7歳、六歳臼歯にシーラントをするか迷っています
相談者:
ふたりのママさん (35歳:女性)
投稿日時:2018-01-08 13:16:59
子供の歯へのシーラントの処置について教えて下さい。
7歳の子供なんですが、6歳臼歯にシーラントの処置を、してもらうか迷っています。
というのも、シーラントのデメリットの部分を勉強不足だった為、歯医者さんで、進められるがまま乳歯の上下奥歯に、シーラントをしてもらいました。
3歳の下の子も、市の歯科検診でシーラントした方がいいと言われたこともあったことや、上の子もやったから、やらなくてはいけないと思って下の歯奥歯と、奥から2番の歯にシーラントをしました。
二人とも、虫歯は一つもありません。
シーラントをしてしまってから、口内環境がわるくないなら、シーラントは必ずしもやらなくていいことと、シーラントの処置をするさいの、リン酸の処置で、シーラントがとれた後に、エナメル質がはがれているので、虫歯になりやすいことを知りました。
そこで質問です。
※ もし、6歳臼歯にもシーラントをした場合も定期検診で、シーラントがとれたりしていないかみてもらうことになるかと思うのですが、いずれ、子供も成長し、親が子供の歯を今のように、管理しなくなると思うんです。
もし、シーラントがとれてしまった場合、一生、シーラントがとれては、つける、とれてはつけるという事をしなければならないのでしょうか?
とれても、もうしなくてもよくなる年齢というか、目安があるのですか?
※ 7歳の上の子も、3歳の下の子も、リン酸での処置をすることで、健康だった歯をわざわざ傷つけてしまったことが気になります。
定期検診には、引き続き行きますが、シーラントがとれてしまった後、シーラントをする前のように、シーラントを再度つけることなく、リン酸処置した歯をむき出しで、歯磨きとフッ素塗布で、虫歯にならないようにケアは不可能でしょうか?
一度シーラントをしてしまぅたら、永遠にとれたら、つけるの繰り返しをしなければならないのでしょうか?
※ リン酸処置した後も、再石灰化するということを言われている先生を歯チャンネル内でいらっしゃったのですが、もし、シーラントが、とれてしまって、リン酸処置した部分がでてしまっても、その部分は、再石灰化されるのですか?
それは、歯の表面の、ガサガサも治るということなんでしょうか?
※ 今、虫歯予防を頑張っていたので、虫歯がないのですが、6歳臼歯は、今の時代、シーラントをするのが一般的なのですか?
シーラントしないで、この調子で虫歯にならないようにできるでしょうか?
たくさん質問してしまい、申し訳ありませんが、子供の歯を虫歯にしないように一生懸命です。
もし、お時間おありになる先生方に、ご回答頂けましたら、とても嬉しいです。
どうぞ、よろしくお願います。
7歳の子供なんですが、6歳臼歯にシーラントの処置を、してもらうか迷っています。
というのも、シーラントのデメリットの部分を勉強不足だった為、歯医者さんで、進められるがまま乳歯の上下奥歯に、シーラントをしてもらいました。
3歳の下の子も、市の歯科検診でシーラントした方がいいと言われたこともあったことや、上の子もやったから、やらなくてはいけないと思って下の歯奥歯と、奥から2番の歯にシーラントをしました。
二人とも、虫歯は一つもありません。
シーラントをしてしまってから、口内環境がわるくないなら、シーラントは必ずしもやらなくていいことと、シーラントの処置をするさいの、リン酸の処置で、シーラントがとれた後に、エナメル質がはがれているので、虫歯になりやすいことを知りました。
そこで質問です。
※ もし、6歳臼歯にもシーラントをした場合も定期検診で、シーラントがとれたりしていないかみてもらうことになるかと思うのですが、いずれ、子供も成長し、親が子供の歯を今のように、管理しなくなると思うんです。
もし、シーラントがとれてしまった場合、一生、シーラントがとれては、つける、とれてはつけるという事をしなければならないのでしょうか?
とれても、もうしなくてもよくなる年齢というか、目安があるのですか?
※ 7歳の上の子も、3歳の下の子も、リン酸での処置をすることで、健康だった歯をわざわざ傷つけてしまったことが気になります。
定期検診には、引き続き行きますが、シーラントがとれてしまった後、シーラントをする前のように、シーラントを再度つけることなく、リン酸処置した歯をむき出しで、歯磨きとフッ素塗布で、虫歯にならないようにケアは不可能でしょうか?
一度シーラントをしてしまぅたら、永遠にとれたら、つけるの繰り返しをしなければならないのでしょうか?
