インレー下の虫歯の診断と治療開始の基準について

相談者: さち3さん (49歳:女性)
投稿日時:2023-07-16 16:01:58
銀の詰め物の下の虫歯の判断と、治療開始のタイミングについて教えてください。
子供の頃詰めた銀の詰め物のある歯(前から6番目の番)について、横から見ると黒い場所があります。

歯医者にメンテナンスに行くと、ダイアグノデントペンを使って、その数値から(35くらいで数年経過中)虫歯だが、数値は急に増えたりしてないので、まだ治療しなくてよいと言います。

ダイアグノデントペンは銀の詰め物の下の判断はできないとネットでみたのですが、何らかの判断材料になりうるのでしょうか。
次回は歯科医にお願いして、レントゲンも撮って貰う予定ですが、治療開始の基準は何でしょうか。
虫歯っぽくても進行している感じなら経過観察でよいのでしょうか。

詰め物の下なので、削るとなるとけっこう削るのかなと思うと、経過観察したいような、進行してからでは遅いから虫歯なら早めに治療がいいような、と判断がつかずにいます。アドバイスなどいただければと思っています。

どうぞよろしくお願いいたします。
[過去のご相談]


回答 回答1
  • 回答者
船橋歯科医院(岡山市北区)の船橋です。
回答日時:2023-07-16 16:25:55
こんにちは。
詰め物の下の虫歯は外してみなければ基本的にわからないです。

レントゲン検査も銀歯の下は見えません。
レントゲン遮蔽部の影になりますからね。

やり変えにはリスクは付きものですが、運が良ければ虫歯がほぼ無い事を確認後、セメントも含めてまた新品にやり直ししてもらえますね。

1人の専門家がこの回答を支持しています  
相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: さち3さん
返信日時:2023-07-16 18:53:56
船橋先生

お休みにもかかわらず、ご回答ありがとうございます。

ご相談させていただいたケースの場合、船橋先生でしたら、開けてみて確認するのがよいと判断されますでしょうか。

削ると当然歯は少なくなっていきますし、進行が止まっているのならそのまま置いておけばよいかもしれないですが、放置して気づいたら神経に達していたとかも嫌ですし、どう判断すべきか、悩んでいます。
回答 回答2
  • 回答者
船橋歯科医院(岡山市北区)の船橋です。
回答日時:2023-07-16 20:35:49
歯科医にとっても悩ましい為経過観察が続いているのでしょう。

痛みが無い歯に治療をして痛みが出て抜髄に進まざるを得なくなると信頼を失いますし、治療も面倒ですからね。

〉削ると当然歯は少なくなっていきますし

治療で痛みがでなければ、虫歯の再アプローチではすでに大きな窩洞を開けてありますから、虫歯部のみ除去し裏層したら再度修復物で蓋をするだけという場合が多いと思います。
ですから健康な歯質は少なくならない可能性があると思います。


〉放置して気づいたら神経に達していたとかも嫌ですし、

放置ではなく管理下にいて経過観察し続ける事になるのでしょう。

相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: さち3さん
返信日時:2023-07-17 17:11:28
何度もありがとうございます。

「治療で痛みがでなければ、虫歯の・・・」のあたりがよくわからなかったので教えてください。

インレーが入った治療済の歯ならすでに前回の治療時に削った穴があるから虫歯がひどくなければ大きな穴を空けることはないということでしょうか。

詰め物をはずすだけでも結構削るイメージでしたが、それは大したことないということでしょうか。

(以前、どこかで、6回治療で削るとその歯はもう抜歯しかなくなると見た気がします)

あと、「管理下にいて経過観察し続ける」場合、治療を始めるタイミングは何でしょうか。

以前、詰め物の下の虫歯を医師の指示の元経過観察していて、結局抜髄になった歯があり、タイミングがわからないのです。
回答 回答3
  • 回答者
船橋歯科医院(岡山市北区)の船橋です。
回答日時:2023-07-17 22:16:55
虫歯の進行にはパターンがあり、エナメル質から象牙質の変わり目部(エナメル-象牙境)で横にどんどん広がります。
それより深くなると「う蝕円錐」で虫歯の基本的な形を検索して確認してみればわかりますが、象牙細管の走行に沿って虫歯が進むのが基本になります。

1度目の虫歯治療では目に見える穴は小さくても内部で虫歯が横に横に広がっていますからかなり削られちゃったイメージを持たれる事になります。
インレーなど銀歯治療ではさらに予防拡大という形成のお約束を守る必要もありますから、基礎的な虫歯の形態について知らない一般の方では、かなり削られたとショックを受けられる事もありますが、それが基本治療になります。

今回は、銀歯治療の下からの虫歯の進行という事ですから銀歯の銀部分を削り取り裏装材を削り取ればすでに割と大きな前回の治療時の穴が出てくるので、見やすいし治療しやすいのでは?と思います。

治療の度にどんどん健康な歯質部分も失って行く人は、別の部位からも穴が空いていて2個の虫歯の起点が繋がっているタイプでしょうね。
つまり、虫歯と縁が切れない生活に陥っている人でしょう。

そういうタイプにならないように食生活を変えたり生活習慣を見直したりしていただくよう指導することも管理に入っています。

相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: さち3さん
返信日時:2023-07-18 08:44:02
船橋先生

丁寧に説明していただき、ありがとうございます。
治療開始時に虫歯がひどくなければ最初の治療よりは削る部分は少ない感じになりそうということですね。

ありがとうございます。
明日診察なので、担当医とよく相談してみます。



タイトル インレー下の虫歯の診断と治療開始の基準について
質問者 さち3さん
地域 非公開
年齢 49歳
性別 女性
職業 非公開
カテゴリ 虫歯治療
詰め物の下の虫歯(二次カリエス)
二次カリエス(2次的な虫歯)
回答者




  • 上記書き込みの内容は、回答当時のものです。
  • 歯科医療は日々発展しますので、回答者の考え方が変わることもあります。
  • 保険改正により、保険制度や保険点数が変わっていることもありますのでご注意ください。

歯磨きをしても虫歯になる原因 デンタルフロスは効果無し? 歯ブラシとデンタルフロスどっちが先? 歯科衛生士が就職前に絶対に知っておきたい

Total total   今日 今日   昨日 昨日  
現在 人が閲覧中