食後の歯磨きのタイミングと、予防に力を入れている歯科医院の見つけ方

相談者: チョココロネさん (19歳:男性)
投稿日時:2008-01-01 20:15:08
明けましておめでとうございます。
昨年は色々と質問させていただき有難うございました。
今年も宜しくお願いします。

お忙しい中申し訳ありませんが、歯磨きをするタイミングについて質問させて下さい。

以前別の方への解答で渡部先生が「食後すぐの歯磨きはよくない」とおっしゃっていましたが、歯磨きは食後どのタイミングですれば良いのでしょうか?

また、他のサイトや本では食後3分以内に歯磨きをするのが良いと書かれていましたが、どれが本当に正しいのでしょうか?

決して渡部先生を疑っているわけではありませんが、色々な先生方の意見を聞きたい、また自分に合った予防がしたいと思い質問させていただきました。

因みに、現在の口内の状態はC1虫歯(まだ削る必要はないと言われた)が8ヶ所と白濁が10箇所あります。

(担当の先生も気付かなかったかなり良く見ないと分からない虫や抜く予定の親知らずも含めます)

レジンで治療済みの歯は5本あります。
(うち一本は抜く予定の親知らず)

また、以前オーバーブラッシングで全体的に歯茎が3ミリほど下がってしまい、根が見えている部分もあります。

今は食後即歯磨きをしています。

急ぎではないので、先生方のお時間がある時で結構ですので宜しくお願いします。

田尾先生、「歯科医院検索システム」の公開頑張って下さい。
歯チャンネルが日本の歯科分野での革命を起こしてくれることを願っています。


回答 回答1
  • 回答者
回答日時:2008-01-01 21:41:34
明けましておめでとうございます。


虫歯予防の観点から言えば、できれば5分以内が理想的でしょう。

根拠:何もしなければ、食後平均10分程度で、pHは最低に下がり、その後ゆっくりpHが回復してきます。

そのため早くすればそれだけ、の表面が脱灰するチャンスが少なくなります。


渡邊先生の言っていた、食後すぐに歯磨きしないというのは、歯牙酸蝕症の方の場合だと思います。

酸蝕症の場合(頻繁にすっぱい物を食べる方)は酸を摂取した直後は、酸によって歯の表面が脱灰してやわらかくなっているので、それを歯ブラシでこすると、歯が削れてしまいます。

そこで、摂取後ノンシュガーのガムや飴で、唾液を出して再石灰化を促進して後、歯磨きしましょうということです。

相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: チョココロネさん
返信日時:2008-01-02 12:54:31
小牧先生、返信有難うございます。

>何もしなければ、食後平均10分程度で、pHは最低に下がり、その後ゆっくりpHが回復してきます。

これは重曹でうがい等をした後でもやはりすぐに歯磨きをした方がいいのでしょうか?

また、自分のように初期の虫歯が多くある場合でもそうなのでしょうか?
回答 回答2
  • 回答者
回答日時:2008-01-02 17:48:11
重曹うがいが虫歯予防に効果があるのかどうかは分かっていませんから、重曹うがいにはあまり頼らないほうがいいかな〜と思いますよ。

⇒参考:重曹うがいについて


僕は個人的には食後すぐの歯磨きよりも、最低1日1回の徹底した歯磨きを行って頂くことをお勧めしています。

実は僕も「3・3・3」(1日3回食後3分以内に3分間歯磨きをする)をやっていたことがあるのですが、僕にはとてもしんどくて続きませんでした…。

また理論上は、プラーク歯垢)が形成され始めてから実際に虫歯歯周病の原因になるような成熟したプラークになるまで24〜48時間かかりますから、1日1回徹底したプラークコントロールを行えば、虫は歯周病は予防できるはずです。

しかし、どんなに頑張ってプラークコントロールを行ってもプラークを0にすることは不可能なので(必ず磨き残しはできる)、

フッ素の利用
・食事時間の工夫
・歯磨きのタイミング

などを、出来る範囲で組み合わせていくというのが良いかな〜と思っています。
(フッ素は必須ですけどね)

⇒参考:虫歯の予防法

回答 回答3
  • 回答者
回答日時:2008-01-02 18:47:01
こんにちは。

小牧先生のおっしゃった様に、

>渡邊先生の言っていた、食後すぐに歯磨きしないというのは、歯牙酸蝕症の方の場合だと思います。

です。

そして私自身も食後すぐに磨くことの方が多いということも書いたことがありますよ?