※ リン酸処置した後も、再石灰化するということを言われている先生を歯チャンネル内でいらっしゃったのですが、もし、シーラントが、とれてしまって、リン酸処置した部分がでてしまっても、その部分は、再石灰化されるのですか?
それは、歯の表面の、ガサガサも治るということなんでしょうか?
※ 今、虫歯予防を頑張っていたので、虫歯がないのですが、6歳臼歯は、今の時代、シーラントをするのが一般的なのですか?
シーラントしないで、この調子で虫歯にならないようにできるでしょうか?
たくさん質問してしまい、申し訳ありませんが、子供の歯を虫歯にしないように一生懸命です。
もし、お時間おありになる先生方に、ご回答頂けましたら、とても嬉しいです。
どうぞ、よろしくお願います。
回答1
国際ビル歯科(千代田区丸ノ内)のさがらです。
回答日時:2018-01-09 08:30:04
ご相談ありがとうございます。
>6歳臼歯にシーラントの処置を、してもらうか迷っています。
6番は一生に関わるのでとても重要です。
永久歯に関しても、それは補綴学の領域であり、乳歯とは少々専門性が違います。
6番の山と谷みたいな形の咬合面は重要な必要性があって、いろいろ進化の過程を経てやっと約3000万年前に設計が完成して、それ以来そのまま人類に受け継がれているからです。
誰でも同じ形、どの民族でも皆同じ設計です。
人類学的にネアンデルタール人なども含めて、極めて多くの生命や種が絶滅しています。
6番の形は、きちんと咀嚼できて、今の人類が生き残るために、遺伝子情報として決して変わらないように設計されているからです。
もし虫歯のリスクが小さいのであれば、シーラントはむしろ禁忌です。
それは咬合の理論から咀嚼の障害となるリスクがあるからです。
またリン酸エッチングによるダメージもマイナスです。
さらにその処置精度が手荒ならばさらに深刻です。
もしシーラントしても6番はほとんどは剥がれてしまうことが考えられます。
それは6番にはシーラントを受け入れられないことを示していて、仮に誤解によりエッチングが不足だったからと再度入念にエッチングされたりしたら最悪です。
>シーラントしないで、この調子で虫歯にならないようにできるでしょうか?
可能です。
人工的な手を加えずに、なぜ6番ができたのかなど自然の仕組みをよく知り、自然の防御力を引き出すことが最大の予防となります。
6番とは、人類が生き残れるように設計された、他の動物と比べても最高に完成された歯だからです。
人間の歯って、すごいんです。
>6歳臼歯にシーラントの処置を、してもらうか迷っています。
6番は一生に関わるのでとても重要です。
永久歯に関しても、それは補綴学の領域であり、乳歯とは少々専門性が違います。
6番の山と谷みたいな形の咬合面は重要な必要性があって、いろいろ進化の過程を経てやっと約3000万年前に設計が完成して、それ以来そのまま人類に受け継がれているからです。
誰でも同じ形、どの民族でも皆同じ設計です。
人類学的にネアンデルタール人なども含めて、極めて多くの生命や種が絶滅しています。
6番の形は、きちんと咀嚼できて、今の人類が生き残るために、遺伝子情報として決して変わらないように設計されているからです。
もし虫歯のリスクが小さいのであれば、シーラントはむしろ禁忌です。
それは咬合の理論から咀嚼の障害となるリスクがあるからです。
またリン酸エッチングによるダメージもマイナスです。
さらにその処置精度が手荒ならばさらに深刻です。
もしシーラントしても6番はほとんどは剥がれてしまうことが考えられます。
それは6番にはシーラントを受け入れられないことを示していて、仮に誤解によりエッチングが不足だったからと再度入念にエッチングされたりしたら最悪です。
>シーラントしないで、この調子で虫歯にならないようにできるでしょうか?
