根管治療中に抗生物質を出さない意味

相談者: フレアアップさん (40歳:男性)
投稿日時:2016-07-15 22:38:55
前回、根幹治療やってた時にあまりの痛さに『パセトシンカプセル250』が残ってたので効能調べてみたらフレアアップに効くと自己判断で飲んでしまいましたが、それから小一時間もしないうちに痛みが取れました。

そこで素朴な疑問なのですが、これだけ根幹治療中痛いとの投稿続出してる中、何故抗生物質を処方されない医師がいるのか不思議でなりません。

何か出さない、出さないでもいい理由及び、抗生物質を出す事による副作用や不具合はあるのでしょうか?


個人的には虫歯の痛みではないジンジンした炎症してる痛みならば抗生物質で治ってしまう気がするのですが…。

余談ですが、以前どこかでその痛みを取り除いてしまうと病巣取りきれてるか判断しにくくなる的なご意見他所で拝見しましたが、我慢しなければならないものなのでしょうか?


今後根幹治療やる際の参考にしたいので、お答え頂ける範囲で宜しくお願い致します。


回答 回答1
  • 回答者
回答日時:2016-07-16 09:30:36
細菌性の急性炎症があれば抗生剤で「一時的に」炎症を抑える必要はあるかと思います。

しかし、抗生剤の乱発は耐性を生み「生命にかかわるような重大な事態の時に抗生剤が効かない」と言う最悪の事態を招きかねません。

従って、抗生剤は適切な診断の上で投与される必要があると考えます。

回答 回答2
  • 回答者
細見歯科医院の細見です。
回答日時:2016-07-16 09:40:13
>何か出さない、出さないでもいい理由及び、抗生物質を出す事による副作用や不具合はあるのでしょうか?

考え方が逆です、ネットなどでは根管治療の時に起こったフレアアップなどが取り上げられますが実際はほとんどの場合が何も起こりません。

なので抗生剤を処方しない理由ではなく、処方する理由が必要です。

どんな薬にも副作用は有ります、必要のない投薬は慎むべきです。

あと櫻井先生の仰る


>抗生剤の乱発は耐性を生み「生命にかかわるような重大な事態の時に抗生剤が効かない」と言う最悪の事態を招きかねません。

これも重要なことです。

相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: フレアアップさん
返信日時:2016-07-16 12:47:20
櫻井先生、細見先生、ありがとうございます。

抗生物質さえあれば痛み消えるのに…とは思ってましたが、

>抗生剤の乱発は耐性を生み「生命にかかわるような重大な事態の時に抗生剤が効かない」と言う最悪の事態を招きかねません。

この回答で自分も納得しました、ありがとうございます。
回答 回答3
  • 回答者
回答日時:2016-07-16 14:31:02
>そこで素朴な疑問なのですが、これだけ根幹治療中痛いとの投稿続出してる中、何故抗生物質を処方されない医師がいるのか不思議でなりません。

抗生剤を出すほどの痛みではないと思っているからじゃないでしょうか

櫻井先生、細見先生の回答もそれを直接的にではありませんが、肯定しているようなものですので。

相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: フレアアップさん
返信日時:2016-07-16 14:46:06
森川先生ありがとうございます。

>抗生剤を出すほどの痛みではないと思っているからじゃないでしょうか

では、
@抗生物質は乱用出来ない
A痛み止めだけでは鈍痛が治まらない
B冷やすのも良くない?

この根幹治療の際の体調不良を誘発しかねない(ダルさや他の不調)痛みを軽減する方法って何かございますか?

(※1)個人的には虫歯より痛いと感じる事多々あり、何より痛み止めが効かないって状況に度々苦戦しておりました。

何か軽減する方法ってあるのでしょうか?


(例)
・塗るタイプの痛み止め
・細菌による炎症の為の別の薬などの手段等

これ(※1)は誰もが苦戦し感じる事かと思われます。
もし別の選択肢があるのならば是非とも教えて頂き今後の根幹治療に役立てばと考えております。

宜しくお願い致します。
回答 回答4
  • 回答者
回答日時:2016-07-17 23:32:21
>何か軽減する方法ってあるのでしょうか?

抗生剤で痛みがとれるのなら、処方してもらえばよいわけで、痛みが強いということが担当医につたわっていないだけだと思いますよ。

そう言われれば私なら速攻、処方します。

相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: フレアアップさん
返信日時:2016-07-17 23:45:38
森川先生ありがとうございます
>抗生剤の乱発は耐性を生む

これに関しては、過去に別の病気にてミノマイシンが耐性出来てしまったらしく副作用出てしまいましたが、

『パセトシンカプセル250』等なら耐性つきにくいのでしょうか?
処方自体が問題ないのであれば当然処方し痛みを軽減して頂きたいと考えていますが、

耐性がついてしまうかの問題が非常に心配です…。

もし飲むとするなら初回根幹治療炎症抑えた方が次回の根幹治療に有効であるなら耐性問題ないなら処方して頂きたいと考えています。


因みに、
@根幹治療初回にフレアアップ起こし痛いまま次回根幹治療

A抗生物質を処方し次回炎症なく根幹治療

どちらが治療早く進み短時間で根幹治療終わるのでしょうか?
相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: フレアアップさん
返信日時:2016-07-18 00:03:59
【重要】
1つ大事な事を聞き忘れていました。

質問時にも触れましたが、
>その痛みを取り除いてしまうと病巣取りきれてるか判断しにくくなる

この点について仮に抗生物質を処方して頂き、痛みが引いたとします。
その後も数回根幹治療は続くかと思いますが、炎症が引いてしまい病巣が特定しにくくなるって心配はないのでしょうか?

