など自己管理は大切ですね。


当然歯科医の腕も大事です。

私はゴールドをお勧めしますがなかなか選択されない事があります。


他人がどうこうよりも自分の気持ちで決められれば良いかと思います。

見た目を優先するのかしないのかですね。

2人の専門家がこの回答を支持しています  
回答 回答2
  • 回答者
回答日時:2022-07-26 06:55:49
たつみF さんこんにちは。


下7番の銀歯が欠けてしまい、クラウンのやり直しが必要になり、長持ちする方がいいのですね。

柴田先生がおっしゃるようにクラウンなどの補錣物の持ちに影響するのは、虫歯を取り残さずに治療するなど歯科医の腕。それと患者さんのTCH歯磨き、食生活の自己管理が大事になってくると思います。


食いしばりの癖があると思うのであれば、歯の接触癖を治すTCHの是正指導を受けると良いかもしれませんね。

参考:TCH、歯列接触癖


回答 回答3
  • 回答者
船橋歯科医院(岡山市北区)の船橋です。
回答日時:2022-07-26 11:00:13
こんにちは。

一番奥ならばゴールド冠の選択のほうが予後がよい場合があるように思います。

ジルコニアCAD/CAMでミリング加工しその後焼成し収縮させて作りますから、金属鋳造よりもまだ甘くなることが多いでしょう。

とはいえ、技術を駆使してもらえればよい材料です。


歯科医の技術、技工士の技術、患者さんの条件によってかなり結果が異なりますから、まず、おかかりになった歯科医のお勧めを尋ねるのがよいと思います。

相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: たつみFさん
返信日時:2022-07-27 18:45:05
柴田先生、加藤先生、船橋先生

回答ありがとうございます。

ゴールドクラウンについてWeb上で調べましたが、7万〜15万の価格と歯科医院によってかなり差があります、自由診療なので価格は歯科院独自で決めるものだと思いますが、やっぱり安いのは質が悪く、高いと良い傾向にあるのでしょうか,
(愚問ですか)


根管治療を同時に行った場合、クラウン保険適用外、根管治療は保険で出来るのでしょうか。

以上、宜しくお願いします。
回答 回答4
  • 回答者
船橋歯科医院(岡山市北区)の船橋です。
回答日時:2022-07-27 21:47:42
>やっぱり安いのは質が悪く、高いと良い傾向にあるのでしょうか,(愚問ですか)


金属の質は同じメーカーの同じ名前のものであれば同じものという事になります。
ただ、逆に言えばメーカーが違ったり材料名が異なると別物になります。

たいていが時価ですから購入した時期によっても金属代は異なりますね。


また同じ金属を使っていても、だれがどのように歯を削ってどの程度の型どりをして誰がどの程度の技工物を作るか?でも多いに出来が異なります。

そして前処置をどのようにその程度して何でどのようにセットするか?も予後が違ってくるでしょう。


また歯科医院の立地や設備費等も異なってきますから、歯科医院の自費って決まりがないので非常にわかりにくいですよね。

ただ、たいていの場合、エリアごとに同じくらいの治療費になっていることが多いと思いますから倍も違うとなれば保証等が含まれているのかもしれませんね。
費用で選んでいるとわからなくなりますよね。



根管治療を同時に行った場合、クラウン保険適用外、根管治療は保険で出来るのでしょうか。

根管治療までは保険適用で保険治療内で行い、支台築造以降自費に移行という事も出来るでしょう。

相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: たつみFさん
返信日時:2022-07-29 18:23:14
船橋先生

ご丁寧な回答ありがとうございました。
相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: たつみFさん
返信日時:2022-07-31 18:32:41
柴田先生、加藤先生の回答の様に「歯科医の腕」が重要になると
考えております。

ユーチューブの動画を見ると7番根管治療保険点数は56点なので、保険治療に時間をかけると赤字になるとのことでした。
よって時間的にも機材的にも保険治療では成功率の低い治療しか出来ないとのことでした、

高額のゴールドを選択しても、根管治療の成功率が低いのであれば残念な結果になるので、根管治療までは保険適用で行いゴールドを取付というのは余り意味がないことなのでしょうか。
回答 回答5
  • 回答者
船橋歯科医院(岡山市北区)の船橋です。
回答日時:2022-08-01 10:58:14
流石に56点=560円の収入では新卒の歯科医でも働いてくれませんね。

通常は、6000円から8000円くらいは歯科医院に収入があると思います。

昔ながらのファイルリーマーで番手を挙げながら拡大していくと手間暇がかかりすぎるので、より単純化してより手が疲れない(壊れない)機械での根管拡大が主流になってきていますが、エリアによって、また歯内療法医の専門性が高ければ時給に達しないのかもしれません。


この前アメリカの研究で出ていましたが、一般の歯科医が根管治療を行うと平均生存率は11年程になるそうです(n=4万人以上。7万本以上)。

日本の場合、昔は専門医はいませんでしたから一般の歯科医が根管治療を行っていましたし、マイクロスコープもありませんでしたし、機械での拡大もニッケルチタンがなかったのでそんなに行わなれていなかったと思うのですが、根管治療をした歯は冠治療することになっていましたから20年以上問題ない歯をたくさん診てきています。


この辺り何がどう影響しているのか?について、日本顕微鏡歯科学会の会員の先生や、日本歯内療法学会の会員の先生がたくさん回答者登録されていますからそちらからの回答に期待したいでしょう。

きちんと根管治療された歯に自費クラウンをされるのが一番よいと思います。

相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: たつみFさん
返信日時:2022-08-06 06:42:59
船橋先生

ご丁寧な回答ありがとうございました。
大変参考になりました。



タイトル 奥歯のクラウンの素材で迷っている
質問者 たつみFさん
地域 非公開
年齢 54歳
性別 男性
職業 非公開
カテゴリ 根管治療の治療法
ゴールドクラウン(金の被せ物)
お勧めのクラウン(被せ物・差し歯)
根管治療後の詰め物・被せ物
回答者




  • 上記書き込みの内容は、回答当時のものです。
  • 歯科医療は日々発展しますので、回答者の考え方が変わることもあります。
  • 保険改正により、保険制度や保険点数が変わっていることもありますのでご注意ください。

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