1番の差し歯が根管感染し、治療が難しいと担当医から言われました

相談者: 香帆さん (32歳:女性)
投稿日時:2009-01-15 23:26:17
前歯1番の差し歯の治療のため、通院しています。
虫歯の治療を先にしているため、まだ差し歯の治療にはとりかかっておりません)



現在の差し歯は10年以上前に入れたものなのです。
土台の(?)が虫歯になっており、何年も歯医者に行っていなかったためか、それがかなり奥の方まで達していて、その先に病気を作って感染症を引き起こしていると言われています(レントゲンでは、先の方に丸い影が写っていました)。

そのため、差し歯を外し、根の治療をしなければならず、また被せをする時には歯が少ししか残っていないため、歯茎を切って歯を出してやらないといけないとも言われています。
期間も長くかかるようです。

実際に診断して頂かなければ分からないと思いますが、上の説明から考えられる病気は、「根尖病巣」と考えてもよろしいでしょうか?



担当の先生からは、

「(治療が)ちょっと大変」
「前歯は見える歯のため難しい」

と言われたのですが、この治療が大変というのは・・・・・

根の治療が難しいということなのか。

今の症状などが非常に悪く、そのために治療が大変だということなのか。

それとも前歯なので見た目をキレイに仕上げることが大変ということなのかが分かりません(全部かもしれませんが)。



また、私は歯医者が苦手で、ひどく恐怖心があるのですが、先生から

「前歯の治療は本当はあまりしたくない」

というようなことを言われてますます不安になってしまっています。
何気なく言われた言葉なのだろうとは思うのですが・・・。

前歯の治療というのは、それほどまでに大変なのでしょうか?
それとも、それほどまでに大変なほど、今の症状や状態が良くないと考えられるでしょうか?


回答 回答1
  • 回答者
回答日時:2009-01-16 03:10:48
香帆さまこんばんわ。

の治療が苦手なため、前の1番の今後の治療について心配なさっているのですね。
お気持ちはよくわかります。


さて仰っているこの歯のことですが、レントゲンがないのでどの程度の困難さが予想されるかどうかについては断定できませんが、一般的にはそんなに難しいことは少ないように思います。

おそらく感染根管という状態で、仰るように根尖病巣があって根管治療をすることになると思います。


現在不安に感じていらっしゃることについて主治医にもう一度お尋ねになられてはいかがでしょうか。

不安を抱えたまま治療をすすめていくのは精神衛生上よくないと思います。

お大事になさいませ。

参考:
感染根管治療 http://yamadashika.jp/infection.html

回答 回答2
  • 回答者
回答日時:2009-01-16 10:21:03
香帆さん、こんにちは。

>上の説明から考えられる病気は、「根尖病巣」と考えてもよろしいでしょうか?

そのように考えてよさそうです。


前歯の治療というのは、それほどまでに大変なのでしょうか?
それとも、それほどまでに大変なほど、今の症状や状態が良くないと考えられるでしょうか?

一般的に前歯と言うのは一番見える部位なので、きれいに治したいと言う気持ちが強いです。
そのためにはわれわれ自身もプレッシャーを感じることは確かですね。
逆に私としては患者さんに満足いただくために最善を尽くすことがやりがいになります。



根管治療は時間がかかることが多いですし、途中で治療を中断してしまうとをなくす原因になります。
いろいろと悩みはあると思いますが最後までがんばって治療してください。

回答 回答3
  • 回答者
回答日時:2009-01-16 10:57:59
僕も畑田先生に同意です。

>上の説明から考えられる病気は、「根尖病巣」と考えてもよろしいでしょうか?

レントゲンを見ないと診断はできませんが、そのようですね。


前歯の治療というのは、それほどまでに大変なのでしょうか?

治療の流れから説明しますと‥

 1 まずは差し歯を壊します
 2 コア(ポスト)と言う土台を壊します
 3 前の先生が詰めた薬(根充剤)を除去します
 4 根管治療を行います(通常数回かかります)
 5 根管充填を行います
 6 土台を作ります
 7 新しい差し歯(クラウン)を被せて終了です

だいたい、5〜6回の通院が必要です。
その間は「仮歯」で過ごす事になりますので、結婚式に列席する予定がある時など、後々写真に残るような場合、治療は避けられたほうが無難ですね(笑)。

まあ、冗談はさておき、我々歯科医師が「難しいからやりたくないなぁ‥」と感じるポイントは2と7でしょうか。

2の土台除去は、現時点で太くて長いポストが入っている場合は困難です。
歯根破折パーフォレーションのリスクを伴いますから「できればあまりやりたくない」と言うのが本音でしょう。

