メタルコアが入っている歯の歯根破折のリスクは画像診断で判る?
相談者:
OMさん (49歳:男性)
投稿日時:2011-10-23 18:55:31
回答1
顕微鏡歯科シバタ(名古屋市守山区大森)の柴田です。
回答日時:2011-10-23 19:07:04
患者さんの体格、性格、仕事などから咬む力が強そうだったり、歯ぎしりがありそうだったりすれば破折の可能性は上がるかもしれません。
また歯根の中に、標準より太くて長いコアが入っていて歯質が薄くなっていれば破折の可能性が上がるかもしれません。
ただ外すにもリスクを伴いますので、二十年以上無事だった歯に手を加えることが絶対正しいとも思えません。
また歯根の中に、標準より太くて長いコアが入っていて歯質が薄くなっていれば破折の可能性が上がるかもしれません。
ただ外すにもリスクを伴いますので、二十年以上無事だった歯に手を加えることが絶対正しいとも思えません。
回答2
細見歯科医院の細見です。
回答日時:2011-10-23 19:07:15
>歯根破折のリスクはレントゲンやCTである程度わかるものなのでしょうか?
はっきりとは解りません。
ただ太く長いメタルコアが入っていれば割れそうかなと思う程度です。
また習癖でブラキシズム等が有れば、破折の確率は上がるかもしれません。
ただ、これもその様に思うだけで数値化する事は出来ないと思います。
はっきりとは解りません。
ただ太く長いメタルコアが入っていれば割れそうかなと思う程度です。
また習癖でブラキシズム等が有れば、破折の確率は上がるかもしれません。
ただ、これもその様に思うだけで数値化する事は出来ないと思います。
回答3
東京国際歯科六本木(港区六本木)の宮下です。
回答日時:2011-10-23 19:18:56
viki さん
こんばんは
「歯根破折のリスクはレントゲンやCTである程度わかるものなのでしょうか?」
レントゲンでも確認しますが、それは、その歯自体の状態を診ているだけです。
実際には、それぞれの歯にどのような時に力がかかるかを考える必要があり、実際には、その診査の方が重要ではないかと思います。
というのは、当院では、2005年位から年間に抜歯となる歯を全てリサーチしておりまして、平均年に12本から15本くらい抜歯しております。
その中で、歯根破折をしている患者さんの全て(5本位)は、歯ぎしりをしている可能性がある人、あるいは噛み合わせ時に奥歯がぶつかっている人だけに限られています。
ですから、噛み合わせの癖や噛み合わせ自体が最も重要な因子と考えています。
また、ヨーロッパの研究でも、根管治療をしている歯のたった2%しか歯根破折は発生しておりません。
それほど、神経質になる必要はないと思うのです。
しかし、歯根破折を起こさないようにするには、できるだけ歯質を大きく削らないことが重要であることには違いありません。
「ファイバーコアに交換を考えています。」
今の土台を取るときに、少なからず、歯質を削るか、力をかけることになりますので、そのためだけに再治療をされるのはお勧め致しません。
ご参考にしてください。
こんばんは
「歯根破折のリスクはレントゲンやCTである程度わかるものなのでしょうか?」
レントゲンでも確認しますが、それは、その歯自体の状態を診ているだけです。
実際には、それぞれの歯にどのような時に力がかかるかを考える必要があり、実際には、その診査の方が重要ではないかと思います。
というのは、当院では、2005年位から年間に抜歯となる歯を全てリサーチしておりまして、平均年に12本から15本くらい抜歯しております。
その中で、歯根破折をしている患者さんの全て(5本位)は、歯ぎしりをしている可能性がある人、あるいは噛み合わせ時に奥歯がぶつかっている人だけに限られています。
ですから、噛み合わせの癖や噛み合わせ自体が最も重要な因子と考えています。
また、ヨーロッパの研究でも、根管治療をしている歯のたった2%しか歯根破折は発生しておりません。
それほど、神経質になる必要はないと思うのです。
