オールジルコニアの人工素材について詳しく知りたい(ブリッジ予定)
相談者:
romaさん (65歳:女性)
投稿日時:2014-03-26 23:46:45
回答1
細見歯科医院の細見です。
回答日時:2014-03-27 00:46:59
>オールジルコニアは強度があるといわれました。
>ジルコニアをベースにセラミックを盛り付ける方法とどのような違いますか?
やはり審美的な部分で盛り上げた方が勝ると思います。
強度に関してはオールジルコニアの方が高いと思いますが、逆に対合歯を痛めるかもしれません。
>CADによる歯茎とクラウンの間に隙間が出来たりしませんか?
>メタルボンドの方が正確でしょうか?
平均してどちらが正確かといえばメタルボンドの方が正確だと思います。
と言うのは、CADCAMは形成が重要です。
ちゃんと形成できれば遜色無いとは思いますが、それを出来る歯科医は選ばなければならないと思います。
>オールジルコニア(ゼノスタークラウン)ご存知ですか?
今回はじめて知りました、勉強になりました。
>ジルコニアをベースにセラミックを盛り付ける方法とどのような違いますか?
やはり審美的な部分で盛り上げた方が勝ると思います。
強度に関してはオールジルコニアの方が高いと思いますが、逆に対合歯を痛めるかもしれません。
>CADによる歯茎とクラウンの間に隙間が出来たりしませんか?
>メタルボンドの方が正確でしょうか?
平均してどちらが正確かといえばメタルボンドの方が正確だと思います。
と言うのは、CADCAMは形成が重要です。
ちゃんと形成できれば遜色無いとは思いますが、それを出来る歯科医は選ばなければならないと思います。
>オールジルコニア(ゼノスタークラウン)ご存知ですか?
今回はじめて知りました、勉強になりました。
相談者からの返信
相談者:
romaさん
返信日時:2014-03-27 14:50:14
細見先生
早速の御回答有り難う御座います。
毎回真摯な御回答で、大変参考になります。
何分、主治医は、時間が無く充分な相談出来ず、私は治療難民のようです。
このような、相談室でご回答して頂き,ありがたく思います。
早速の御回答有り難う御座います。
毎回真摯な御回答で、大変参考になります。
何分、主治医は、時間が無く充分な相談出来ず、私は治療難民のようです。
このような、相談室でご回答して頂き,ありがたく思います。
回答2
E Eデンタル(愛知県豊橋市)の井野です。
回答日時:2014-03-27 18:39:19
>1)オールジルコニアは強度があるといわれました。
>ジルコニアをベースにセラミックを盛り付ける方法とどのような違いますか?
オールジルコニアはただ白いです。
色付けをすることも出来ますが、他の天然歯のような色調を出すには不向きな材料です(今の所)
奥歯などで銀歯と分からないぐらいであれば問題なく使えます。
高い審美性を求めると、オールジルコニアは選択肢に入らなくなります。
最近、色々クラウンの種類が出てきた為に歯科医師も使用していないと中々分かりません^^;
私は、メタルボンド(金属フレーム+陶材)とよく似た構造のジルコニアクラウン(ジルコニアフレーム+陶材)をよく使用しますが、症例を選べばそんなに割れることはないと感じています。
> 2)CADによる歯茎とクラウンの間に隙間が出来たりしませんか?
>メタルボンドの方が正確でしょうか?
被せ物やインレーなどは、先生&技工士の腕に依存する所の方が大きいでしょうね。
隙間を気にされていますが、隙間をゼロにすることは残念ながらできません。
メタルボンドを選んだ所で段差のあるものはたまにあります。
今日も6本の繋がったメタルボンドブリッジを入れてから沁みてしょうがないという患者さんを見ましたが、0.5mm程度隙間がありそれが原因で沁みているようでした。
セラミック系の被せ物(オールセラミック、ジルコニアクラウン)は縁を歯茎の中に入れるので、当然縁上のメタルクラウンに比べれば適合を良くするのは難しいです。
メタルボンドにすれば精度が良くなるという保証はどこにもありませんのでね^^;
むしろ多少段差がある・ないより患者さんの毎日の歯磨きの方がその歯が長持ちするかの大きな1因子になると私は思います。
> 3)オールジルコニア(ゼノスタークラウン)ご存知ですか?
金属アレルギーの患者さんに4回ほど使用しましたが、接着が悪かった為か、既に1ケースアンレーが外れてきました^^;
慣れている先生のクラウンなどはまず外れないとは思いますけどね。
おだいじに
>ジルコニアをベースにセラミックを盛り付ける方法とどのような違いますか?
オールジルコニアはただ白いです。
色付けをすることも出来ますが、他の天然歯のような色調を出すには不向きな材料です(今の所)
奥歯などで銀歯と分からないぐらいであれば問題なく使えます。
高い審美性を求めると、オールジルコニアは選択肢に入らなくなります。
最近、色々クラウンの種類が出てきた為に歯科医師も使用していないと中々分かりません^^;
私は、メタルボンド(金属フレーム+陶材)とよく似た構造のジルコニアクラウン(ジルコニアフレーム+陶材)をよく使用しますが、症例を選べばそんなに割れることはないと感じています。
> 2)CADによる歯茎とクラウンの間に隙間が出来たりしませんか?
