インプラントの骨補填に使う人骨のドナーを気の毒に感じる
相談者:
三船美樹さん (34歳:女性)
投稿日時:2012-06-22 23:04:42
⇒参考:過去のご相談
「猿人には何故虫歯がない?」他
いつもお世話になっています。
こちらの歯科相談には、深刻なものから、気軽なものまで、聞くことができて、感謝しています。
(甘えすぎかもしれませんが)
さて、抜けた歯をインプラントにすることを視野に入れています。
(左下5番)
現在通っている歯医者さんでそのことを話すと歯が抜けた後の穴に素材を入れて、強くしたい。
その素材はさまざまあるが、安全性とうまく定着することを考ると
人骨が一番良いと勧められました。
その際のデメリットも十分に話していただき、
「臓器移植のようなものだから、充分考えて」
と言われました。
それから、一か月近く、考えているのですが…
インプラントにしたい気持ちがあるのです。
やはり、入れ歯は不便だと思っています。
ただ、素材の安全性をどう考えたらいいのか、自分が本当に分かっているのかが分かりません。
アメリカの素材で、ドナーの既往症等は調査済みの素材です。
(狂牛病等も検査済み)
1.このような場合、未知の病原体に汚染されている場合と検査をすり抜けてしまった場合この二つ、いずれかだと危険と考えたらいいと思っていますが、合っていますか?
2.今後、未知の病原体(プリオンの様な)が見つかる可能性はかなり低い(1万分の1未満)と思っているのですが…
合っていますか?
上記 2点について、お答えいただきたく、ご相談しました。
急いでおりません。
どうぞ、よろしくお願いします。
「猿人には何故虫歯がない?」他
いつもお世話になっています。
こちらの歯科相談には、深刻なものから、気軽なものまで、聞くことができて、感謝しています。
(甘えすぎかもしれませんが)
さて、抜けた歯をインプラントにすることを視野に入れています。
(左下5番)
現在通っている歯医者さんでそのことを話すと歯が抜けた後の穴に素材を入れて、強くしたい。
その素材はさまざまあるが、安全性とうまく定着することを考ると
人骨が一番良いと勧められました。
その際のデメリットも十分に話していただき、
「臓器移植のようなものだから、充分考えて」
と言われました。
それから、一か月近く、考えているのですが…
インプラントにしたい気持ちがあるのです。
やはり、入れ歯は不便だと思っています。
ただ、素材の安全性をどう考えたらいいのか、自分が本当に分かっているのかが分かりません。
アメリカの素材で、ドナーの既往症等は調査済みの素材です。
(狂牛病等も検査済み)
1.このような場合、未知の病原体に汚染されている場合と検査をすり抜けてしまった場合この二つ、いずれかだと危険と考えたらいいと思っていますが、合っていますか?
2.今後、未知の病原体(プリオンの様な)が見つかる可能性はかなり低い(1万分の1未満)と思っているのですが…
合っていますか?
上記 2点について、お答えいただきたく、ご相談しました。
急いでおりません。
どうぞ、よろしくお願いします。
[過去のご相談]
回答1
おいかわ歯科クリニック(横浜市港南区)の老川です。
回答日時:2012-06-23 11:57:10
悩ましい問題ですね。
移植材には
1)Autogaraft 自家骨
2)Allograft 同種骨(人骨)
3)Xenograft 異種骨
となってきます。
おっしゃっている材料は Bio-ossまたは人骨(Puros)あたり、だと思われます。
世界中で最も用いられてきている材料で、副作用等の報告はないとされています。
骨補填を行いましょうという提案をすることができる先生のようなので、しっかりとした治療を行いと考えられているように感じます。
それでもご自身がそのような材料を使うことに抵抗がおありなのであれば、術式を考えることで対応できるのかもしれません。
個人的には骨補填が必要なのであれば、行った方が良いと思います。
ご参考にされてください。
移植材には
1)Autogaraft 自家骨
2)Allograft 同種骨(人骨)
3)Xenograft 異種骨
となってきます。
おっしゃっている材料は Bio-ossまたは人骨(Puros)あたり、だと思われます。
世界中で最も用いられてきている材料で、副作用等の報告はないとされています。
骨補填を行いましょうという提案をすることができる先生のようなので、しっかりとした治療を行いと考えられているように感じます。
それでもご自身がそのような材料を使うことに抵抗がおありなのであれば、術式を考えることで対応できるのかもしれません。
個人的には骨補填が必要なのであれば、行った方が良いと思います。
ご参考にされてください。
回答2
顕微鏡歯科シバタ(名古屋市守山区大森)の柴田です。
回答日時:2012-06-23 12:23:03
自家骨(自分の骨)であれば、1.2のような心配は全くありませんので自家骨移植が可能かお聞きになられてはいかがでしょうか?
