歯列矯正後の口腔内は広い方がよいですか?
相談者:
ddさん (35歳:男性)
投稿日時:2017-03-27 23:00:11
歯列矯正をした後、口の中は広い方がいいですか?
歯並びがかなりひどくて矯正で歯並びを良くする時、抜歯をして歯並びをそろえるのと、上顎の骨を急速拡大装置で割って広げて、抜歯せずに歯を並べるのとではどちらがいいですか?
抜歯矯正すると口腔内が狭くなりますよね?
急速拡大装置(ラピッドエキスパンジョン)を使って上顎の骨を割って広げたら、口の中は広くなりますよね?
非抜歯で歯を顎を口の中を広げる方が顎関節症になりにくいですか?
噛み合せからくる不定愁訴にもなりにくいですか?
歯並びがかなりひどくて矯正で歯並びを良くする時、抜歯をして歯並びをそろえるのと、上顎の骨を急速拡大装置で割って広げて、抜歯せずに歯を並べるのとではどちらがいいですか?
抜歯矯正すると口腔内が狭くなりますよね?
急速拡大装置(ラピッドエキスパンジョン)を使って上顎の骨を割って広げたら、口の中は広くなりますよね?
非抜歯で歯を顎を口の中を広げる方が顎関節症になりにくいですか?
噛み合せからくる不定愁訴にもなりにくいですか?
[過去のご相談]
回答1
国際ビル歯科(千代田区丸ノ内)のさがらです。
回答日時:2017-03-28 08:21:34
ご相談ありがとうございます。
>抜歯をして歯並びをそろえるのと、上顎の骨を急速拡大装置で割って広げて、抜歯せずに歯を並べるのとではどちらがいいですか?
前者は成人ではよく行われる方法で、後者は主に18歳未満に適した方法です。
>抜歯矯正すると口腔内が狭くなりますよね?
その通りです。
>急速拡大装置(ラピッドエキスパンジョン)を使って上顎の骨を割って広げたら、口の中は広くなりますよね?
その通りです。
>非抜歯で歯を顎を口の中を広げる方が顎関節症になりにくいですか?
決してそうとは言えません。
>噛み合せからくる不定愁訴にもなりにくいですか?
決してそうとは言えません。
顎関節症や不定愁訴や、他に矯正に伴ういくつもの新たな病気の予防をお考えならばとても良いことにお気づきになりました。
しかし日本の矯正治療では、ふつう見かけの改善をする歯科医師がほとんどであり、予防医療まで計画に入れている医院は非常に少ないと思われます。
よく相談しましょう。
>抜歯をして歯並びをそろえるのと、上顎の骨を急速拡大装置で割って広げて、抜歯せずに歯を並べるのとではどちらがいいですか?
前者は成人ではよく行われる方法で、後者は主に18歳未満に適した方法です。
>抜歯矯正すると口腔内が狭くなりますよね?
その通りです。
>急速拡大装置(ラピッドエキスパンジョン)を使って上顎の骨を割って広げたら、口の中は広くなりますよね?
その通りです。
>非抜歯で歯を顎を口の中を広げる方が顎関節症になりにくいですか?
決してそうとは言えません。
>噛み合せからくる不定愁訴にもなりにくいですか?
決してそうとは言えません。
顎関節症や不定愁訴や、他に矯正に伴ういくつもの新たな病気の予防をお考えならばとても良いことにお気づきになりました。
しかし日本の矯正治療では、ふつう見かけの改善をする歯科医師がほとんどであり、予防医療まで計画に入れている医院は非常に少ないと思われます。
よく相談しましょう。
回答2
美江寺歯科医院(岐阜県瑞穂市)の小牧です。
回答日時:2017-03-28 09:56:35
ddさん、こんにちは
年齢的に考えて、ラピッドエクスパンジョンで上顎の正中口蓋縫合を割って拡大することは難しいと思います。
またそれに伴って下顎が拡大する年齢でもないとお思います。
むしろ歯根吸収などのリスクが高くなるので、一般的には、補助的に用いる以外に、拡大のために用いるのは止められた方が無難でしょう。
年齢的に考えて、ラピッドエクスパンジョンで上顎の正中口蓋縫合を割って拡大することは難しいと思います。
またそれに伴って下顎が拡大する年齢でもないとお思います。
むしろ歯根吸収などのリスクが高くなるので、一般的には、補助的に用いる以外に、拡大のために用いるのは止められた方が無難でしょう。
回答3
船橋歯科医院(岡山市北区)の船橋です。
回答日時:2017-03-28 11:43:55
こんにちは。
小牧先生の回答にもありますが、ご年齢に問題があると思います。
リスクを飲んだ上でどうしても急速拡大を行いたいという場合はそういうことを行っている先生もおられますから、ご相談されるとよいかもしれません。
あまり一般的ではないとお伝えしておきます。
普通の矯正治療によって口腔内の容積を狭くしてしまう可能性はゼロではありませんが、多くの場合拡大されることが多いと思います。
それは3次元での話です。
そうでなければ不調をきたすことがあるとされています。
上下に拡大されることで口腔容積が温存されているケースも多々あります。
>非抜歯で歯を顎を口の中を広げる方が顎関節症になりにくいですか?
