虫歯と神経の関係について教えてください
相談者:
Tさん (37歳:男性)
投稿日時:2011-12-25 20:23:29
参考:過去のご相談
*歯科レントゲン撮影の被曝量について
他
虫歯と神経について教えてください。
よろしくお願いします。
1
虫歯が神経まで達すると抜髄になりますが、なぜ神経まで達するイコール抜髄になるのでしょうか。
サイトを見ていますがわかりません。
虫歯菌が神経に達すると神経を冒して炎症を起こすからということでよいのでしょうか。
2
虫歯を削っていって神経が見えてしまった場合、神経を保護しながら治療するということは不可能なことなのでしょうか。
3
一般に軽度の虫歯C0がC3になるまでにはどれくらいの期間が必要なのでしょうか。
4
神経を抜かずに虫歯治療をしたとき、その治療によって神経が影響すると強い痛みがでるといいますが
強烈な痛みなのでしょうか。
5
また、あまり強い痛みがでないで神経が自然死することもあるのでしょうか。
自然死したときはレントゲンをみればわかるのでしょうか。
自然死したとき、そのまま放置するとどれくらいの期間で感染を起こしたりするのでしょうか。
*歯科レントゲン撮影の被曝量について
他
虫歯と神経について教えてください。
よろしくお願いします。
1
虫歯が神経まで達すると抜髄になりますが、なぜ神経まで達するイコール抜髄になるのでしょうか。
サイトを見ていますがわかりません。
虫歯菌が神経に達すると神経を冒して炎症を起こすからということでよいのでしょうか。
2
虫歯を削っていって神経が見えてしまった場合、神経を保護しながら治療するということは不可能なことなのでしょうか。
3
一般に軽度の虫歯C0がC3になるまでにはどれくらいの期間が必要なのでしょうか。
4
神経を抜かずに虫歯治療をしたとき、その治療によって神経が影響すると強い痛みがでるといいますが
強烈な痛みなのでしょうか。
5
また、あまり強い痛みがでないで神経が自然死することもあるのでしょうか。
自然死したときはレントゲンをみればわかるのでしょうか。
自然死したとき、そのまま放置するとどれくらいの期間で感染を起こしたりするのでしょうか。
回答1
顕微鏡歯科シバタ(名古屋市守山区大森)の柴田です。
回答日時:2011-12-25 20:45:47
1 虫歯は虫歯菌で起こるとされています。
「虫歯が神経に達した」とは「神経に感染し歯髄炎を起こした」はほぼ同義語だと思います。
本当の初期の歯髄炎以外のほとんどの歯髄炎は不可逆性(歯髄炎が治らない)のため抜髄が必要とされます。
2 直接覆髄法が適応できるケースがあると思います。
3 分かりません。ケースバイケースです。
4 「神経が影響する」という意味が歯髄炎を意味するのであればひどい痛みが出ることも出ないこともあると思います。
5 あります。直後にはレントゲンでは分からないと思います。
根尖部歯周組織にかなりの変化が起きてからになると思います。
感染するためには感染源が必要です。
なければリークしなければ感染は起こらないように思います。
「虫歯が神経に達した」とは「神経に感染し歯髄炎を起こした」はほぼ同義語だと思います。
本当の初期の歯髄炎以外のほとんどの歯髄炎は不可逆性(歯髄炎が治らない)のため抜髄が必要とされます。
2 直接覆髄法が適応できるケースがあると思います。
3 分かりません。ケースバイケースです。
4 「神経が影響する」という意味が歯髄炎を意味するのであればひどい痛みが出ることも出ないこともあると思います。
5 あります。直後にはレントゲンでは分からないと思います。
根尖部歯周組織にかなりの変化が起きてからになると思います。
感染するためには感染源が必要です。
なければリークしなければ感染は起こらないように思います。
回答2
東京国際歯科六本木(港区六本木)の宮下です。
回答日時:2011-12-26 02:16:58
Tさん
おはようございます。
お答えは簡単ではありません。
私個人の考えと一般的な書き方になりますが、ご了承下さい。
1 虫歯が神経まで達するイコール抜髄ではありません。
一般的には、そのように説明がされているかもしれませんが、おそらく、それでは遅すぎると思います。
ただ歯科医も抜髄はやりたくない治療の1つと思っている方が多いと思いますので、対応が遅れてしまい、結果的に、抜髄しない場合には、その後に色々と問題が多く発生しやすくなります。
私は他の先生よりも早めに診断を行いますので、治療後の予後は非常に良いです。
2 症状により、治療内容が変わりますが、一般的に予後が悪くなります。
3 スカンジナビアの研究によれば、極初期の虫歯から、象牙質の虫歯まで5年かかると言われています。
4 痛みの感じ方は個人差があります。
ですので、歯髄を保存を試みても、その後で強い痛みが出る場合もありますし、
5 痛みが出ないで神経が死ぬ事はあります。
レントゲンではわかりませんので、わかった時は感染している時なので予後が悪くなります。