可能です。
人工的な手を加えずに、なぜ6番ができたのかなど自然の仕組みをよく知り、自然の防御力を引き出すことが最大の予防となります。
6番とは、人類が生き残れるように設計された、他の動物と比べても最高に完成された歯だからです。
人間の歯って、すごいんです。
回答2
船橋歯科医院(岡山市北区)の船橋です。
回答日時:2018-01-09 09:32:43
こんにちは。
生えて来たばかりの臼歯の溝は、複雑で深くまた石灰化も不十分ですから、予防歯科的にシーラントを用いて石灰化を促進したり(フッ素徐放性やミネラル徐放性のある樹脂を用いることで)、溝の汚れを防止することで虫歯にならないようにする予防治療というものがあります。
そういう便利でお気軽なものを上手く使って、虫歯のリスクを下げておこうと考えれば上手く行ってもらえばよいでしょう。
一方でそういう人工的なお節介はいらないと考えるならば、歯磨きを念入りに行えばよいと言うことになるでしょう。
シーラントには、通常のコンポジットレジンのようにセラミックのフィラーは入っていないですから、毎日の食事で削れてなくなって行きます。
石灰化が進み歯が強くなる頃には、咬む合わせも出来上がって来るので、深い溝以外についている樹脂はどんどんなくなっているのが普通でしょう。
飲み込んで大丈夫なものが薬機法認可品ということで歯科材料になって流通していますが、それを嫌がる人がいるかも知れません。
色々こだわりをもっているのが普通でしょうから、何にこだわられ何を信じるかは自由です。
害がないので行われています。
ただ、私はこちらからお薦めすることはありません。
きちんとした食生活で歯磨きがきちんと出来ていれば、虫歯のリスクは減らせるからです。
とはいえ、6番7番の深い溝は虫歯の後発部位です。
上手く使ってもよいと思います。
生えて来たばかりの臼歯の溝は、複雑で深くまた石灰化も不十分ですから、予防歯科的にシーラントを用いて石灰化を促進したり(フッ素徐放性やミネラル徐放性のある樹脂を用いることで)、溝の汚れを防止することで虫歯にならないようにする予防治療というものがあります。
そういう便利でお気軽なものを上手く使って、虫歯のリスクを下げておこうと考えれば上手く行ってもらえばよいでしょう。
一方でそういう人工的なお節介はいらないと考えるならば、歯磨きを念入りに行えばよいと言うことになるでしょう。
シーラントには、通常のコンポジットレジンのようにセラミックのフィラーは入っていないですから、毎日の食事で削れてなくなって行きます。
石灰化が進み歯が強くなる頃には、咬む合わせも出来上がって来るので、深い溝以外についている樹脂はどんどんなくなっているのが普通でしょう。
飲み込んで大丈夫なものが薬機法認可品ということで歯科材料になって流通していますが、それを嫌がる人がいるかも知れません。
色々こだわりをもっているのが普通でしょうから、何にこだわられ何を信じるかは自由です。
害がないので行われています。
ただ、私はこちらからお薦めすることはありません。
きちんとした食生活で歯磨きがきちんと出来ていれば、虫歯のリスクは減らせるからです。
とはいえ、6番7番の深い溝は虫歯の後発部位です。
上手く使ってもよいと思います。
相談者からの返信
相談者:
ふたりのママさん
返信日時:2018-01-09 09:48:19
さがら先生
お忙しい中、返信頂きまして、誠にありがとうございます。
とてもありがたく思っております。
さがら先生のお話が、壮大で、奥がふかく、すごく勉強になりびっくりしました。
先生のお話を聞いていると、頑張ってこのまま、ブラッシングしていれば、6番も虫歯にならせずいけるような気がしてきました。
やはり、親として、リン酸エッチング によるダメージもとてもきになります。
シーラントに関して、いろいろ調べていましたら、6番の歯の溝が、谷のように深くなっている写真を目にしました。
それまで、六番臼歯がはえてきめも、自身をもって、シーラントしないという考えでいたのですが、その溝の写真を見たとたん、これは、絶対に歯ブラシがとどかない!とたちまち思ってしまい、やはりシーラントをするべきなのか迷いがでてきました。
そこでまた質問なのですが、もし、我が子の六番臼歯も、谷のような溝だった場合、歯医者さんは、わかるものなのでしょうか?
そして、そのような谷みたいな溝で、、歯ブラシも届かない場合でも、シーラントなしで、虫歯にならないようにすることは可能なのでしょうか?
今まで行っていた歯医者は、シーラントを乳歯の時点ですすめてくるので、このままいけば、6歳臼歯は、かならずシーラントをすすめられます。
そして、下の子のシーラントが、どうも取れているような気がするのですが、そのままにしておいて、虫歯はふせげますでしょうか。
もちろん、歯磨きを今までのように念入りにするつもりです。
どの説明をみても、とれたら、またつけると書いてあるだけで迷っています?
