歯科医の専門(得意)分野の見分け方

相談者: TamaPeeさん (40歳:男性)
投稿日時:2012-01-14 21:23:03
参考:過去のご相談
違法行為を行わない歯科医院、転院先の見つけ方



いつもこのサイトで勉強させてもらっています。


先日、親知らずを同時に複数抜歯した知人のお見舞いに歯学部附属の大学病院へ行きました。

そこで驚いたのが診療科の多さでした。

総合診療科がありそこから専門分野別に10以上の診療科がありました。

しかし街で見かける歯科医院の看板は多いのが「一般歯科」よくあって「口腔外科」「矯正歯科」位だと思います。

たぶんそれぞれの歯科医師の方々には専門(得意)分野があると思いますが、現状外見ではなかなかわかりません。
(受診してみても)


近年はインターネットである程度ホームページを開設している医院もありますがなかには開設していない医院もまだまだ多いのが現状だと思います。

外部からホームページ以外で専門(得意)分野がわかる術があればご教示願います。
[過去のご相談]


回答 回答1
  • 回答者
細見歯科医院の細見です。
回答日時:2012-01-14 21:51:32
>外部からホームページ以外で専門(得意)分野がわかる術があればご教示願います。

残念ながら無いと思います。
有るとしたらクチコミくらいだと思います。

回答 回答2
  • 回答者
回答日時:2012-01-14 22:33:50
歯科医院の看板は多いのが「一般歯科」よくあって「口腔外科」「矯正歯科」位だと思います。

看板に「正式に」標榜できるのは、あと「小児歯科」くらいです。


これじゃワカラン!というのは当然だと思います。
国民の声が高まれば、もっと細かく標榜できるようになるかもです。

回答 回答3
  • 回答者
回答日時:2012-01-15 00:26:46
医療法か何かの法律で制限がかかっていると思います。

NTTの電話帳広告も結構厳しい制限があります。
あまり宣伝してはいけない業種みたいですね。

回答 回答4
  • 回答者
飯田歯科(堺市南区)の飯田です。
回答日時:2012-01-15 01:07:37
≫外部からホームページ以外で専門(得意)分野がわかる術があればご教示願います。

正直に言いまして、他の先生のおっしゃるようにありません。

法律で規制されております。
それぞれの医院が好きなように得意分野を標榜すると患者さんがより混乱すると考えていると思います。
それも一理あるとは思いますが、もう少し規制を緩めても良いかもしれませんね。


ホームページはなぜか規制対象ではありませんので、それぞれ独自の主張ができる状態です。
時代の変化のスピードに政治や行政が追い付いていけないひとつの例とも見れますね。

相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: TamaPeeさん
返信日時:2012-01-15 08:08:17
こんにちは

細見先生 吉岡先生 柴田先生 飯田先生 

ご回答ありがとうございます。

やはりホームページや口コミでしか現状わからないようですね。


私はインターネットをツールとして利用できるので、近隣の歯科医が何が専門分野なのかある程度確認できますが、利用していない人にとってはそれこそわからない状態なんでしょうね。

看板に「規制」があるとは知りませんでした。


少々次元が異なりますが、多分「英語OK」とかもダメなんでしょうね。
我々患者サイド、歯科医院サイドに双方にメリットが生じることであるのでもう少し緩和されるといいと個人的に思います。
回答 回答5
  • 回答者
藤森歯科クリニック(兵庫県西宮市)の藤森です。
回答日時:2012-01-15 09:15:16
メール等で問い合わせ出来る歯科医院だと、症状を連絡なさって、その治療内容(受診前だとあくまでも推測の範囲内)と、それに対するその医院での治療レベルを直接お尋ねになるしかないと思います。


わざわざ、その歯科医院の苦手とする分野の治療を受けられる必要などありませんし、歯科医師側もそんな事は望んでいないはずですよ。

また苦手分野について、多くの歯科医師は腕の確かな紹介先を確保していると思いますよ。

回答 回答6
  • 回答者
回答日時:2012-01-15 13:33:26
>メール等で問い合わせ出来る歯科医院だと、症状を連絡なさって

時折メールで相談受けますが、結局のところ「実際に診てみないとわからない」ことが多いと思います。

この掲示板と似たようなことしか回答しづらいですね (^^;)

回答 回答7
  • 回答者
伊藤矯正歯科クリニック(名古屋市中区)の伊藤です。



※2013年9月14日までは伊藤和明先生、それ以降は伊藤雅大先生がご回答されています。
回答日時:2012-01-15 16:51:51
現在の標榜診療科名は

歯科矯正歯科小児歯科歯科口腔外科

です。
これらの標榜がひとつだけなら、それが得意ということになるでしょう。
複数表記されている場合には前のほうに書いてあるほうが得意だろうと推察します。


なお診療科名は、歯科医であれば誰でもどんな科名を表記することも可能ですから、当てにならないこともあります。



これとは別に厚労省から専門医標榜を許されているのは、

 ・口腔外科歯周病、歯科麻酔、小児歯科、歯科放射線

の専門医標榜です。
これに関しては各県の医療情報ネットで探すことができます。


このほかにも各学会で認定医や専門医制度がありますが、専門医標榜はできません。
日本矯正歯科学会でもかなり厳格な専門医制度が実施されていますが、標榜はできません。


ただHPに記載することは自由なようです。HPは宣伝ではなく、情報だからということらしいです。

回答 回答8
  • 回答者
藤森歯科クリニック(兵庫県西宮市)の藤森です。
回答日時:2012-01-16 12:54:25
診療科のみでも難しい場合があると思います。

例えば、歯周外科にはほとんど対応出来ない歯周病専門医、見事な症例写真を雑誌に掲載されているのに、患者さんが希望されてもIII級のI期治療を行わない(?)矯正専門医etc.

