ブリッジとインプラント、メリットとデメリットは?

相談者: ZQさん (47歳:女性)
投稿日時:2022-08-24 17:57:31
家族(46歳男性)の相談です。

過去の治療にて、左下7番の治療(具体的には不明)を行い、左下6・7・8番でブリッジを入れております。

現在その7番は、レントゲン上で亀裂が確認出来るようで、抜歯し再度ブリッジ。
若しくはインプラントの選択肢を提案されています。

これまで時々、鈍痛もあったようですが現段階では痛みがないので痛みが発生した段階でどちらかの選択肢で治療すれば良いよう指導されたようです。



そこで質問です。
既に削ってしまっている箇所(左下6・8番)の保存について。
ブリッジを選択した場合、再度、削るデメリットがあるとのことですが、インプラントを選択した場合でも既に削ってしまったいる歯の保存となると、補填→虫歯のリスクが上がると思われるのですが如何でしょうか。


また価格以外のメリット・デメリットの見解も聞きたいです。
ブリッジが安価以外にメリットとして考えられる事、インプラントは高価以外にデメリットがとして考えられる事、以上になります。

どうぞ宜しくお願い致します。


回答 回答1
  • 回答者
船橋歯科医院(岡山市北区)の船橋です。
回答日時:2022-08-24 18:39:20
こんにちは。

代理の方による相談は基本的に受け付けておりませんから、ぜひご本人からご相談いただき間違いが少ない内容で回答させていただきたいと思います。



一般的には、678ブリッジでは7番は欠損部位に当たり既に歯はないはずです。
ないはずの7番にヒビは入りませんから、連結冠だったのでしょうか??

とりあえず、678が全てフルクラウンで繋がっているとして、7番抜歯になるならば、通常は678ブリッジになると思います。
既に68はフルクラウン形態に削られていますから、それで良いと思います。


インプラントにすれば骨がなくならず歯茎の連続性が保てるでしょうが、オペが必要ですし、半年くらい思い切って噛めない場合があると思います。
早く噛みたい方は多いですから一般的にはブリッジにされます。

前後の歯に負担を生じたくないとか、歯がまだ削られていないならばインプラントを選択される人が増えていると思います。

ブリッジは保険適用ですが、インプラントは適用されませんから高額になります。


インプラントは適用できない方もおられます。
ヘビースモーカーや、糖尿病や管理不十分な歯周病があれば勧められずやめておくように歯科医から言われるでしょう。

1人の専門家がこの回答を支持しています  
相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: ZQさん
返信日時:2022-08-25 10:46:09
船橋先生、
ご回答頂き有難うございます。


代理質問が禁じられているのは存じ上げませんでした。
他の投稿者もされていましたので、家族本人と相談内容をまとめ、こちらとしては正直に年齢等を記載することで、相談対象が分かりやすく努めたつもりでした。
申し訳ありません。


本人はずっとブリッジだと思っていたようで、「連結冠」というワードは初めて知り勉強になりました。

過去引越が多く、かかりつけ医でないので治療詳細も分からず、現在相談している医師は、今すぐならインプラントを推奨したようで、ただ家族でインプラントをした経験もなく、珍しく不安がっていましたし、私もインプラント適応条件等について知りたく、こちらへ質問投稿させて頂きました。

とても具体的なご回答を頂き、参考にさせて頂きます。



またこの延長線で質問をして良いのか躊躇しますが、よく専門医(例えば歯内療法学会所属等)という括りを拝見しますが、ブリッジ専門医(若しくは得意)インプラント専門(若しくは得意)とされる医師の資格・免許等がございましたら知りたいです。

どうぞ宜しくお願い致します。
回答 回答2
  • 回答者
回答日時:2022-08-25 13:34:06
亀裂が入っているなら早めに抜歯した方が後々のブリッジインプラントに悪影響しないと思います。


インプラントの学会はいくつかあり専門医とか認定医とか指導医とか資格を持ったところが見つかると思います。

ただ資格があるから安心と言えない場合もありますので。
インプラント関連ではない別の学会ですが、最近テレビでとんでもない指導医がいる事に気がつきました。

相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: ZQさん
返信日時:2022-08-25 19:48:39
柴田先生、
ご助言頂き有難うございます。