お忙しい中、返信頂きまして、誠にありがとうございます。
とてもありがたく思っております。
さがら先生のお話が、壮大で、奥がふかく、すごく勉強になりびっくりしました。
先生のお話を聞いていると、頑張ってこのまま、ブラッシングしていれば、6番も虫歯にならせずいけるような気がしてきました。
やはり、親として、リン酸エッチング によるダメージもとてもきになります。
シーラントに関して、いろいろ調べていましたら、6番の歯の溝が、谷のように深くなっている写真を目にしました。
それまで、六番臼歯がはえてきめも、自身をもって、シーラントしないという考えでいたのですが、その溝の写真を見たとたん、これは、絶対に歯ブラシがとどかない!とたちまち思ってしまい、やはりシーラントをするべきなのか迷いがでてきました。
そこでまた質問なのですが、もし、我が子の六番臼歯も、谷のような溝だった場合、歯医者さんは、わかるものなのでしょうか?
そして、そのような谷みたいな溝で、、歯ブラシも届かない場合でも、シーラントなしで、虫歯にならないようにすることは可能なのでしょうか?
今まで行っていた歯医者は、シーラントを乳歯の時点ですすめてくるので、このままいけば、6歳臼歯は、かならずシーラントをすすめられます。
そして、下の子のシーラントが、どうも取れているような気がするのですが、そのままにしておいて、虫歯はふせげますでしょうか。
もちろん、歯磨きを今までのように念入りにするつもりです。
どの説明をみても、とれたら、またつけると書いてあるだけで迷っています?
相談者からの返信
相談者:
ふたりのママさん
返信日時:2018-01-09 09:52:58
drふなちゃん先生
お忙しい中、返信ありがとうございます。
とてもありがたく思っております。
先生も、おすすめすることはないのですね。
先生のご説明をみて、とても理解できます。
わたしも、できれば、させたくはないのですが、しないで虫歯にさせてしまった場合、親として後悔してしまいそうで迷っています。
毎日の食事でなくなっていくとおっしゃっておられますが、そのなくなったところが、リン酸エッチング で、荒くなっていた場合、そこはいったいどうなりますか?
やはり、再石灰化はされないのでしょうか?
虫歯になってしまうのでしょうか?
下の子が、シーラントをして、半年ほどなのですが、とれているのうな気がして、心配しています。
お忙しい中、返信ありがとうございます。
とてもありがたく思っております。
先生も、おすすめすることはないのですね。
先生のご説明をみて、とても理解できます。
わたしも、できれば、させたくはないのですが、しないで虫歯にさせてしまった場合、親として後悔してしまいそうで迷っています。
毎日の食事でなくなっていくとおっしゃっておられますが、そのなくなったところが、リン酸エッチング で、荒くなっていた場合、そこはいったいどうなりますか?
やはり、再石灰化はされないのでしょうか?
虫歯になってしまうのでしょうか?
下の子が、シーラントをして、半年ほどなのですが、とれているのうな気がして、心配しています。
回答3
山田歯科医院(兵庫県姫路市)の山田です。
回答日時:2018-01-09 10:11:46
>二人とも、虫歯は一つもありません。
大成功でしょう、ただお母さんの管理と歯科医の管理でむし歯予防をなさった結果なら管理する人がいなくなれば、むし歯のリスクは出てくると思います。
私は自己管理ができるようサポートすることが一番大切だと考えています。
>シーラントは必ずしもやらなくていいことと、シーラントの処置をするさいの、リン酸の処置で、シーラントがとれた後に、エナメル質がはがれているので、虫歯になりやすいことを知りました。
これは無いでしょう、個人的にはシーラントの材質が大切だと考えています、私共のところではアイオノマーセメントを使っていますがこれは徐々にすり減っていくという性質があります、半年に一度くらいチェックして取れていれタッチアップで済みます。
一方レジン系の場合取れかかった状態になれば隙間でむし歯になる可能性があります、しかしマニュアル通り施術してあれば取れるようなことは無いと考えていいと思います。
>一生、シーラントがとれては、つける、とれてはつけるという事をしなければならないのでしょうか?
レジン系のシーラントの経験はありませんが、アイオノマー系の場合徐々に取れて裂溝だけ残ってくるようです、この場合問題は起こらないと考えています、もしその時点で他にむし歯ができているようならどうしてできたか原因の追究が必要でしょう。
全て取れてしまっていてもお口の中の環境が良ければむし歯になる可能性は極めて低いと考えていいと思います。
>リン酸処置した歯をむき出しで、歯磨きとフッ素塗布で、虫歯にならないようにケアは不可能でしょうか?
リン酸処理をしたエナメル質は口腔内の環境さえよければ再石灰化します、フッ素塗布については個人的にはお勧めしていません、お菓子としてのお砂糖を食べ過ぎなければフッ素塗布は必要ないと考えています。
歯磨き技術については磨こうと思えば磨く技術が必要ですというかあったほうがいいと思います。
>歯の表面の、ガサガサも治るということなんでしょうか?
