[写真あり] 捻転歯のまま被せることは問題ないか?

相談者: るーさん (53歳:女性)
投稿日時:2017-11-17 18:48:53
こんにちは。

私の歯は、左右捻転しており、右上1番は昨年、2番約10年前に抜髄してありますが、五年前くらいに再根幹治療をしました。
1番を抜髄した歯科医は抜髄後は裏から蓋をしたのみでした。

その後1番2番ともに痛みが出たために、今年になり、自由診療歯科に転院しましたが、全ての歯の根幹治療をやりなおしてから、前歯矯正をするように勧められるも、年数と予算等が全くわからず、1番の歯にMTAセメントを充填後、不安になってセカンドオピニオンの歯科に行きました。


セカンドオピニオンでは、前歯の部分矯正後に右1番2番にセラミッククラウンを勧められましたが、部分矯正ということで、他の歯を削ることになるでしょう、と説明されました。
が、矯正しないで被せることも一応可能であると言われました。

私は痛みに大変弱く、また、削ることによって知覚過敏になるのでは?という怖さもあり、サードオピニオンで相談をしたところ、矯正には利点もあるが削ることや、少し歯が前に出るようになるのでは、審美的に今の歯並びが気にならないのであれば、このまま被せるので良いのではないか、と提案されました。


私の歯は、ごらんのように前歯も大きめで、このまま右側を捻転したまま被せることが可能なのか、とても不安です。

色々な事情でセカンドオピニオンの先生の所に通うことになったのですが、今のままの状態を復元?出来るのか、不安です。
ネットなどをみても、捻転のまま被せてる例は出ていないですし、普通は矯正をするのでしょう。


年齢や痛みに弱いことを考えて矯正に踏み切れず、そしてこの歯並びが再現できるのか不安で相談させていただきました。
私は、この歯並びで特に不満はありません。
将来、磨きにくいために後悔するかもしれませんが、歯を削る恐怖がどうしても払拭できませんでした。

また、まだ右上1番に痛みもあり、その他にも食いしばりのためか痛みがあるため、現在マウスピースで痛みの調整をしています。

捻転のまま被せる、これは、ありえる治療なのでしょうか?

画像1画像1


回答 回答1
  • 回答者
船橋歯科医院(岡山市北区)の船橋です。
回答日時:2017-11-17 21:32:57
こんにちは。

矯正審美的な観点からいえばそのローテーションは治した方がよいよということになるのですが、ご本人が気に入っているのであればあえて治す必要はないでしょう。

また過度のローテーションを矯正だけでよい歯並びにいまからしたところで、切端はすでに妙な形に咬耗しているのが常ですから、最終的に歯冠修復の提案までしてくれた後者の先生の方が予後をよく読んでいるという感じがしました。


矯正治療でかなりの捻転をこのご年齢で綺麗に治すとブラックトライアングルが必ずといってもよいように目立ちますから、最初からディスキングや形態修正を組み込んで矯正治療計画をたててもらっておく方がよいと思います。

自費になるので予算も時間も苦痛も必要になるので、歯冠修復で現状維持にしてもらうと言うことの方が簡単そうですね。


ただ、どうして抜髄することになったのか?清掃性は悪い歯並びだから丁寧に磨かなければ、今度は歯周病になりやすいだろうということを認識されておくとよいのではないかと思います。

審美的な問題解決は自費治療になりよい治療を受けようと思えば矯正治療を歯冠修復前に行うのが望ましいのは言うまでもありませんが、現状維持が好きという方に特に薦める必要はないと思います。

少しだけ歯冠修復で綺麗に変えてもらえる程度になるのでしょう。

相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: るーさん
返信日時:2017-11-18 16:15:34
船橋先生、ご回答ありがとうございます。
返信が遅くなり申し訳ございません。

この捻転のまま、クラウンを被せるということは、あり得る方法だと伺い、安心しました。

右1番2番を伐髄するに至ったのは、30代の頃はもしかしたら虫歯でその時にレジンで2本の歯の間を埋めた記憶があります。
その後、40代半ば、50代となり、ものすごくしみるような知覚過敏のような症状が強く出てしまい、また、その痛みが瞬間的ではなく持続するようになったため、伐髄に至りました。


2番はクラウンを被せることができたのですが、1番を伐髄したために、このような悩みが発生して大変後悔しています。
変色を恐れ、歯が折れてしまう恐怖を味わうことになったのですから。
しかし、その時の痛みを考えると仕方なかったのかもしれません。

セカンドオピニオンの先生には、矯正をしない場合、ものすごく歯磨きを頑張らないと歯槽膿漏になる歯並びであるとは言われております。
人の何倍も努力をしなければならないでしょう、と。