相談者からの返信
相談者:
三船美樹さん
返信日時:2012-06-25 00:07:38
老川先生
ご返答ありがとうございました。
>世界中で最も用いられてきている材料で、副作用等の報告はないとされています。
こちらのコメントが参考になりました。
>それでもご自身がそのような材料を使うことに抵抗がおありなのであれば…
実は、病原体の汚染については、あまり抵抗がないんですよ。
「私は大丈夫だろう」という(?間違った)安心感というか…そんなものがあって。
質問してから気づいたのですが、実は、気になっているのは、病原体の汚染ではありません。
素材の説明を先生からしていただいたとき、ドナーの方が天寿を全うしていないと伺って…
(ドナーの方は高齢者ではないそうです)
気の毒で。
私なんかのために、使っていいんだろうか。
申し訳ないような、バチがあたりそうな。
そんな気持ちでいます。
柴田先生
簡潔なご返答ありがとうございました。
自家骨も考えましたが…痛そうで。
(自分の骨を取るのが)
病原体の汚染という点で考えると、痛い思いをして、自家骨を取るのが割に合わないのではないか(ドナーによる人骨で十分安全ではないか)と、考えています。
…そうです。
もうインプラント手術の際に人骨を使って、骨補填を行おうと、心の中では、決めてしまっているのです。
でも、先ほど書いたような、申し訳ないような、バチがあたりそうな気分があって…誰かに「あなたは使ってもいいんですよ」と言ってほしいなと背中を押してほしいなと思って質問しました。
(ほんとに甘えてますよね)
今質問を読み返して、答えにくい、なにか人に主体性を放り投げたような質問だったと反省しています。
両先生、このような質問に答えてくださり感謝しています。
こんな気持ちを感じるのは、私だけなのでしょうか。
みなさん、どう折り合いをつけているのでしょうか。
ご返答ありがとうございました。
>世界中で最も用いられてきている材料で、副作用等の報告はないとされています。
こちらのコメントが参考になりました。
>それでもご自身がそのような材料を使うことに抵抗がおありなのであれば…
実は、病原体の汚染については、あまり抵抗がないんですよ。
「私は大丈夫だろう」という(?間違った)安心感というか…そんなものがあって。
質問してから気づいたのですが、実は、気になっているのは、病原体の汚染ではありません。
素材の説明を先生からしていただいたとき、ドナーの方が天寿を全うしていないと伺って…
(ドナーの方は高齢者ではないそうです)
気の毒で。
私なんかのために、使っていいんだろうか。
申し訳ないような、バチがあたりそうな。
そんな気持ちでいます。
柴田先生
簡潔なご返答ありがとうございました。
自家骨も考えましたが…痛そうで。
(自分の骨を取るのが)
病原体の汚染という点で考えると、痛い思いをして、自家骨を取るのが割に合わないのではないか(ドナーによる人骨で十分安全ではないか)と、考えています。
…そうです。
もうインプラント手術の際に人骨を使って、骨補填を行おうと、心の中では、決めてしまっているのです。
でも、先ほど書いたような、申し訳ないような、バチがあたりそうな気分があって…誰かに「あなたは使ってもいいんですよ」と言ってほしいなと背中を押してほしいなと思って質問しました。
(ほんとに甘えてますよね)
今質問を読み返して、答えにくい、なにか人に主体性を放り投げたような質問だったと反省しています。
両先生、このような質問に答えてくださり感謝しています。
こんな気持ちを感じるのは、私だけなのでしょうか。
みなさん、どう折り合いをつけているのでしょうか。
回答3
顕微鏡歯科シバタ(名古屋市守山区大森)の柴田です。
回答日時:2012-06-25 01:17:22
ケースバイケースですが、インプラントの手術の際に別の部位ではなく同じ手術野から骨をとってくる方法もあります。
イメージとしてはインプラントのほうが大変な手術かもしれないと思います。
よく主治医と相談されてご自分の思いを伝えた方がいいと思います。
イメージとしてはインプラントのほうが大変な手術かもしれないと思います。
よく主治医と相談されてご自分の思いを伝えた方がいいと思います。
タイトル | インプラントの骨補填に使う人骨のドナーを気の毒に感じる |
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質問者 | 三船美樹さん |
地域 | 非公開 |
年齢 | 34歳 |
性別 | 女性 |
職業 | 非公開 |
カテゴリ |
インプラントその他 その他(歯科医師関連) |
回答者 |
|
- 上記書き込みの内容は、回答当時のものです。
- 歯科医療は日々発展しますので、回答者の考え方が変わることもあります。
- 保険改正により、保険制度や保険点数が変わっていることもありますのでご注意ください。