FAPホワイトニングについて興味があります

相談者: きょうとさん (38歳:男性)
投稿日時:2022-09-19 01:47:05
こんにちは。

FAPホワイトニングに興味があります。

タッチアップは考えておらず、気に入った白さになればそこでホワイトニングを止める予定です。

興味でホワイトニングをするのですが、ホワイトニング効果が切れた後も過去にホワイトニングをした事のアドバンテージがあればいいなと思っての質問です。

FAPホワイトニングは、他のホワイトニングと違い歯をコーティングして白くすると聞きました。

そこで質問なのですが、本来なら年数と共に日常生活のあらゆる刺激で自前のエナメル質が傷つく、減少する所がFAPホワイトニングの効果が続いている間は歯がコーティングされているので、年月が経つにつれての外部からの口腔内における刺激による自前のエナメル質の傷や、損失具合を減少できる可能性はあるのでしょうか?

FAPホワイトニングの効果がなくなる=コーティングが剥がれる=コーティングが剥がれる程の日常的な刺激。
なので効果がある間は、エナメル質をFAPホワイトニングが守ってくれて、ダメージが蓄積するとコーティングが剥がれるという認識で良いでしょうか?

それともコーティングなんかなくても、自前の歯には再石灰化があるので咬合部以外のエナメル質が薄くなる事なんてないのでしょうか?


回答 回答1
  • 回答者
回答日時:2022-09-19 08:31:10
FAPホワイトニングは、1990年代に発表されたホワイトニング方法で、過酸化水素とフッ素アパタイト、リン酸を使用して行います。
過酸化水素と一緒にフッ素とアパタイトを使用することで、フッ化アパタイトが歯に沈着しやすくしていると思います。

1990年代は、酸性のオフィスホワイトニング剤を使用することが多かったのですが、最近では研究も進んで、ホワイトニング後にフッ素やアパタイトを使用して歯を強化することが普通になっています。

FAPホワイトニングの歯の表面のフッ化アパタイトの持続期間が他のホワイトニングに比べて永いかどうかはわかりません(論文もなかったと思います)。
詳しいことはCAPシステム同様に扱っている歯科医院かメーカーに、問い合わせていただいたほうがいいと思います。

相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: きょうとさん
返信日時:2022-09-21 01:43:21
TSUBAKI先生こんにちは。

過去に先生方に相談して、ホワイトニングに興味が出てやってみる事にしました。
FAPホワイトニングについて今通える範囲のいくつかの歯科に説明を受けているのですが、魅力的な説明で本当かどうか自分では判断しかねるので、こちらで参考までにいくつか質問させてください。


1.FAPホワイトニングは後戻りしないとどこも言っているのですが、FAPホワイトニングをすればその後、年月が経ってもタッチアップなしでも本来の自前の歯より白いなんてありえると思いますか?

例えばFAPホワイトニングをして10年後、歯が変色してきたが何もしていなかったら本来の自前の歯はもっと変色しているみたいな、過去にFAPホワイトニングをしたアドバンテージ、効果がずっと続く‥みたいな。

FAPホワイトニング後は、新しい着色はあるにしろ何年経っても自前の歯の色に完全に後戻りする事はないというのはあればかなりいいと思うのですが、ホワイトニングは一時的な物という認識なので本当か判断できないのです。


2. 私は下の歯に上の歯が被さっているのですが、FAPホワイトニングをしていない上の歯の裏側が、FAPホワイトニングで強化された下側の歯の表面と接触した際に摩耗しやすい、歯並びに影響する可能性は少しでもあるのでしょうか?


3.FAPホワイトニングの施術自体は一時的な歯のダメージがあると思うのですが、長期的な目で見ると、FAPホワイトニングは何もしないより歯の寿命を延ばす、歯に良いのでしょうか?
またホワイトニングによって、不可逆的なダメージがある可能性はありますか?


4.c-apシステムとFAPホワイトニングは、同じ様に思えるのですが、何が違うのでしょうか?
また、c-apシステムとFAPホワイトニングは、併用しても問題ないと思いますか?
回答 回答2
  • 回答者
回答日時:2022-09-21 09:32:05
FAPホワイトニングは、開発当時の初期のホワイトニングを基準としているようです。

初期のホワイトニングは酸性だったため、歯の表面が脱灰して凸凹になっていました。
FAPホワイトニングはすぐに再石灰化するため、この凸凹がなく色戻りが遅いという説明になっています。

ただ現在の大手メーカーから発売されているほとんどのホワイトニング剤は、中性にしてから使用するため、この脱灰自体がほとんど起こりません(ただし歯科医師が自分で調合するタイプのホワイトニングは酸性のものがあります)。

なおエナメル質表面の一時的な色戻りは遅くなっても、歯の深部の色戻りを完全に防ぐことはできません。
FAPホワイトニングのHPでも、タッチアップの必要がある旨の記載があります。

ホワイトニング後にできるフッ化アパタイトの層は数ミクロンです。
歯の表面は一時的に石灰化しても何もしなければ日常的な飲食や歯磨き歯のクリーニングなどによってフッ化アパタイトの層はなくなってきます。

フッ化アパタイトの層を維持するには日常的にフッ素を使用するなど、継続的なケアが必要です。
また接触する歯が削れたり、歯並びが変わってしまうなどの硬度はありません。

適切な方法で行えばホワイトニングによって、不可逆的なダメージはありません。
なおFAPホワイトニングで歯の強化はできる可能性はありますが、歯の寿命が延びるかどうかはわかりません。

ちなみに前回の回答でも申し上げましたが、一般的なオフィスホワイトニングでも歯質が強化されることがわかっています。

なお申し訳ありませんが、capシステムとFAPホワイトニングの違いにつきましては、はっきりと申し上げることができません。

歯の強化という点では、どのオフィスホワイトニングでもあまり変わらないと思います。




タイトル FAPホワイトニングについて興味があります
質問者 きょうとさん
地域 東京都下
年齢 38歳
性別 男性
職業 会社員(管理職)
カテゴリ ホワイトニング治療法
専門的な質問その他
回答者




  • 上記書き込みの内容は、回答当時のものです。
  • 歯科医療は日々発展しますので、回答者の考え方が変わることもあります。
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