根管治療時に細菌簡易培養検査は必要ですか?
相談者:
ふじくみさん (29歳:女性)
投稿日時:2022-11-19 13:10:23
回答1
回答2
E Eデンタル(愛知県豊橋市)の井野です。
回答日時:2022-11-20 09:52:13
こんにちは、歯内療法専門医をしていますが、
> 根管治療をする際、菌がいないかどうか細菌簡易培養検査というものは必ずするものでしょうか?
この辺りは先生の考え方次第ですが、私はしていません。
理由は根管内を無菌には100%出来ないからです。
昔は根管内の無菌化を目指す時代はありましたが、今は無菌化ではなく菌の数を出るだけ減らして菌を減らした所で根管充填材で菌を埋葬し活動性を失わせるというアプローチになってます。
また細菌簡易培養検査は根管内の嫌気性菌の検出は出来ないので片手落ちです。
検査も検査キットで触れた場所の細菌の有無を調べるものです。
昔と違い菌は象牙細管内にも入り込んでいることが分かっています。
例えれば、マンションの外観を見て泥棒がいる?いない?判定をしてもマンション内に隠れた泥棒を見つけることはできません。
泥棒は判定が終わった後に出てきます。
指標の一つとしてはありですが、果たして手間をかけてまで行うべき検査かと言えば「?」です。
世界的にも細菌培養検査を行う専門医は稀です、じゃあ根管充填のタイミングは?と言われれば、顕微鏡下で十分根管内が綺麗になり大きな症状が無くなれば根管充填してしまいます。
それで治らなければ外科的歯内療法で治します。
細菌培養検査をしなくても専門医レベルなら80%ぐらいは治せますし、細菌培養をしても大きく成功率が上がるということはありません。
顕微鏡が無かった時代なら分からなくもないですが、裸眼で根管の見落としやイスムス、フィンの処理が出来ていなくて検査に頼るのは順番が違うかなと思います。
すみません、これは私の考え方で細菌検査をしている先生は先生なりの考え方があります。
ですから、何故必要な検査なのか?は聞かれた方がいいと思います。
おだいじに
> 根管治療をする際、菌がいないかどうか細菌簡易培養検査というものは必ずするものでしょうか?
この辺りは先生の考え方次第ですが、私はしていません。
理由は根管内を無菌には100%出来ないからです。
昔は根管内の無菌化を目指す時代はありましたが、今は無菌化ではなく菌の数を出るだけ減らして菌を減らした所で根管充填材で菌を埋葬し活動性を失わせるというアプローチになってます。
また細菌簡易培養検査は根管内の嫌気性菌の検出は出来ないので片手落ちです。
検査も検査キットで触れた場所の細菌の有無を調べるものです。
昔と違い菌は象牙細管内にも入り込んでいることが分かっています。
例えれば、マンションの外観を見て泥棒がいる?いない?判定をしてもマンション内に隠れた泥棒を見つけることはできません。
泥棒は判定が終わった後に出てきます。
指標の一つとしてはありですが、果たして手間をかけてまで行うべき検査かと言えば「?」です。
世界的にも細菌培養検査を行う専門医は稀です、じゃあ根管充填のタイミングは?と言われれば、顕微鏡下で十分根管内が綺麗になり大きな症状が無くなれば根管充填してしまいます。
それで治らなければ外科的歯内療法で治します。
細菌培養検査をしなくても専門医レベルなら80%ぐらいは治せますし、細菌培養をしても大きく成功率が上がるということはありません。
顕微鏡が無かった時代なら分からなくもないですが、裸眼で根管の見落としやイスムス、フィンの処理が出来ていなくて検査に頼るのは順番が違うかなと思います。
すみません、これは私の考え方で細菌検査をしている先生は先生なりの考え方があります。
ですから、何故必要な検査なのか?は聞かれた方がいいと思います。
おだいじに
相談者からの返信
相談者:
ふじくみさん
返信日時:2022-11-21 20:45:02
体調崩してしまいお礼が遅くなりすみません。
とても丁寧な説明ありがとうございます。
以前の治療の時はされなかったので、以前の治療は大丈夫だったのか心配になってしまって…
どちらも先生の考え方というのがわかりました。
ありがとうございました。
とても丁寧な説明ありがとうございます。
以前の治療の時はされなかったので、以前の治療は大丈夫だったのか心配になってしまって…
どちらも先生の考え方というのがわかりました。
ありがとうございました。
タイトル | 根管治療時に細菌簡易培養検査は必要ですか? |
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質問者 | ふじくみさん |
地域 | 非公開 |
年齢 | 29歳 |
性別 | 女性 |
職業 | 非公開 |
カテゴリ |
根管治療の治療法 根管治療その他 |
回答者 |
- 上記書き込みの内容は、回答当時のものです。
- 歯科医療は日々発展しますので、回答者の考え方が変わることもあります。
- 保険改正により、保険制度や保険点数が変わっていることもありますのでご注意ください。