インプラント予定の抜歯時に造骨処置をしない方が良い場合がある?
相談者:
すいか5963さん (36歳:女性)
投稿日時:2015-01-15 23:20:54
クラウンの下で割れてしまった右上6番7番を抜歯します。
インプラント予定です。
歯科医にてCTを撮って頂いたところ、根っこの状態が悪いせいで周囲の骨が無くなってきているとのこと。
できるだけ早く抜歯しようという事になりました。
CT撮影後最初の診断時は、
「抜歯時に、後で骨ができやすいように処置をする(何か入れる?)」
という説明を受けました。
しかし、次の診断時には
「抜歯時は何もしない。骨を作る処置は後でする」
とのことでした。
自分でインターネットで抜歯時の処置を調べたところ、ソケットプリザベーションというものが担当の先生の説明に近いように思いました。
また、素人考えですが、インプラントにするならソケットプリザベーションは是非するべきでは、と思いました。
以下の二点についてご助言をお願い致します。
○担当の先生が仰った処置がソケットプリザベーションなのかはわかりませんが、抜歯時に造骨処置をしない方が良い場合があるのでしょうか?
一度はすると仰ったのですが。。。
○私の現状、担当医の診断は以下の通りです。
抜歯時の処置は必要ないでしょうか?
・抜歯→インプラント予定の歯は右上6番7番
・クラウンの下で割れたのが7か月前。ボロボロの歯が残っているだけ。
・割れる前から食事の際に痛みを感じた。
・割れた原因は特定できていないが、神経抜いた&歯ぎしりの可能性が高い。
・CTを見ると、素人目にも、根っこ周辺から骨が無くなっているのが分かる。
・もともとの骨の厚みはそのままインプラントできるくらいあったが、上記のとおり骨が無くなっているため、上顎洞との距離が近くなっており、サイナスリフトをする必要あり。
・今後の流れは、抜歯→数か月放置して回復を待つ→サイナスリフト→半年以上待つ→インプラント、の予定。
以前かかっていた歯科医との相性が良くなく、インプラントを考え出したこともあり、歯科医を変えました。
現在診て頂いている先生はとてもいい先生で信頼しています。
が、初めてのインプラントで色々不安に思ってしまい、こちらに相談させて頂きました。
インプラント予定です。
歯科医にてCTを撮って頂いたところ、根っこの状態が悪いせいで周囲の骨が無くなってきているとのこと。
できるだけ早く抜歯しようという事になりました。
CT撮影後最初の診断時は、
「抜歯時に、後で骨ができやすいように処置をする(何か入れる?)」
という説明を受けました。
しかし、次の診断時には
「抜歯時は何もしない。骨を作る処置は後でする」
とのことでした。
自分でインターネットで抜歯時の処置を調べたところ、ソケットプリザベーションというものが担当の先生の説明に近いように思いました。
また、素人考えですが、インプラントにするならソケットプリザベーションは是非するべきでは、と思いました。
以下の二点についてご助言をお願い致します。
○担当の先生が仰った処置がソケットプリザベーションなのかはわかりませんが、抜歯時に造骨処置をしない方が良い場合があるのでしょうか?
一度はすると仰ったのですが。。。
○私の現状、担当医の診断は以下の通りです。
抜歯時の処置は必要ないでしょうか?
・抜歯→インプラント予定の歯は右上6番7番
・クラウンの下で割れたのが7か月前。ボロボロの歯が残っているだけ。
・割れる前から食事の際に痛みを感じた。
・割れた原因は特定できていないが、神経抜いた&歯ぎしりの可能性が高い。
・CTを見ると、素人目にも、根っこ周辺から骨が無くなっているのが分かる。
・もともとの骨の厚みはそのままインプラントできるくらいあったが、上記のとおり骨が無くなっているため、上顎洞との距離が近くなっており、サイナスリフトをする必要あり。
・今後の流れは、抜歯→数か月放置して回復を待つ→サイナスリフト→半年以上待つ→インプラント、の予定。
以前かかっていた歯科医との相性が良くなく、インプラントを考え出したこともあり、歯科医を変えました。
現在診て頂いている先生はとてもいい先生で信頼しています。
が、初めてのインプラントで色々不安に思ってしまい、こちらに相談させて頂きました。
回答1
小林歯科クリニック(渋谷区神宮前)の小林です。
回答日時:2015-01-16 08:23:31
すいか5963 さん、こんにちは。
>抜歯時に造骨処置をしない方が良い場合があるのでしょうか?