おはようございます。
お答えは簡単ではありません。
私個人の考えと一般的な書き方になりますが、ご了承下さい。
1 虫歯が神経まで達するイコール抜髄ではありません。
一般的には、そのように説明がされているかもしれませんが、おそらく、それでは遅すぎると思います。
ただ歯科医も抜髄はやりたくない治療の1つと思っている方が多いと思いますので、対応が遅れてしまい、結果的に、抜髄しない場合には、その後に色々と問題が多く発生しやすくなります。
私は他の先生よりも早めに診断を行いますので、治療後の予後は非常に良いです。
2 症状により、治療内容が変わりますが、一般的に予後が悪くなります。
3 スカンジナビアの研究によれば、極初期の虫歯から、象牙質の虫歯まで5年かかると言われています。
4 痛みの感じ方は個人差があります。
ですので、歯髄を保存を試みても、その後で強い痛みが出る場合もありますし、
5 痛みが出ないで神経が死ぬ事はあります。
レントゲンではわかりませんので、わかった時は感染している時なので予後が悪くなります。
相談者からの返信
相談者:
Tさん
返信日時:2011-12-27 21:11:50
回答ありがとうございます。
追加で質問させてください。
神経の自然死の場合について
直後にはレントゲンでは分からないと思います。
根尖部歯周組織にかなりの変化が起きてからになると思います。
感染するためには感染源が必要です。
なければリークしなければ感染は起こらないように思います。
痛みが出ないで神経が死ぬ事はあります。
レントゲンではわかりませんので、わかった時は感染している時なので予後が悪くなります。
このような回答をいただいたのですが、自然死の場合、早期発見は難しく症状がでたときには感染が進んでおり予後が悪い、つまり治療が大変になったり、抜歯につながる可能性が高くなるということだと思います。
そうすると、治療後に痛みをある程度(このあたりの判断が難しいのかもしれませんが)感じるようなら、神経の保存は諦めて、さっさと神経をとったほうが結果的には予後がよいと考えるべきでしょうか。
追加で質問させてください。
神経の自然死の場合について
直後にはレントゲンでは分からないと思います。
根尖部歯周組織にかなりの変化が起きてからになると思います。
感染するためには感染源が必要です。
なければリークしなければ感染は起こらないように思います。
痛みが出ないで神経が死ぬ事はあります。
レントゲンではわかりませんので、わかった時は感染している時なので予後が悪くなります。
このような回答をいただいたのですが、自然死の場合、早期発見は難しく症状がでたときには感染が進んでおり予後が悪い、つまり治療が大変になったり、抜歯につながる可能性が高くなるということだと思います。
そうすると、治療後に痛みをある程度(このあたりの判断が難しいのかもしれませんが)感じるようなら、神経の保存は諦めて、さっさと神経をとったほうが結果的には予後がよいと考えるべきでしょうか。
回答3
相談者からの返信
相談者:
Tさん
返信日時:2012-01-01 18:39:26
桜井先生お返事ありがとうございます。
やはり患者側としては神経は抜きたくないから神経に関する質問多いですね。
動画も拝見しました。
とても参考になりました。
先日神経を残した治療してから、しばらくの間は違和感があったのですが最近違和感がなくなりました。
治療歯が安定してきたのかなという思いと神経が死んだから違和感がなくなったのかなという思いが交錯しています。
やはり患者側としては神経は抜きたくないから神経に関する質問多いですね。
動画も拝見しました。
とても参考になりました。
先日神経を残した治療してから、しばらくの間は違和感があったのですが最近違和感がなくなりました。
治療歯が安定してきたのかなという思いと神経が死んだから違和感がなくなったのかなという思いが交錯しています。
回答4
相談者からの返信
相談者:
Tさん
返信日時:2012-01-09 19:19:38
回答してくださった先生方ありがとうございます。
今後も質問させていただくことがあるかと思いますが、どうぞよろしくお願いします。
今後も質問させていただくことがあるかと思いますが、どうぞよろしくお願いします。
タイトル | 虫歯と神経の関係について教えてください |
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質問者 | Tさん |
地域 | 非公開 |
年齢 | 37歳 |
性別 | 男性 |
職業 | 非公開 |
カテゴリ |
虫歯その他 根管治療その他 根の病気・異常その他 |
回答者 |
|
- 上記書き込みの内容は、回答当時のものです。
- 歯科医療は日々発展しますので、回答者の考え方が変わることもあります。
- 保険改正により、保険制度や保険点数が変わっていることもありますのでご注意ください。