がさがさという表現は当たらないと思います、お口の中の環境さえよければ間違いなく再石灰化します。
>※ 今、虫歯予防を頑張っていたので、虫歯がないのですが、6歳臼歯は、今の時代、シーラントをするのが一般的なのですか?
安心ではあります、例えば盲孔があれば盲孔の形態によってはシーラントしか予防方法はありません、一度主治医にその有無を尋ねてみるいいと思います。
盲孔 http://yamadashika.jugem.jp/?search=%CC%D5%B9%A6&x=62&y=11
>子供の歯を虫歯にしないように一生懸命です。
ちょっと頑張り過ぎのように感じますが、もしかするとご自身の嫌な経験があったのかもしれませんね。
むし歯をつくらない子育て http://www.yamadashika.jp/prevent.html#01
>一度シーラントをしてしまぅたら、永遠にとれたら、つけるの繰り返しをしなければならないのでしょうか。
それよりお菓子の食べ過ぎに注意されるのがいいと思います、心配なのは一人暮らしをするようになって水の代わりに清涼飲料の飲みすぎになることでしょう、これには歯科医としてもがっかりします。
むし歯の出来ない砂糖の量 http://yamadashika.jp/prevent05.html
大成功でしょう、ただお母さんの管理と歯科医の管理でむし歯予防をなさった結果なら管理する人がいなくなれば、むし歯のリスクは出てくると思います。
私は自己管理ができるようサポートすることが一番大切だと考えています。
>シーラントは必ずしもやらなくていいことと、シーラントの処置をするさいの、リン酸の処置で、シーラントがとれた後に、エナメル質がはがれているので、虫歯になりやすいことを知りました。
これは無いでしょう、個人的にはシーラントの材質が大切だと考えています、私共のところではアイオノマーセメントを使っていますがこれは徐々にすり減っていくという性質があります、半年に一度くらいチェックして取れていれタッチアップで済みます。
一方レジン系の場合取れかかった状態になれば隙間でむし歯になる可能性があります、しかしマニュアル通り施術してあれば取れるようなことは無いと考えていいと思います。
>一生、シーラントがとれては、つける、とれてはつけるという事をしなければならないのでしょうか?
レジン系のシーラントの経験はありませんが、アイオノマー系の場合徐々に取れて裂溝だけ残ってくるようです、この場合問題は起こらないと考えています、もしその時点で他にむし歯ができているようならどうしてできたか原因の追究が必要でしょう。
全て取れてしまっていてもお口の中の環境が良ければむし歯になる可能性は極めて低いと考えていいと思います。
>リン酸処置した歯をむき出しで、歯磨きとフッ素塗布で、虫歯にならないようにケアは不可能でしょうか?
リン酸処理をしたエナメル質は口腔内の環境さえよければ再石灰化します、フッ素塗布については個人的にはお勧めしていません、お菓子としてのお砂糖を食べ過ぎなければフッ素塗布は必要ないと考えています。
歯磨き技術については磨こうと思えば磨く技術が必要ですというかあったほうがいいと思います。
>歯の表面の、ガサガサも治るということなんでしょうか?
がさがさという表現は当たらないと思います、お口の中の環境さえよければ間違いなく再石灰化します。
>※ 今、虫歯予防を頑張っていたので、虫歯がないのですが、6歳臼歯は、今の時代、シーラントをするのが一般的なのですか?
安心ではあります、例えば盲孔があれば盲孔の形態によってはシーラントしか予防方法はありません、一度主治医にその有無を尋ねてみるいいと思います。
盲孔 http://yamadashika.jugem.jp/?search=%CC%D5%B9%A6&x=62&y=11
>子供の歯を虫歯にしないように一生懸命です。
ちょっと頑張り過ぎのように感じますが、もしかするとご自身の嫌な経験があったのかもしれませんね。
むし歯をつくらない子育て http://www.yamadashika.jp/prevent.html#01
>一度シーラントをしてしまぅたら、永遠にとれたら、つけるの繰り返しをしなければならないのでしょうか。
それよりお菓子の食べ過ぎに注意されるのがいいと思います、心配なのは一人暮らしをするようになって水の代わりに清涼飲料の飲みすぎになることでしょう、これには歯科医としてもがっかりします。
むし歯の出来ない砂糖の量 http://yamadashika.jp/prevent05.html
相談者からの返信
相談者:
ふたりのママさん
返信日時:2018-01-09 21:58:17
山田先生、お忙しいなか、返信くださり、ありがとうございます。
先生のおっしゃる通り、頑張り過ぎで、とても疲れます。
私自身が、親に、定期検診に連れてもらったり、このような虫歯予防をしてもらいたかったなという強い思いがあり、できる限り、子供の目の行き届く間は、虫歯予防を導いてあげたいと思っているのですが、、、
リン酸処理をしていても、口内環境が整っていれば、再石灰化するということを教えて頂き、とても安心しました。
シーラントでしか防げない形状があるということも知り、シーラントをすることも考え始めました。
そこで、ビューティシーラントという、リン酸処理をしないものもあるということを知ったんですが、リン酸処理をするシーラントより、こちらのほうがいいのですか?