いつも歯科医選択に頭を悩ませます。
実際に施術して頂かないと医師のスキルや性分は分からず、過去大きな失敗もあるので最大のストレスです。

以前テレビで、カメラで口腔内撮影する歯科医は信用出来るような見解も聞いたことがありますが、探すうえで他に注目すべきワードがございましたら是非知りたいです。

どうぞ宜しくお願い致します。
回答 回答3
  • 回答者
船橋歯科医院(岡山市北区)の船橋です。
回答日時:2022-08-26 13:11:27
>カメラで口腔内撮影する歯科医は信用出来るような見解も聞いたことがありますが、

カメラで口腔内撮影する必要性が保険診療であるのは、かかりつけ強化型歯科診療所の指定を受けてエナメル質初期う蝕の管理を算定している歯科医院だと思います。

自費治療の場合は多くのケースで記録を残していると思います。


一般的な保険診療で当該のご年齢で口腔内撮影を行ってくれる歯科医院がどれくらいあるのか?が不明です。

自費診療と保険診療を混同してよい歯科医院の目安に口腔内撮影を挙げられるのは難しいので、それを目安にされるならばか強診の歯科医院になるのかもしれませんね。
その場合、登録があると思います。



>探すうえで他に注目すべきワードがございましたら是非知りたいです。

すべての歯科医院に技術的に得手不得手がありますから、すべてのケースに当てはまる技術的なキーワードはないと思います。

雰囲気が良いとか話しやすいとか説明を厭わずよくしてくれるとか、いつ行っても綺麗とか、応対がなどは技術に関わりませんからどのケースでも一定の目安になると思います。


技術に関しては、どの歯科医にとっても非常にわかりづらいですから、紹介してみてもよい治療を受けられなかったと逆にお叱りを受ける場合もしばしばあります。
それくらいわからないものだと思います。


最後は相性で結局はご本人の満足度でしょう。
治療は難しいケースも多々混在しますから失敗しても理由と過程に納得が出来れば、次のステージングに不満なく進めるものと想像しますので歯科医に誠意があることが大切でしょう。

誠意をもって治療に臨もうとすると余裕が必要ですから時間枠がタイトな歯科医院は止めておくほうが良いように想像します。
(治療の結果を急ぎ過ぎない事ですね)

相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: ZQさん
返信日時:2022-08-26 18:45:01
船橋先生、
ご回答有難うございます。


お答えし難い質問内容にも関わらず、とても大切な目安を教えて頂けたと思います。
口腔内撮影についても細かく分かれているのですね。

先生方のご助言を参考に探してみたいと思います。
回答 回答4
  • 回答者
回答日時:2022-08-30 12:12:17
ブリッジからインプラントにする場合に、ブリッジを全部除去する場合もありますし、ブリッジの中央のポンティクと呼ばれる義歯部分のみを除去する場合もあります。

その場合には、ブリッジの前後の歯は再治療をしませんので現在のクラウンのままで使うことになります。



さて、ブリッジとインプラントの利点と欠点ですが、

●ブリッジの利点
・外科治療を伴わないことが多い
・治療期間が短い
・歴史的にはインプラントより長い

といったことが挙げられるでしょう


●ブリッジの欠点
・清掃性が悪いので、前後の歯が虫歯歯周病になるリスクが高い
・力学的に、前後の歯への負担が大きい
・将来、支台の歯に問題が起きたときには、前後の歯も失ってしまうことが多く、欠損部が大きくなってしまうことがある。

となります。


インプラントの利点欠点は、これの逆になると考えてもらうといいかもしれません

相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: ZQさん
返信日時:2022-08-30 19:16:10
タカタ先生、
ご回答有難うございます。


ポンティック部分を取り除きブリッジ前後のクラウンを残す方法もあるのですね。
インプラントの場合は有効そうですね。

ご回答頂いたメリット・デメリットを踏まえ、歯科医探ししてみようと思います。



タイトル ブリッジとインプラント、メリットとデメリットは?
質問者 ZQさん
地域 非公開
年齢 47歳
性別 女性
職業 非公開
カテゴリ インプラント治療法
ブリッジ治療法
回答者




  • 上記書き込みの内容は、回答当時のものです。
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  • 保険改正により、保険制度や保険点数が変わっていることもありますのでご注意ください。

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