>メタルボンドの方が正確でしょうか?
被せ物やインレーなどは、先生&技工士の腕に依存する所の方が大きいでしょうね。
隙間を気にされていますが、隙間をゼロにすることは残念ながらできません。
メタルボンドを選んだ所で段差のあるものはたまにあります。
今日も6本の繋がったメタルボンドブリッジを入れてから沁みてしょうがないという患者さんを見ましたが、0.5mm程度隙間がありそれが原因で沁みているようでした。
セラミック系の被せ物(オールセラミック、ジルコニアクラウン)は縁を歯茎の中に入れるので、当然縁上のメタルクラウンに比べれば適合を良くするのは難しいです。
メタルボンドにすれば精度が良くなるという保証はどこにもありませんのでね^^;
むしろ多少段差がある・ないより患者さんの毎日の歯磨きの方がその歯が長持ちするかの大きな1因子になると私は思います。
> 3)オールジルコニア(ゼノスタークラウン)ご存知ですか?
金属アレルギーの患者さんに4回ほど使用しましたが、接着が悪かった為か、既に1ケースアンレーが外れてきました^^;
慣れている先生のクラウンなどはまず外れないとは思いますけどね。
おだいじに
回答3
ネクスト・デンタル(荒川区西日暮里)の櫻井です。
回答日時:2014-03-27 19:03:05
基本的にはお二人の先生方と同意見です。
>1)オールジルコニアは強度があるといわれました。
はい。
「硬すぎる」とも言われています。
>ジルコニアをベースにセラミックを盛り付ける方法とどのような違いますか?
色の再現性ですかね。
やはり、技工士さんがポーセレンを築成したもののほうが自然感がありますね。
(硬さもそちらの方がより自然に近くなると思います)
>2)CADによる歯茎とクラウンの間に隙間が出来たりしませんか?
>メタルボンドの方が正確でしょうか?
これは「担当の先生と技工士さんのウデで決まる」としかいいようがありませんね…。
ただ、CAD/CAMの方が世に出てからの日が浅いですから、「経験的に」はメタルボンドの方が有利かもしれません。
>3)オールジルコニア(ゼノスタークラウン)ご存知ですか?
知ってますよ。
大信貿易の材料は使いますから。
http://daishintrading.co.jp/cad_cam/zenostar.html
ただ、ウチが契約しているラボさんはゼノテックを扱っていないので、僕は使った事がありません。
>1)オールジルコニアは強度があるといわれました。
はい。
「硬すぎる」とも言われています。
>ジルコニアをベースにセラミックを盛り付ける方法とどのような違いますか?
色の再現性ですかね。
やはり、技工士さんがポーセレンを築成したもののほうが自然感がありますね。
(硬さもそちらの方がより自然に近くなると思います)
>2)CADによる歯茎とクラウンの間に隙間が出来たりしませんか?
>メタルボンドの方が正確でしょうか?
これは「担当の先生と技工士さんのウデで決まる」としかいいようがありませんね…。
ただ、CAD/CAMの方が世に出てからの日が浅いですから、「経験的に」はメタルボンドの方が有利かもしれません。
>3)オールジルコニア(ゼノスタークラウン)ご存知ですか?
知ってますよ。
大信貿易の材料は使いますから。
http://daishintrading.co.jp/cad_cam/zenostar.html
ただ、ウチが契約しているラボさんはゼノテックを扱っていないので、僕は使った事がありません。
相談者からの返信
相談者:
romaさん
返信日時:2014-03-29 15:04:52
相談者からの返信
相談者:
romaさん
返信日時:2014-03-29 15:30:28
櫻井先生
こんにちは!
いつも真摯なご回答有り難う御座います!
先生から、ジルコニアの情報を頂き感心を持ちました。
各疑問にご回答有り難う御座いました。
先生方の実践されておられる所からの判断は重みがあります。
貴重な情報ありがたく思います。
1)解りました。
2)は、主治医もその様に言われていました。。。
3)も答えて頂き有り難う御座いました。
こんにちは!
いつも真摯なご回答有り難う御座います!
先生から、ジルコニアの情報を頂き感心を持ちました。
各疑問にご回答有り難う御座いました。
先生方の実践されておられる所からの判断は重みがあります。
貴重な情報ありがたく思います。
1)解りました。
2)は、主治医もその様に言われていました。。。
3)も答えて頂き有り難う御座いました。
タイトル | オールジルコニアの人工素材について詳しく知りたい(ブリッジ予定) |
---|---|
質問者 | romaさん |
地域 | 非公開 |
年齢 | 65歳 |
性別 | 女性 |
職業 | 非公開 |
カテゴリ |
ブリッジその他 材料・機材関連 |
回答者 |
- 上記書き込みの内容は、回答当時のものです。
- 歯科医療は日々発展しますので、回答者の考え方が変わることもあります。
- 保険改正により、保険制度や保険点数が変わっていることもありますのでご注意ください。