なにか、デメリットはないのでしょうか?
先生のおっしゃる通り、頑張り過ぎで、とても疲れます。
私自身が、親に、定期検診に連れてもらったり、このような虫歯予防をしてもらいたかったなという強い思いがあり、できる限り、子供の目の行き届く間は、虫歯予防を導いてあげたいと思っているのですが、、、
リン酸処理をしていても、口内環境が整っていれば、再石灰化するということを教えて頂き、とても安心しました。
シーラントでしか防げない形状があるということも知り、シーラントをすることも考え始めました。
そこで、ビューティシーラントという、リン酸処理をしないものもあるということを知ったんですが、リン酸処理をするシーラントより、こちらのほうがいいのですか?
なにか、デメリットはないのでしょうか?
回答4
国際ビル歯科(千代田区丸ノ内)のさがらです。
回答日時:2018-01-10 08:55:27
ご返信ありがとうございます。
>6番の歯の溝が、谷のように深くなっている写真を目にしました。
ここで専門的ですが正しい名前を書きましょう。
歯の表面の山を咬頭といい、谷を裂溝と溝といい二種類あり、山と谷を結ぶところを隆線といいます。
裂溝とは、
>その溝の写真を見たとたん、これは、絶対に歯ブラシがとどかない!と
思われた通り、入口が狭くて、奥深くヘアピンのように入り込んでいる断面図となります。
溝とは、逆屋根のような谷で一見歯ブラシが届きやすい浅い底に見えます。
その形とどの歯にどの種類の谷が必要かはきちんと遺伝子情報の設計図に書いてあります。
6番には裂溝が多く、他の歯には裂溝はほとんどありません。
これは大事な意味があるからです。
また咬頭や隆線をエッチングで壊してしまうことは非常に危険です。
決して元に戻せません。
>もし、我が子の六番臼歯も、谷のような溝だった場合、歯医者さんは、わかるものなのでしょうか?
わかりません。
また調べる必要はありません。
意味のないことですが、もし調べようとしたら、確かにいくつか方法はありますが、最悪は検査で歯を壊してしまいます。
>そして、そのような谷みたいな溝で、、歯ブラシも届かない場合でも、シーラントなしで、虫歯にならないようにすることは可能なのでしょうか?
可能です。
予防とは歯ブラシを届かせることではないからです。
さらにもし虫歯のリスクが高くなければ、健全な成長なために絶対に裂溝を埋めてはなりません。
>もちろん、歯磨きを今までのように念入りにするつもりです。
よくある誤解ですが、虫歯予防は歯磨きと思っておられるようですが、完全に間違いです。
もちろん裂溝の底の部分まで歯ブラシが届くわけがありません。
それでもちゃんと虫歯にならない自然の仕組みになっています。
しかも裂溝の形は人類が生き残るために、数億年かけてそういう形に出来上がるよう設計が決まっているからです。
裂溝以外にも歯ブラシの届かない部分など珍しくありませんが、それでも簡単に虫歯にはなりません。
自然から学ぶ本当の予防理論であれば、歯なんか磨かなくても虫歯になんかなりません。
数億年前から3000万年前に歯ブラシを売っていたと思いますか。
生き残るための進化の過程に遺伝子情報で設計する時に、歯ブラシが当たるかどうかを条件に入れたと思いますか。
現代ならば歯ブラシを追加すれば、もっと良くなる設計図になると本当に言えますでしょうか。
もし歯ブラシで磨かなくては6番が守れなかったら、動物や人類はとっくの昔に絶滅して今頃はゴキブリの世界となり、人類はネアンデルタール人のように化石でしかお目にかかれなかったでしょう。
6番とは、命に関わる歯だからです。
ちょっと考えてみてください。
歯は前から1番2番と番号がつけられ最後が7番とか8番になります。
そして口の中では前から後ろへと、ふつうはその順番で並んで歯並びができます。
世界共通です。
でも不思議だと思いませんか?