多くの場合それは関係ないでしょう。
非抜歯でも問題があれば顎関節症の誘引になる場合もあるでしょう。
>噛み合せからくる不定愁訴にもなりにくいですか?
ならないように総合的な診断をしたうえで、歯科医が治療計画を立てると思います。
治療によって何がしかの不調が生じそうな場合は治療計画の修正がされると思います。
小牧先生の回答にもありますが、ご年齢に問題があると思います。
リスクを飲んだ上でどうしても急速拡大を行いたいという場合はそういうことを行っている先生もおられますから、ご相談されるとよいかもしれません。
あまり一般的ではないとお伝えしておきます。
普通の矯正治療によって口腔内の容積を狭くしてしまう可能性はゼロではありませんが、多くの場合拡大されることが多いと思います。
それは3次元での話です。
そうでなければ不調をきたすことがあるとされています。
上下に拡大されることで口腔容積が温存されているケースも多々あります。
>非抜歯で歯を顎を口の中を広げる方が顎関節症になりにくいですか?
多くの場合それは関係ないでしょう。
非抜歯でも問題があれば顎関節症の誘引になる場合もあるでしょう。
>噛み合せからくる不定愁訴にもなりにくいですか?
ならないように総合的な診断をしたうえで、歯科医が治療計画を立てると思います。
治療によって何がしかの不調が生じそうな場合は治療計画の修正がされると思います。
回答4
山田歯科医院(兵庫県姫路市)の山田です。
回答日時:2017-03-28 12:09:36
矯正治療後の口腔内の容積についてですが、抜歯症例では小さくなるかもしれませんがアーチそのものは既成のものを使うので狭くならないと思います。
一方咬合が低くなれば狭くなると思います、高くなれば広くなるでしょう。
もしかするとCT画像で測れるかもしれませんが、定量的に測る方法は私の知る限り見たことはありません。
>歯並びがかなりひどくて矯正で歯並びを良くする時、抜歯をして歯並びをそろえるのと、
叢生の度合いによって抜歯症例として治すかアーチを広げて治すかです。
>上顎の骨を急速拡大装置で割って広げて、
年齢的に無理だと思います。
>抜歯矯正すると口腔内が狭くなりますよね?
一概にそうとも言えません。
>上顎の骨を割って広げたら、口の中は広くなりますよね?
もちろん広くなります、しかしその適応症かどうかでしょう。
>非抜歯で歯を顎を口の中を広げる方が顎関節症になりにくいですか?
関係ないと思いますよ。
>噛み合せからくる不定愁訴にもなりにくいですか?
個人的には経験がありません。
一方咬合が低くなれば狭くなると思います、高くなれば広くなるでしょう。
もしかするとCT画像で測れるかもしれませんが、定量的に測る方法は私の知る限り見たことはありません。
>歯並びがかなりひどくて矯正で歯並びを良くする時、抜歯をして歯並びをそろえるのと、
叢生の度合いによって抜歯症例として治すかアーチを広げて治すかです。
>上顎の骨を急速拡大装置で割って広げて、
年齢的に無理だと思います。
>抜歯矯正すると口腔内が狭くなりますよね?
一概にそうとも言えません。
>上顎の骨を割って広げたら、口の中は広くなりますよね?
もちろん広くなります、しかしその適応症かどうかでしょう。
>非抜歯で歯を顎を口の中を広げる方が顎関節症になりにくいですか?
関係ないと思いますよ。
>噛み合せからくる不定愁訴にもなりにくいですか?
個人的には経験がありません。
回答5
船橋歯科医院(岡山市北区)の船橋です。
回答日時:2017-03-28 12:14:01
>もしかするとCT画像で測れるかもしれませんが、定量的に測る方法は私の知る限り見たことはありません。
CT撮影によりボリュームレンダリングという方法で、気道体積を算出する方法を行ってもらうことは可能でしょうが、気道はいつも一定容積ではありませんから、撮影条件を厳密にきめる必要がありますがまだ上手く出来ていないと思います。
またCT撮影時の口腔容積算出の意味についても、評価が分かれるところだと思います。
CT撮影によりボリュームレンダリングという方法で、気道体積を算出する方法を行ってもらうことは可能でしょうが、気道はいつも一定容積ではありませんから、撮影条件を厳密にきめる必要がありますがまだ上手く出来ていないと思います。
またCT撮影時の口腔容積算出の意味についても、評価が分かれるところだと思います。
タイトル | 歯列矯正後の口腔内は広い方がよいですか? |
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質問者 | ddさん |
地域 | 兵庫 |
年齢 | 35歳 |
性別 | 男性 |
職業 | 会社役員 |
カテゴリ | 歯列矯正の治療法 |
回答者 |
- 上記書き込みの内容は、回答当時のものです。
- 歯科医療は日々発展しますので、回答者の考え方が変わることもあります。
- 保険改正により、保険制度や保険点数が変わっていることもありますのでご注意ください。