差し歯の土台を取り外すのが、難しいと言われました・・・
相談者:
S.Sさん (34歳: )
投稿日時:2007-02-03 01:30:00
子供の頃に前歯4本を連結の差し歯にしました。
その内の1本の歯茎に膿が溜まり、1度目は歯茎を切開手術。
2回目は連結した差し歯を切り外し、その差し歯と土台を取って歯根治療を。
そして今回3回目ですが2回目と同様に差し歯と土台を取って歯根治療をすることになりました。
引越しなどがありそれぞれ別の歯医者です。
今回3回目の治療ですが、小豆1粒くらいに腫れてとても痛かった歯茎が、先に治療をすると言われた別の歯の虫歯の治療をしている期間中に潰れてなくなってしまい、今はその部分を指で押すと少し痛い程度です。
今日からこの差し歯の治療が始りましたが、前回の時(4年前)に入れた金属土台が、太いうえにガッチリしっかり入っているようで、どうにも取り外す事が難しいようです。
30分くらい土台を叩いたり捩ったりされても取れませんでした。
ゴツゴツ叩く度に痛いし、歯根が折れるんじゃないかと心配になりました。8時間経った今も鈍く痛みが残ってます。
先生は次回、土台を削って取ってみると言ってましたが、歯根に負担がかかるのではないかと心配です。
土台を取り外すのに、歯根に負担を掛けないでやる方法はないのでしょうか?
また数年後に歯根治療をやることになるかも知れないと考えた場合、金属の土台よりファイバーコアの方が、歯根に負担が少なく取り外す事が出来るのででしょうか?
その部分だけ膿やすいのは何故なのでしょう?膿やすい歯茎に考えられる原因と対策は何でしょうか?
以上について、よろしくお願いします。
その内の1本の歯茎に膿が溜まり、1度目は歯茎を切開手術。
2回目は連結した差し歯を切り外し、その差し歯と土台を取って歯根治療を。
そして今回3回目ですが2回目と同様に差し歯と土台を取って歯根治療をすることになりました。
引越しなどがありそれぞれ別の歯医者です。
今回3回目の治療ですが、小豆1粒くらいに腫れてとても痛かった歯茎が、先に治療をすると言われた別の歯の虫歯の治療をしている期間中に潰れてなくなってしまい、今はその部分を指で押すと少し痛い程度です。
今日からこの差し歯の治療が始りましたが、前回の時(4年前)に入れた金属土台が、太いうえにガッチリしっかり入っているようで、どうにも取り外す事が難しいようです。
30分くらい土台を叩いたり捩ったりされても取れませんでした。
ゴツゴツ叩く度に痛いし、歯根が折れるんじゃないかと心配になりました。8時間経った今も鈍く痛みが残ってます。
先生は次回、土台を削って取ってみると言ってましたが、歯根に負担がかかるのではないかと心配です。
土台を取り外すのに、歯根に負担を掛けないでやる方法はないのでしょうか?
また数年後に歯根治療をやることになるかも知れないと考えた場合、金属の土台よりファイバーコアの方が、歯根に負担が少なく取り外す事が出来るのででしょうか?
その部分だけ膿やすいのは何故なのでしょう?膿やすい歯茎に考えられる原因と対策は何でしょうか?
以上について、よろしくお願いします。
回答1
ネクスト・デンタル(荒川区西日暮里)の櫻井です。
回答日時:2007-02-03 10:54:00
メタルコアの欠点の一つに「外し辛い」と言うのがあります。
土台に負担をかけずに取る方法というのは実際には難しいですね。
ウチではマイクロスコープを使いながら1時間くらいかけて削ったり、超音波で振動を与えたりして慎重に外します。
歯医者が行う処置の中でも、最もやっかいな処置の一つですね。
そう言った意味でもファイバーコアは(メタルコアに比べ)除去も容易だと思います。
膿を持ちやすい理由としては病気が大きく(小豆大と言う事で)、消毒が行き届きにくい事が一番大きな原因でしょう。
また、最悪の状況としては歯根破折が考えられますが、そうすると抜歯することになると思いますので、あまり考えたくはありませんよね。
対策としては我々、一般開業医では根管治療の際、ラバーダムを用いて感染のリスクを最小限にすることと、時間をかけて丁寧に治療を進めることくらいでしょうか。
ま、必要以上に時間をかけても無意味な事もありますが、2回や3回で終わらせると言う事は無いと思います。
また、(カルシペックスなどの)仮の詰め物で経過を3ヶ月とか半年とか追ってみて「これで大丈夫!」となってから最終的な充填を行うようにすれば、多少、再発のリスクは防げるのではないかと考えます。
欲を言えば、それらをきちんと行ってくれる根管治療の専門医に託すという方法がベストかもしれません。
専門医の先生は通常の根管治療であってもマイクロスコープを使いますし、切開や充填などの時でもマイクロスコープを使って行い、肉眼では見えないところまできちんと処置をしてくれます。
健康保険での根管治療は時間的、コスト的に採算が取れないと言うこともあって、そこまで真剣に根管治療に取り組んでいる先生は実際には少ないと思います。(探せばいらっしゃるとは思いますが‥)
担当の先生がそこまでやってもらえるのか、良く相談してみてください。
