歯医者の定期健診の意味について教えてください
相談者:
フルオロアパタイトさん (36歳:男性)
投稿日時:2013-08-14 06:14:32
回答1
小林歯科クリニック(渋谷区神宮前)の小林です。
回答日時:2013-08-14 08:37:31
カリフリ さん、おはようございます。
>淡々と歯石除去をするか
3ヶ月毎に除去しなければならないほど歯石が沈着するのであれば、改めてプラークコントロールについて指導していただいてください。
>初期虫歯を見つけて削るかぐらいが一般的でした。
削らずに経過を診続けていただくのも、定期健診の大事な項目の一つです。
また、虫歯がしばしば発現するようであれば、間食を含む食事の摂り方についても、指導していただくようお願いしてみましょう。
>淡々と歯石除去をするか
3ヶ月毎に除去しなければならないほど歯石が沈着するのであれば、改めてプラークコントロールについて指導していただいてください。
>初期虫歯を見つけて削るかぐらいが一般的でした。
削らずに経過を診続けていただくのも、定期健診の大事な項目の一つです。
また、虫歯がしばしば発現するようであれば、間食を含む食事の摂り方についても、指導していただくようお願いしてみましょう。
回答2
高田歯科 (神戸 三ノ宮・須磨)のタカタです。
回答日時:2013-08-14 11:50:30
歯石を取るだけの検診しかしない医院であれば、それは通うことの意味は少ないです。
他に行うこととして一例を挙げると、口の中に人工の修復物が入っている場合、天然歯と人工の修復物では磨耗のスピードが異なります。
なので、歯の接触する部位や面積が日々刻々と変化してしまうので、検診の際にそのあたりをチェックしたり、人為的に人工物を磨耗させる必要があります
検診にはいろんな意味があるのです。
他に行うこととして一例を挙げると、口の中に人工の修復物が入っている場合、天然歯と人工の修復物では磨耗のスピードが異なります。
なので、歯の接触する部位や面積が日々刻々と変化してしまうので、検診の際にそのあたりをチェックしたり、人為的に人工物を磨耗させる必要があります
検診にはいろんな意味があるのです。
回答3
水川歯科医院(荒川区東日暮里)の水川です。
回答日時:2013-08-14 12:14:05
カリフリさんこんにちは
>歯石除去をするか
三カ月毎に歯石がついてしまっている状態をお痛みや、違和感などが出るまでそのままにしていたとしたら、歯周病が進行してしまい、歯を抜かなくてはならなくなってしまったり治療期間や費用が余計にかかってしまうかもしれません。
>初期虫歯を見つけて削るかぐらいが
こちらも、ずっとそのままにしていたら、お痛みが出て、神経を取らなくてはならなくなったり、大きく削ったりしなくてはならなくなるかもしれません。
高田先生のおっしゃるようにただ、ルーティーンワークのように歯石を取るだけではあまり意味はありませんが、状態が悪くならないように継続して診ていくことや、お口の中の変化に気づいて対応することによって現在の状態を長く維持させてあげるように定期的に見ていくことはとても意味があることだと思います。
ご参考になれば
>歯石除去をするか
三カ月毎に歯石がついてしまっている状態をお痛みや、違和感などが出るまでそのままにしていたとしたら、歯周病が進行してしまい、歯を抜かなくてはならなくなってしまったり治療期間や費用が余計にかかってしまうかもしれません。
>初期虫歯を見つけて削るかぐらいが
こちらも、ずっとそのままにしていたら、お痛みが出て、神経を取らなくてはならなくなったり、大きく削ったりしなくてはならなくなるかもしれません。
高田先生のおっしゃるようにただ、ルーティーンワークのように歯石を取るだけではあまり意味はありませんが、状態が悪くならないように継続して診ていくことや、お口の中の変化に気づいて対応することによって現在の状態を長く維持させてあげるように定期的に見ていくことはとても意味があることだと思います。
ご参考になれば
相談者からの返信
相談者:
フルオロアパタイトさん
返信日時:2013-08-14 13:01:01
回答4
杉原歯科クリニック(杉並区・上高井戸)の杉原です。
回答日時:2013-08-14 14:12:38
>歯石除去とはそもそもやる意味があるということなのでしょうか?
