歯列矯正での歯根吸収が起きる確率と治療方法
相談者:
小鞠さん (20歳:女性)
投稿日時:2015-03-02 23:14:34
回答1
国際ビル歯科(千代田区丸ノ内)のさがらです。
回答日時:2015-03-03 08:39:40
ご相談ありがとうございます。
>(1)
ひどい場合はとても少ないはずです。
しかし、それほど重症でない場合は、ふつうに起こり全ての人に避けることはできないとも言われています。
>(2)
そうなってしまってから手術で治す方法があるのかよく分かりませんが、抜歯という手術が必要になることはあり得ます。
あるいはグラグラになってしまうと、その歯とそれほどでもない歯をたくさん削って、差し歯でつなげる治療をする歯科医師もいるようです。
もしそうなったら、何のために矯正をしたのか疑問も湧いてくるでしょう。
治療前に対策を検討しておくことも予防医療です。
ちなみに歯根吸収を予防できる方法としてコルチコトミーという矯正方法もあります。
もちろんこの方法も従来の方法も、それぞれメリットとデメリットがあります。
よく相談しましょう。
>(1)
ひどい場合はとても少ないはずです。
しかし、それほど重症でない場合は、ふつうに起こり全ての人に避けることはできないとも言われています。
>(2)
そうなってしまってから手術で治す方法があるのかよく分かりませんが、抜歯という手術が必要になることはあり得ます。
あるいはグラグラになってしまうと、その歯とそれほどでもない歯をたくさん削って、差し歯でつなげる治療をする歯科医師もいるようです。
もしそうなったら、何のために矯正をしたのか疑問も湧いてくるでしょう。
治療前に対策を検討しておくことも予防医療です。
ちなみに歯根吸収を予防できる方法としてコルチコトミーという矯正方法もあります。
もちろんこの方法も従来の方法も、それぞれメリットとデメリットがあります。
よく相談しましょう。
回答2
高田歯科 (神戸 三ノ宮・須磨)のタカタです。
回答日時:2015-03-03 09:41:42
矯正治療を行う年齢や、その矯正の方法によっても歯根吸収のリスクは異なってきます。
コルチコトミー、今ではPAOOという改法などが増えていますが、こういう方法をとって リスクを減らす動きもあります。
ただ、それはそれで歯肉が下がるリスクが残ってしまうこともあり、なんとも。。。。
です。
さがら先生のおっしゃるとおり、メリットとデメリットをよく聞くようにしましょう
コルチコトミー、今ではPAOOという改法などが増えていますが、こういう方法をとって リスクを減らす動きもあります。
ただ、それはそれで歯肉が下がるリスクが残ってしまうこともあり、なんとも。。。。
です。
さがら先生のおっしゃるとおり、メリットとデメリットをよく聞くようにしましょう
回答3
国際ビル歯科(千代田区丸ノ内)のさがらです。
回答日時:2015-03-04 08:42:13
追加説明です。
専門的なことは長くなるので省略していましたが、タカタ先生も賛成して頂いた内容について少々解説いたします。
>コルチコトミー、今ではPAOOという改法などが増えていますが、
そのとおりです。
実際の治療方法はいくつも分かれます。
正確に言うと、まずスヤ式コルチコトミーという画期的な方法が開発され矯正治療ががらりと変わりました。
あまりに素晴らしいために、それを学んだ歯科医師が独自の変更を加えて後からいろいろな名前を付けて発表して来た経緯がありました。
それらの後からでて来た方法を提唱している歯科医師は、すべてスヤ式コルチコトミーを学んでいます。
そして一番大事なことは、源流であるスヤ式コルチコトミーよりもかえって良くないと評価されていることです。
今でも、一番信頼性が高い方法は、古いかもしれませんが源流である、スヤ式コルチコトミーだけです。
選ぶ時は間違いのないようにしましょう。
>それはそれで歯肉が下がるリスクが残ってしまうこともあり、
じつは実はスヤ式コルチコトミーは歯肉が下がらないというメリットが評価されています。
他に歯根吸収がまず起きない、顎の骨構えよりも丈夫になる、顎の骨ごと動くので治療期間が半分から四分の一にとても短くできる、後戻りが非常に少ない、それに伴い歯を動かした後の通院期間もとても短い、通院の度に必要な調整料がその割合で安くなるなどが特徴です。
もちろんデメリットがあり、手術が必要になることです。