土台に負担をかけずに取る方法というのは実際には難しいですね。
ウチではマイクロスコープを使いながら1時間くらいかけて削ったり、超音波で振動を与えたりして慎重に外します。
歯医者が行う処置の中でも、最もやっかいな処置の一つですね。
そう言った意味でもファイバーコアは(メタルコアに比べ)除去も容易だと思います。
膿を持ちやすい理由としては病気が大きく(小豆大と言う事で)、消毒が行き届きにくい事が一番大きな原因でしょう。
また、最悪の状況としては歯根破折が考えられますが、そうすると抜歯することになると思いますので、あまり考えたくはありませんよね。
対策としては我々、一般開業医では根管治療の際、ラバーダムを用いて感染のリスクを最小限にすることと、時間をかけて丁寧に治療を進めることくらいでしょうか。
ま、必要以上に時間をかけても無意味な事もありますが、2回や3回で終わらせると言う事は無いと思います。
また、(カルシペックスなどの)仮の詰め物で経過を3ヶ月とか半年とか追ってみて「これで大丈夫!」となってから最終的な充填を行うようにすれば、多少、再発のリスクは防げるのではないかと考えます。
欲を言えば、それらをきちんと行ってくれる根管治療の専門医に託すという方法がベストかもしれません。
専門医の先生は通常の根管治療であってもマイクロスコープを使いますし、切開や充填などの時でもマイクロスコープを使って行い、肉眼では見えないところまできちんと処置をしてくれます。
健康保険での根管治療は時間的、コスト的に採算が取れないと言うこともあって、そこまで真剣に根管治療に取り組んでいる先生は実際には少ないと思います。(探せばいらっしゃるとは思いますが‥)
担当の先生がそこまでやってもらえるのか、良く相談してみてください。
相談者からの返信
相談者:
S.Sさん
返信日時:2007-02-03 20:32:00
回答2
ネクスト・デンタル(荒川区西日暮里)の櫻井です。
回答日時:2007-02-05 10:00:00
マイクロスコープは日本全国でも1000台あるかないかと言う資料があります。
ご近所で探すのは難しいかもしれませんね。
それに、そんなもの無くても技術的に上手な先生であれば大丈夫ですよ(って僕はどうしてもマイクロに頼ってしましますが)。
【関連性の高い歯科相談】
・根管治療の再治療とビタペックスについて(2007/02/27)
・ファイバーコアとキャスタブルセラミックスコアではどちらが良い?(2007/02/15)
・根管治療の専門医を探すには?(2007/02/13)
・ファイバーコアの料金(2007/02/10)
・差し歯の土台と膿について質問(2007/02/07)
・事前に確認のないまま、歯の神経を抜かれてしまいました・・・(2007/02/05)
・根管治療の途中からラバーダムをするのでは遅いですか?(2007/01/29)
・根管治療中、うがいをしてはいけなかった?(2007/01/06)
・根管治療の再治療をすれば、歯の寿命は延びる?(2007/01/03)
・歯によってコア(土台)が違うようなのですが・・・(2006/09/24)
・土台(コア)の交換は可能?また、ファイバーコアのダメージは?(2006/07/18)
ご近所で探すのは難しいかもしれませんね。
それに、そんなもの無くても技術的に上手な先生であれば大丈夫ですよ(って僕はどうしてもマイクロに頼ってしましますが)。
【関連性の高い歯科相談】
・根管治療の再治療とビタペックスについて(2007/02/27)
・ファイバーコアとキャスタブルセラミックスコアではどちらが良い?(2007/02/15)
・根管治療の専門医を探すには?(2007/02/13)
・ファイバーコアの料金(2007/02/10)
・差し歯の土台と膿について質問(2007/02/07)
・事前に確認のないまま、歯の神経を抜かれてしまいました・・・(2007/02/05)
・根管治療の途中からラバーダムをするのでは遅いですか?(2007/01/29)
・根管治療中、うがいをしてはいけなかった?(2007/01/06)
・根管治療の再治療をすれば、歯の寿命は延びる?(2007/01/03)
・歯によってコア(土台)が違うようなのですが・・・(2006/09/24)
・土台(コア)の交換は可能?また、ファイバーコアのダメージは?(2006/07/18)
タイトル | 差し歯の土台を取り外すのが、難しいと言われました・・・ |
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質問者 | S.Sさん |
地域 | |
年齢 | 34歳 |
性別 | |
職業 | |
カテゴリ |
歯の土台に関するトラブル 土台(コア)の除去・交換 |
回答者 |
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- 上記書き込みの内容は、回答当時のものです。
- 歯科医療は日々発展しますので、回答者の考え方が変わることもあります。
- 保険改正により、保険制度や保険点数が変わっていることもありますのでご注意ください。