歯石除去は「プラークを付きにくくする」「ブラッシングで取れやすくする」という口の中の環境整備です。
3か月で歯石が付いてしまうブラッシングであれば、あまり意味はないかもしれません。
まずはブラッシングを改善することが重要だと思います。
ご参考まで・・・
歯石除去は「プラークを付きにくくする」「ブラッシングで取れやすくする」という口の中の環境整備です。
3か月で歯石が付いてしまうブラッシングであれば、あまり意味はないかもしれません。
まずはブラッシングを改善することが重要だと思います。
ご参考まで・・・
回答5
山田歯科医院(兵庫県姫路市)の山田です。
回答日時:2013-08-14 14:30:33
カリフリさま、こんにちわ。
仰るような定期健診では、意味はあまりないと考えています。
定期健診の意義は早期発見早期指導です、つまり定期的にお口の中を診査して問題点が見つかればそれについてどうすればいいかを考えて対策について指導することです、問題がなければ定期健診の間隔をあければいいでしょう。
定期健診についての山田歯科の考え方 http://www.yamadashika.jp/check.html
仰るような定期健診では、意味はあまりないと考えています。
定期健診の意義は早期発見早期指導です、つまり定期的にお口の中を診査して問題点が見つかればそれについてどうすればいいかを考えて対策について指導することです、問題がなければ定期健診の間隔をあければいいでしょう。
定期健診についての山田歯科の考え方 http://www.yamadashika.jp/check.html
相談者からの返信
相談者:
フルオロアパタイトさん
返信日時:2013-08-14 15:11:58
相談者からの返信
相談者:
フルオロアパタイトさん
返信日時:2013-08-14 19:58:28
回答6
藤森歯科クリニック(兵庫県西宮市)の藤森です。
回答日時:2013-08-14 20:26:25
これまで(過去)との比較が大切だと思います。
・10年以上前から小さな虫歯があるけど、ほとんど全く進行しているようには見えない。
・たしか3年前には全く虫歯がなかったところに虫歯発見(1年前)。
その虫歯が定期健診ごとに僅かずつではあるが進行が認められる。
さて、治療が必要な虫歯はどちらですか?
・10年以上前から小さな虫歯があるけど、ほとんど全く進行しているようには見えない。
・たしか3年前には全く虫歯がなかったところに虫歯発見(1年前)。
その虫歯が定期健診ごとに僅かずつではあるが進行が認められる。
さて、治療が必要な虫歯はどちらですか?
相談者からの返信
相談者:
フルオロアパタイトさん
返信日時:2013-08-14 20:57:55
回答7
美江寺歯科医院(岐阜県瑞穂市)の小牧です。
回答日時:2013-08-14 21:54:57
カリフリさん、今日は。
私も定期検診はあまり意味がないと思っています。
大切なのは定期検診ではなく、メインテナンスです。
ただ、日本においては、メインテナンスの意味を理解している歯科医師はさほど多くなく、本来の意味のメインテナンスでは無く、定期検診をメインテナンスと読んでいる医院の方が多いように思いますので、注意が必用です。
http://www.mieji-dc.com/urban_legend.html
参考にしてください。
私も定期検診はあまり意味がないと思っています。
大切なのは定期検診ではなく、メインテナンスです。
ただ、日本においては、メインテナンスの意味を理解している歯科医師はさほど多くなく、本来の意味のメインテナンスでは無く、定期検診をメインテナンスと読んでいる医院の方が多いように思いますので、注意が必用です。
http://www.mieji-dc.com/urban_legend.html
参考にしてください。
相談者からの返信
相談者:
フルオロアパタイトさん
返信日時:2013-08-15 07:02:03
回答8
国際ビル歯科(千代田区丸ノ内)のさがらです。
回答日時:2013-08-15 11:36:21
ご相談ありがとうございます。
とても大事なご質問ですね。
ちょっと長くなりますが、大切なことからできるだけ簡単に説明します。
