前歯の歯髄が石灰化し、ほとんど神経がなくなっていると言われました
相談者:
WILL5さん (62歳:女性)
投稿日時:2022-04-20 15:07:12
定期メンテナンスの時に、下の左右1番に動揺が少しあり、レントゲンを撮ると、歯髄が石灰化をしている、と言われました。
神経の検査をしたところ、神経がほぼなくなっている状態、とのことでした。
若い頃から歯ぎしりが酷く、象牙質が出ているので、象牙質はダイレクトに刺激を伝えてしまうから、歯髄の石灰化を招いてしまった、との事でした。
10年ほど前より、TCHの生活改善に取り組み、就寝時にマウスピースをしています。
起床時の顎の痛みは改善されてきましたが、下前歯が起床時に痛い時があるので、噛み合わせを見てもらい、とりあえずマウスピースを変えて様子を見る事になりました。
神経がなくなっている、という事は、神経を取った歯と同じ状態になっていると思うと、かなりショックでした。
このような歯をできるだけ長く持たせるために、何かできることはありますでしょうか?
石灰化が血管を限界まで圧迫すると、根のところが膿んでくる可能性もある、とも言われ、心配でなりません。
よろしくお願いいたします。
神経の検査をしたところ、神経がほぼなくなっている状態、とのことでした。
若い頃から歯ぎしりが酷く、象牙質が出ているので、象牙質はダイレクトに刺激を伝えてしまうから、歯髄の石灰化を招いてしまった、との事でした。
10年ほど前より、TCHの生活改善に取り組み、就寝時にマウスピースをしています。
起床時の顎の痛みは改善されてきましたが、下前歯が起床時に痛い時があるので、噛み合わせを見てもらい、とりあえずマウスピースを変えて様子を見る事になりました。
神経がなくなっている、という事は、神経を取った歯と同じ状態になっていると思うと、かなりショックでした。
このような歯をできるだけ長く持たせるために、何かできることはありますでしょうか?
石灰化が血管を限界まで圧迫すると、根のところが膿んでくる可能性もある、とも言われ、心配でなりません。
よろしくお願いいたします。
回答1
E Eデンタル(愛知県豊橋市)の井野です。
回答日時:2022-04-20 17:36:05
こんにちは、歯内療法専門医をしていますが、
>下の左右1番に動揺が少しあり、レントゲンを撮ると、歯髄が石灰化をしている、と言われました。
年齢とともに多くの歯には石灰化は見られますよ。
特に治療した歯や、かみ合わせの強く当たっている歯に多く見られます。
>神経の検査をしたところ、神経がほぼなくなっている状態、とのことでした。
CTなどで診査したということでしょうか!?
個人的には神経が死んで出来た病変さえなければさほど心配しなくていいと思いますよ。
>神経がなくなっている、という事は、神経を取った歯と同じ状態になっていると思うと、かなりショックでした。
いえいえ、今の医療で識別できないぐらい細くなったということで、神経がある歯と考えてもらえばいいですよ。
>このような歯をできるだけ長く持たせるために、何かできることはありますでしょうか?
マウスピースを継続して、心配であれば1〜2年おきくらいにレントゲンを撮り根尖病変ができていないか調べる程度でしょうか。
>石灰化が血管を限界まで圧迫すると、根のところが膿んでくる可能性もある、とも言われ、心配でなりません。
初めて聞きました、これは学術的な論文があるのでしょうか!?
確かに石灰化が著しい歯で神経が死んでしまい膿んでくる歯はありますが、まだまだメカニズムは解明されていないと思いますよ。
年配の方の神経管の多くは石灰化しているものです、それほど特殊なものではないのでさほど心配しなくていいと思いますよ。
ただ、神経が死んでしまうと治療の難易度が極端に高くなることがあるので、もしそうなってしまった場合は最初に歯内療法専門医を頼った方がいいと思います。
細い神経管は一度治療でレッジという傷を入れると、元の根管が見つけにくくなるので、最初から専門医を頼った方がいいでしょうね。
細い神経管の一例です。
http://eedental.jp/ee_diary/2020/08/post-2097.html
おだいじに
>下の左右1番に動揺が少しあり、レントゲンを撮ると、歯髄が石灰化をしている、と言われました。
年齢とともに多くの歯には石灰化は見られますよ。
特に治療した歯や、かみ合わせの強く当たっている歯に多く見られます。
>神経の検査をしたところ、神経がほぼなくなっている状態、とのことでした。
CTなどで診査したということでしょうか!?
