根管治療済みの犬歯に補強のためのクラウンを被せることについて

相談者: SPNさん (39歳:女性)
投稿日時:2019-05-18 02:38:33
いつもありがとうございます。
左上の犬歯についての相談です。

数年前に根管治療をしてあり、その歯には冠も詰め物もしておらず、現在は特に問題ありません。
他の歯に関しては、過去にたくさんの問題があり、奥歯に合計で8本程度のインプラントをしました。
そのうちのいくつかは根管治療の数年後に結局だめになり抜歯に至りました。
噛む力が強かったり、原因不明の理由によって、たくさんの抜歯をしてきました。

これ以上、抜歯にならないよう、特に根管治療がしてあり、将来に問題が起こる危険度の高い犬歯に、補強のために冠を被せることを、歯医者に勧められました。
本当に冠を被せると、補強になって、将来の問題を防げるんでしょうか?
逆にデメリットはないでしょうか?

例えば、健康な歯を覆うことにより、唾液との接触がなくなったり歯呼吸(?)ができなくなったり、冠との隙間からばい菌が入るなどのデメリットはないでしょうか?
補強のために冠を付けることについて、アドバイスお願いします。
[過去のご相談]


回答 回答1
  • 回答者
メイクスマイル歯科(東京都文京区)の森田です。
回答日時:2019-05-18 19:32:30
SPNさん、こんばんは。

>将来に問題が起こる危険度の高い犬歯に、補強のために冠を被せることを、歯医者に勧められました。
>本当に冠を被せると、補強になって、将来の問題を防げるんでしょうか?

一般的に神経を取った歯は時間が経つとだんだん脆くなってくるので、補強のために土台を入れて冠を被せるのが基本の考え方です。
また、犬歯は強い力が加わることが多いので、丈夫な方が望ましいです。

ただその歯は、冠も詰め物もしておらず現在は特に問題ないとのことですから、被せるには抵抗がありますよね。

歯を補強するのであれば、被せるより先にファイバーコアを入れ内部から歯を補強して、その次に必要であれば冠を被せるのでも良いように思いますが、歯冠に詰め物が入っていて、割れる可能性があるようなら早く被せることも重要です。

犬歯は噛み合わせに重要な役割を持っていますので、冠を入れるなら噛み合わせをしっかり作ることが大事になります。
もし歯質がきれいに残っているのであれば、無理に歯を削って噛み合わせを壊さなくてもいいように感じます。


>健康な歯を覆うことにより、唾液との接触がなくなったり歯呼吸(?)ができなくなったり、冠との隙間からばい菌が入るなどのデメリットはないでしょうか?

神経を取っているので、もう歯は死んでいるので呼吸などの心配はありませんが、歯磨きが適切でないと冠との境の部分から虫歯が始まってしまう可能性は残っています。

いずれにしても、今の歯の状態を診ないと詳しいことはわかりませんので、担当の先生が補強が必要と思われている点をよくご確認頂き、補強した方が安心なら歯が割れる前に被せ物をされた方がよろしいと思います。

参考になれば幸いです。

相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: SPNさん
返信日時:2019-05-19 10:56:43
森田先生

丁寧なアドバイスをありがとうございます。
分かりやすくてとても参考になりました。
もう一度、歯医者と相談してみたいと思います。



タイトル 根管治療済みの犬歯に補強のためのクラウンを被せることについて
質問者 SPNさん
地域 非公開
年齢 39歳
性別 女性
職業 非公開
カテゴリ 根管治療その他
クラウン(差し歯・被せ)その他
回答者




  • 上記書き込みの内容は、回答当時のものです。
  • 歯科医療は日々発展しますので、回答者の考え方が変わることもあります。
  • 保険改正により、保険制度や保険点数が変わっていることもありますのでご注意ください。

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