まずいろいろな呼び名を勝手に使っていて、言葉の定義すらきちんとされていないことも混乱の一つの原因と思います。
そもそも、それらの医療行為の目的も曖昧なまま実施されていることは最も大きな原因です。
その解明はお互い、意識的にされていないのかもしれません。
どちらもお互いに選ぶ意味があるからです。
その医療行為は、大きく分けて二つ考えられます。
その性格は正反対ともいえます。
一つは、巷で行われている、歯科検診を定期的に実施することです。
定期的な歯石除去やクリーニングやPMTCも含まれます。
もう一つは、医療の本質を考えた医療であり、健康の獲得や維持増進が目的であり、医療とは病気や治療からの解放である、という考えのもとによる実施です。
前者は病気が、後者は健康が、ターゲットです。
また前者は起きてしまった病気という、過去を見ています。
後者は、これから病気にしたくないという、未来を見ています。
前者は病気は治療で治すという考えであり、
後者は病気になってから治療しても、決して元通りには治らないし、必ず失うものがあるから、できるだけ治療しない方向を目指すという考えです。
これは医科でも同じ状況で、前者の場合はドックやCT、PETなど精密な検査をすればするほど病気がたくさん見つかることが判明しています。
一つ見つかると芋づる式に医療介入が増えます。
いわば病気の掘り起こし行為であり、医師だけではなく医薬・食品・保険・機械等医療関係業界のひいては日本の権威と経済繁栄がかかっています。
病気がなくなっては困るという企業活動はいくつも白日の下に曝され始めました。
一方、後者は、医科でも病気の発見はすなわち治療には結びつかないという証明もされてきております。
たとえばがんは外科・投薬・放射線という現代医学の三大科学的治療方法のどれをしても、しなかった人より四分の一位しか長生きしていないという報告もあります。
またがん患者の死因はがんではなく、治療の副反応だという話も仄聞しました。
また今まで、人間ドック約50年以上の歴史で、人間ドックを受けた場合の死亡率は、受けなかった場合と比べて有意差はまったくありませんでした。
ドックのためのレントゲン検査や、マンモグラフィーは放射線による発がん性の危険が増えることも報告されています。
そうであれば起きるまで放置しておいて病気を検査するよりも、病気にしない健康維持増進という、予防が治療に勝ると考えています。
ふつうの歯科検診とは病気の早期発見早期治療が目的です。
20世紀までは早期発見早期治療は美しい言葉ですが、実際の意味は病気の検査であり、今度はどの歯を削ろうか、神経を抜こうか、抜歯をしようか、という悪いところを探すこと、治療をすること、が前提となります。
一方ふつうではありませんが、健康を目指す場合はすべての歯を一生残すこと、あるいは口とつながる心身の健康を維持増進することが目的です。
早期発見早期治療も当然実施しますがそれは些末なことです。
したがって病気を探すことではなく、まず予防医療で健康を獲得した後に、健康状態を定期的に検査して、いかに病気にしないか、いかに削らない・抜かないか、ということが大前提となります。
一生歯を残すことは可能だからです。
それにはお互いに守るべき約束があります。
削らない・神経を抜かない・痛くないときに歯周病予防に通院しておく、これだけです。
21世紀は心身の健康が大切な時代です。
それには健康できれいな自分の歯が一番役に立ちます。
口が健康ならば、体の医療費が安くすむことが証明されています。
また歯が健康な人のほうが、体の病気が少ないことも、入院日数が短いことも証明されています。
若さにも役立つと思われます。
まず初めにその知識を持って頂く講義が予防医療の内容となります。
それなしでは本末転倒です。
後悔につながる繰り返しの泥沼で最後は諦めとなります。
>・定期的な歯石除去は、効果がないので必要ないのでしょうか。
これも良いご質問です。
歯石を取る効果はありますから、その目的ならば必要です。
では簡単に説明します。
お好きな選択ができます。
歯石は虫歯の原因ではありません。
歯石は歯周病の原因ではありません。
取らなくても良い、病気には関係ない歯石もあります。
歯石がつく原因があります。
