根尖病変から全身疾患の合併症を引き起こすことがあるのですか?
相談者:
香帆さん (31歳:女性)
投稿日時:2008-12-25 17:34:24
以前にも、根尖病巣のことでご相談させて頂きました。
前歯1番が差し歯で、現在の差し歯にしてから10年以上になります。
6,7年前頃より、差し歯と歯茎の間に隙間が出来てきて、歯茎の色も黒ずんでいます。
パニック障害を患っていることもあり、なかなか歯医者を受診できずにいたのですが、先日受診したところ、
「差し歯の中の土台の歯(?)が虫歯になっており、それがかなり深いところまで達していて、その先に病気を作って感染症を引き起こしています。そのため根の治療が必要で、期間も長くかかります。」
というような説明を受けました。
レントゲンを見ると、歯の先に丸い影が写っているのが見えました。
その説明から自分なりに調べたところ、恐らく根尖病巣が出来ているのだろうと思うのですが、根尖病巣について詳しく調べていると、合併症として、心内膜炎などの心臓疾患や腎臓・胃の病気などを引き起こすことがあると書かれており、とても心配になりました。
というのが、私は普段から体調不良があり、微熱や頻脈、倦怠感などがあるのですが、「亜急性心内膜炎」の症状によく似ているように思うのです。
微熱や頻脈などの体調不良は原因が分からず、自律神経失調症だろうということになっているのですが・・・。
そこで質問なのですが、根尖病巣、根尖性歯周炎などを長く放置してしまった場合、このような全身疾患の合併症を引き起こす確率というのはどれくらいあるものなのでしょうか?
前歯1番が差し歯で、現在の差し歯にしてから10年以上になります。
6,7年前頃より、差し歯と歯茎の間に隙間が出来てきて、歯茎の色も黒ずんでいます。
パニック障害を患っていることもあり、なかなか歯医者を受診できずにいたのですが、先日受診したところ、
「差し歯の中の土台の歯(?)が虫歯になっており、それがかなり深いところまで達していて、その先に病気を作って感染症を引き起こしています。そのため根の治療が必要で、期間も長くかかります。」
というような説明を受けました。
レントゲンを見ると、歯の先に丸い影が写っているのが見えました。
その説明から自分なりに調べたところ、恐らく根尖病巣が出来ているのだろうと思うのですが、根尖病巣について詳しく調べていると、合併症として、心内膜炎などの心臓疾患や腎臓・胃の病気などを引き起こすことがあると書かれており、とても心配になりました。
というのが、私は普段から体調不良があり、微熱や頻脈、倦怠感などがあるのですが、「亜急性心内膜炎」の症状によく似ているように思うのです。
微熱や頻脈などの体調不良は原因が分からず、自律神経失調症だろうということになっているのですが・・・。
そこで質問なのですが、根尖病巣、根尖性歯周炎などを長く放置してしまった場合、このような全身疾患の合併症を引き起こす確率というのはどれくらいあるものなのでしょうか?
回答1
はただデンタルクリニック(渋谷区本町)の畑田です。
回答日時:2008-12-25 17:42:20
香帆さん、こんにちは。
>根尖病巣、根尖性歯周炎などを長く放置してしまった場合、このような全身疾患の合併症を引き起こす確率というのはどれくらいあるものなのでしょうか?
ほとんどないと考えてよいと思います。
もちろん可能性はゼロではありませんが、私はそういう患者さんを診たことがありません。
やはり、免疫不全のある方やその類の薬を服用されている方、心臓の手術を受けられている方は注意をしたほうがよいでしょう。
ご参考に。
>根尖病巣、根尖性歯周炎などを長く放置してしまった場合、このような全身疾患の合併症を引き起こす確率というのはどれくらいあるものなのでしょうか?