誤字・脱字・変な日本語も多いですが、それでも各先生ともに、結構気を遣って文章を作成しています。

誤解のない様、本年もよろしくお願いしますね^^;

回答 回答4
  • 回答者
回答日時:2008-01-03 01:52:46
田尾先生のおっしゃるとおり、重曹はお勧めしません。

私が先に述べたpHの変化は歯垢の中の変化で、重曹でうがいをしても、口の中全体に影響はあるかもしれませんが、垢の中はほとんど影響ありません。


ただ、田尾先生と意見が違うのは全般的な予防法についてです。

田尾先生のおっしゃっていることは、一般的な予防方法として、ほとんどの人に当てはまると思います。

しかし、虫歯になりやすい人(私的な感覚として、日本人の場合10%ぐらいはいるのではないこと思います)には適用されません。

虫歯になりやすい人に必要なことは、まず1番として、虫歯予防に明るいかかりつけの歯科医を持つこと。

そして、経過を観察しながら、一人一人に合った予防方法を見つけていくことだと思います。

虫歯になりやすい人に、一律に適用できる予防方法はありません。


虫歯になりやすいなら、歯医者にかかる時間と費用を惜しまないことです。
予防も治療と同じぐらい、時間とお金がかかります。

予防にコストをかけるか、悪くなってから、治療にコストをかけるかでしょう。


早くいい先生にめぐり合えるといいですね。

相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: チョココロネさん
返信日時:2008-01-03 15:20:46
先生方、返信有難うございます。

渡部先生、自分の勘違いが先生のミスを指摘したような形になってしまい申し訳ありません。やはり食後すぐに磨いた方がいいみたいですね。

勿論食後すぐに歯磨きをしますが、少し気になった事があるので教えて下さい。

歯垢のpHが低下するのが虫歯の原因であれば、田尾先生のおっしゃっていた「プラークが虫歯周病の原因になるのに24時間〜48時間掛かる」というのはどういう意味なのでしょうか?

歯石になれば原因になるということでしょうか?
回答 回答5
  • 回答者
回答日時:2008-01-03 21:55:53
渡部先生ではなくて、渡辺先生ですからね^^;

>田尾先生のおっしゃっていた「プラーク虫歯歯周病の原因になるのに24時間〜48時間掛かる」というのはどういう意味なのでしょうか?

ちょっと専門的になりますが…
プラークの形成から虫ができるまでには、

1.付着(細菌が歯に引っ付く)
2.凝集(細菌が集まってくる)
3.酸(細菌が酸を作る)
4.脱灰(歯が溶かされる)

というステップがあります。

お口の中の細菌がいきなり酸を作って歯を溶かすわけではなく、プラークが形成されてそれが成熟して、初めて虫歯の原因となる「悪いプラーク」になるわけです。

それが大体、24〜48時間かかるということですね。
こちらも参考にどうぞ。

⇒参考:歯磨き後、またすぐに歯垢(プラーク)が付くのは異常ですか?


ちなみに渡部先生ではなくて、渡辺先生ですからね^^;

相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: チョココロネさん
返信日時:2008-01-04 16:32:16
田尾先生、返信有難うございます。

>お口の中の細菌がいきなり酸を作ってを溶かすわけではなく、プラークが形成されてそれが成熟して、初めて虫歯の原因となる「悪いプラーク」になるわけです。

ということは、食後すぐにpHが低下してもそれ自体は虫歯の原因にはならないということでしょうか?

また、これは自分のように既に虫歯が出来ていたとしても同じことなのでしょうか?

渡辺先生、申し訳ありません。
何も考えずに変換を信用してました…。
回答 回答6
  • 回答者
回答日時:2008-01-09 01:12:53
虫歯になるかどうかはもの凄く単純に説明すると、「が溶かされるスピード」と「歯の再石灰化のスピード」のバランスによって決まります。

「歯が溶かされるスピード」<「歯の再石灰化のスピード」

であれば虫歯になりませんし、

「歯が溶かされるスピード」>「歯の再石灰化のスピード」

であれば虫歯ができます。

phが低下しているということは歯が溶かされているということなので、その時間が長ければ虫歯の原因になるのですが、原因はそれだけではありません。

フッ素の利用
・飲食の回数
唾液の量と質
・お口の中の細菌
歯磨きのテクニック
詰め物かぶせ物の状態

などによっても、虫歯になるかどうかは大きく変わってきます。

ですので、一般論としてはこれらの「虫歯の原因になりうる要素」を可能な限り排除することが望ましいと思います。

ただ、小牧先生もおっしゃられているように、特に虫歯になりやすい人については、やはり予防に力を入れている歯科医院へ行って、直接指導を受けることが必要だと思います。

虫歯の予防と言っても個人ではできないものもありますし、個人個人で理想的な予防法というものは変わってきますので。

相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: チョココロネさん
返信日時:2008-01-09 14:48:35
田尾先生、返信有難うございます。