溜まっていくまま原因を放置していてはまたすぐに取らなくてはなりません。
歯石を取ると、歯の根に傷を受けて一生残り、場合によっては致命傷となります。
歯肉のポケット内部でふつう目に見えない、とても健康には重要な非常に繊細な部分を切られて致命傷を受けることがあります。
歯茎の切り傷から細菌を血管に押し込み、またたくまに体中に回り、菌血症や敗血症を起こしやすくなります。
後でしみたり、歯が浮いたり、歯茎が下がり歯と歯の間に隙間ができることがあります。
つまりメリットもありデメリットもありますが、定期的にデメリットを積み重ねるさらに大きなデメリットは無視できません。
歯の治療はとても特殊です。
サイエンスとアートが両立しなければ良い結果が出せません。
したがって歯石を取ってもらう時に、確認しにくいでしょうがフィロソフィーや説明がなく、これはわかる場合がありますが、しかも丁寧さと器用さと学習や経験が不足している人間に当たれば、確実に歯の寿命が縮まる医療行為でもあります。
ガリガリと歯石取りで、歯の急所である弱点の根元を削れば、一生残すための、歯を削らない、という約束を破って良いよと、定期的に繰り返しお願いするのですから、お望み通りになるわけです。
とても大事なご質問ですね。
ちょっと長くなりますが、大切なことからできるだけ簡単に説明します。
まずいろいろな呼び名を勝手に使っていて、言葉の定義すらきちんとされていないことも混乱の一つの原因と思います。
そもそも、それらの医療行為の目的も曖昧なまま実施されていることは最も大きな原因です。
その解明はお互い、意識的にされていないのかもしれません。
どちらもお互いに選ぶ意味があるからです。
その医療行為は、大きく分けて二つ考えられます。
その性格は正反対ともいえます。
一つは、巷で行われている、歯科検診を定期的に実施することです。
定期的な歯石除去やクリーニングやPMTCも含まれます。
もう一つは、医療の本質を考えた医療であり、健康の獲得や維持増進が目的であり、医療とは病気や治療からの解放である、という考えのもとによる実施です。
前者は病気が、後者は健康が、ターゲットです。
また前者は起きてしまった病気という、過去を見ています。
後者は、これから病気にしたくないという、未来を見ています。
前者は病気は治療で治すという考えであり、
後者は病気になってから治療しても、決して元通りには治らないし、必ず失うものがあるから、できるだけ治療しない方向を目指すという考えです。
これは医科でも同じ状況で、前者の場合はドックやCT、PETなど精密な検査をすればするほど病気がたくさん見つかることが判明しています。
一つ見つかると芋づる式に医療介入が増えます。
いわば病気の掘り起こし行為であり、医師だけではなく医薬・食品・保険・機械等医療関係業界のひいては日本の権威と経済繁栄がかかっています。
病気がなくなっては困るという企業活動はいくつも白日の下に曝され始めました。
一方、後者は、医科でも病気の発見はすなわち治療には結びつかないという証明もされてきております。
たとえばがんは外科・投薬・放射線という現代医学の三大科学的治療方法のどれをしても、しなかった人より四分の一位しか長生きしていないという報告もあります。
またがん患者の死因はがんではなく、治療の副反応だという話も仄聞しました。
また今まで、人間ドック約50年以上の歴史で、人間ドックを受けた場合の死亡率は、受けなかった場合と比べて有意差はまったくありませんでした。
ドックのためのレントゲン検査や、マンモグラフィーは放射線による発がん性の危険が増えることも報告されています。
そうであれば起きるまで放置しておいて病気を検査するよりも、病気にしない健康維持増進という、予防が治療に勝ると考えています。
ふつうの歯科検診とは病気の早期発見早期治療が目的です。
20世紀までは早期発見早期治療は美しい言葉ですが、実際の意味は病気の検査であり、今度はどの歯を削ろうか、神経を抜こうか、抜歯をしようか、という悪いところを探すこと、治療をすること、が前提となります。
一方ふつうではありませんが、健康を目指す場合はすべての歯を一生残すこと、あるいは口とつながる心身の健康を維持増進することが目的です。