それぞれに考えがあったり、後に得意な術式でカバーされているのでしょうが、患者さんの立場からすると、経験の少ない領域等の情報を予め得られると、もっと幅の広い術者選択が可能だったかもしれないですよね?

回答 回答9
  • 回答者
回答日時:2012-01-16 13:25:14
こんにちは。

個人的にはすごく共感できるご質問だと思います。
今は患者さんのニーズも多様化していますからね。

ただこの問題は日本の医療行政の話になるのかなと思いますよ。

医療法で、医院単位での特異性は出ない様に規制している訳です。

("建前"ですが)日本は保険治療でどこででも同じ金額で十分な医療を受けることが出来るので、日本の保険医療機関はファミリーレストランのチェーン店と構造的に近いと考えます。

「○○レストラン」というチェーンで、△△支店と□□支店で金額はもとより味が違うのは好ましくないというのが基本的な考え方になるのではないかと思います。

実際には支店長レベルの判断で、接客内容や清潔管理、レジの横の小物の販売ぐらいの違いは出すのでしょうけど、原則的には

「どこも同じ」

というのが前提になっていると思います。



もちろん時代も変わってますし、改善の余地は個人的には感じるところです。

回答 回答10
  • 回答者
回答日時:2012-01-16 13:44:24
話すことができる語学に関しては県単位で各診療所のデータを公表しています。

私の愛知県の場合
「あいち医療情報ネット - 愛知県救急医療情報システム」
www.qq.pref.aichi.jp/mi/ap/qq/men/pwtpmenult01.asp



ここは歯科だけでなく、医療機関全部の情報が載っています。
多分他の県も公表していると思うので確認してみてはいかがでしょう?

昔と違って携帯電話からもネットに繋がることはできるので、情報の取得は容易になっているかと思います。

相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: TamaPeeさん
返信日時:2012-01-16 22:01:42
こんにちは

藤森先生、吉岡先生、伊藤先生、渡辺先生、田部先生

ご回答ありがとうございました。

インターネットで医療情報システムが見られるのは勉強になりました。
さっそく私の居住している地域を検索したところ・・なかなか便利なツールだと思いました。

やはりこれだけ情報社会になると、自分の体のことですからなるべく沢山の情報を得て、自分なりの最善の選択をしたいと考えます。


もともとこの質問は親知らずを同時に複数抜歯した知人のお見舞いの際、「口腔内に変な白い斑点があって、これが実は口腔ガンの初期症状にもかかわらず、口内炎と診断され他の専門とする歯科医にも紹介されずそれで命を落としたらいやだなあ」という会話に端を発しています。

そんなこともありホームページ以外にさまざまな情報を得るにはどんな方法があるか質問させていただきました。

・・・しかし上記の会話のようになるようなことは考えられるのでしょうか。
もしあるとして医療法で特異性がでないように規制しているのであれば・・ちょっといやです。
回答 回答11
  • 回答者
回答日時:2012-01-17 09:45:04
そうですね…。

まあ「それは無い」と思っていただいて構わないと思います。


歯科大学を卒業し、国家試験を受けるまでは全ての歯学部性は口腔外科矯正小児歯科も勉強します。

卒後、専門分野に分かれて研修を積み、専門医になっていきます。


当然、口腔外科専門医であれば初期のがんの発見などは早いでしょうし、的確であると言う事は言えると思いますが、全ての歯科医が「これは健康なのか?がんなのか?」と言う判断はできます。

しかし、細かい診断や治療法などは専門性が高くなりますので、そこはやはり「専門医にしっかり診てもらいましょう」と言う事になります。


あとは、残念ながら個々の歯科医の力量と言う事になってしまいますが…。

回答 回答12
  • 回答者
回答日時:2012-01-17 14:25:29
TamaPeeさん、こんにちは

櫻井先生の回答を受けて補足させていただきます。

口腔癌の診断の場合は「どれだけ癌の症例を見てきたか?」というところがおおきいです。

最終的には細胞診や組織診を行わないと確定的な診断はできませんが、これは怪しいとかこれは大丈夫という初期の見極めは重要です。

当然口腔外科の専門医であればその辺りの経験は豊富だということになります。


また一般開業医の先生も口腔外科の研修を受けていれば見極めができる方もいると思いますし、最近では各地域の歯科医師会が主導して口腔がん検診を行っている地域もあります。

参考になれば幸いです。

相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: TamaPeeさん
返信日時:2012-01-17 20:15:15
こんにちは

櫻井先生、畑田先生ご回答ありがとうございます。

両先生のご回答をみて安心しました。


確定的な診断や治療は専門の医師に委ねられるにしても、初期の見極めが出来るならば大丈夫だと思いました。

たくさんの先生方、お忙しいところご回答ありがとうございました。改めてお礼申し上げます。



タイトル 歯科医の専門(得意)分野の見分け方
質問者 TamaPeeさん
地域 非公開
年齢 40歳
性別 男性
職業 非公開
カテゴリ その他(その他)
回答者




  • 上記書き込みの内容は、回答当時のものです。
  • 歯科医療は日々発展しますので、回答者の考え方が変わることもあります。
  • 保険改正により、保険制度や保険点数が変わっていることもありますのでご注意ください。

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