「根っこの状態が悪いせいで周囲の骨が無くなってきているとのこと」なのでしたら、抜歯後に炎症が消退するのを待ってから増骨するという意味のように思います。
インプラント治療に限らず他の治療でもそうなのですが、特に初めての治療に際しては、疑問に思うことや、不安に感じることは、何でも直接お尋ねになってみましょう。
>抜歯時に造骨処置をしない方が良い場合があるのでしょうか?
「根っこの状態が悪いせいで周囲の骨が無くなってきているとのこと」なのでしたら、抜歯後に炎症が消退するのを待ってから増骨するという意味のように思います。
インプラント治療に限らず他の治療でもそうなのですが、特に初めての治療に際しては、疑問に思うことや、不安に感じることは、何でも直接お尋ねになってみましょう。
回答2
歯科医師の松山です。
回答日時:2015-01-16 09:21:36
・造骨処置をしない方が良い場合があるのでしょうか
しないほうが良いというよりも、しにくいことがあります。
周囲が感染状態であれば、抗菌療法を行ったうえで、抜歯時にソケットプリザベーションをすればよいのですが、完全に無菌状態にしにくい、あるいは感染により歯肉が弱くなっていて造骨材の維持のために縫合しにくいなどがあります。
あるいは平坦に歯槽部がなりすぎている時は、後で増骨するときもあります。
いずれにしても抜歯時のソケットプリザベーションは、歯肉が足りないために、やりにくさがあることを知ってください。
・抜歯→数か月放置して回復を待つ→サイナスリフト
この様な方法で、十分と考えたのでしょう。
高径・幅が足りないと判断して、サイナスリフトと同時に増骨処置をするときもあります。
しないほうが良いというよりも、しにくいことがあります。
周囲が感染状態であれば、抗菌療法を行ったうえで、抜歯時にソケットプリザベーションをすればよいのですが、完全に無菌状態にしにくい、あるいは感染により歯肉が弱くなっていて造骨材の維持のために縫合しにくいなどがあります。
あるいは平坦に歯槽部がなりすぎている時は、後で増骨するときもあります。
いずれにしても抜歯時のソケットプリザベーションは、歯肉が足りないために、やりにくさがあることを知ってください。
・抜歯→数か月放置して回復を待つ→サイナスリフト
この様な方法で、十分と考えたのでしょう。
高径・幅が足りないと判断して、サイナスリフトと同時に増骨処置をするときもあります。
相談者からの返信
相談者:
すいか5963さん
返信日時:2015-01-22 00:45:09
小林先生、松山先生、ご回答ありがとうございます。
担当の先生にお話を伺いました。
抜歯時に処置できない場合については、先生方の仰る通りのご説明を受けました。
・抜歯時に感染状態および歯茎の状態を診て、その場で判断する。
・できそうなら抜歯時に、無理そうなら後日、人工骨を入れる。
・数か月後様子を見て、骨量が不足しているようであればサイナスリフトを行う。
とのことでした。
そこで、追加で申し訳ありませんが、以下についてお教え頂けますでしょうか?
@抜歯してみてその場で判断、というやり方に問題はないでしょうか?
CT(撮影済み)から事前に判断したりするべきではないのでしょうか?
A状態によっても違うと思いますが、仮に感染している場合、しっかり抗菌して抜歯時に人工骨を入れるか、後日改めて人工骨を入れるか、どちらの方がその後のために良いでしょうか?
B年齢的にそろそろ子どもが欲しいと考えています。
担当の先生に伺ったところ、
「抜歯後に人工骨を入れておけば、骨が痩せるのがかなり軽減される。人工骨を入れてからインプラントを入れるまでの間に妊娠、治療を中断、授乳が終わった2年後にインプラントを入れる、というやり方で問題ない」
と仰られました。
素人的には、いくら人工骨を入れても、インプラントを入れていない状態で2年間も放置すると骨が痩せ、また造骨しないといけないのでは?と心配なのですが・・・。
いかがでしょう?
C保険診療と自費診療の混合治療は原則禁止ということを聞いたことがあります。
抜歯時にソケットプリザベーションをした場合、抜歯も自費になるのでしょうか?
その場合、いくらくらいかかりますか?
また、ソケットプリザベーションを後日行った場合は、抜歯だけでも自費治療になるのでしょうか?