永久歯は6歳臼歯と言って、6番から生えてきます。
そのあと生える順番は、1番2番そして最後に7番とか8番と続きますよね。
人類は世界共通皆同じです。
なぜ6番が最初に生えなければいけないのでしょうか。
なぜ6番に裂溝が設計されたのでしょうか。
これが人類が生き残ってきた一つの根拠です。
例えば野生のシマウマなどを見れば、生き残ってきた証拠が一つ解ります。
それは子供が生まれたら、すぐに歩き始め、すぐに走れるようになりますね。
それは肉食動物に捕食されないためですね。
でなければ生き残れないからです。
余談ですが理解できない例外はパンダと言われていて、なぜあんな無防備なままで出産する設計になったのか不思議です。
他の動物に比べて人類は生後すぐ走ることはできませんが、6番に生き残るための仕組みがたくさん設計されています。
裂溝はその仕組みのたった一つです。
生きる道を潰してしまっていいのでしょうか。
もちろんそれだけで命が終わるわけではありませんが。
予防に関して、最近フェイス・ブックにおもしろい投稿があったのはご存知でしょうか。
あるご家庭でご自分たちの3人のお子さんに実験をしたお話です。
生まれてから12歳まで歯磨きを一切禁止した人体実験です。
結果がどうなったかお分かりですね。
3人とも1本も虫歯ができませんでした。
ちなみにそのご夫婦は歯科医師であり、予防理論を実証して見せたのであり、そのお子さんの一人は歯科医師になっているそうです。
>どの説明をみても、とれたら、またつけると書いてあるだけで迷っています?
現代の科学はだいぶ進んでおり予防理論はちゃんとあるのです。
ただ自然は偉大であり現代科学でも解明されていないことの方がとても多いと高名な科学者ほど誰でも言っていますね。
数億年の自然の進化と、たかだか百年くらいの現代の科学と、どちらが正解だと思われますでしょうか。
つい最近も驚愕の研究発表があり、長年信じられてきた予防の重大な幾つかの根拠が大きく覆されてしまいました。
我々も謙虚に自然に学び続けます。
皆様はせめてネットなどの噂に惑わされないようにしましょう。
相談する相手は噂ではなく歯科医院です。
消防士が火を消し人命救助をするように、歯を救うことが歯科医院の仕事だからです。
>6番の歯の溝が、谷のように深くなっている写真を目にしました。
ここで専門的ですが正しい名前を書きましょう。
歯の表面の山を咬頭といい、谷を裂溝と溝といい二種類あり、山と谷を結ぶところを隆線といいます。
裂溝とは、
>その溝の写真を見たとたん、これは、絶対に歯ブラシがとどかない!と
思われた通り、入口が狭くて、奥深くヘアピンのように入り込んでいる断面図となります。
溝とは、逆屋根のような谷で一見歯ブラシが届きやすい浅い底に見えます。
その形とどの歯にどの種類の谷が必要かはきちんと遺伝子情報の設計図に書いてあります。
6番には裂溝が多く、他の歯には裂溝はほとんどありません。
これは大事な意味があるからです。
また咬頭や隆線をエッチングで壊してしまうことは非常に危険です。
決して元に戻せません。
>もし、我が子の六番臼歯も、谷のような溝だった場合、歯医者さんは、わかるものなのでしょうか?
わかりません。
また調べる必要はありません。
意味のないことですが、もし調べようとしたら、確かにいくつか方法はありますが、最悪は検査で歯を壊してしまいます。
>そして、そのような谷みたいな溝で、、歯ブラシも届かない場合でも、シーラントなしで、虫歯にならないようにすることは可能なのでしょうか?
可能です。
予防とは歯ブラシを届かせることではないからです。
さらにもし虫歯のリスクが高くなければ、健全な成長なために絶対に裂溝を埋めてはなりません。
>もちろん、歯磨きを今までのように念入りにするつもりです。
よくある誤解ですが、虫歯予防は歯磨きと思っておられるようですが、完全に間違いです。
もちろん裂溝の底の部分まで歯ブラシが届くわけがありません。
それでもちゃんと虫歯にならない自然の仕組みになっています。
しかも裂溝の形は人類が生き残るために、数億年かけてそういう形に出来上がるよう設計が決まっているからです。
裂溝以外にも歯ブラシの届かない部分など珍しくありませんが、それでも簡単に虫歯にはなりません。
自然から学ぶ本当の予防理論であれば、歯なんか磨かなくても虫歯になんかなりません。
数億年前から3000万年前に歯ブラシを売っていたと思いますか。
生き残るための進化の過程に遺伝子情報で設計する時に、歯ブラシが当たるかどうかを条件に入れたと思いますか。
現代ならば歯ブラシを追加すれば、もっと良くなる設計図になると本当に言えますでしょうか。
もし歯ブラシで磨かなくては6番が守れなかったら、動物や人類はとっくの昔に絶滅して今頃はゴキブリの世界となり、人類はネアンデルタール人のように化石でしかお目にかかれなかったでしょう。
6番とは、命に関わる歯だからです。
ちょっと考えてみてください。
歯は前から1番2番と番号がつけられ最後が7番とか8番になります。
そして口の中では前から後ろへと、ふつうはその順番で並んで歯並びができます。
世界共通です。
でも不思議だと思いませんか?
