銀歯からジルコニアクラウンにしたが合わない

相談者: ふふふさん (52歳:女性)
投稿日時:2025-03-26 15:34:13
15年くらい前に神経を取って銀歯を被せた右下6番についてです。


歯茎が下がり隙間もでき、7番との間にフロスを通すと、とても痛むことがあり、歯間ブラシを通してても違和感があったので、大切にしたくジルコニアクラウンに替える治療をしました。

金属の土台は、そのままで処置。


出来上がったジルコニアクラウンは高さが低く、噛みづらくて食事は美味しくなかったです。
(もちろん低いので先生の調整は無し)

そして頬側は歯と歯茎の境目に、少し隙間がある所と、ぴったりの部分があり、舌側は歯茎が下がったままの状態に見えました。



白い被せものにしたかったのもありますが、歯と歯茎の境目が気になって治療をお願いしたので、先生に相談しました。

先生いわく

「隙間は無いですよ。
(歯の図を書いて説明)
この被せ物と歯茎の境目をピッタリにすると歯茎が腫れやすい傾向にあるので、わざとそうしてます。」

わかるようで、わかりません。


右上の4番と5番も抜髄しジルコニアクラウンを被せていただきましたが、ピッタリでした。

歯茎の痛みに苦しんだことがあり歯磨きは時間をかけて頑張っていますが、段差には汚れが溜まりやすそうな気がしてしまって。


先生には被せ物と歯茎の境目はピッタリを希望しました。
高さも低かったので少し高めで作成して頂いて、調整して下さい。
とお願いしました。

「では、少し歯を削ってピッタリに合わせますね」

再度、型取りしてもらい出来上がったら頬側はピッタリで舌側はそのままでした。
高さも一部少し高めで、低めでした。


舌側もピッタリで、高さも全体的に…と心苦しいながら伝えると

「最初から希望聞いとけば良かったですねぇ!」

イライラしながら言いまた舌側を削り、型取りしました。
助手に「アルジネート」と指示。


今まで2回はシリコンで青い素材でしたが今回は口の中から出てきた型取りのカスはピンクでした。
保険の型取りと同じになった。と落ち込みました。

型取りの時間はシリコンと同じ5分。
助手の方が、何度引っ張っても取れなくて先生を呼んで取ってもらいました。


引っ張りたおした上にアルジネート。

出来上がったものは、付けた日から歯茎が全体的に押される感じで痛く、2日後7番との間にフロスを通し6番の歯に沿わせるように動かしたら、出血しセメントのようなものが少しついてました。
物凄く痛かったです。

フロスを動かすとザラザラしてます。
段差も感じます
そして、深くフロスが入ります。

明らかにやり直す前の被せ物とは違い、付け心地が悪いです。


痛い事をを先生に説明しましたが、診ても原因は「わからない」と言うことでした。



もう私自身、精神的に限界だったので一旦、お支払いはするので、もう一度やり直して欲しい旨、伝えました。
ですが

「これは責任持って、合うまで、やらせて下さい!費用のことは全く気にしなくて良いので!」

と色々物凄く聞こえの良いことを色々言われました。
希望は全て叶えたいので、紙に書いてきて下さい!と言うので、後日全体的に高めで調整して欲しいことと、形を少し丸めにあと、シリコン印象希望で費用は別途お支払いする旨書いた紙を渡しました。