個人的には神経が死んで出来た病変さえなければさほど心配しなくていいと思いますよ。
>神経がなくなっている、という事は、神経を取った歯と同じ状態になっていると思うと、かなりショックでした。
いえいえ、今の医療で識別できないぐらい細くなったということで、神経がある歯と考えてもらえばいいですよ。
>このような歯をできるだけ長く持たせるために、何かできることはありますでしょうか?
マウスピースを継続して、心配であれば1〜2年おきくらいにレントゲンを撮り根尖病変ができていないか調べる程度でしょうか。
>石灰化が血管を限界まで圧迫すると、根のところが膿んでくる可能性もある、とも言われ、心配でなりません。
初めて聞きました、これは学術的な論文があるのでしょうか!?
確かに石灰化が著しい歯で神経が死んでしまい膿んでくる歯はありますが、まだまだメカニズムは解明されていないと思いますよ。
年配の方の神経管の多くは石灰化しているものです、それほど特殊なものではないのでさほど心配しなくていいと思いますよ。
ただ、神経が死んでしまうと治療の難易度が極端に高くなることがあるので、もしそうなってしまった場合は最初に歯内療法専門医を頼った方がいいと思います。
細い神経管は一度治療でレッジという傷を入れると、元の根管が見つけにくくなるので、最初から専門医を頼った方がいいでしょうね。
細い神経管の一例です。
http://eedental.jp/ee_diary/2020/08/post-2097.html
おだいじに
回答2
回答3
顕微鏡歯科シバタ(名古屋市守山区大森)の柴田です。
回答日時:2022-04-21 08:19:30
>神経がなくなっている、という事は、神経を取った歯と同じ状態になっていると思うと、かなりショックでした。
神経をとるためには歯冠部に穴を開けた後根管を拡大すると思います。
となるとかなりの歯質がなくなると思います。
神経がなくなるほど細くなるという事は根管に歯質が、添加される事だと思います。
つまり歯質が増えてある意味逆に丈夫になるのだと思います。
神経をとるためには歯冠部に穴を開けた後根管を拡大すると思います。
となるとかなりの歯質がなくなると思います。
神経がなくなるほど細くなるという事は根管に歯質が、添加される事だと思います。
つまり歯質が増えてある意味逆に丈夫になるのだと思います。
相談者からの返信
相談者:
WILL5さん
返信日時:2022-04-21 15:14:31
相談者からの返信
相談者:
WILL5さん
返信日時:2022-04-21 15:19:07
森川先生、返信ありがとうございました。
昼間の歯の接触はないですが、寝ている時はどうしても噛みしめてしまっているので、ナイトガードをしています。
ナイトガードをしなくてもいいようになるのが一番いいとは思っていますが、今のところまだ難しいです。
ありがとうございました。
昼間の歯の接触はないですが、寝ている時はどうしても噛みしめてしまっているので、ナイトガードをしています。
ナイトガードをしなくてもいいようになるのが一番いいとは思っていますが、今のところまだ難しいです。
ありがとうございました。
相談者からの返信
相談者:
WILL5さん
返信日時:2022-04-21 15:26:09
柴田先生、返信ありがとうございました。
神経がなくなるほど細くなる、ということは、根管に歯質が添加される、つまり歯質が増えてある意味逆に丈夫になるのだと思う、との事に、本当に安心いたしました。
過度に心配することはないのですね。
自分の歯を大切に、これからもしっかりメンテナンスをやっていこうと思っています。
ありがとうございました。
神経がなくなるほど細くなる、ということは、根管に歯質が添加される、つまり歯質が増えてある意味逆に丈夫になるのだと思う、との事に、本当に安心いたしました。
過度に心配することはないのですね。
自分の歯を大切に、これからもしっかりメンテナンスをやっていこうと思っています。
ありがとうございました。
タイトル | 前歯の歯髄が石灰化し、ほとんど神経がなくなっていると言われました |
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質問者 | WILL5さん |
地域 | 非公開 |
年齢 | 62歳 |
性別 | 女性 |
職業 | 非公開 |
カテゴリ | 根の病気・異常その他 |
回答者 |
|
- 上記書き込みの内容は、回答当時のものです。
- 歯科医療は日々発展しますので、回答者の考え方が変わることもあります。
- 保険改正により、保険制度や保険点数が変わっていることもありますのでご注意ください。