噛み合わせが強い場合にはジルコニアが適しているのですか

相談者: ロンスさん (39歳:女性)
投稿日時:2019-09-24 07:03:17
こんにちは。
気になることがあり、投稿させていただきました。
歯科医院通院しており、噛み合わせが強いと言われております。

なので、自費治療をする場合は、ジルコニアのような硬い素材がいいとのこと。
しかし、自分で調べると、硬い素材は対の歯や周りの歯を傷めるともありました。

噛み合わせ強いのに、硬い素材を入れたら、自然な歯に悪いのでは?と心配があります。
もちろんしょっちゅう割れて、処置し直しというのも困りますが。。。

今回、右下6番が欠けました。
フロスの最中ですが、きっと噛む力のせいもあるでしょうか。

ジルコニアが適しているのでしょうか。
そうでない場合、先生に違う素材がいいと言うことはどうなのでしょうか?

違う歯科に替えるのもいいのかなと思っていた矢先でした。


回答 回答1
  • 回答者
回答日時:2019-09-24 11:07:53
そうですね…

自費治療をする場合は、ジルコニアのような硬い素材がいいとのこと。

歯科医師それぞれの考え方次第」と言う感じでしょうか。

個人的には「噛み合わせが強い」と言うのであれば「咬む力を弱くする」方向で指導をすると思います。


>噛み合わせ強いのに、硬い素材を入れたら、自然な歯に悪いのでは?と心配があります。

僕もそう思っています。
なので、ジルコニアよりはe.maxなどの「ニケイ酸リチウム系のセラミックス」の方が「歯には優しい」と考えています。


>そうでない場合、先生に違う素材がいいと言うことはどうなのでしょうか?
>違う歯科に替えるのもいいのかなと思っていた矢先でした。

個人的には「担当の先生の得意な素材(おすすめの素材)を使って治療する」のが良いと思っているので、違う歯医者さんで相談されるのもアリかと思います。

咬み合わせが強い」と言う事であれば、まずは「力のコントロール」を指導してくれる歯医者さんを探されてみてはいかがでしょうか。

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回答 回答2
  • 回答者
船橋歯科医院(岡山市北区)の船橋です。
回答日時:2019-09-24 20:53:58
こんにちは。

噛むときには歯列全体でバランスを取りながら力を負担し合いながら噛むと思いますから一本だけがどうなのか?という視点と歯列全体ではどうなのか?という視点が必要になります。

ですから実際に診察した歯科医にしかわからない事は多いのです。

ジルコニアが適しているというのは実際に診察した歯科医が見立てた訳ですからネット上の一本の歯だけの事が書かれた内容からはわからないことが多いのではないかと思います。

修復物の大きさが大きいならば補綴の分野と言う事になりますから噛み合わせ全体を見てくれる歯科医院を選択されておくとよいのかな?と思います。

ネットの情報に振り回されないで実際に診断してもらいオススメの材料から選択されるとよいのではないでしょうか?

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相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: ロンスさん
返信日時:2019-09-25 00:16:53
先生方、お忙しいところ早速のご回答ありがとうございます。

その歯科では噛み合わせについては姿勢から丁寧に診てくださっていますが、自費診療セラミックはどの歯であろうとジルコニア一択なのです。

噛み合わせのことを丁寧に考えてくれ、私の口の中に適した素材を提案してくれる歯医者がいいということになりそうですね。

私は、ご意見いただいたイーマックス、いいかなと思い始めております。
対の上の歯もイーマックスを使っております。

あと、調べている時に、タムという素材を知りました。
ナイロンとのことですが…服に使われるナイロンとは違うと思うのですが…詰め物としてはどうなのでしょうか??

過去に一本の歯を治療した際、複数の歯医者の見解はバラバラでしたので、ある程度は自分で調べて、納得が必要なのかなと思った次第です。

歯科医院もコンビニ以上の数があると言われていますし、歯に関わらず、医療に100点満点の正解って無いのかな?自分の納得があれば、何かあっても後悔は少ないかなと考えています。

なので、こちらで回答いただいて、自分でしっかり考えられること、ありがたく思っております。
回答 回答3
  • 回答者
回答日時:2019-09-25 09:31:52
この辺りって答えはなく、担当する先生のおすすめする材料から選んでもらうしかないのですが、硬めの材料を用いれば、経年的に対合歯を痛める恐れは確かにあります。

また、柔らかめの材料を用いれば対合歯により削られてしまい咬み合わせがズレテきます。

イーマックスやセラミックを持ってきても、経年的に表面が擦れ紙やすり状のザラザラした面になるので、対合歯はそのザラザラで削られてきます。
 
つまりどの材料を用いても所詮は人工物で、長期的に見れば何らかの問題は起こります。


>あと、調べている時に、タムという素材を知りました。ナイロンとのことですが…服に使われるナイロンとは違うと思うのですが…詰め物としてはどうなのでしょうか??