すると

「精度を上げるため、3Dスキャナーで撮って技工士に高さを上げたい所を説明したい」

と言ってスキャナーで型取り、シリコン印象については前に取ったシリコンの型取りを見せきて

「うちは保険外は全てシリコンですよ。
高さと形だけなら前の型取り使えるので」

もう何も言えませんでした。
また付け心地の悪いものが出来上がる…そう思うと心底落ち込みました。


若い頃は費用がなく銀歯の被せ物ばかりしてきましたが、付けて痛いとか無かったのに…
フロスで痛いも解消出来そうにありません。

やはり歯と歯茎の境目は、ピッタリさせず妥協した方が良かったのでしょうか…


右上の4番と5番の抜髄して、ジルコニアを被せた歯の具合も悪いので(コレも悩んでるので別スレで相談したいです)、出来上がっても当分は仮付け予定です。

私はどうしたら良かったのか…
色々考えて精神的に参ってます。


回答 回答1
  • 回答者
船橋歯科医院(岡山市北区)の船橋です。
回答日時:2025-03-26 16:28:25
こんにちは。


一番楽で確実で精度が良い間違いが少ない冠治療は、歯肉縁上マージンでとめておくことだと歯科医は皆知っています。
これは歯科の常識です。


歯茎と冠との間に形成していないご本人の健全な歯質が見えている治療が一番楽で間違いようがない冠治療です。

歯肉縁上マージン(形成ラインが歯肉縁よりもずっと上に見える位置にある)で、形成を止めておけば形成時に歯茎からの出血もありませんし、型取りの際滲出液で印象面が荒れたり途切れたりすることもありませんからね。

また削っていない歯面と冠との段差の目視確認も簡単ですし、余剰セメントの取り残しも起きませんし、余剰セメントも綺麗に取れます。

それに型取り時の歯肉圧排も要りませんし、なんならそれこそ寒天アルジネート印象でも良いかというぐらいです。

そういう縁上マージンは単純な冠治療になるのでできるだけご本人の歯質を深く削り取らなくてすみ、一見患者さんからすれば中途半端なような冠治療の方が良い治療に繋がって行きやすい士誰でも容易に良い治療ができます。



ところが、種々の条件によって深い部分まで形成を行わなければいけないという場合が生じてきます。

例えば歯冠長が短くて冠の維持や必要な修復物の厚みが取れないケース

(この場合は、健全で形成されていない外周が残っていれば昨今ではポストクラウン、エンドクラウンという名称で成功する接着修復治療の一種としてCAD/CAMブロックでの治療では保険適用になっていたりします(誰が治療しても失敗が少ない治療)

や、そもそも健全な歯質の外周が虫歯や前の治療でなくなってしまっているケースや、歯茎が下がったからその隙間を冠で埋めてできるだけなくして欲しいというような冠で歯冠形態を変えてほしいという要望がある場合や、自分の歯の色を見せたくないから審美的に歯を大きく削って綺麗な修復物にそっくり置換して欲しいという要望があった場合などなど。


そういう形も変えて欲しい、色も白に変えて欲しい、自分の歯はすっかり見えないようにして欲しいという治療結果を望まれますとどんどん冠治療の難易度は高くなって行きますから、歯科医も徹底的にご要望にお答えするために頑張らせていただきますというような事にどんどんなっていきます。
それが今回なのかなと感じました。


要望されたことがどんどん難易度を高めて行かれた結果今があるということをぜひお知りおきいただきまして、おかかりの歯科医がご要望を満たすために頑張りますと言ってくれているのですから、しっかり頑張って貰えば良いのではないかと思います。

きちんと必要な追加費用は支払うとお伝えになっているようですから歯科医も安心して頑張れますしね。


すでにこうなっては(すでに形成が深くなっているのでしょうから)後戻りできないのではないかと思いますから、患者さんご自身が行えることはないので色々考えても仕方ないと思いますので、歯科医に満足な出来になるまで頑張ってもらうのが良いと思います。



ただ、歯茎を削ったり歯茎を圧迫することも治療により生じるものと思いますから、すぐに良い状態になることをお求めになるのではなく治療後や仮歯でのメンテナンスを経験して徐々に受け入れられる状態に落ち着いていくという多少長い目での治療になっていくのかもしれませんね。

歯は硬組織ですからそこだけの治療であればすぐに治ってよかったという事になりますが、歯茎にかかってくればくるほど軟組織が関わってきますから歯周治療の要素が入ってきますから馴染むのに時間がかかったりすると思います。

相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: ふふふさん
返信日時:2025-03-30 19:56:49
お忙しい中、ありがとうございました



タイトル 銀歯からジルコニアクラウンにしたが合わない
質問者 ふふふさん
地域 非公開
年齢 52歳
性別 女性
職業 非公開
カテゴリ クラウン(差し歯・被せ)のトラブル
ジルコニアクラウン
クラウン(被せ物)の隙間・適合
回答者




  • 上記書き込みの内容は、回答当時のものです。
  • 歯科医療は日々発展しますので、回答者の考え方が変わることもあります。
  • 保険改正により、保険制度や保険点数が変わっていることもありますのでご注意ください。

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