ペリオドンは骨に影響するのですか?どこの骨でしょうか?
相談者:
スンニャンさん (64歳:女性)
投稿日時:2018-04-14 15:19:30
ペリオドンについて過去アンサーより引用します。
「ペリオドンは象牙細管(神経の入っていた管の中にある更に細い管)から歯の外に漏れ出し、歯の外にある骨に影響を与える薬剤ですので、正直あまりよくありません。」
歯の外にある骨に影響するとありますが、どこの骨でしょうか?
骨ということは関節にも影響すると考えられるでしょうか?
お手数おかけします。
宜しくお願い致します。
「ペリオドンは象牙細管(神経の入っていた管の中にある更に細い管)から歯の外に漏れ出し、歯の外にある骨に影響を与える薬剤ですので、正直あまりよくありません。」
歯の外にある骨に影響するとありますが、どこの骨でしょうか?
骨ということは関節にも影響すると考えられるでしょうか?
お手数おかけします。
宜しくお願い致します。
回答1
月島矯正歯科(中央区月島)の今村です。
回答日時:2018-04-15 00:40:48
歯は顎骨の中の歯槽骨部分に植立しております。
逆の言い方をすれば、歯の周りの骨といった時に指すのはこの歯槽骨という部分です。
これは、下顎骨でいえば先端部分ともいえるところで、その対極にあるのが顎関節という見方もできるでしょう。
歯の内部には、歯髄腔という空洞があり、この部分には神経や血管が交通しております。
この神経や血管を栄養するために外側と交通する必要があり、逆にいえば歯髄腔の内容物が外部に漏れ出るということにもなるわけで、その最大のものは根尖部ということになるわけです。
歯髄腔が炎症などのトラブルを起こしたとき、それが周囲の歯槽骨に波及するということはしばしばみられることです。
さらにこれが重篤化して下顎骨体部分まで侵襲するという場合がないとは言えません。
ただ、顎関節まで波及するということは聞いたことがありません。
歯に起因する症状が顎関節まで波及するということになるのであれば、生死にかかわるような状態になっているのではないかと考えます。
逆の言い方をすれば、歯の周りの骨といった時に指すのはこの歯槽骨という部分です。
これは、下顎骨でいえば先端部分ともいえるところで、その対極にあるのが顎関節という見方もできるでしょう。
歯の内部には、歯髄腔という空洞があり、この部分には神経や血管が交通しております。
この神経や血管を栄養するために外側と交通する必要があり、逆にいえば歯髄腔の内容物が外部に漏れ出るということにもなるわけで、その最大のものは根尖部ということになるわけです。
歯髄腔が炎症などのトラブルを起こしたとき、それが周囲の歯槽骨に波及するということはしばしばみられることです。
さらにこれが重篤化して下顎骨体部分まで侵襲するという場合がないとは言えません。
ただ、顎関節まで波及するということは聞いたことがありません。
歯に起因する症状が顎関節まで波及するということになるのであれば、生死にかかわるような状態になっているのではないかと考えます。
相談者からの返信
相談者:
スンニャンさん
返信日時:2018-04-15 21:51:06
回答2
月島矯正歯科(中央区月島)の今村です。
回答日時:2018-04-16 10:08:35
「漏れ出る」という書き方が正しくないかもしれません。
単純に交通しているということだけで、そこから本当にペリオドンが「漏れ出る」かどうかについては、私は存じません。
ペリオドンを現在どれぐらいの先生が使っているのか、もちろんデータは持っておりません。
以前に比べれば、使用頻度は下がっているのではないかとは思っております。
単純に交通しているということだけで、そこから本当にペリオドンが「漏れ出る」かどうかについては、私は存じません。
ペリオドンを現在どれぐらいの先生が使っているのか、もちろんデータは持っておりません。
以前に比べれば、使用頻度は下がっているのではないかとは思っております。
相談者からの返信
相談者:
スンニャンさん
返信日時:2018-04-16 10:30:20
今村先生、申し訳ありません。
お名前を間違えてしまいました。
お忙しい中、お答えいただきありがとうございます。
ここで色々教えていただきましたが、受け身の患者は弱い立場だな〜と思います。
患者も良く学ばなければいけないですね。
ここで回答しておられる先生方、お世話になっております。
先生方は、このお薬は使われますか?
宜しくお願い致します。
お名前を間違えてしまいました。
お忙しい中、お答えいただきありがとうございます。
ここで色々教えていただきましたが、受け身の患者は弱い立場だな〜と思います。
患者も良く学ばなければいけないですね。
ここで回答しておられる先生方、お世話になっております。
先生方は、このお薬は使われますか?
宜しくお願い致します。
回答3
藤森歯科クリニック(兵庫県西宮市)の藤森です。
回答日時:2018-04-16 10:51:37
ぺリオドンは、国内において、一般的にはよく使用されている薬剤です。
只、薬剤の選択は医療機関によって相当異なるため、『根管治療に力を入れた歯科医院』になると、ほとんど使われていない印象はあります。
化学物質過敏症の方は、予め申し出られたら良いと思います。只、ぺリオドンを使用しない場合は抜髄時の治療時間が長くなる可能性があります。
只、薬剤の選択は医療機関によって相当異なるため、『根管治療に力を入れた歯科医院』になると、ほとんど使われていない印象はあります。
化学物質過敏症の方は、予め申し出られたら良いと思います。只、ぺリオドンを使用しない場合は抜髄時の治療時間が長くなる可能性があります。
相談者からの返信
相談者:
スンニャンさん
返信日時:2018-04-16 14:16:58
相談者からの返信
相談者:
スンニャンさん
返信日時:2018-04-16 14:25:09
回答していただきましたお二人の先生方、ありがとうございました。
また教えてください。
また教えてください。
タイトル | ペリオドンは骨に影響するのですか?どこの骨でしょうか? |
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質問者 | スンニャンさん |
地域 | 非公開 |
年齢 | 64歳 |
性別 | 女性 |
職業 | 非公開 |
カテゴリ |
根管治療の治療法 根管治療関連 材料・機材関連 根管貼薬 |
回答者 |
- 上記書き込みの内容は、回答当時のものです。
- 歯科医療は日々発展しますので、回答者の考え方が変わることもあります。
- 保険改正により、保険制度や保険点数が変わっていることもありますのでご注意ください。