歯科用材料でないと使えませんね^^;

また保険治療であれば保険適応の材料しか使えませんから尚更新材料は使えません。
 

>過去に一本の歯を治療した際、複数の歯医者の見解はバラバラでしたので、ある程度は自分で調べて、納得が必要なのかなと思った次第です。

そうですね、歯科は特に同じ歯を見ても治療方針、削り方、詰め物の材料が変わりますので、理想的なことをいえば信頼できる先生を見つけた方が色々迷わず済む面はあります。

おだいじに

回答 回答4
  • 回答者
回答日時:2019-09-25 10:06:50
ロンス さん、こんにちは

噛み合わせ強いのに、硬い素材を入れたら、自然な歯に悪いのでは?と心配があります。
>もちろんしょっちゅう割れて、処置し直しというのも困りますが。。。

どちらもおっしゃるとうりですね。
多少は歯に悪くても、詰め物自体が壊れないものを選ぶか、詰め物が壊れてやり直しをしなければならないリスクを覚悟で、歯に優しいものを入れるかの選択ですね。

歯に優しく、詰め物も壊れないという選択肢があれば良いのですが。

回答 回答5
  • 回答者
船橋歯科医院(岡山市北区)の船橋です。
回答日時:2019-09-25 10:35:22
自費診療セラミックはどの歯であろうとジルコニア一択なのです。

近年のジルコニア素材の進化は著しいのでジルコニア一択という歯科医院は増えてくるかもしれませんね。

単体のジルコニアでも大きく分けて5種類、積層も5種類があったように思いますし、各メーカー製品になればさらに多種類に分けられますからジルコニア一択でもかなりのバリエーションがありますからね。

今後もどんどん開発が盛んになる素材だろうと言われていますからジルコニアはどんどん主流になっていくのではないでしょうか?



>イーマックス、いいかなと思い始めております。
>対の上の歯もイーマックスを使っております。

e.maxは海外メーカーの製品とシステムの名称ですね。

e.maxにもジルコニアはありますが、日本では主にガラスセラミックの名称で使われる事が多い気がしています。

別にe.maxでなくても国内メーカーのガラスセラミックの方が評価が高くなってきているので透過性が高い素材であって欲しければ強度はジルコニアより低いですけど別のガラスセラミックでもよいのかもしれませんね。プレスかCADか?作り方でも異なりますし。

e.maxは強度が低めのガラスセラミックであれば小臼歯までにしておいたほうがよいと言われていると思います。
強度が低いものを咬合圧に耐えさせるためには厚みが必要ですから残っている歯質に依存すると思います。

圧負担が予想される部位を含んでいれば素材を厚めに保証しておかなければならず残存する歯質を大きめに削る必要が生じるかもしれませんしね。

そのあたりは診断が必要ですし、形成のイメージが必要ですから歯の条件や形成する先生にかかっていますしね。

対合の歯がe.maxならばe.maxにしておいたほうがいいだろうというような単純なものではないと思いますよ。

実際には今おかかりの歯科医を自分は信頼する事が出来るのか?という事になってくるのではないかと思います。

歯科医も技工を任せている技工士を信頼出来るのか?医療チームは万全か?等もあり、一人で治療しているわけではありませんから歯科医院を信頼出来るのか?という事になるのではないでしょうか?

回答 回答6
  • 回答者
回答日時:2019-09-25 11:31:35
ご相談ありがとうございます。


    >噛み合わせが強いと言われております。 



見た目やヤマカンで、言うだけという方法もあります。

しかし現代では、
噛み合わせ(咬合力)の検査があり、簡単に、しかも科学的に数字で結果がはっきりと出ます。

自分は人とどう違うのか、
知りたくありませんか?

同年代の標準的な咬合力の統計と数字で比較できます。



    >ジルコニアのような硬い素材がいいとのこと。



たしかに、丈夫な素材は壊れにくいといえます。



    >硬い素材は対の歯や周りの歯を傷めるともありました


はい、正確には、
”硬過ぎる”素材だと、歯を失う原因となることが知られています。



    >噛み合わせ強いのに、硬い素材を入れたら、自然な歯に悪いのでは?


はい、どちらを優先するかです。

素材が壊れないことが大事か、自分の歯を失わないことが大事か、です。



    >と心配があります。



不安を取り、安心を与える場所が歯科医院です。
納得できるまで、相談しましょう。



    >しょっちゅう割れて、処置し直しというのも困りますが。。。


そのとおりです。
しかし、人工物は取り替えられます。

一方、自分の歯はとりかえしがつきません。



    >右下6番が欠けました。


食事をして健康に生きるために、とても重要な歯です。
強く噛めることが、寝たきりを予防できることが研究で知られています。

自由選択ですが、

歯を大事にしてかばって暮らすか、
人生百年時代に寝たきり予防のために、しっかり噛むか、
です。



    >フロスの最中ですが、きっと噛む力のせいもあるでしょうか。


フロスで欠けることはありません。



    >ジルコニアが適しているのでしょうか。
 

ジルコニアの中にも種類がたくさんあります。
詳しく説明を受けて、よく相談しましょう。

 

    >先生に違う素材がいいと言うことはどうなのでしょうか?