永久歯は6歳臼歯と言って、6番から生えてきます。
そのあと生える順番は、1番2番そして最後に7番とか8番と続きますよね。
人類は世界共通皆同じです。
なぜ6番が最初に生えなければいけないのでしょうか。
なぜ6番に裂溝が設計されたのでしょうか。
これが人類が生き残ってきた一つの根拠です。
例えば野生のシマウマなどを見れば、生き残ってきた証拠が一つ解ります。
それは子供が生まれたら、すぐに歩き始め、すぐに走れるようになりますね。
それは肉食動物に捕食されないためですね。
でなければ生き残れないからです。
余談ですが理解できない例外はパンダと言われていて、なぜあんな無防備なままで出産する設計になったのか不思議です。
他の動物に比べて人類は生後すぐ走ることはできませんが、6番に生き残るための仕組みがたくさん設計されています。
裂溝はその仕組みのたった一つです。
生きる道を潰してしまっていいのでしょうか。
もちろんそれだけで命が終わるわけではありませんが。
予防に関して、最近フェイス・ブックにおもしろい投稿があったのはご存知でしょうか。
あるご家庭でご自分たちの3人のお子さんに実験をしたお話です。
生まれてから12歳まで歯磨きを一切禁止した人体実験です。
結果がどうなったかお分かりですね。
3人とも1本も虫歯ができませんでした。
ちなみにそのご夫婦は歯科医師であり、予防理論を実証して見せたのであり、そのお子さんの一人は歯科医師になっているそうです。
>どの説明をみても、とれたら、またつけると書いてあるだけで迷っています?
現代の科学はだいぶ進んでおり予防理論はちゃんとあるのです。
ただ自然は偉大であり現代科学でも解明されていないことの方がとても多いと高名な科学者ほど誰でも言っていますね。
数億年の自然の進化と、たかだか百年くらいの現代の科学と、どちらが正解だと思われますでしょうか。
つい最近も驚愕の研究発表があり、長年信じられてきた予防の重大な幾つかの根拠が大きく覆されてしまいました。
我々も謙虚に自然に学び続けます。
皆様はせめてネットなどの噂に惑わされないようにしましょう。
相談する相手は噂ではなく歯科医院です。
消防士が火を消し人命救助をするように、歯を救うことが歯科医院の仕事だからです。
回答5
山田歯科医院(兵庫県姫路市)の山田です。
回答日時:2018-01-10 10:10:55
>そこで、ビューティシーラントという、リン酸処理をしないものもあるということを知ったんですが、
松風という会社のセルフエッチングシーラントでした、したがってエッチングはします、アイオノマー系のシーラントならエッチングはしません。
>リン酸処理をするシーラントより、こちらのほうがいいのですか?
シーラントの素材の違いでそれぞれ特性があるので・・・、個人的には前回回答をしましたがアイオノマー系を使っています、ただ盲孔に関しては通常のCR充填をしています。
松風という会社のセルフエッチングシーラントでした、したがってエッチングはします、アイオノマー系のシーラントならエッチングはしません。
>リン酸処理をするシーラントより、こちらのほうがいいのですか?
シーラントの素材の違いでそれぞれ特性があるので・・・、個人的には前回回答をしましたがアイオノマー系を使っています、ただ盲孔に関しては通常のCR充填をしています。
タイトル | 7歳、六歳臼歯にシーラントをするか迷っています |
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質問者 | ふたりのママさん |
地域 | 非公開 |
年齢 | 35歳 |
性別 | 女性 |
職業 | 非公開 |
カテゴリ |
虫歯予防 シーラント |
回答者 |
- 上記書き込みの内容は、回答当時のものです。
- 歯科医療は日々発展しますので、回答者の考え方が変わることもあります。
- 保険改正により、保険制度や保険点数が変わっていることもありますのでご注意ください。