ジルコニアブリッジを切断しダミーをインプラントにすることは可能か?

相談者: yujinさん (22歳:男性)
投稿日時:2014-12-31 17:08:33
こんにちは。

現在右下5,6(ダミー),7番に保険ブリッジが入っていて、以前は見えやすい5番の表面にレジンベニアのようなものを貼り付けていて銀歯を隠していましたが、取れて銀歯がむき出しになってしまいました。
なぜかつける前よりも黒ずんでいます。


これを機会に保険のブリッジをピュアジルコニアのブリッジに取り替えようと思います。

ただブリッジのままだとどうしても支えとなる両隣の歯に負担がかかったり、虫歯になりやすいということなのでお金がたまればインプラントにすることも考えているのですが、その際はジルコニアのブリッジをすべて壊さずに切断する形でインプラントにしたい6番のダミー部分だけを取り除くことは可能ですか?


ジルコニアはかなり硬いと聞いていますが、以前4連結の銀歯を切断して1つを単体の差し歯にしてもらえたのでジルコニアでも可能だと思ったのですけどどうでしょうか?


回答よろしくお願いします。


回答 回答1
  • 回答者
歯科医師の松山です。
回答日時:2014-12-31 17:23:06
簡単に言うと、治療費の問題だけです。

ジルコニアブリッジは固いですが、ダイアモンドバーで両隣在歯のジルコニアクラウンを傷つけないように、ダミーの部分を多めに削る工夫をすれば出来るでしょう。

現在ジルコニアの原材料、CAD・CAMの普及により低治療費でできるようになってきているにも関わらず、インプラント一本分より高い治療費を設定しているところが多いようです。


私見では、硬質レジンの前装冠で我慢しておいて、後にインプラントに切り替えるのが良いと思います。

回答 回答2
  • 回答者
回答日時:2014-12-31 17:26:39
こんばんは。

ジルコニアブリッジのダミー部分を切断してインプラントに変更を考えていらっしゃるようですね。

先ず負担過重を心配なさっているようですが歯周組織が健全であれば全く問題はありません。

またむし歯の心配もなさっているようですがお菓子の食べすぎさえなければそこそこ磨けていればむし歯にはならないと思います、要は食生活の問題です。

したがって個人的にはブリッジのダミーを切断してインプラントにする必要はないと思います。

先ず現在の口腔内の状況とブリッジの状態を評価して問題があればそれの解決を考えるべきだと思います。



>ジルコニアのブリッジをすべて壊さずに切断する形でインプラントにしたい6番のダミー部分だけを取り除くことは可能ですか?

おそらくそんなにうまくは切断できないと思います。


>以前4連結の銀歯を切断して1つを単体の差し歯にしてもらえたのでジルコニアでも可能だと思ったのですけどどうでしょうか?

うまくいっているように見えても何らかの妥協はしてあると思います。

個人的にはそのような理由でそこまでしてインプラントにすることは避けられたほうがいいと思います。

回答 回答3
  • 回答者
回答日時:2014-12-31 17:49:41
ジルコニアはかなり硬いと聞いていますが、以前4連結の銀歯を切断して1つを単体の差し歯にしてもらえたのでジルコニアでも可能だと思ったのですけどどうでしょうか?

理論上、不可能ではありませんが、かなり大変です。


yujin さんは「切れればできるでしょ」と単純にお考えかもしれませんが、

 1 適切な位置で、土台を傷つけずに切断できるか?
 2 適切な形態に修正し、しっかり研磨できるか?
 3 残したジルコニアクラウンインプラント上部構造とバランスのとれた形になっているか?

の全てを高いレベルでクリアできないのであれば、プラークが溜まる原因となり、歯周病インプラント周囲炎の原因となりますので、やらないほうがマシだと思います。


一応、1に対しては「プレデタージルコニア」と言うジルコニア切断専用の特殊なバーがあります。
ただ、通常のタービンの使用ではなく、5倍速コントラでの使用になりますので「5倍速コントラを日常的に使用している歯科医院」を探す必要があります。

2に対しては「ジルコニア専用研磨キット」や「ジルコンブライト」などの研磨剤を使えば綺麗に研磨することが可能ですが、切断面の形態に関してはどのような形態になるのかは予測できません。

3に対しては事前に「将来的にはインプラントにしる予定なので、それを踏まえた形にクラウンを作って欲しい」と言えば対応してくれるかもしれませんが、上述したように「切断後の形態は予測できない」ので、インプラントの上部構造とバランスが取れるかどうかも予測できません。


従って「ジルコニアブリッジを切断してインプラントの上部構造とマッチさせる」というのは一般の方が考えるよりはるかに難しいことになると思います。
(個人的には依頼されてもやる気はしませんね…)


なので、今は作り直しを我慢し、お金を貯めてから1回でインプラントまでするか、インプラントにする時に前後のジルコニアクラウンも作り直すという前提で治療計画を立てられたほうが無難だと思います。
(僕なら前者を勧めます)

1人の専門家がこの回答を支持しています  



タイトル ジルコニアブリッジを切断しダミーをインプラントにすることは可能か?
質問者 yujinさん
地域 東京23区
年齢 22歳
性別 男性
職業 大学生・短大生・専門学生
カテゴリ インプラント治療法
ブリッジ治療法
ジルコニアクラウン
回答者




  • 上記書き込みの内容は、回答当時のものです。
  • 歯科医療は日々発展しますので、回答者の考え方が変わることもあります。
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