担当の先生にお話を伺いました。
抜歯時に処置できない場合については、先生方の仰る通りのご説明を受けました。
・抜歯時に感染状態および歯茎の状態を診て、その場で判断する。
・できそうなら抜歯時に、無理そうなら後日、人工骨を入れる。
・数か月後様子を見て、骨量が不足しているようであればサイナスリフトを行う。
とのことでした。
そこで、追加で申し訳ありませんが、以下についてお教え頂けますでしょうか?
@抜歯してみてその場で判断、というやり方に問題はないでしょうか?
CT(撮影済み)から事前に判断したりするべきではないのでしょうか?
A状態によっても違うと思いますが、仮に感染している場合、しっかり抗菌して抜歯時に人工骨を入れるか、後日改めて人工骨を入れるか、どちらの方がその後のために良いでしょうか?
B年齢的にそろそろ子どもが欲しいと考えています。
担当の先生に伺ったところ、
「抜歯後に人工骨を入れておけば、骨が痩せるのがかなり軽減される。人工骨を入れてからインプラントを入れるまでの間に妊娠、治療を中断、授乳が終わった2年後にインプラントを入れる、というやり方で問題ない」
と仰られました。
素人的には、いくら人工骨を入れても、インプラントを入れていない状態で2年間も放置すると骨が痩せ、また造骨しないといけないのでは?と心配なのですが・・・。
いかがでしょう?
C保険診療と自費診療の混合治療は原則禁止ということを聞いたことがあります。
抜歯時にソケットプリザベーションをした場合、抜歯も自費になるのでしょうか?
その場合、いくらくらいかかりますか?
また、ソケットプリザベーションを後日行った場合は、抜歯だけでも自費治療になるのでしょうか?
回答3
小林歯科クリニック(渋谷区神宮前)の小林です。
回答日時:2015-01-25 08:11:30
すいか5963 さん、催促ありがとうございます。
>抜歯してみてその場で判断、というやり方に問題はないでしょうか?
CTは、あくまでも診査方法の一つですし、実際の状況との差異があることありますので、その場で判断という方が優先されると、個人的には思います。
>状態によっても違うと思いますが、仮に感染している場合
歯が割れて7カ月も経ってしまっているとのことですが、感染の広がり方に色々な状態が想定されますから、私だったら、これもCTを参考に、最終的にはその場で判断すると思います。
>素人的には、いくら人工骨を入れても、インプラントを入れていない状態で2年間も放置すると骨が痩せ、また造骨しないといけないのでは?
実際の状況が判りませんが、無事に人工骨を入れることができたとして2年後に再増骨した方が、2年後に初めて増骨をするよりも、条件が良いように思います。
>抜歯時にソケットプリザベーションをした場合、抜歯も自費になるのでしょうか?
もちろん、自費になります。
私が知る限り、インプラントの埋入費用に含めて無料のところから、麻酔や材料費も含め7〜80万円位かかるところまであるようです。
>抜歯してみてその場で判断、というやり方に問題はないでしょうか?
CTは、あくまでも診査方法の一つですし、実際の状況との差異があることありますので、その場で判断という方が優先されると、個人的には思います。
>状態によっても違うと思いますが、仮に感染している場合
歯が割れて7カ月も経ってしまっているとのことですが、感染の広がり方に色々な状態が想定されますから、私だったら、これもCTを参考に、最終的にはその場で判断すると思います。
>素人的には、いくら人工骨を入れても、インプラントを入れていない状態で2年間も放置すると骨が痩せ、また造骨しないといけないのでは?
実際の状況が判りませんが、無事に人工骨を入れることができたとして2年後に再増骨した方が、2年後に初めて増骨をするよりも、条件が良いように思います。
>抜歯時にソケットプリザベーションをした場合、抜歯も自費になるのでしょうか?
もちろん、自費になります。
私が知る限り、インプラントの埋入費用に含めて無料のところから、麻酔や材料費も含め7〜80万円位かかるところまであるようです。
タイトル | インプラント予定の抜歯時に造骨処置をしない方が良い場合がある? |
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質問者 | すいか5963さん |
地域 | 非公開 |
年齢 | 36歳 |
性別 | 女性 |
職業 | 非公開 |
カテゴリ |
抜歯:複数の歯(臼歯部) インプラント治療法 |
回答者 |
- 上記書き込みの内容は、回答当時のものです。
- 歯科医療は日々発展しますので、回答者の考え方が変わることもあります。
- 保険改正により、保険制度や保険点数が変わっていることもありますのでご注意ください。