しかし、歯根破折を起こさないようにするには、できるだけ歯質を大きく削らないことが重要であることには違いありません。
「ファイバーコアに交換を考えています。」
今の土台を取るときに、少なからず、歯質を削るか、力をかけることになりますので、そのためだけに再治療をされるのはお勧め致しません。
ご参考にしてください。
回答4
回答5
川崎歯科クリニック(中野区大和町)の川崎です。
回答日時:2011-10-23 21:23:34
カワサキです。
私も宮下先生の言われる通り、無理にファイバーコアにしなくてよいと思います。
レントゲンやCTでは、コアの形態・根の薄さはわかります。
それによって、亀裂・破折の可能性は考えることはできますが、破折のリスクは、次の3つのファクターを考える必要かありと思います。
(1) コアや根の薄さ
(2) 咬む力の方向
…… 特に歯や根は、横咬み(歯ぎしり)に弱いです。
(3) 上部構造(冠・かぶせ物)の硬さ
よって、25年も、落ち着いているのであれば、無理に外さずに(そればけしっかりとしていたら、除去する時に、根を傷める可能性があります)、上部構造(冠)をより、咬みあわせに(咬む負担の)よいものに置き換えるほうが、ファイバーコアの交換 より、得策かもしれません。
全体の噛みあわせのバランス・歯肉・コア・根の状態を考えないといけないのですが、根に負担があるようでしたら、ファイバーコアよりも、(たとえば)
@ゴールドの冠にする。
Aハイブリッドの冠にする。
など、軟らかめの金属や弾力性のある素材に変えるのも、歯を長持ちさせる一手かもしれません。
総合的に、考えて、かかりつけの先生に、相談してみてはいかがでしょうか?
私も宮下先生の言われる通り、無理にファイバーコアにしなくてよいと思います。
レントゲンやCTでは、コアの形態・根の薄さはわかります。
それによって、亀裂・破折の可能性は考えることはできますが、破折のリスクは、次の3つのファクターを考える必要かありと思います。
(1) コアや根の薄さ
(2) 咬む力の方向
…… 特に歯や根は、横咬み(歯ぎしり)に弱いです。
(3) 上部構造(冠・かぶせ物)の硬さ
よって、25年も、落ち着いているのであれば、無理に外さずに(そればけしっかりとしていたら、除去する時に、根を傷める可能性があります)、上部構造(冠)をより、咬みあわせに(咬む負担の)よいものに置き換えるほうが、ファイバーコアの交換 より、得策かもしれません。
全体の噛みあわせのバランス・歯肉・コア・根の状態を考えないといけないのですが、根に負担があるようでしたら、ファイバーコアよりも、(たとえば)
@ゴールドの冠にする。
Aハイブリッドの冠にする。
など、軟らかめの金属や弾力性のある素材に変えるのも、歯を長持ちさせる一手かもしれません。
総合的に、考えて、かかりつけの先生に、相談してみてはいかがでしょうか?
相談者からの返信
相談者:
OMさん
返信日時:2011-10-23 21:26:21
相談者からの返信
相談者:
OMさん
返信日時:2011-10-23 21:35:44
川崎先生ありがとうございます。
冠を弾力性のあるものにする選択もあるんですね。
参考になりました。
冠を弾力性のあるものにする選択もあるんですね。
参考になりました。
タイトル | メタルコアが入っている歯の歯根破折のリスクは画像診断で判る? |
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質問者 | OMさん |
地域 | 非公開 |
年齢 | 49歳 |
性別 | 男性 |
職業 | 非公開 |
カテゴリ |
メタルコア(金属の土台) レントゲン写真 歯根破折 CT |
回答者 |
|
- 上記書き込みの内容は、回答当時のものです。
- 歯科医療は日々発展しますので、回答者の考え方が変わることもあります。
- 保険改正により、保険制度や保険点数が変わっていることもありますのでご注意ください。