痛みがない埋伏した親知らずの抜歯の必要性について
相談者:
エリカさん (18歳:女性)
投稿日時:2013-05-28 21:09:22
こんばんは。よろしくお願いいたします。
私は親知らずが4本とも完全に埋伏しております。
今現在、またこれまでに痛みがあったことはありませんが、今年受験生ということで、受験期間中や直前に痛み出すのが心配です(実際に友達で去年受験期間中に痛み出したという話を聞いたことがあるので)。
そこで、かかりつけの歯医者さんに親知らずの抜歯について相談してみようと思うんですが、その前にここで先生方のご意見をいただきたいと思い相談させていただきました。
もちろん個人によって違うとは思うのですが、特に痛みがない場合でも、完全に埋もれた親知らずは抜くのが一般的ですか?
また、抜かずに置いておくことに利点はありますか?
私は親知らずが4本とも完全に埋伏しております。
今現在、またこれまでに痛みがあったことはありませんが、今年受験生ということで、受験期間中や直前に痛み出すのが心配です(実際に友達で去年受験期間中に痛み出したという話を聞いたことがあるので)。
そこで、かかりつけの歯医者さんに親知らずの抜歯について相談してみようと思うんですが、その前にここで先生方のご意見をいただきたいと思い相談させていただきました。
もちろん個人によって違うとは思うのですが、特に痛みがない場合でも、完全に埋もれた親知らずは抜くのが一般的ですか?
また、抜かずに置いておくことに利点はありますか?
[過去のご相談]
回答1
細見歯科医院の細見です。
回答日時:2013-05-28 21:58:25
回答2
はただデンタルクリニック(渋谷区本町)の畑田です。
回答日時:2013-05-29 10:54:09
エリカさん、こんにちは
親知らずを抜く基準というのは諸説いろいろありますが私が考える基準は以下の通りです。
1.痛みや腫れの原因になっている場合
2.痛みが無くても虫歯になっている場合。
(ただしごく初期の虫歯であれば保存可能)
3.横になって生えていたり、斜めになっている場合。
(この場合親知らずの周りの炎症がおきる可能性が非常に高い)
4.咬む相手がない場合
(歯というものは上下の歯で咬むことによって仕事をするので存在価値がない)
5.他の歯に悪影響を及ぼす可能性がある場合
親知らずがあることで他の歯に悪影響を与えたりすることがあります。例えば前の歯(第2大臼歯)の後ろ側に虫歯を作ってしまったりすることも良くあることです。こうなると前の歯は神経を抜かなければならなくなってしまうこともあります。
上記の場合親知らずの抜歯の適応になると考えています。
また、親知らずは一番後からはえてくることもあり虫歯になりやすく、ハブラシが届きにくいことから炎症も起きやすい歯です。
そして、特に下の親知らずは炎症を起こすと比較的短時間で重症になりやすく、生命が危険にさらされることもあります。
そのような理由から最終的には「抜いてしまう」という運命になることが非常に多い歯です。
あともう一つ、女性の場合は妊娠することで女性ホルモンの影響により口の中の炎症がおきやすくなります。
妊娠性歯肉炎や妊娠性エプーリスなどという疾患もあります。
もし妊娠を予定されている方は自分の親知らずの状態を歯科医院で確認して診てもらって早めに抜歯された方が良いでしょう。
妊娠してから痛くなっても、レントゲンを撮影したり薬を飲んだり抜歯をしたりするのは難しいですから・・・。
ということになりますが、まずはきちんと診断してみないと結論は出ないかもしれません。
また親知らずを残しておくメリットは移植のドナーに使えるということがありますが、横になっている場合は分割して抜歯しなければならないので適応にならないことが多いです。
参考になれば幸いです。
親知らずを抜く基準というのは諸説いろいろありますが私が考える基準は以下の通りです。
1.痛みや腫れの原因になっている場合
2.痛みが無くても虫歯になっている場合。
(ただしごく初期の虫歯であれば保存可能)
3.横になって生えていたり、斜めになっている場合。
(この場合親知らずの周りの炎症がおきる可能性が非常に高い)
4.咬む相手がない場合
(歯というものは上下の歯で咬むことによって仕事をするので存在価値がない)
5.他の歯に悪影響を及ぼす可能性がある場合
親知らずがあることで他の歯に悪影響を与えたりすることがあります。例えば前の歯(第2大臼歯)の後ろ側に虫歯を作ってしまったりすることも良くあることです。こうなると前の歯は神経を抜かなければならなくなってしまうこともあります。
上記の場合親知らずの抜歯の適応になると考えています。
また、親知らずは一番後からはえてくることもあり虫歯になりやすく、ハブラシが届きにくいことから炎症も起きやすい歯です。
そして、特に下の親知らずは炎症を起こすと比較的短時間で重症になりやすく、生命が危険にさらされることもあります。
そのような理由から最終的には「抜いてしまう」という運命になることが非常に多い歯です。
あともう一つ、女性の場合は妊娠することで女性ホルモンの影響により口の中の炎症がおきやすくなります。
妊娠性歯肉炎や妊娠性エプーリスなどという疾患もあります。
もし妊娠を予定されている方は自分の親知らずの状態を歯科医院で確認して診てもらって早めに抜歯された方が良いでしょう。
妊娠してから痛くなっても、レントゲンを撮影したり薬を飲んだり抜歯をしたりするのは難しいですから・・・。
ということになりますが、まずはきちんと診断してみないと結論は出ないかもしれません。
また親知らずを残しておくメリットは移植のドナーに使えるということがありますが、横になっている場合は分割して抜歯しなければならないので適応にならないことが多いです。
参考になれば幸いです。
タイトル | 痛みがない埋伏した親知らずの抜歯の必要性について |
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質問者 | エリカさん |
地域 | 千葉 |
年齢 | 18歳 |
性別 | 女性 |
職業 | 高校生・中学生・小学生 |
カテゴリ |
抜歯:8番(第三大臼歯、親知らず) 親知らずの抜歯 水平埋伏知歯(横向きに骨に埋まった親知らず) |
回答者 |
- 上記書き込みの内容は、回答当時のものです。
- 歯科医療は日々発展しますので、回答者の考え方が変わることもあります。
- 保険改正により、保険制度や保険点数が変わっていることもありますのでご注意ください。