信頼関係が十分取れている間柄ならば、ご希望を何でもお話しても良いと思います。



    >違う歯科に替えるのもいいのかなと思っていた矢先でした。


そういう選択肢もあります。

相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: ロンスさん
返信日時:2019-09-26 09:58:40
たくさんのご回答ありがとうございました。
私にとって歯の悩みはとても重大なので、大変感謝しております。

・こちらに質問してすぐ自分の足でも解決に向けて動くべく、近隣歯医者二軒に向かい相談してきましたが、簡単に話しただけでも具体的な素材名を提示してもらえました。

ここでもそれがもらえると思っていたので、やはり唯一具体的にイーマックスと提示していただけた素材に気持ちが傾いたのです。

・信頼できる先生にお願いするのがベストですが、1,2回お話しして信頼関係を築くのは難しく、この歯の治療には間に合いそうもありません。

・タムはもちろん歯科用素材です、新素材です。

いただいた回答どれもその通りと思いますが、今とても心が混乱しており、この歯を何日放っておいてよいのかも分からないのですが、いったい自分はどうしたらよいのか分からなくなってしまいました。
回答 回答7
  • 回答者
船橋歯科医院(岡山市北区)の船橋です。
回答日時:2019-09-26 15:32:55
材料ではなくどの歯科医院を選択するか?で決められてはいかがでしょうか?

結婚相手を選択するより安易に考えられます。

相性が一番大切でしょうし、相性さえ良ければあとは長い年月通い続ける事で信頼関係はできますし、お互いに成長させて行くことが出来ますよね。

相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: ロンスさん
返信日時:2019-09-30 21:04:14
ありがとうございます。

できる限り心を落ち着けて、よく調べ考えました。
先生方のコメントも読み直しました。

噛む力を大切にしたいですが、私が睡眠中にストレスで噛んでいるような不要な噛み締めは無くしたいです。

さがら先生のおっしゃってるしっかり噛むというのは食事などに使う自然な噛む力ですよね?
それは大事にしていきたいです。

そのような力でセラミックは割れますか?

自分としては、Emaxかタムと思っておりますが、また具体的相談する場合は、新たに質問を立てようと思います。

まずは、相性のいい歯科医を見つけるということ、治療を先延ばしにしながら、なかなか難しいですが、じっくりと話して頑張って見つけたいです。
回答 回答8
  • 回答者
回答日時:2019-10-02 08:47:08
ご返信ありがとうございます。


    >しっかり噛むというのは食事などに使う自然な噛む力ですよね?


はい、その通りです。

意識的にも、無意識的にも、美味しく噛める時には、思い切り強く噛んでいます。
これは「強度噛み締め」という名前がついていて、2010年に発行された学術的にはとても有名な本に出ています。


深い味わいが出るほどに、美味しく噛めると、幸せホルモンが脳内にドバッと出ることが証明されています。


それが元気に生き残れるための、自然で健康な体の仕組みです。
認知症やがんを防ぎ、寝たきり介護を防ぐためにも何よりも重要です。

そのため、
昨年から健康保険でも、きちんと噛める(咀嚼機能)検査が、体の病気予防のために歯科治療に認められました。



    >それは大事にしていきたいです。


とても大事ですから、
昨年から健康保険でも噛む力(咬合力)も保険に入りました。

政府は国民の健康を守るために必須の検査として、これからも強く推進してきます。
いずれは、
咬合と咀嚼などなどの検査をすることが、保険でかぶせる必須条件にするつもりと言われています。

もちろん
自由診療でもそれが目的ならば、検査は避けて通れません。

もともと保険治療とは、標準治療といい、
学術的に信頼が証明されたと、お国が保証しているとも言えるからです。



    >そのような力でセラミックは割れますか?


歯科材料として許可されているので割れない条件はクリアしています。

しかし、
物は使いようで変わります。

強く噛む時に、誤った無理な力がかかると、
セラミックが壊れるか歯が割れます。

したがって、
歯を作るときの正しい設計が成功のカギとなります。
その設計を決める根拠が検査データです。

歯を残すために、
そして、思い切り噛んで人生100年時代を楽しく元気に暮らすために、検査が必要です。
お国はそれを本気で取り組む覚悟でいます。

なんのためか?
歯科治療の目的を含めて、
よく相談しましょう。




タイトル 噛み合わせが強い場合にはジルコニアが適しているのですか
質問者 ロンスさん
地域 非公開
年齢 39歳
性別 女性
職業 非公開
カテゴリ 噛み合わせ(咬合)その他
補綴関連
材料・機材関連
ジルコニアクラウン
お勧めのクラウン(被せ物・差し歯)
回答者




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