根管治療中、神経が生きているかどうか歯科医によって判断が違う

相談者: nobi12jpさん (50歳:男性)
投稿日時:2020-04-11 16:45:56
ラバーダム、マクロスコープを利用した下の前歯根管治療をしています。

半年以上、洗浄して薬を詰めて様子をみてきましたが、歯茎にできたニキビようようなものが膨らんだり平らになったりを繰り返しています。


レントゲンをみると歯の根っこの部分にある黒い影が今治療している隣の歯の根っこにまで続いているのを見せてもらいました。
隣の歯の神経が生きているかどうか確認のために電気を流してピリピリするのを感じました。

また歯に薬のようなものをつけてしみるかどうか反応をみて、しみるのを感じたので神経は生きているとの事です。
今治療している歯の歯根端切除術が必要との事です。


セカンドオピニオンを受けたみたのですが、隣の歯はなんらかの原因で神経が死んでるのではとの事です。

電気で刺激を与えたらビリピリを感じました。
冷たさの刺激はあまり感じず、健康な歯と比べて少し鈍い感じ方でした。
先生はこの歯の神経は死んでいるとの事です。
隣の歯の両方を根管治療しないといけないという治療方針でした。


神経が生きているかどうかの判断が違い悩んでおります。
どちらのほうが妥当性が高い判断なのでしょうか。


回答 回答1
  • 回答者
回答日時:2020-04-11 19:15:13
歯科用CTは歯根端切除術に有効だと思います。
またできればマイクロ下での手術に長けた歯科医に執刀してもらう方がいいと思います。


正直ラバーダムマイクロスコープを使って半年間続ける事はあまり個人的にはありません。

高名な歯科医の考え方として歯科医としてやるべきことをやり尽くしたら根管充填の時期だと。
痛みなどはあまり関係ないようです。

それで治癒に向かわなければ歯根端切除術、再殖などの外科的歯内療法の適応になるという考え方だと思います。


歯根表面に感染が及んでいる場合や歯根破折根尖付近にある場合などは、通常の根管治療では治癒しないと思います。

相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: nobi12jpさん
返信日時:2020-04-11 19:29:22
ありがとうございます。


問題は治療の順番です。

隣の歯の神経が生きている可能性が高いなら、今治療している歯を根管治療→今治療している歯を歯根端切除術→隣の歯を根管治療→隣の歯を歯根端切除術

隣の歯の神経が死んでいる可能性が高いなら、今治療している歯を根管治療→隣の歯を根管治療→今治療している歯を歯根端切除術→隣の歯を歯根端切除術

で治療していくという事でしょうか。


隣の歯の神経が死んでいののか生きてるのかどっちの可能性が高いかによって治療の順序が変わってくるのではないでしょうか。

先生の意見が神経が死んでいるのか生きているのか食い違っているため悩んでおります。


どの現象が発生していることが神経の生死を判断するうえで一番重要なのでしょう。

電気を流してピリピリきたら神経が生きてるとは限らないのでしょうか?
電気がピリピリきた事よりレントゲンで隣の歯の根のあたりにまで影があった事を重視すべきでしょうか。


レントゲンで見えた黒い影は今治療している歯と隣の歯の中間ぐらいにあり、どちらかというと隣の歯のほうに黒い影の中心は寄っています。
回答 回答2
  • 回答者
回答日時:2020-04-13 09:46:11
歯内療法専門医をしていますが、まず大切なのはどこの歯が悪いかの診断です。
 
ケースによっては診断が難しい場合もありますが、それでも半年治らないという場合であれば治療に対してのアプローチを変えるしかありません。
 
私個人としてはセカンドオピニオンを求めて担当医と意見が変われば、サードオピニオンを求めてもいいと思います。
 
治らなければ外科をするしかないと言われる場合もありますが、個人的な経験では外科の前にまず本当にその歯なのか!?根管治療に不備はないのか!?を検討してからの外科処置がベターです。
 

根管治療のトラブルであれば「歯内療法専門医」を頼った方がいいと思います。
ラバーダム、マクロスコープを使用していれば診断応力が上がる訳ではありませんのでね。
 

診断法で何が最も重要なのか!?
 
と言われても先生毎マチマチで、それは経験による所も大きいと思います。
 
 
今回の場合であれば、まずデンタルを複数枚とるのと同時にフィステルなど膿の出口があればそこからGPポイントなどを差し込み、原因歯を特定する方法もあります。
 
また膿んでいるような場合はCBCTで骨の溶け方などを追うのも有効な診断法です。
CBCT診断に慣れた専門医は骨の溶け方(根尖病変の形)からも推測をつけていきます。
 
電気歯髄診断は私も行いますが、比較的感度の低い検査方法でありこれだけでは診断がつきません。

逆に言えば、【歯の神経が死んでいるのか!?】を見極めるには優れたツールです。


歯の神経は「0〜100」で徐々に部分的に死んでいきます。

助かる見込みの少ない70%の部分の神経が死んでいても、生きている30%の神経の反応を拾ってしまうこともあります。

【神経がどの程度健康なまま生きているか!?】が分かる道具があればいいんですけどね。


 
私見ですが、 隣あった怪しい歯が2本ある場合もたまにありますが、多くの場合原因歯は1本です。
ホント極々稀に2本が原因になっている場合もありますが、そのような歯は私の臨床では1年に1ケースあるか・ないかぐらいの頻度です。
 
 
レントゲンで見えた黒い影は今治療している歯と隣の歯の中間ぐらいにありどちらかというと隣の歯のほうに黒い影の中心は寄っています

これは非常に診断が難しいケースかもしれませんのでなおさら専門性が高い医療機関にかかられた方がいいでしょうね。
 
根管治療は出来る回数がきまっています、またむやみに歯の中をゴリゴリ削っても原因歯でなければ歯の寿命を縮めているだけにもなりかねません。
 
こんな時期ですので、無理に今焦る必要はないと思いますが、これ以上無駄に時間を費やしたくなければ専門性の高い歯科医院でサードオピニオンを求めてみてください。

 
おだいじに

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タイトル 根管治療中、神経が生きているかどうか歯科医によって判断が違う
質問者 nobi12jpさん
地域 埼玉
年齢 50歳
性別 男性
職業 会社員(事務系)
カテゴリ 根管治療の治療法
根管治療の専門医
回答者




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  • 歯科医療は日々発展しますので、回答者の考え方が変わることもあります。
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