ほとんどないと考えてよいと思います。
もちろん可能性はゼロではありませんが、私はそういう患者さんを診たことがありません。
やはり、免疫不全のある方やその類の薬を服用されている方、心臓の手術を受けられている方は注意をしたほうがよいでしょう。
ご参考に。
回答2
山田歯科医院(兵庫県姫路市)の山田です。
回答日時:2008-12-25 18:30:37
香帆さまこんばんわ。
根尖病巣の合併症を心配なさっているのですね。
私も長年この家業をやっていますが畑田先生と同じように合併症を経験したことはありません。
もちろん可能性はゼロではありませんが、全身的な基礎疾患が無くて健康な方であれば心配ないと思います。
気になったのは「6,7年前頃より、差し歯と歯茎の間に隙間が出来てきて」の部分です。
拝見したわけではないので断定は出来ませんが、最初から隙間があったのではないかなと思います。
通常、時間の経過とともに隙間が開いてくるようなことは無いでしょう。
もしそういうようなことであれば、グラグラして取れてしまっていると思います。
参考になさってください、お大事になさいませ。
根尖病巣の合併症を心配なさっているのですね。
私も長年この家業をやっていますが畑田先生と同じように合併症を経験したことはありません。
もちろん可能性はゼロではありませんが、全身的な基礎疾患が無くて健康な方であれば心配ないと思います。
気になったのは「6,7年前頃より、差し歯と歯茎の間に隙間が出来てきて」の部分です。
拝見したわけではないので断定は出来ませんが、最初から隙間があったのではないかなと思います。
通常、時間の経過とともに隙間が開いてくるようなことは無いでしょう。
もしそういうようなことであれば、グラグラして取れてしまっていると思います。
参考になさってください、お大事になさいませ。
回答3
佐藤歯科医院(大阪市北区)の佐藤です。
回答日時:2008-12-25 18:59:09
詳しい確率を書いていある論文を失念しましたが、若くて、全身に重い病気、とりわけ心臓疾患のない方だと、かなりゼロに近い確率です。
相談者からの返信
相談者:
香帆さん
返信日時:2008-12-27 13:57:34
<畑田先生へ>
畑田先生は今までそういう患者さんを診られたことがないほど、確率としては低いと考えていいのですね。
安心しました。
ご回答ありがとうございました!
<山田先生へ>
山田先生もそのような患者さんは今まで診られたことがないのですね。
最初から隙間があったのかどうかは分からないのですが、その隙間があいている歯だけの差し歯では強度が弱く、隣の健康な歯を少し削ってブリッジ(?)にしているので、隙間はあいていますが、取れていないのかもしれないと思います。
ご回答ありがとうございました!
<佐藤先生へ>
やはり、全身に重い病気などがなければ、可能性としてはかなり低いと考えていいのですね。
調べているといろいろと書かれていたので心配でしたが、安心しました。
ご回答ありがとうございました!
畑田先生は今までそういう患者さんを診られたことがないほど、確率としては低いと考えていいのですね。
安心しました。
ご回答ありがとうございました!
<山田先生へ>
山田先生もそのような患者さんは今まで診られたことがないのですね。
最初から隙間があったのかどうかは分からないのですが、その隙間があいている歯だけの差し歯では強度が弱く、隣の健康な歯を少し削ってブリッジ(?)にしているので、隙間はあいていますが、取れていないのかもしれないと思います。
ご回答ありがとうございました!
<佐藤先生へ>
やはり、全身に重い病気などがなければ、可能性としてはかなり低いと考えていいのですね。
調べているといろいろと書かれていたので心配でしたが、安心しました。
ご回答ありがとうございました!
タイトル | 根尖病変から全身疾患の合併症を引き起こすことがあるのですか? |
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質問者 | 香帆さん |
地域 | 非公開 |
年齢 | 31歳 |
性別 | 女性 |
職業 | 非公開 |
カテゴリ |
専門的な質問その他 根の病気(根尖病変・根尖病巣) 根の病気・異常その他 |
回答者 |
- 上記書き込みの内容は、回答当時のものです。
- 歯科医療は日々発展しますので、回答者の考え方が変わることもあります。
- 保険改正により、保険制度や保険点数が変わっていることもありますのでご注意ください。