その場合は、根管治療の得意な先生に診てもらうのも手ですね。


7の差し歯を作ると言うのも「要求される審美レベルが高い場合」は難しいです。
色や形、舌感、歯肉の形や色など、考えなければならない要素がいっぱいあります。

その場合は、審美治療の得意な先生に診てもらうのも手ですね。


‥と。
全てのステップで慎重かつ正確に行わないと上手くいきません(歯科治療全般そうなんですけどね)。

でも、畑田先生も書かれている通り
「患者さんに満足いただくために最善を尽くすことがやりがいになります」
です。

また、患者さんの協力も必要です。

頑張って治療されてください。


お大事にどうぞ。

相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: 香帆さん
返信日時:2009-01-17 14:55:47
<山田先生へ>

ご回答ありがとうございます。

感染根管という状態が考えられるのですね。
そうですね、担当の先生に質問できればいいのですが、あまりいろいろ質問しても嫌がられるのではないか、とつい遠慮してしまいます。
ですが、自分ののことですので、思い切って尋ねてみたいと思います。


<畑田先生へ>

前歯というのは、やはり先生にとってもプレッシャーを感じる部分なのですね。
不安でいっぱいですが、なんとか最後まで頑張って治療をしていきたいと思います。
ご回答、ありがとうございました。


<タイヨウ先生へ>

ご回答ありがとうございます。
治療の流れを分かりやすく説明して頂き、ありがとうございました。
仮歯というのは、やはりひと目で見て分かる程見た目が良くないものなのでしょうか?

>土台除去は、現時点で太くて長いポストが入っている場合は困難です。
とのことですが、私の場合、太いプラスチックのものが入っているようなのですが、歯根破折などが起こってしまう確率というのはどのくらいのものなのでしょうか?

再度質問してしまいましたが、ご回答頂けると幸いです。
回答 回答4
  • 回答者
回答日時:2009-01-17 15:08:03
仮歯というのは、やはりひと目で見て分かる程見た目が良くないものなのでしょうか?

普通は解りますね。


もちろん、審美治療をメインとしている歯科医院でかつ、技工士さんに作ってもらっているような場合にはかなり本番のに近い仮歯を作ってもらえる事があります。
この場合、仮歯と言うより「プロビジョナル」と言って、自費での差し歯の「仮縫い」のような感じの時ですね。

また、「仮歯作り」に命をかけているようなマニアックな先生が中にはいらっしゃいますので、そう言う先生であればかなりきれいに作ってくれます。


>太いプラスチックのものが入っているようなのですが、歯根破折などが起こってしまう確率というのはどのくらいのものなのでしょうか?

あ、レジンコアであればそんなに難しくないのではないかと‥。


>歯根破折などが起こってしまう確率というのはどのくらいのものなのでしょうか?

統計的なデータはありません。


もし、担当の先生があまり得意でないと言う事であれば、根管治療の得意な先生に診てもらうのも手だと思います。

お大事にどうぞ。

回答 回答5
  • 回答者
回答日時:2009-01-18 08:09:50
歯根破折などが起こってしまう確率というのはどのくらいのものなのでしょうか?

慎重に除去すればほぼ起きることはありません。
私の場合は記憶している限り卒業直後に2例だけです。

またクラックが入っても接着修復という方法があるので新鮮症例では抜歯になることはないでしょう。


参考:
歯根破折の接着修復  http://yamadashika.jugem.jp/?eid=1040
クラックへの対処方法 http://yamadashika.jugem.jp/?eid=1135

相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: 香帆さん
返信日時:2009-01-21 13:47:55
<タイヨウ先生へ>

仮歯はやはり見た目があまり良くないのですね。
治療期間が長くかかると言われているので、少し憂鬱ですが、
仕方がないですね。
頑張って治療しようと思います。
ありがとうございました。

<山田先生へ>

歯根破折などは慎重に除去すればほとんど起きることはないと
聞いて、少し安心しました。
ご回答ありがとうございました。



タイトル 1番の差し歯が根管感染し、治療が難しいと担当医から言われました
質問者 香帆さん
地域 非公開
年齢 32歳
性別 女性
職業 非公開
カテゴリ 根管治療その他
クラウン(差し歯・被せ)その他
根の病気(根尖病変・根尖病巣)
回答者




  • 上記書き込みの内容は、回答当時のものです。
  • 歯科医療は日々発展しますので、回答者の考え方が変わることもあります。
  • 保険改正により、保険制度や保険点数が変わっていることもありますのでご注意ください。

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