特に繊細な手術ですから、外科と歯周病と矯正の知識と技術が優れた歯科医師でないと、逆に思いもかけない困ったことになる恐れがあることは、矯正治療の歯科医師を選択する時と同じリスクと言えます。
タカタ先生のお話通り、よく相談しましょう。
専門的なことは長くなるので省略していましたが、タカタ先生も賛成して頂いた内容について少々解説いたします。
>コルチコトミー、今ではPAOOという改法などが増えていますが、
そのとおりです。
実際の治療方法はいくつも分かれます。
正確に言うと、まずスヤ式コルチコトミーという画期的な方法が開発され矯正治療ががらりと変わりました。
あまりに素晴らしいために、それを学んだ歯科医師が独自の変更を加えて後からいろいろな名前を付けて発表して来た経緯がありました。
それらの後からでて来た方法を提唱している歯科医師は、すべてスヤ式コルチコトミーを学んでいます。
そして一番大事なことは、源流であるスヤ式コルチコトミーよりもかえって良くないと評価されていることです。
今でも、一番信頼性が高い方法は、古いかもしれませんが源流である、スヤ式コルチコトミーだけです。
選ぶ時は間違いのないようにしましょう。
>それはそれで歯肉が下がるリスクが残ってしまうこともあり、
じつは実はスヤ式コルチコトミーは歯肉が下がらないというメリットが評価されています。
他に歯根吸収がまず起きない、顎の骨構えよりも丈夫になる、顎の骨ごと動くので治療期間が半分から四分の一にとても短くできる、後戻りが非常に少ない、それに伴い歯を動かした後の通院期間もとても短い、通院の度に必要な調整料がその割合で安くなるなどが特徴です。
もちろんデメリットがあり、手術が必要になることです。
特に繊細な手術ですから、外科と歯周病と矯正の知識と技術が優れた歯科医師でないと、逆に思いもかけない困ったことになる恐れがあることは、矯正治療の歯科医師を選択する時と同じリスクと言えます。
タカタ先生のお話通り、よく相談しましょう。
相談者からの返信
相談者:
小鞠さん
返信日時:2015-03-05 23:34:13
さがら先生
回答有難うございます。
酷い歯根吸収(手術が必要なレベル)の起る確率が2割は少し言い過ぎという認識で良いのでしょうか。
コルチコトミー・PAOOというのは初めて聞きました。
結構調べものをしたり、矯正されてる方のブログを拝見したりしましたが、今まで出てこなかったということは、されてる方も少ないのでしょうね。
まず、やっている医院が少なそうなので、もっともだと思います。
近所でやっているところが無さそうなので、通常矯正の場合のリスクについて学びたいと思います。
タカタ先生
回答有難うございます。
多分近所の医院ではその選択肢が無いので、やるなら通常矯正になると思います。
歯根吸収の場合の手術名や内容については御存知ないでしょうか?
もし御存知なら、教えていただけたらと思います。
回答有難うございます。
酷い歯根吸収(手術が必要なレベル)の起る確率が2割は少し言い過ぎという認識で良いのでしょうか。
コルチコトミー・PAOOというのは初めて聞きました。
結構調べものをしたり、矯正されてる方のブログを拝見したりしましたが、今まで出てこなかったということは、されてる方も少ないのでしょうね。
まず、やっている医院が少なそうなので、もっともだと思います。
近所でやっているところが無さそうなので、通常矯正の場合のリスクについて学びたいと思います。
タカタ先生
回答有難うございます。
多分近所の医院ではその選択肢が無いので、やるなら通常矯正になると思います。
歯根吸収の場合の手術名や内容については御存知ないでしょうか?
もし御存知なら、教えていただけたらと思います。
タイトル | 歯列矯正での歯根吸収が起きる確率と治療方法 |
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質問者 | 小鞠さん |
地域 | 非公開 |
年齢 | 20歳 |
性別 | 女性 |
職業 | 非公開 |
カテゴリ |
歯列矯正の治療法 歯列矯正のトラブル |
回答者 |
- 上記書き込みの内容は、回答当時のものです。
- 歯科医療は日々発展しますので、回答者の考え方が変わることもあります。
- 保険改正により、保険制度や保険点数が変わっていることもありますのでご注意ください。