早期発見早期治療も当然実施しますがそれは些末なことです。
したがって病気を探すことではなく、まず予防医療で健康を獲得した後に、健康状態を定期的に検査して、いかに病気にしないか、いかに削らない・抜かないか、ということが大前提となります。
一生歯を残すことは可能だからです。
それにはお互いに守るべき約束があります。
削らない・神経を抜かない・痛くないときに歯周病予防に通院しておく、これだけです。
21世紀は心身の健康が大切な時代です。
それには健康できれいな自分の歯が一番役に立ちます。
口が健康ならば、体の医療費が安くすむことが証明されています。
また歯が健康な人のほうが、体の病気が少ないことも、入院日数が短いことも証明されています。
若さにも役立つと思われます。
まず初めにその知識を持って頂く講義が予防医療の内容となります。
それなしでは本末転倒です。
後悔につながる繰り返しの泥沼で最後は諦めとなります。
>・定期的な歯石除去は、効果がないので必要ないのでしょうか。
これも良いご質問です。
歯石を取る効果はありますから、その目的ならば必要です。
では簡単に説明します。
お好きな選択ができます。
歯石は虫歯の原因ではありません。
歯石は歯周病の原因ではありません。
取らなくても良い、病気には関係ない歯石もあります。
歯石がつく原因があります。
溜まっていくまま原因を放置していてはまたすぐに取らなくてはなりません。
歯石を取ると、歯の根に傷を受けて一生残り、場合によっては致命傷となります。
歯肉のポケット内部でふつう目に見えない、とても健康には重要な非常に繊細な部分を切られて致命傷を受けることがあります。
歯茎の切り傷から細菌を血管に押し込み、またたくまに体中に回り、菌血症や敗血症を起こしやすくなります。
後でしみたり、歯が浮いたり、歯茎が下がり歯と歯の間に隙間ができることがあります。
つまりメリットもありデメリットもありますが、定期的にデメリットを積み重ねるさらに大きなデメリットは無視できません。
歯の治療はとても特殊です。
サイエンスとアートが両立しなければ良い結果が出せません。
したがって歯石を取ってもらう時に、確認しにくいでしょうがフィロソフィーや説明がなく、これはわかる場合がありますが、しかも丁寧さと器用さと学習や経験が不足している人間に当たれば、確実に歯の寿命が縮まる医療行為でもあります。
ガリガリと歯石取りで、歯の急所である弱点の根元を削れば、一生残すための、歯を削らない、という約束を破って良いよと、定期的に繰り返しお願いするのですから、お望み通りになるわけです。
相談者からの返信
相談者:
フルオロアパタイトさん
返信日時:2013-08-15 20:51:38
さがら先生ありがとうございます。
同業者の方からは批判を受けるような本音の部分を教えていただきありがとうございました。
先生の患者になれた方は幸運ですね。
確かに、胃がんなどは死亡者数は微増しているのに、検査技術の向上で罹患者数を激増させ、分母をあげることで同じ分子でも死亡率を下げることができています。
昔も今も死に至るような胃がんの数は変わってないのに、数字のマジックで胃がんは死ぬ病気ではないということになっています。
そもそも死ぬ恐れのない腫瘍まで掘り出し、手術で切除し、健康寿命を縮めているような気がします。
虫歯も同様に、進行の可能性のあるものないもの全てを悪性とみなし削っているのではないか…。
不安になります。
人間の寿命は、医療の発展を遂げる前から、栄養の向上による免疫力の強化と、衛生環境の向上による細菌の減少により大幅に伸びていたようです。
西洋医学の、治療という名の、疑わしきを全て削って捨てるという行為をどこまで信じればいいのか、難しいなと思います。
同業者の方からは批判を受けるような本音の部分を教えていただきありがとうございました。
先生の患者になれた方は幸運ですね。
確かに、胃がんなどは死亡者数は微増しているのに、検査技術の向上で罹患者数を激増させ、分母をあげることで同じ分子でも死亡率を下げることができています。
昔も今も死に至るような胃がんの数は変わってないのに、数字のマジックで胃がんは死ぬ病気ではないということになっています。
