下の歯と歯の間の歯茎をふっくら山型に戻すのは無理ですか?

相談者: ゆみかさん (41歳:女性)
投稿日時:2011-08-18 17:41:05
参考:過去のご相談
インレーと天然歯の段差ならしをお願いしたら、歯を削られて泣きそう
他多数




いつも大変お世話になっております。

一つ教えてください。

きちんと磨いているつもりが、下側の歯茎右下2と3、左下1と2の間の山型歯茎が下がっていました。

山型に戻すのは無理ですよね??

舌側の下の歯と歯の間だけ歯茎がなくなっています。
(表側の歯茎は通常に引き締まっています)

舌側はこのようになることが多いですか??

今後、どのようにケアすればよいのか、何かありましたら教えてください。

先日の歯のクリーニングでは、特に歯科衛生士さんに何も言われませんでした。

よろしくお願いいたします。
[過去のご相談]


回答 回答1
  • 回答者
回答日時:2011-08-18 19:11:41
こんにちは。

実際に拝見しないと細かいところに関しては分かりませんので、詳しくは術前の状態も把握している衛生士さんなり担当医の先生に相談された方がいいと思いますよ。

歯と歯の間の山型歯茎のことは「歯間乳頭」と言いますが、これは一般的に、歯周炎炎症が収まってくる(=治癒に向かう)と、引き締まって「下がって」しまいます。

治療前の状態や治療方法によって初期の歯間乳頭の形態は異なるのですが、数年ぐらいかけて丸みのある自然な形に、下がったままの状態で落ち着いていくかと思います。

治療方法などによって、最初のうちは歯肉が凸凹したりすることがあるので、その間のプラークコントロールというのは特に注意が必要ですね。

おそらく今はその時期なのではないかなと思います。



歯肉(歯間乳頭)が下がったのが歯周治療が順調に進んだ結果だとしたら仕方がないのですが、これを元通りの、歯周炎になる前の形に戻すというのは原則的には不可能と考えておかれた方がいいです。

いくつか例外があるのですが、あまり期待しない方がいいですね。

ですのでほとんど全員の患者さんは、歯肉(歯間乳頭)が下がった状態を受け入れて、これ以上下がらなくて済む様にケアしていく、という流れに普通はなるかなと思いますよ。



せっかく治療がうまくいっているのに歯間乳頭が下がってがっかりされるということが歯周治療ではよく起こりますので、治療開始前に

「これから歯肉が下がりますけど、それは悪くなっているのではなくて良くなっているサインですからね」

みたいな説明をする医院も今は多いと思いますけどね。




いずれにしても、私の想像と違うことがおきているかも知れませんし、かかられている歯科医院でもまた相談して下さいね。

回答 回答2
  • 回答者
回答日時:2011-08-18 19:51:39
ご相談ありがとうございます。

ノア先生の説明通りですが、一つ良く理解できないことがあります。
舌側だけ下がって、表は引き締まっている状況が想像できません。

ふつうは舌側が下がると、表も無事ではいられないことが多いからです。

しかし、逆に表が引き締まってきれいならば、好都合だと思います。

それなら、今からでも正しいケアをすればずっときれいでいられるかもしれません。
きちんと予防計画を立てていただき、検査と指導を受けましょう。

相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: ゆみかさん
返信日時:2011-08-18 21:42:33
渡辺先生、さがら先生

いつも迅速なご回答ありがとうございます。
詳しく教えていただき、うれしいです。

磨き方が激しかったのか、舌側の歯肉歯間乳頭)だけが凹んでいます。
内側だけなので、気になっています。

特に歯周病と言われたことはないのですが、ガシガシと磨いていたのかもしれません。

原因は何でしょうか?
可能性として考えられることを教えてください。
(診ていただいてないので、難しい質問ですが)

舌側だけ下がって、表は引き締まっている人はさがら先生のおっしゃるように、あまり居ないものなのでしょうか?

定期のクリーニングの際には、プラークよりもコーヒーやお茶を飲む習慣のせいか、黒いものを落としてもらうという感じで、歯ブラシ指導は一度も受けたことがありません。


>逆に表が引き締まってきれいならば、好都合だと思います。

それなら今からでも正しいケアをすれば、ずっときれいでいられるかもしれません。

→歯間乳頭が増えるという意味ではないですよね?

アドバイスよろしくお願いします。
回答 回答3
  • 回答者
藤森歯科クリニック(兵庫県西宮市)の藤森です。
回答日時:2011-08-19 09:49:03
上の前歯については、同様の変化は起こっていないのですか?

下の該当歯について、舌側への移動(傾斜)、或いは動揺は認められないでしょうか?

相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: ゆみかさん
返信日時:2011-08-19 10:44:22
藤森先生

ありがとうございます。

上の前歯は表も舌側も健康です。

ただ、上左1と上右1の間と下左1と下右1の間には加齢のせいか、ポケットがあります。

下の該当歯は、舌側への移動、傾斜、動揺は全くありません。

先生方の言われるように、今から正しいケアで歯茎を傷つけないようにしていきたいです。

いろいろとアドバイスありがとうございました。



タイトル 下の歯と歯の間の歯茎をふっくら山型に戻すのは無理ですか?
質問者 ゆみかさん
地域 非公開
年齢 41歳
性別 女性
職業 非公開
カテゴリ 歯茎の異常・トラブルその他
歯茎が下がった(歯肉退縮)
回答者




  • 上記書き込みの内容は、回答当時のものです。
  • 歯科医療は日々発展しますので、回答者の考え方が変わることもあります。
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