脱灰再石灰化のバランスが保たれていれば多少pHが下がったところで虫歯にはならないのですね。

フッ素の利用やプラークコントロールは自分なりにはかなり頑張っているので、予防に力を入れている歯科医院を見つける努力をしたいと思います。

本当にしつこくて申し訳ありませんが最後にもう一つだけ質問させて下さい。

以前から予防と定期検診に通いたいと思い、予防に力を入れている歯科医院を探しているのですが、PMTCを行っている歯科医院が見つかりません。

一カ所だけ見つけましたが、説明があまりリーズナブルでなく不安で…。

そこでお聞きしたいのですが、PMTCを行っている科医院であれば基本的にはどこでも予防・定期検診に通っても大差無いのでしょうか?

また予防に力を入れている歯科医院を捜すコツを教えて頂ければ幸いです。

毎回しつこく質問してしまい申し訳ありません。
宜しくお願いします。
回答 回答7
  • 回答者
回答日時:2008-01-09 16:52:27
>予防に力を入れている歯科医院を捜すコツを教えて頂ければ幸いです。

一応僕なりの意見はメルマガの第7回に詳しく書いていますので、こちらをご覧下さい。

メルマガ【歯オタク育成】


あとこれに追加するとすれば、

歯科衛生士が担当性

ということでしょうか?

回答 回答8
  • 回答者
回答日時:2008-01-09 23:18:21
予防に力を入れている歯科医院を探すのは難しいですね。

私の感覚からすると、PMTCに力を入れている=予防に熱心、とはなりませんね。

PMTC自体虫歯予防効果はありません。

よく、スウェーデンのカールスタットスタディーという有名な論文を引き合いに出して、PMTCの予防効果を謳っていますが、これば読み間違い。

この論文からは、PMTC自体に予防効果があるとはいえません。
最近はPMTCで宣伝すると患者さんが集まるからという話をよく聞きます。


私のまったく個人的な意見ですが、虫歯予防に大切なことは、患者さん自身の高い意識や、正しい知識です。

次にそれをサポートする、正しい知識を持った歯科医師歯科衛生士による、説明・助言や管理でしょう。

説明・助言や管理は時間がかかりお金にはなりません。
こういったところに時間を割いてくれるような歯科医院がいいのではないかと思います。


さほど多くは無いと思いますので、気長に探してください。

相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: チョココロネさん
返信日時:2008-01-10 18:19:33
田尾先生、小牧先生、ご回答有難うございます。

田尾先生、過去のメルマガ読みました。
凄く参考になりました。
次から早速実行していこうと思います。

因みに今まで9件の歯科医院を回りましたが、担当衛生士制の所は一つも見つかりませんでした。頼んだらしてくれるのかもしれませんが…。


小牧先生、PMTC自体に虫歯予防効果は無いのですね。
知りませんでした。

がツルツルになるとプラーク歯石が付着しにくくなりそうな気もしますが…。

頑張って担当衛生士制で説明・助言・管理もしてくれるような歯科医院を見つけたいと思います。

以前通っていた歯科医院では丁寧に説明・助言・管理をしてくれて、矯正の調整の際に毎回ただでクリーニングもしてくれたのですが、先生が脳梗塞で亡くなられました。

それ以来虫歯が急増し(これは完全に今まで怠けていた自分のせいですが…)、いい歯科医院も見つからず苦労しています…。

先生方もお体には気をつけて下さい。

先生方のようないい先生に診ていただけなくなると、自分のように路頭に迷う患者が大勢出てしまいます。

今回は本当に有難うございました。
これからも予防に気をつけ自分に合った歯科医院を探したいと思います。

受験後また質問したい事があるので、その時は宜しくお願いします。



タイトル 食後の歯磨きのタイミングと、予防に力を入れている歯科医院の見つけ方
質問者 チョココロネさん
地域 非公開
年齢 19歳
性別 男性
職業 非公開
カテゴリ 虫歯予防
歯周病(歯槽膿漏)予防
歯磨きに関する疑問
歯磨き(プラークコントロール) その他
予防関連
酸蝕歯(酸蝕症)
歯医者さんの探し方・見つけ方
回答者




  • 上記書き込みの内容は、回答当時のものです。
  • 歯科医療は日々発展しますので、回答者の考え方が変わることもあります。
  • 保険改正により、保険制度や保険点数が変わっていることもありますのでご注意ください。

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