後で取りきれてなく再フレアアップの方が余程辛いですし、治療長引くきっかけになりかねない為、是非ともお聞きしたいです。


出来る限り多くのご意見お待ちしております。
今後再治療に入る為、謝った認識で担当して頂く先生にお願いする訳にはいかないので是非とも宜しくお願い致します
回答 回答5
  • 回答者
回答日時:2016-07-22 08:51:48
>『パセトシンカプセル250』等なら耐性つきにくいのでしょうか?
>耐性がついてしまうかの問題が非常に心配です…。

何か勘違いされてませんか?
耐性をもつのは人ではありません。細菌です。

そして歯科外来で処方される抗生剤にはすべて耐性菌がすでに存在しますので、自分に対して処方された抗生剤に対して自分の体の中の細菌が(投与期間中に)耐性を獲得し、その耐性菌となった細菌が原因で感染症が引き起こされるといった状況も、普通は考えません。

また通常は、使用された抗生剤に対してだけ耐性を持つようになりますので、口腔連鎖球菌を主に念頭においてごく一般的な処方を心掛けていれば、新たに多剤耐性菌が歯科外来における処方でつくられる可能性は非常に低いです。

1人の専門家がこの回答を支持しています  
相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: フレアアップさん
返信日時:2016-07-22 12:37:05
森川先生ありがとうございます

>耐性をもつのは人ではありません。細菌です。

他の病気で何度も説明等受けてるのでそれは承知しています。
ただ体質的な問題から合うか合わないかは結構左右され、そんなに副作用ないので大丈夫と言われていても口腔カンジダになってしまった事があり今回の件お聞きしてました。


>また通常は、使用された抗生剤に対してだけ耐性を持つようになりますので、口腔連鎖球菌を主に念頭においてごく一般的な処方を心掛けていれば、新たに多剤耐性菌が歯科外来における処方でつくられる可能性は非常に低いです。

ミノマイシンもルリッドもパセトシンも歯科だけでなく術後とか大事な場面で使う抗生物質から耐性はつきにくいが幅広く使われる抗生物質までありますが、少なくともこの3点以外の抗生物質ででしょうか?

(※1)>口腔連鎖球菌を主に念頭においてごく一般的な処方を心掛け

(※1)を念頭に抗生物質が処方されたとします。

仮にミノマイシン処方されたとします。

術後など外科的治療などとても大事な場面で有効とされるので必ず飲みきって下さいと内科でも言われますが、口腔連鎖球菌だけを念頭に置いてしまうと後々別の病気にかかった際、実は耐性出来てしまってました←この状況が一番心配なのですがそれは
>歯科外来における処方でつくられる可能性は非常に低いです。
って事ですかね

そこまで可能性が低いのであれば根幹治療の際の痛みについては数々の投稿ある通り、やはり菌が悪さして痛みも尋常ではない為抗生物質をお願いしたいと考えております。


貴重なご意見ありがとうございます
相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: フレアアップさん
返信日時:2016-07-22 12:51:46

2016/07/17(Sun) 23:45 にて【重要】として下段の方にて触れましたが、

質問時にも触れましたが、
>その痛みを取り除いてしまうと病巣取りきれてるか判断しにくくなる

とのコメントを他所で見た記憶があり、抗生物質にて痛みを取り除いたはいいが、肝心な病巣を取りきれないって自体はないのでしょうか?

少なくとも自分が通ってた歯科は痛みがあるか処置しながら先生見ていましたが、上記のように痛みを取った場合、【患者が痛くないと言えば、例え病巣がごく僅か残っていても取りきれてる】と判断されてしまいますか?

根幹治療について治療側はどの様に判断されがちなのか分からない為、教えて頂けると幸いです。
回答 回答6
  • 回答者
回答日時:2016-07-22 14:20:40
>そんなに副作用ないので大丈夫と言われていても

副作用がないなどとは言ってませんが・・・
歯科で通常の使い方をしていれば、耐性菌を心配する必要はない(しても意味がない)と言っているだけです。


>ミノマイシンもルリッドもパセトシンも歯科だけでなく術後とか大事な場面で使う抗生物質から耐性はつきにくいが幅広く使われる抗生物質までありますが

どれも大きな手術後には使用しないと思いますが・・・
またそのどれでもが多くの耐性菌がすでに存在してます。

というより、すでにすべての抗生剤に耐性菌が存在してるんですが、それはご存知でしたでしょうか?


口腔連鎖球菌だけを念頭に置いてしまうと後々別の病気にかかった際、実は耐性出来てしまってました←この状況が一番心配なのですが

できるだけ対象となる細菌を絞って抗生剤を出したほうが、耐性菌は出現しづらいはずですが?


院内感染って聞いたことあると思いますが、あれは患者さんの体の中で耐性菌が作られたわけではなく、だれか(医療従事者も含む)に住み着いていた耐性菌が移って引き起こされていると考えるのが一般的です。


ざっくり言うと、耐性菌を作らないようにするのは本人のためではなくて、他の多くの人のためなんです。

相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: フレアアップさん
返信日時:2016-07-22 15:19:05
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タイトル 根管治療中に抗生物質を出さない意味
質問者 フレアアップさん
地域 非公開
年齢 40歳
性別 男性
職業 非公開
カテゴリ 根管治療の治療法
根管治療後の痛み
抗生剤(抗生物質)・化膿止め
回答者




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