また、現在、左の捻転歯についても同様の知覚過敏症状が起きていますが、これは食いしばりによるものかもしれないとのことで、マウスピースで調整、また、知覚過敏処置、フッ素の塗布などで様子をみている状況です。

こちらを伐髄してしまったら、右をこのままで被せる意味がなくなってしまうので、なんとか神経を残すように努力したいと思います。


右1番2番は、前歯ということもあり、セラミック被せ物を考えております。
ちなみに、サードオピニオンの先生は全ての歯が痛くなくなるまで、保険の仮の歯を勧めてくださいました。
痛くなくなってからセラミックにしたら?と。

距離の関係もあり、通えないのですが、なんというか、人情味あふれる先生でした。



もうひとつ、質問があるのですが、右1番はMATセメントを充填して裏から蓋をした状態です。
セカンドオピニオンの先生は、このまま土台をたてないでマウスピースで様子を見ましょうとおっしゃっているのですが、9月半ばに充填したものです。
土台をたてないままで大丈夫なのでしょうか?
回答 回答2
  • 回答者
回答日時:2017-11-18 16:27:49
るーさんはじめましてこんにちは。

個人的意見ですが、捻転している前歯2本をかぶせにしてもある程度審美性は回復させることは可能だとは思います。

ただ、歯列を触らずということになりますと、歯冠幅径(歯の横幅)は今の歯の位置に依存しますので、2番目の歯の大きさとの対比が少し不自然になってしまう可能性はあります。

その場合より審美的な治療となると、前歯4本をかぶせにして少しでも自然な見た目に治すことも場合によっては可能かもしれませんが、有髄歯(神経のある歯)であれば特にオーバートリートメントかもしれません・・・


いずれにしても、かぶせで治すのであれば個人的には事前に診断用ワックスアップを作製し、仕上がりの形態を見せてもらってから踏み切る方がいいかもしれません。

あくまで審美性のみの話で申し訳ございません。

相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: るーさん
返信日時:2017-11-18 17:14:36
金田先生、ご回答ありがとうございます。


被せ物については、右の1番2番についてで、左の捻転歯については手をつけません。
右一番が45度ぐらい曲がっていて、その隣の右2番はまあ比較的まっすぐですが、どちらも大きな歯です。

サードオピニオンの先生は、左右のバランスのままに、捻転したまま、被せましょうと仰っていました。
右の片側だけが、まっすぐな歯でもバランスが取れないので。


もう50年以上、この歯並びで来てるので、私はこのままで良いのですが、被せるにあたり、たとえば2番の歯を細くしなくてはならないなんて事になっあら困るなと思っていました。

そのようになる可能性はありますか?
ワックスアップというのは初めて聞いたので、次回担当医に伺ってみようと思います。


左右1番の捻転歯はこのままでよいのです。
最近は50代からでも矯正を考える方もいらっしゃるようですが、私は、費用は良いのですが、痛みと歯を削ることが怖くて、どうしても踏み切れません。
(娘は私が歯並びで苦労したので、中学生の頃矯正しました。)

そして、歯の神経を抜いてまで、4本綺麗に並べるというのは、左の歯がものすごく痛くなって、抜髄せざるおえない時に考えようと思います。
相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: るーさん
返信日時:2017-11-19 17:08:40
先生方、ご回答ありがとうございました。


現在、左の1番2番の間もしみている状況を前にも書きましたが、本当は思い切って左2本も伐髄してしまって、4本セラミックを被せるという治療も選択肢の一つでしょうか?

知覚過敏の痛みがあっても、伐髄せず、神経を残してこの歯並びのまま、残った歯を大切にしていく方が全うでしょうか?

かなり昔の話ですが、母親が同じような捻転歯で、50代で4本差し歯にしていました。

左の知覚過敏が辛く、気弱になっています。
どうぞ、ご回答をよろしくお願いします。



タイトル [写真あり] 捻転歯のまま被せることは問題ないか?
質問者 るーさん
地域 非公開
年齢 53歳
性別 女性
職業 非公開
カテゴリ 虫歯、知覚過敏の痛み
その他(写真あり)
クラウン(被せ物)の形・形態
歯並びが悪い
回答者




  • 上記書き込みの内容は、回答当時のものです。
  • 歯科医療は日々発展しますので、回答者の考え方が変わることもあります。
  • 保険改正により、保険制度や保険点数が変わっていることもありますのでご注意ください。

歯磨きをしても虫歯になる原因 デンタルフロスは効果無し? 歯ブラシとデンタルフロスどっちが先? 歯科衛生士が就職前に絶対に知っておきたい

Total total   今日 今日   昨日 昨日  
現在 人が閲覧中