奥歯にハイブリッドジャケット冠では強度不足でしょうか?

相談者: ニック・ジャガーさん (34歳:男性)
投稿日時:2017-08-01 10:23:19
失礼します。

自歯との間に隙間が出来た右下第二大臼歯クラウンを作り直す事となり、その素材をハイブリッドセラミックでと考えているのですが、金属アレルギー持ちなので、金属で裏打ちをされていないジャケット冠を希望しております。

これまではジルコニアクラウンだったのですが、向かい合う自歯が2度程割れた経験がある為、次回は対抗歯を傷めないハイブリッドをと考えた次第です。


しかし、担当の歯医者さんの話では、ハイブリッドジャケット冠では奥歯には強度不足なのでオススメ出来ないとの事でした。
あくまで自己責任で、割れた場合の保証は付かないという条件ならば希望が通りそうです。

個人的には自歯が欠けたりしなければそれでも構わないのですが、一般的にこの様な前例(奥歯にハイブリッドジャケット冠)は存在するのでしょうか?

また、金属で裏打ちされたハイブリッドクラウンにもやはりアレルギーのリスクはあるのでしょうか?


御回答頂けますと幸いです。m(_ _)m


回答 回答1
  • 回答者
回答日時:2017-08-01 11:13:14
そうですね…

当院でジャケットクラウンを作る場合は

 1 ハイブリッドセラミックス(または硬質レジン
 2 二ケイ酸リチウム
 3 ジルコニア(無垢)

から選択します。

当然、硬さは1→2→3の順です。


また、当院にはブラキシズム歯ぎしり、食い縛り)やTCH歯列接触癖)など「力のコントロール」に問題を抱えた患者さんが多くいらっしゃいます。

このような患者さんにクラウンを被せる場合「何を守りたいか?」を考える必要があります。

「1」の場合、対合歯や周囲の天然歯を守ることはできるかもしれませんが「クラウン自体が割れる可能性」は高くなります。
また、摩耗(擦り減り)に関しては硬質レジンだと1〜2年、ハイブリッドセラミックスでも5年程度で作り変えが必要になる事があります。

逆に「3」の場合、クラウン自体が割れたり擦り減ったりする事はありませんが、対合歯を痛めたり顎の関節を痛めたり、場合によってはクラウンは割れずに歯根破折を起こしてしまったりと、重篤なトラブルが出ることが考えられます。

いずれにしてもクラウンの素材の問題ではなく、患者さん自身で「力のコントロール」がしっかりできるようになればこのようなトラブルは回避できるわけです。

以前は「力のコントロールは難しい」と考えていたのでハイブリッドセラミックスを多く使用しておりましたが、

「作り変えのたびに患者さんに経済的負担を強いる事」
「力のコントロールは患者さん自身の努力でかなり改善できるようになること」

から最近は「2」の二ケイ酸リチウムでジャケットクラウンを作成することがほとんどになりました。

参考にされてください。

ポイントは「ご自身で力のコントロールができるように努力する事」です。


>金属で裏打ちされたハイブリッドクラウンにもやはりアレルギーの リスクはあるのでしょうか?

裏打ち用の金属にもいろいろな種類がありますからね…。
金属アレルギーのリスクがおありであれば避けられた方が無難のような気がします。

相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: ニック・ジャガーさん
返信日時:2017-08-01 23:28:05
櫻井先生
ご回答頂き有難うございます。


ハイブリッドジルコニアの中間の硬さを持つ二ケイ酸リチウムは初めて知りました。
今度通院中の歯医者さんに製作可能かどうか聞いてみたいと思います。

力のコントロールも意識して努めてみたいと思います。
とりあえず就寝時のマウスガードと枕を低くして寝る事から初めてみようと思います。

有難うございました。m(_ _)m



タイトル 奥歯にハイブリッドジャケット冠では強度不足でしょうか?
質問者 ニック・ジャガーさん
地域 非公開
年齢 34歳
性別 男性
職業 非公開
カテゴリ ハイブリッドセラミッククラウン
お勧めのクラウン(被せ物・差し歯)
回答者




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  • 歯科医療は日々発展しますので、回答者の考え方が変わることもあります。
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