そもそも死ぬ恐れのない腫瘍まで掘り出し、手術で切除し、健康寿命を縮めているような気がします。
虫歯も同様に、進行の可能性のあるものないもの全てを悪性とみなし削っているのではないか…。
不安になります。
人間の寿命は、医療の発展を遂げる前から、栄養の向上による免疫力の強化と、衛生環境の向上による細菌の減少により大幅に伸びていたようです。
西洋医学の、治療という名の、疑わしきを全て削って捨てるという行為をどこまで信じればいいのか、難しいなと思います。
回答9
国際ビル歯科(千代田区丸ノ内)のさがらです。
回答日時:2013-08-17 08:59:19
ご返信ありがとうございます。
>虫歯も同様に、進行の可能性のあるものないもの全てを悪性とみなし削っているのではないか…。不安になります。
巷では、ふつうはすぐに削っています。
またそれを望む患者さんもふつうにいるからです。
お互いに良かれと思っていることは誰も責められません。
将来どうなることが嬉しいかによって、患者さんも医療者もお一人ずつの選択です。
>西洋医学の、治療という名の、疑わしきを全て削って捨てるという行為をどこまで信じればいいのか、難しいなと思います。
現在のところ、歯科では西洋医学を根拠とすることが最も効果を上げています。
しかし、医学も科学の一分野にしか過ぎません。
科学の根本は哲学ですから、科学的心を持って西洋医学を過信することなく俯瞰的に評価することを忘れてはいけません。
今の科学のレベルは100年前から比べて飛躍的に進化を遂げています。
しかし自然の力の前では、300段の階段を一段上ったところだと偉大な科学者さえ言っています。
我々歯科医師も、歯を診る時に、歯だけではなく、口さらにそこから心身という、偉大な自然である健康に学ぶ姿勢があってこそ、現代西洋医学も生かせるはずです。
盲信は危険です。
>虫歯も同様に、進行の可能性のあるものないもの全てを悪性とみなし削っているのではないか…。不安になります。
巷では、ふつうはすぐに削っています。
またそれを望む患者さんもふつうにいるからです。
お互いに良かれと思っていることは誰も責められません。
将来どうなることが嬉しいかによって、患者さんも医療者もお一人ずつの選択です。
>西洋医学の、治療という名の、疑わしきを全て削って捨てるという行為をどこまで信じればいいのか、難しいなと思います。
現在のところ、歯科では西洋医学を根拠とすることが最も効果を上げています。
しかし、医学も科学の一分野にしか過ぎません。
科学の根本は哲学ですから、科学的心を持って西洋医学を過信することなく俯瞰的に評価することを忘れてはいけません。
今の科学のレベルは100年前から比べて飛躍的に進化を遂げています。
しかし自然の力の前では、300段の階段を一段上ったところだと偉大な科学者さえ言っています。
我々歯科医師も、歯を診る時に、歯だけではなく、口さらにそこから心身という、偉大な自然である健康に学ぶ姿勢があってこそ、現代西洋医学も生かせるはずです。
盲信は危険です。
相談者からの返信
相談者:
フルオロアパタイトさん
返信日時:2013-08-17 18:59:28
さがら先生、ありがとうございます。
定期健診で長期的に自分の口環境を診ていただくのであれば、持てる医療知識で患者をより良くしてあげようと考えつつも、できることには限界があり本当にこれがベストなのかかえり見る、中庸性のある医師の方がよいと思います。
定期健診で長期的に自分の口環境を診ていただくのであれば、持てる医療知識で患者をより良くしてあげようと考えつつも、できることには限界があり本当にこれがベストなのかかえり見る、中庸性のある医師の方がよいと思います。
タイトル | 歯医者の定期健診の意味について教えてください |
---|---|
質問者 | フルオロアパタイトさん |
地域 | 非公開 |
年齢 | 36歳 |
性別 | 男性 |
職業 | 非公開 |
カテゴリ |
その他(その他) その他(歯科検診・デンタルドック) |
回答者 |
- 上記書き込みの内容は、回答当時のものです。
- 歯科医療は日々発展しますので、回答者の考え方が変わることもあります。
- 保険改正により、保険制度や保険点数が変わっていることもありますのでご注意ください。